タルナートはベンチにも入らず、マルクス・バッベルが主将マークを付ける。選手たちは、スタジアムの入場口で、それぞれ一列に並んでいた。主将のバッベルが先頭である。
ところが、初の欧州大会で緊張しているのか、シーズンが始まったばかりで試合勘が戻っていないのか、攻めのリズムが良くない。前半を0-0で終了して後半へ。
69分、猛攻からフライスのループヘッドがゴールに入ろうとした時にDFがクリアしようとするが、その前にゴールに入ってしまう。だが、記録はフライスのゴールではなく、DFが触っているということでオウンゴールとなった。ピンチらしい場面は無かったが、攻められる場面は出てくる。77分にポリシーコンボを崩して、バッベル、スタイン、ガイスラーを下げて、新加入のフライアー、フォルツにマルティン・ベックと能力のある選手を投入。イェレミースに主将マークが手渡された。
インターナショナルクラブカップ・グループC・1回戦HOME
マンシャフト 1-0 オロモウツ
(得点) 69分 オウンゴール(マンシャフト)
初戦を苦しみながらも勝利。ホームで無失点に抑えたのは大きい。
【他会場結果】
レッチェ 1-1 ジュネーブ
ダンファームリン 1-2 ランス
ドネヅク 0-1 アスレチック・ビルバオ
【基本情報】 チケット料金 3200円
来場者数 25000人
【収入】 チケット収入 8000万
施設収入 2387万5000円
【支出】 試合運営費 1237万5000円
【合計】 9150万
【資本金】 48億6920万6866円
ホームを1-0で先勝し、今度はチェコに乗り込む。
インターナショナルクラブカップ・グループC・AWAY
オロモウツ 0-1 マンシャフト
(得点) 18分 ラルス・ユングニッケル(マンシャフト)
(退場) 58分 ペトル・ノヴァク(オロモウツ)
ユングニッケルのシュートが決勝点となり、2戦2勝で準決勝進出も、1人少ない相手に追加点が取れなかったのが課題。
【他会場結果】
ジュネーブ 0-2 レッチェ
ランス 3-0 ダンファームリン
アスレチック・ビルバオ 3-0 ドネヅク
順当に6大リーグのクラブが準決勝進出。マンシャフトの対戦相手はアスレチック・ビルバオとなる。
【基本情報】 来場者数 20825人
【収入】 勝利ボーナス 3000万
【合計】 3000万
【資本金】 48億9920万6866円
2戦2勝とは言え、格下と言っていい相手に苦戦。今のままではアスレチック・ビルバオに勝つのは難しいだろう。ヴァントも、それは感じていた。ヴァントだけでなく、サポーターも同様だった。9位でアメリカクラブカップに回った方が良かったんじゃないのかという声も出ているが、ヴァントはそんなことはお構いなしだ。なぜなら、そんな消極的な考えでは成功は難しいと思っているからである。