創価学会の信仰に功徳はあるか?

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393-11.昭和新修、行道文庫版、御書全集(全ての版)の各年表について

2017年02月10日 00時17分07秒 | 日蓮系遺文
各年表について思うこと。

本記事は全て引用、転載を一切、禁止します。リンクのみ許可します。

今回は証拠でなく、各年表について私の所感を書いておこうと思います。
各年表についてどう思うかは皆さんの自由です。

今現在、日蓮の遺文集を何冊か持っていますが年表があるのは次のとおりです。

平楽寺版 昭和新修 日蓮聖人遺文全集 別巻
行道文庫版 日蓮聖人御遺文
創価学会版 御書全集
創価学会版 編年体

1,平楽寺版 昭和新修 日蓮聖人遺文全集 別巻

 年表の執筆担当者は不明ですが、浅井要麟さんかお弟子さんの学説だと推測されます。
年表本文の枠は正方形で全体を見ると、綺麗な表になっています。
「代表的著作」「聖人及び門下の事跡」「社会」の3項目となっています。正方形の大きさは同じですから、文章量によって歴史的事実などの重要度がわかります。
御遺文は年表全体で60〜70くらい記載されており、五大部、十大部以外にも大切な遺文が理解できます。50歳、51歳、53歳、54歳、57歳には遺文名が多く、重要な年であったことも理解できます。
日蓮が生まれた頃から「聖人及び門下の事跡」「社会」の2つの項目はびっしりと書かれています。

サムネイル画像



2.行道文庫版 日蓮聖人御遺文

 行道文庫版の年表は枠の大きさは皆異なりますが、文章量で右から左に伸びています。文章が多くなった場合、西川景文さんの執筆意欲と編集者の情熱が分かります。
つまり、文章量で枠の横幅が決まる形で年表の本文の内容が大事だと理解できます。
五大部、十大部以外にも大切な遺文が理解できます。
文章が終わったところで、空行はなく表の縦線がすぐに引かれています。
日蓮が生まれた頃から「一般仏教」「世間」「海外」の3つの項目はびっしりと書かれています。
西暦、仏紀、皇紀のフォントの幅やフォーマットは統一されており、なおかつ、これらの年号で枠の横幅は決まりません。

3.創価学会版 御書全集

 御書全集の年表は枠の大きさは皆異なります。文章量で右から左に伸びていません。
文章量で枠の横幅が決まる形でなく、年号で幅が決まる所が多々あります。
文章が終わったところで、空行があったりなかったり、表の縦線がすぐに引かれていない場合もあり、明らかに編集上の不統一があります。
仏紀のフォントの幅やフォーマットは統一されていません。
年表本文があるべき枠内の空白が多く、本文ではなく年号や改元を重視した年表になっていると思われます。
なのに何故か西暦がありません。学会の出版物は大御本尊の仏滅年代を記載する場合を除いて、殆ど西暦ではないでしょうか?
日蓮が生まれた頃から最後まで「日本」「東洋」の2つの項目は空欄が多いです。
スカスカです。

4.創価学会版 編年体(昭和四十八年)

 グチャグチャで頭痛くなりました。
長くなったので別記事にします。

●昭和新修や行道文庫版の各年表への所感

 今回記事に書いた昭和新修や行道文庫版の各年表への所感は人それぞれです。
昭和新修や行道文庫版の各年表に「空欄がある」などと、誹謗中傷をするバカな学会員はまさか、いないと思いますが、念の為に書いておきます。

 昭和新修や行道文庫版の年表を見た時に、共通している点に気が付きました。
昭和新修では日蓮が生まれた頃から(聖人及び門下の事跡もですが。)「社会」がびっしりと書かれています。
同じ様に行道文庫版でも日蓮が生まれた頃から「一般仏教」「世間」「海外」がびっしりと書かれています。

日蓮の重要な遺文年代や法難、年齢と事跡などは、日蓮に興味がある人であれば数年学べば自然と頭に入るものです。
学会の教学試験対策で立正安国論を覚えさせられたり、好きな御書を記憶して、詳しくなるのが当たり前ではないですか?
日蓮の歴史に興味のある人であれば別途、日蓮史の本を買えば良いわけです。

日蓮の年表内で日蓮を軽視しろ、一般仏教を重視しろと言っているのではありません。
限られたページでどこにどの様に力点をおいて執筆することが、筆者の腕の見せ所だと私は考えるのです。
昭和新修や行道文庫版では枠の中に重要点(ポイント)が書かれてあります。
昭和新修の「社会」、行道文庫版の「一般仏教」「世間」「海外」、これらは簡易ではあるけれども、年表枠の中で出来るだけ多くを説明するために詰め込もうとした意図で記載されたと私は想像しています。また、年表枠で空欄や文章が少ない場合でもきちんと考えられており意図がある、という解釈出来ます。
遺文集に収める簡易年表としては、こうした手法が重要だと考える様になりました。
昭和新修や行道文庫版の表は理解しやすく入りやすいでしょう。初心者が重要遺文の選択する上でも、これらの点は大きいと思います。

どちらも昭和初期に書かれた遺文集ですので、年表枠内の本文は最新の学説とは異なるかもしれません。
それでも評価する人はいても、悪くいう人は全くいないでしょう。

学会版より、昭和新修や行道文庫版の表のほうが私は好きですし、愛読したいと思います。

以上
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