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厳しい冬のお楽しみ

12月20日、ツリーハウスの雪下ろしを行いました。厚く積もった屋根雪がなくなり、久々にトレードマークのとんがり帽子の屋根の形がくっきりと見えていて、気分スッキリです。

 

寒さ厳しく、雪がどっさり積もった状況でも、森の中では相変わらず元気に過ごす動物たちの息づかいが感じられます。一直線に歩くこの足跡はキタキツネ。なんとなく几帳面な感じがしますね。

 

こちらはエゾユキウサギ。左右に2個並んでいるのが後足、前後に2個並んでいるのが前足で、斜面を登っていったようです。深い雪の上でも、ぴょんぴょんと軽快に跳ねながら駆けている姿が見えるようです。

 

こちらの写真の左側と右側は、先ほどと同じエゾユキウサギなのですが、その間にあるランダムなバタバタした感じの足跡は誰のものでしょうか? あまり見かけない形なのでわからないのですが、足跡のサイズから推測するとエゾタヌキかな…、それともアライグマかな…。想像が膨らみますね。

 

こちらは、ゴロンゴロンと巨大な「雪見だいふく」が転がっているみたいですね~。雪見だいふくの下では、初夏に実をつけるブルーベリーとハスカップの木が眠っています。ゆっくり休んで、来年もまたおいしい実をつけてくださいよー。

 

見晴らしの丘に登ってみると、また珍しい足跡を発見しましたよー。まずは、木の周りをウロウロ。

 

そして別の木に緊急避難?

 

そしてまた別の木へ。前足と後ろ足が揃っていますね。これはリスです。足跡の大きさから考えるとエゾシマリスではなくて、エゾリスかな? ちょこまかとすばしっこく木から木へ移動する、かわいらしい姿が目に浮かびます。

 

このところ雪の日が続いていて、屋外施設の管理スタッフは除雪や圧雪に大忙し。寒さも、積雪もどんどん増していて、冬の厳しさを痛感する日々ですが、こんな景色を見られるのも冬だからこそ。いろいろな「もの」や「こと」を楽しみながらこの冬を乗り切っていこう、なーんて考えている今日この頃なのでした。

 

 

 

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子ひまわりちゃんに会える日を

あのモーレツに暑かった夏から、キャンプ場のミーティング室の窓辺で太陽を浴びながらすくすくと育ってきたひまわりちゃん。外をぼんやりと眺めているような、哀愁の漂う健気な後ろ姿にはいつも癒やされていました。しかし、紅葉の季節を過ぎ、見つめる先が真っ白な雪景色に変わり始めたころから、緑色でピーンと元気に張っていた葉っぱが1枚、また1枚と枯れてきてしまいました。

 

 

葉っぱが茶色くなって、なんとも寂しい後ろ姿です…。
でも、肝心なことを忘れていたことに気づきました。そうです、種です。
もしかして種が採れるのでは??? ということで、花の部分をほじほじしてみると…。

 

採れました、採れましたよー。
小さな体とおんなじ、とーっても小さな種ですが、未来に向けて子ひまわりたちを残しておいてくれました。

 

思い起こせば、最後の望みをかけて、三度目の正直でようやく花を咲かせてくれたこのひまわりちゃん。休みの日を除いて、晴れの日も風の日も雨の日も、いつも一緒に同じ部屋にいた相棒です。いなくなってしまうのは寂しい限りですが、来年は子ひまわりちゃんに会えることを楽しみに、小さな種たちを袋に入れました。

種をまき、芽が出て、花が咲き、種を収穫する。たった一輪、小さなひまわりの水耕栽培でしたが、室内にいながらでも、しっかりと命の営みを感じることができました。栽培キットを提供いただいたコールマンさん、楽しい体験をありがとうございました。

 

「真剣に楽しむ『シリアスファン』プロジェクト 植物を育てる編」第3弾、ひまわりの水耕栽培への参加は、まだまだ受け付けています。入院中、通院中、在宅闘病中の子どもとそのきょうだいが対象で、参加いただいた方にはコールマンさん提供のキャンプ用品のプレゼントも用意しています。

プロジェクト詳細はこちらのリンクから。
https://www.solaputi.jp/news/pdf/sola20230522.pdf

 

 

 

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霧氷の華咲く朝でした

12月6日の朝、キャンプ場がある北海道滝川市江部乙町の丸加高原には霧が立ち込めて、幻想的な景色が広がりました。

 

見晴らしの丘に登ると、江部乙の市街地は霧の中。

 

その霧が表面で凍ったためなのか、木々が霧氷に覆われ、白く薄化粧をしています。

 

まるで白い華が咲いたようで、冬の朝ならではのなんとも美しい瞬間です。

 

この日は、お昼近くなっても江部乙の市街地は霧の中なのか、いつもならもう消えてしまっているはずの雲海が眼下に広がっていました。

 

上には青空に浮かぶ雲、下には大地を覆う雲海。なんだか得をした気分になれた風景でした。さぁ、12月に入ってこれからが冬本番。静かで、きれいで、厳しい季節を迎えます。皆さんが見て、ちょっぴり得した気分になれるような、キャンプ場からの風景をたくさん届けられればなと思っております。

 

 

 

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