雄大な自然がひろがる北海道・滝川市丸加高原から、難病の子どもの自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」の活動を紹介。
そらぷちブログ
病院スノーギフト2022 実施中!
早朝のキャンプ場のサラサラ雪を、
専用ボックスに詰め、入院中の子どもたちへ贈っています。
写真のボックスは、静岡に冷凍で飛んで行きました。
(既に大活躍したと報告あり。)
現在、新たな(withコロナ)中期事業計画に沿って、
年間を通じて、1家族ずつキャンプに招待する準備を行なっておりますが、
キャンプを開催する以外にも、北海道の自然を、各地の病院や施設にて、
感じてもらえるような取り組みを、昨年からチャレンジしています。
冬季は、スノーギフト(2年目)です!
キャンプ場内に降り積もるサラサラな雪を、
入院中の子どもたちに届けようと、各種奮闘中です。
(全国各地に飛んで行った、雪の報告は、後日お伝えしますので、
楽しみにお待ちください。)
今回から、そらぷち賛助会員でもある
小野薬品さんがC S Rの取り組みの一環で、
病院へのゆき運びを手伝ってくださっています。(感謝!)
コロナ禍の影響で大変な世の中ですが、
病院にいる子どもも、大人も、少しでも楽しんでもらえることを願っています。
2022年 新年のご挨拶
新春のおよろこびを申し上げます。
難病の子どもの医療ケア付自然体験施設「そらぷちキッズキャンプ」の活動は、全国に約20万人いる重い病気や障がいをもつ子どもとその家族を、北海道滝川市丸加高原に建設した医療ケア付キャンプ場に無料で招待し、北海道の豊かな自然環境の中で病気や障がいのことを気にせず、かけがえのない時間を過ごしてもらうことを目指しています。2004年から活動を始めて、これまで1,100名を超える子どもと家族をキャンプ場に迎えることができました。ひとえに皆様のご支援ご協力によるものであり、心より御礼を申し上げます。
コロナ禍2年目の対応が求められた昨年の活動としては、闘病生活に「楽しさ」を届けるため、キャンプ場に積もった雪を冷凍空輸で贈る「スノーギフト」や子どもたちが病室で描いたイラストをオリジナルのTシャツ・エコバックにしてプレゼントする活動等を、全国各地の小児病院等の協力を得て新たに実施しました。
キャンプ事業としては、全国の感染状況を注視しながら、1家族ずつ招待する形、で計10回開催することができました。その内、6月、8月、11月、12月に実施した宿泊を伴う4回のキャンプでは、神奈川県や愛知県から招待することができました。参加家族それぞれ、様々なチャレンジをしながら明日へのエネルギーを持ち帰っていました。
難病とたたかう子どもを対象とする我々の事業は、これからも感染症対策を徹底した事業運営が不可欠です。それらの制限を様々な工夫で乗り越え、更に外出しにくくなっている子どもや家族のために、役職員一同、これからも精進して参る所存です。今後ともご支援ご協力を賜りますようお願いいたします。
最後に、皆様にとって穏やかな一年になることをご祈念申し上げます。
公益財団法人そらぷちキッズキャンプ
代表理事 細谷亮太
(聖路加国際病院顧問・小児科医)