東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小学生の郊外学習支援(1/3)

2024年05月13日 | 子供の育成関連

 どういう訳か近くの小学校の郊外学習を頼まれました。近年小学生を連れて國木田独歩の史跡案内をしたり、「昔の生活」の学習支援などをしたからでしょうか。今回は低学年の児童18人に先生方、学習ボランティアの方々が加わっての郊外学習です。私が先頭を歩いて近隣の史跡や施設に行き、その地域での役割などを解説しました。
 最初に行ったのは小学校を見下ろす位置にある神花社(地元では「じんがさー」)です。深く静かな林の中を落葉を踏みしめて行きました。地元の方々が昔から大切に守っているお社です。お社の由来や役割を説明しました。また、別名うぐらの神様のお話もしました。そして、そのお社前から小学校を見下ろしました。

          地域の郷社である高松八幡宮の宮司さんから説明


 子供達と歩きながら私は道端の草を使って草笛を吹きました。すると、初めて草笛を聞いたのか子供達は驚いたようでした。食いつくように私の真似をしていました。ただ、どの子も音が出せません。
 私が子供の頃、子供同士先輩から後輩への遊びの伝承がありました。今は先輩や後輩と遊ぶ時間がないのではないかと思います。草笛はそのような伝承する関係がないと覚えることができません。

 神花社の林から降りる   草笛を教えてみるも   宮司さんから迎えの太鼓
  

 続いて、自由律俳句の周防三羽烏と呼ばれたうちの一人である江良碧松の生家や歌碑を訪れました。三羽烏の残り二人は、著名な山頭火、平生町佐合島の久保白船です。私が小学生の頃、江良碧松は存命していました。
 私の亡き父と江良碧松の息子さんは田布施町森林組合で一緒に仕事をしていました。そのため、亡き父親は息子さんを通じて何度か江良碧松に会ったのではないかと思います。 

  手水の仕方を習う     宮司さんより解説    平田川傍の道を下る
  

 続いて、麻郷地区の郷社である高松八幡宮に行きました。到着すると、宮司さんが太鼓を叩いて子供達を迎えました。その後、神社の作法、歴史、鎮守の森の解説などをしていただきました。子供達の話を聞くと、この神社で巫女さんをしているお姉さんがいる子がいるようです。数人の女の子が巫女さんになりたいと話をしていました。深く高く茂る木々の森の中にある高松八幡宮、子供達は神妙に宮司さんのお話を聞いていました。宮司さんありがとうございました。
 高松八幡宮を出ると、平田川に沿う道を下りました。そして、郵便局や公民館近くを歩きながら出発した小学校に戻りました。途中お地蔵様のお話もしました。子供達と一緒に歩いた先生方、学習ボランティアの方々、お疲れさまでした。

    小学生達,先生方,ボランティアの方々と歩いた郊外学習ルート1


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