東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

かいたファームでいただいた、きなこちゃんの原毛を洗浄

2021年09月23日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 一昨日須金のかいたファームさんからいただいた、羊(きなこ)の原毛をさっそく洗浄してみることにしました。羊の品種はコリデールとのこと。調べると、毛と肉の両用種で毛質は中程度とのこと。性格は温厚で飼いやすいそうです。ブドウ園で飼われているきなこちゃんは可愛く人気者です。食べられる品種だなんてとても想像できません。さて、いただいたきなこちゃんの原毛、汚れがひどい場所を避けて少量を試しに洗浄しました。

          一度目の洗浄、とても綺麗な白い毛


 これまで、私が使ってきた羊の毛は二つです。一つ目は瑞穂農芸高校で飼われている羊(なずな)の毛です。そして、二つ目は田布施農工高校で飼われている(ろく,茶々丸,しるく)です。どの羊も雑種です。コリデール種は初めてです。ざっと触った感触は、毛が細く長いように思いました。この毛を使うと、今より細い毛糸を紡ぐことができるかもしれません。

  少量を試しに洗浄     お湯を手洗に張る   洗剤を入れて押し洗い
  

 田布施農工高校でいただく羊の毛は、生徒さんが毛刈りしたものです。生徒さんにとっては、生まれて初めての毛刈りです。たまに羊の皮膚を傷つけることがあるようです。毛刈りを見ているとハラハラします。ところで、田布施農工高校では紡いで糸にしたことはこれまでないそうです。フェルト細工にして、農工祭などで使うことが多かったそうです。
 今回は一回目の洗浄をしました。白く綺麗でしっとりとした羊毛となりました。もう二度ばかり洗浄して、カーディンクして紡いでみようと思います。そうすれで、これまで使ってきた羊の毛との違いが分かると思います。

    汚れた水を洗い流す         再度水で汚れを洗い流す
 

コメント
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