東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 ひかり観音伝承の科学的実証(1)

2014年06月20日 | ふるさと

 2月にひかり観音から手鏡程度で十分光が見えることを確認しました。今回は、ひかり観音からの反射光を遮る樹木を伐採し、さらに屏風岩に特製の鏡をセットしました。午前中に行く予定でしたが、雨が降っていたため午後にしました。しかし、それでも霧雨が降っていました。そのため、長靴に雨合羽を着て行きました。とても蒸し暑い中での作業となりました。
 なお、ひかり観音の屏風岩に取り付ける特製の鏡は、弱く広く太陽光を反射する素材、そして狭く強く光を反射する素材を組み合わせて作りました。このように、弱い光がだんだん強い光になるように工夫してみました。果たしてこの工夫が生きるでしょうか。

    屏風岩に取り付ける鏡を制作中        太い樹木に切れ込みを入れるNさん
 

 木の伐採が進むにつれて、行者山や宿井方面などの下界が良く見えるようになりました。つまり、ひかり観音からの反射光の届く範囲がぐんと広がりました。チェーンソーを2台持っていったのですが、私のチェーンソーが故障してしまい、Nさんのチェーンソーだけで伐採作業を続けました。

               行者山や宿井団地方面の見晴らしが良くなる


 木を伐採していると、チェーンソーのガソリンが無くなってしまいました。このため、他二人に林道までガソリンを取りにいっていただきました。小雨の中、ありがとうございました。
 そこで、ガソリンが届くまでの間、特製の鏡を設置することにしました。最初杭を打って取り付けようと思いましたが、杭が深く入りませんでした。このため、屏風岩の表面にピタリとつくように、紐で縛ることにしました。そして、大風で揺れないように石を重りとして取り付けました。

     屏風岩への鏡の取り付け作業中         届いたガソリンをチェーンソーに充填
 

 ガソリンが届くと、Nさんは樹木の伐採を続行し、私は屏風岩へ特製の鏡を取り付ける作業を続けました。取り付けた鏡から少し離れた場所に杭を打ち込んで、「科学的調査のため鏡を取り付けます。郷土館」と書いておきました。これで、次の日からひかり観音伝承の科学的検証をすることができます。

             丸内は、ひかり観音の屏風岩に取り付けた特製の鏡


 鏡を設置した次の日から検証できますが、晴天でないと検証できません。今は梅雨の時期ですので検証にはむかないい季節です。晴れた日の8時半頃、下図の丸の個所に待機しておいて光が見えるかどうか確認するつもりです。計算上では、下図の下赤線から朝日が入り、上赤線の方向に反射します。明日から、晴天をみては検証に入ろうと思います。もし、光が確認できるようならば、その範囲や動きを特定しようと思います。さて、伝承どおり光が確認できるでしょうか。
           
    計算上では6/20 8:30頃に、下図の下赤線から朝日が入り、上赤線の方向に反射
       緑線はひかり観音の真東方向、黄線はひかり観音が向いている方角

コメント
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