東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

平生町 般若寺のんびりウォーキングの下見

2013年04月30日 | 歴史探訪他ウォーキング

 5月のウォーキングの下見をしました。平生のJAみなみ周防平生支所をスタート/終点にして般若寺までをウォーキングするコースです。以前散策した般若寺コースを考えていましたが、季節が違うためかけっこう大変であることが分かりました。このため、山道を登ったり下りたりしながら一番短くて楽と思われるコースを探しました。道を探しながら歩いたので、今回、19Km位を歩き回ってしまいさすがに疲れました。

       最初、大内川を上流に              途中、天池から大星山を見て
 

 最初般若寺まで歩いたコースは、大内川を上流にどんどん歩き、宇佐木の山田地区から般若寺まで歩くコースです。しかしながら、距離が長いうえに展望のない舗装道のため面白くありません。さらに、影がなく直射日光が当たり暑くてたまりません。

      山田地区からは古道を歩く           ようやく般若寺の山門に到着
 

 それでも、般若寺に着いて、境内をあちこち散策しました。境内は回るところがたくさんあるので、時間的には楽しむことができます。私が高校生の頃、授業か何かで般若寺に来たことがあります。しかし、どのコースを皆で歩いたのか記憶がありません。伽藍と展望が良かったのだけは記憶があります。

    般若寺、 何年か前に屋根にシートがかかっていましたが修復されたのか?


 般若寺内を散策しながら、展望が良い場所に行きました。そこは、眼下に柳井湾が見下ろせます。琴石山,火力発電所,笠佐島,大島大橋などが見えます。この場所で腰を下ろして昼食をとりました。ただこの展望良い場所、イスやテーブルが無いのでシートを広げなければなりません。

               展望広場から見下ろした柳井湾、大島大橋も見える


 この般若寺、大師さま巡りのように88番ヶ所の石仏を回ることができます。今回、その1番ヶ所石仏と最後の88番ヶ所石仏だけを見ました。いつか時間があれば、1番から88番まで歩いてみたいと思います。

      丸は1番ヶ所の石仏               山門を出て、がれた山道を下る
 

 般若寺内をほとんど見回ると、一路大野萩原に向かって下りました。以前は、いったん宇佐木に下ってから大野萩原に向かいましたが、今回は直接大野萩原に下りました。最初深い竹藪内を歩きましたが、5分程度で棚田に着きました。

     この階段を上ると般若寺、
     右の藪道に行くと大野萩原      竹藪を抜けると大野萩原の棚田に到着
 

 さて、大野萩原に着いてから考えました。これまで歩いた、宇佐木から般若寺へのコース。とても長くて疲れます。そこで、この大野萩原を起点に歩きやすいコースを新たに探してみることにしました。そこで、大野萩原から下の方に広がる棚田を下ってみることにしました。

        大野萩原に広がるのんびりした棚田、水田として使っているのかは不明


 のんびりした棚田を行ったり来たりして迷いながらもどんどん下っていると、なんと宇佐木の山田に着いてしまいました。てっきり大野北に着くと思っていたのでガッカリしました。そこでいったん平生の大内川に戻って、新しい般若寺へのルートを地図を見ながら考えました。そのルートは、大内川から大野北の北村バス停留所近くにある稲荷大明神を経由して大野萩原に向かう道です。

大内川、左は最初の道、右は北村への道       北村、稲荷大明神への登り道
 

 大内川から右に北村バス停留所に向かいました。そのバス停留所から少し歩いて、左に鋭くターンする上り坂を登りました。200m位登ると、高台に稲荷大明神がありました。この稲荷大明神で立ったまま少し休憩しました。ここから、赤子山や大野平野を見渡すことができます。稲荷大明神を過ぎてしばらく歩いていると、道の両側に次々にため池や棚田が現れました。

     稲荷大明神でしばし休憩               綺麗に耕された棚田
 

 30分ばかり歩いたでしょうか、ようやく大野萩原に着きました。本番のウォーキングでは、天池,大野北村,稲荷大明神,大野萩原コースにしようと思います。大野萩原に着くと、後は予定のコースを歩きました。大野萩原と大野長谷を分ける山の切通しをどんどん歩きました。

      左から来て般若寺に向かい、帰りは大野萩原から大野長谷に向かう


 山の切通しは陰になっており、しかも涼しい風が吹いていました。歩きながら涼しい風を浴びると疲れが吹き飛びます。大野長谷の道をしばらく歩くと、下に向かう分岐道がありました。その道をどんどん下っていきました。少し歩くと「こびとのおうちえん」の古民家が見えてきました。今は連休中のためか、子供達の声は無く静かでした。

  下に向かう、少し草が生えた分岐道       「こびとのおうちえん」近くのニワトリ
 

 その「こびとのおうちえん」近くを歩いていると、私に興味を示したのかニワトリ達が一斉に駆け寄ってきました。このニワトリ達はとても人慣れしています。この付近の人達にかわいがられているのでしょう。手まきで餌を与えているのかも知れません。残念ながら私は餌を持っていません。ごめんなさいね、ニワトリさん。
 私が子供の頃、我家にはたくさんの放し飼いのニワトリがいました。当時、そのニワトリ達は貴重なタンパク源でした。遠い親戚が来るときやお祭りのときなど、ニワトリ達はさばかれてご馳走になっていました。

     「こびとのおうちえん」近くで放し飼いのニワトリ、いっせいに私に駆け寄る


 「こびとのおうちえん」を過ぎると、大野南の町並みに出ました。途中3体のお地蔵様に出会いました。赤い帽子に,空色のちゃんちゃんこ,そして傍らには生けた花束、この地域の人たちに愛されているようでした。お地蔵様を過ぎて、浄圓寺の角を曲がり、まっすぐ歩けばJAみなみ周防平生支所はすぐそこです。

       3体のお地蔵様              浄圓寺の角を曲がり川沿いに歩く
 

 浄圓寺の角を曲がって川沿いのまっすぐな道を歩いていると、正面右には赤子山が、後ろを振り返ると、今まで歩いてきた般若寺,大野萩原,大野長谷の山々が見えました。いつもの下見よりほぼ倍歩いたので、久しぶりに足が疲れました。JAみなみ周防平生支所に駐車していたバイクに乗り、途中MaxValueで買物をして家に帰りました。自分にお疲れ様でした!

  JAみなみ周防平生支所に向かう途中、般若寺や大野萩原方面の山を振り返って

 今回の下見で歩いた道をGPSで振り返ってみました。赤いルートは今回の下見で実際に歩いたコースです。X印は本番のウォーキングでは歩かないことにしたルートで。矢印のルートが本番のウォーキングで歩く予定のコースです。なるべく歩く距離が短いコースを探しながら歩いた結果、この矢印のコースに決めました(トータル約8Km)。
 平生の宇佐木,大野荻野,大野長谷は普段歩かない道ですのでとても勉強になりました。本番では歩かないことに決めたコースの中には、とても魅力的なコースがあります。いつか皆さんを連れて、これらのコースをウォーキングしてみたいと思っています。

   赤いルートは今回歩いた道、行ったり来たり探索したためこのような赤い線に
      X印:本番のウォーキングでは割愛  矢印:本番のウォーキングルート

コメント (2)
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