東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

別所小学校5年生の稲刈り体験準備(3/3)

2011年11月02日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 明日(11/2)の別所小学校5年生の稲刈り体験準備をしました。前回まで、稲刈りする田んぼの草刈りをしたり、刈った草を干す稲架を作ったりしました。そして、稲の試し刈りをしました。今回は、稲を刈るためのカマを砥いだり、刈り取った稲を束ねる稲ワラを用意しました。カマは、今年春の麦刈り以後使っていなかったためだいぶ錆びていました。

              稲刈りするためのカマ、だいぶ錆びていたため砥ぐ


 錆びたカマをバケツに入れ、砥石も入れて小川に向かいました。そして、流れる水に石を動かないように置きました。砥ぐカマを左手で持って石の上に固定し、右手に持った砥石でカマを研ぎました。カマを研ぐにはいろいろな方法があります。砥石を固定して、その砥石に上を研ぐ方法、ひざの上に左手で持ったカマを置いて砥ぐ方法などあります。私は、場所に応じて砥ぐ方法を使い分けています。

  ノコギリガマ5本と普通のカマ6本           ノコギリガマの刃
 

 稲や麦を刈る専用のカマがノコギリガマです。刃がギザギザになっているため硬い茎でも容易に刈ることができます。ただし、稲や麦以外の、例えば笹刈りなどには使えません。私は子供の頃からノコギリガマではなく普通のカマを使ってきたため、普通のカマを使う方が自分に合っています。カマは使い方を誤ると大変危険です。明日の稲刈り直前に、子供達の前でカマを使うための注意を説明するつもりです。

              小川に置いた砥石と、砥いでいる途中のノコギリガマ


 カマを砥ぐと次に、刈り取った稲を束ねるための藁を作りました。去年収穫した稲藁をそのまま使うこともできますが、縛っている途中に茎の節の部分が折れてしまうことがあります。それを避けるため、あらかじめ槌で叩いて稲の茎を柔らかくしておきます。そうすると、縛りやすくなりかつ茎が折れず丈夫に縛れます。明日、稲刈り前に小川の水に軽く浸して使います。

    稲の茎を槌でたたいて柔らかく      稲の結束に使う藁、全てを柔らかく
 

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