前回、田んぼ脇を草刈りして稲を稲架(はさ)がけするための竹を組み立てました。今年の田んぼは、去年のように容易に稲刈りできる状況ではありません。その理由は「(1)雑草が生い茂っているため、雑草を刈り捨てながら稲だけを選別しながらの稲刈りになる。(2)先日の台風以来田んぼの水が引かず、ぬかるんだ状況で稲刈りするしかない。」です。
青空が映える田んぼ、しかし雑草が生い茂る
(1)に関しては、雑草を除けながら稲だけを刈り取るか、または雑草と一緒に刈り取って後で稲だけを選別すれば何とかなります。しかし、子供建は稲と雑草の区別が分からないので、稲刈りを始める前に教えておく必要があります。これまでの経験上、稲とヒエの区別が付きにくいようです。
水溜りの稲を刈り取り ワラで束ねた稲を結束
(2)に関しては、子供達に長靴を履いてきてもらうしかないようです。大人はぬかるんでいると嫌な気分になりがちですが、子供達意外と平気でぬかるみを楽しみながらワイワイ言いながら稲刈りします。どの子供も稲刈りは初体験ですので、最初は興味しんしんだと思います。しかし、長時間集中力が続かないので、稲刈りは2時間以内に切り上げようと思っています。
結束した稲束を竹に架けて乾燥
脱穀体験はどうしようかと思いましたが、今年は止めようと思います。例年脱穀体験する場所は、事前に稲刈りして空いた田んぼを使用していました。しかし、今年の田んぼの水が引かずぬかるんでいるため、今のところ脱穀に使える場所を確保できません。この田んぼ、5年前ぬかるんで稲刈りが往生したことがありました。
どこもぬかるんだ田んぼ 雑草の上に伸びた稲穂
今回試し刈りして、雑草の生え具合やぬかるみの状況を調べて稲刈りの感触をつかみました。その結果、今年は雑草とぬかるみで例年以上に稲刈りが困難になりそうです。このため、稲刈り前にお母さん方や小学生たちに稲刈りするにあたっての注意事項を丁寧に説明しようと思っています。そして、楽しい稲刈り体験にしようと思っています。
試し刈りした稲を竹に架けて干す、稲刈り本番日までには乾燥見込み