東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

麦の種まき、のらぼう菜の植え替え

2008年11月24日 | 麦,穀類,雑穀
 高校生達がやってきたのを幸いに、今日24日に最後の麦の種まきをしました。毎年11月中旬に種まきをしますが、田んぼの作業が遅れたためいつもより10日ほど遅れてしまいました。すでに霜が降りているので気が気ではありません。
 遅れをとり戻すために、麦の種を一日水に入れて吸水させた上で種まきしました。これで4日程度の遅れは取り戻せたのではないと思います。芽が出るまでは心配の毎日になりそうです。

     手伝いの高校生一人が種を蒔き、続く一人が平クワで土をかける


 高校生達はもともと稲刈りに来る予定でしたが、高校の文化祭が忙しくて11月になってしまいました。稲刈りや脱穀はすでに終わったため、今回麦の種まきをしてもらいました。
 大規模農家では、耕運,種蒔き,土寄せ,肥料蒔きはトラクターに付けた機械で一度に済んでしませます。しかし、この畑では、昔ながらに種を手蒔きし平クワで土寄せをします。肥料は芽が出てから蒔きます。

           種まきと土寄せを交代して作業する高校生達


 麦の種蒔きを済ませると、今度はのらぼう菜(多摩地区特産の野菜)の苗の移植をしました。移植する前に畑に堆肥を運び込みました。堆肥場の堆肥を、私も含めて3人それぞれ一台の一輪車で畑まで運んでばら蒔きました。

       堆肥を一輪車に積載         一輪車の堆肥を畑にばら蒔く
 

 堆肥を畑にばら蒔き終えた頃に正午になりました。疲れた体を休める意味で昼食の時間にしました。昼食休憩の間、彼女達といろいろ楽しくお話をしました。ついこの前まで高校一年生だったのに、今は卒業を控えた高校三年生。今後の進路などについてのんびり歓談しました。

              昼食をとりながら、楽しく雑談休憩


 休憩が終わると、のらぼう菜の移植をしました。移植する前に、先月種を蒔いて育てたのらぼう菜の苗を必要分掘って一輪車に乗せました。そして、堆肥をまいた箇所に次々にのらぼう菜の苗を移植しました。

  一輪車の乗せた苗を手に持つ        30cm間隔で苗を次々に移植
 

 のらぼう菜を移植し終わる頃、にわかに天気が悪くなってきました。寒い風が吹いて肌寒くなりました。手早く作業して終わることにしました。

            辺りが暗くなり、雨もちらほら降り始めました


 のらぼう菜の移植が終わると、次に小豆の豆取りを予定していました。先日収穫した小豆のさやをたたいて、中の豆を取る作業です。でも、ちらちら雨が降ってきてはできません。次の機会に作業することにしました。
 今日手伝ってくれた高校生達に、お礼として、サツマイモ,ニンジン,小松菜,チンゲンサイなどを収穫してもらい、それをお土産として持って帰ってもらいました。

      麦の種蒔きとのらぼう菜の移植を手伝ってくれた高校生二人
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