東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今年最後の稲刈り,脱穀,小豆収穫,麦の種まき

2008年11月20日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 知り合いのS嬢が田んぼにやって来ました。以前友達を連れてやって来たことがありますが、今回は一人でやってきました。これまで仕事の関係でなかなか来ることができませんでしたが、今日は一日中田んぼや畑を手伝ってもらいました。最初は田んぼに残っていた稲(古代米)を刈り取りました。

            田んぼに残っていた古代米を刈り取り


 そして、私の同僚家族が稲刈りして干した稲を脱穀しました。脱穀は10月中に済ませるのが普通ですが、ここの田んぼは農作業する人数が少ないためいつも伸び伸びになってしまいます。今年も11月になってしまいました。しかしながら、10月から引き継ぎしながら脱穀作業をほとんど済ませていたため30分ほどで終了しました。
 脱穀作業の後、砂糖モロコシの茎をかじって甘みを堪能した後、お昼のための休憩にしました。田んぼ横に腰をかけて日なたぼっこしながら、楽しく昼食をとりました。

             秋晴れの中、今年最後の脱穀作業


 続いて今年最後の小豆の収穫をしました。今日全ての小豆を収穫した理由は、この場所に引き続いて小麦の種を蒔くためです。小豆を収穫後すぐに残った小豆の茎や根の残渣を取り除きます。そして、小麦の種蒔きをするため耕運機で綺麗に耕運しました。

     手で小豆のさやを収穫          小豆の残渣を一輪車で搬出
 

 小豆畑の残渣を取り除くとすぐに耕運機を入れて丁寧に耕耘しました。最初は荒く耕運して、二度目は深くしかも細かく耕運しました。もともと小石が多い畑のため、耕運が難しい畑ですが大型の耕運機のため難なく耕すことができました。

             大型耕運機を使って難なく小豆畑を小麦畑に転換


 畑を耕運すると麦の種まきの下準備をしました。麦畑は春になると雑草が繁茂してきます。この雑草を取るために麦の株間は耕運機を使って除草します。この耕運機を通して除草する株と株の間隔を耕運機のロータリーの間隔60cmに合わせます。麦が育つ30cmと除草間隔60cmをあわせた90cmを麦株の間隔にしました。

       麦の種を蒔く線に沿って、目印としての石灰をまいてライン引き


 90cm間隔に巻尺で計測し、その線に沿って石灰粉をまいて白いラインを引きました。そして、そのラインに沿って麦の種を蒔く窪みを付けるために再度耕運機で耕しました。まいた石灰粉は単にラインを引くだけでなく、PHを中和させるなど土地改良剤としての効果もあります。

  麦の種を蒔く90cm等間隔に、耕運機で再度耕しながら播種窪みを付ける


 この季節、午後3時を過ぎると日が傾いて急に肌寒くなりました。急いで小麦の種を蒔きました。時間が迫っていたため、今日は1畝だけ種を蒔きました。手で麦の種を掴んで、均等なすじになるようにばら蒔きしました(一般的には「すじ蒔き」と言う)。
 そして、蒔いた種の上に平クワで土を被せました。続いて、とんとんと平クワで土を軽く押さえました。これで今日の麦の種まきは終了です。残りの麦の種は、24日に蒔く予定です。

  小麦の種を蒔くと平クワで土を被覆     クワでとんとんと軽く押さえる
 

 だいぶ日も傾いて肌寒くなりました。玉ねぎの植え付けも予定していましたが、こう寒く日が傾いては作業できません。玉ねぎの植え付けは来週に延期することにしました。
 今日はサツマイモの収穫で最後にしました。前回彼女がこの畑に来たときは1月頃で、サツマイモは寒さで傷んで食用にはできませんでした。しかし、今回はきっと美味しいサツマイモを食べることでできると思います。サツマイモの収穫のついでに、キャベツ,ニンジン,小松菜も収穫して持って帰ってもらいました。

             日が傾いた中で、楽しくサツマイモの収穫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする