gooブログスタッフの一人、村井さんがブログを始めたようです。
これを書いている時点で、まだ二つのエントリーしかないのですが、なかなか興味深いテーマで書かれています。
ブログがSNS化することによって、村井さんは「限界を打破」と仰っていますが、僕はむしろSNS化によって「ブログの限界」が早まっているように思えます。
僕はこのブログの中で何度か書いてきたように、ブログの良いところは、他のサイト(ブログ)に対して、賛同意見や反論を述べやすいところにあると考えています。
ネット上の友達を見つけるためにブログをやっている人もいるでしょうし、そのことを否定する気はありませんが、そういう人の多くは、見知らぬ人からの反論を嫌うものですから、ある程度コミュニティが形成されたら、ブログを離れてSNSに移ったほうが良いのでは? と思っています。
SNSは閉鎖的だから面白く、ブログは開放されているから面白いのではないでしょうか。
もちろん「開放されている」ことによる、荒しや心無い書き込みのリスクは負わなければなりませんが、僕がブログを始めた理由のひとつには、既存のホームページ形態の掲示板の閉鎖性を嫌ったことにありました。
村井さんの仰る「SNS化」というのが、具体的にどのようなものを差しているのか、今回の記事でははっきりしない部分がありますが(僕の偏見だとは思うものの)、僕のSNS観としては、ブログに近い形態を持ちつつ、ブログ以前の日記サイト+掲示板に、「部外者は来ないし、嫌なやつが来ても受け入れないもんね」の村社会の形成に拍車をかけているような気がしてならないのです。
もっとも、僕は入会したものの放置したっきりのキヌガサを、をぱっと見て回った程度で実質SNS未体験なので、上記の「SNSとはそういうもの」というのは、僕の妄想に過ぎないのですが。
僕にとって、こんなブログにはコメントを残さない、というものがあるのですが、S嬢のPC日記において、僕とほぼ同じ考えがまとめられているので、引用します。
S嬢が列記されている3つのうち、上2つは明らかに「馴れ合いコミュニティ」の特徴です。
公共性が高く、記事の質が高かったり、イヤミなく笑える面白さを兼ね備えているブログでも、コメントを残すもの同士がやけに親しい関係にあると、初めて訪問したブログの場合は、なかなかコメントを残しにくいものです。
その垣根を越えて自分も参加者の方に回れば、村社会の一員として楽しむことが出来ますが、そうなってしまうと、コミュニティ内で反感を買うような行動(そのコミュニティ内の古参の人物に対する反論など)がしにくくなり、オープンな場所としてブログを始めた意味がなくなります。
誰もが情報発信元として、自分の主張を訴えることが出来ることが魅力のブログが、SNS化することで、ブログ以前の「ホームページ+掲示板」に戻ってしまいように思うのは、僕の考えすぎでしょうか。
これを書いている時点で、まだ二つのエントリーしかないのですが、なかなか興味深いテーマで書かれています。
→「ブログのSNS化」ってどうよ?
この展開は、今後の「ブログの限界を打破できる」ひとつの切り口に
なりえるのだろうか?
とても面白い題材だと思う。
でも、みんな興味あるのかなー(笑)
村井説人の日記:ブログを運営していて感じること
ブログがSNS化することによって、村井さんは「限界を打破」と仰っていますが、僕はむしろSNS化によって「ブログの限界」が早まっているように思えます。
僕はこのブログの中で何度か書いてきたように、ブログの良いところは、他のサイト(ブログ)に対して、賛同意見や反論を述べやすいところにあると考えています。
ネット上の友達を見つけるためにブログをやっている人もいるでしょうし、そのことを否定する気はありませんが、そういう人の多くは、見知らぬ人からの反論を嫌うものですから、ある程度コミュニティが形成されたら、ブログを離れてSNSに移ったほうが良いのでは? と思っています。
SNSは閉鎖的だから面白く、ブログは開放されているから面白いのではないでしょうか。
もちろん「開放されている」ことによる、荒しや心無い書き込みのリスクは負わなければなりませんが、僕がブログを始めた理由のひとつには、既存のホームページ形態の掲示板の閉鎖性を嫌ったことにありました。
村井さんの仰る「SNS化」というのが、具体的にどのようなものを差しているのか、今回の記事でははっきりしない部分がありますが(僕の偏見だとは思うものの)、僕のSNS観としては、ブログに近い形態を持ちつつ、ブログ以前の日記サイト+掲示板に、「部外者は来ないし、嫌なやつが来ても受け入れないもんね」の村社会の形成に拍車をかけているような気がしてならないのです。
もっとも、僕は入会したものの放置したっきりのキヌガサを、をぱっと見て回った程度で実質SNS未体験なので、上記の「SNSとはそういうもの」というのは、僕の妄想に過ぎないのですが。
僕にとって、こんなブログにはコメントを残さない、というものがあるのですが、S嬢のPC日記において、僕とほぼ同じ考えがまとめられているので、引用します。
記事内容に関わらず、コメント欄にマイナスの評価をするときもあります。
記事内容が充実している場合でも、コメント欄にマイナスの評価の感覚を持つ場合は、そのブログにおいて、コメント欄をチェックする頻度が低くなります。
以下、コメント欄にマイナスの評価をするときのケースです。
- 複数の参加者による、複数の「内輪ウケネタ」が存在するとき
- 参加者に対しての管理者の態度が終始「発展性の無いイエスマン」で、コメントのやり取りに得るものが無いとき
- 「TBありがとう」コメントが多数並び、そのコメントに対してのレスに「挨拶」以上の発展が無いとき
コメント欄にこうした「マイナス評価」を感じるものがあっても、記事内容が充実している場合は特に問題にはなりません。
ただ、コメント欄をチェックしないことが増えるだけのことです。
S嬢のPC日記:わたしにとっての閲覧したくなるブログの条件
S嬢が列記されている3つのうち、上2つは明らかに「馴れ合いコミュニティ」の特徴です。
公共性が高く、記事の質が高かったり、イヤミなく笑える面白さを兼ね備えているブログでも、コメントを残すもの同士がやけに親しい関係にあると、初めて訪問したブログの場合は、なかなかコメントを残しにくいものです。
その垣根を越えて自分も参加者の方に回れば、村社会の一員として楽しむことが出来ますが、そうなってしまうと、コミュニティ内で反感を買うような行動(そのコミュニティ内の古参の人物に対する反論など)がしにくくなり、オープンな場所としてブログを始めた意味がなくなります。
誰もが情報発信元として、自分の主張を訴えることが出来ることが魅力のブログが、SNS化することで、ブログ以前の「ホームページ+掲示板」に戻ってしまいように思うのは、僕の考えすぎでしょうか。
「疎な関係」というのがBLOGにはあるかなと思ってます。
サイト全体ではなく、「記事単位」でのつながりが可能。
だから、「~の話題の時だけ食いついてくる人」というのが比較的容易で、
(ネット上とはいえ)全人格でのつながりを強制されないというか…。
>なかなかコメントを残しにくいものです。
私が図々しくなっただけなのか、全然知らないブログで、常連でコメントが盛り上がっている場合でも、あまり関係なくコメントできちゃうんで、そのあたりの感覚って麻痺してそう…。
より面白いブログにするには、より面白い人をナンパしてくるのが一番と考えておりますので、日夜、センスいい人を引き込むことに精を出しております。
うちのような議論などあまりないブログでは、それが前に進むことだし、センスのいい常連が増えればそれだけ面白くなると考えております。
つーか、常連さん、コメント欄から先に読む人がけっこういたりしてたまに凹みますが・・・。
凄くよく解ります、その感じ。
馴れ合いコミュニティーの一員になると、仲良くやっている分には居心地いいですけど、時に自分を殺してコミュニティー内で空気を読んで発言しなければならず、窮屈に感じることもあります。
ともすれば、HPの常連さんのご機嫌を伺いつつコメントを残すことにもなり、時々それに疲れてしまいます。
でもWEB発信しているのは、もちろん読者の反応が欲しい訳で、ある程度常連化するのはやむをえないのですが。
何と言うか、「水魚の交わり」的ネット交流はできないものかと思います。
まー、その前に、そんなに魅力のある記事を書いてるわけじゃないんですけどね……。
うちは毎日新聞の「日本のスイッチ」のみ、パブリックに馴れ合う、というか答えを比較できるようにしてありますが、それ以外は、常連…身内もいるからなあ…はいるけれど、圧力常連はできるだけいないでほしいなあと思っています。
というか、力のある常連さんはそもそもうちの場合、わたしの記事と意見が違ってたりするので、かえって入りやすいかも。
TBありがとう列挙のところは(たいていTBもらったため訪ねるわけですが)その時点でTBもカットです。冷たいかなあ…
コメントをオープンにしている以上は、だれにでもコメントOKという意思表示なわけで、少なくともその内輪化を防げるか否かというのは、ブログオーナーの手腕にかかるところ大かな、と思います。
今のところ、わたし自身は、そんなこともあって、HP+掲示板への危機感は感じていません。
で、村井さんってスタッフブログにたまに書いている人ですよね?