朝ドラ「あまちゃん」から、宮澤賢治の曲が聴こえてくる

NHKの朝ドラ「あまちゃん」から、
宮澤賢治作詞作曲の
星めぐりの歌 （歌）が聞こえてくる。

いま、話題になっている。

以下の- YouTubeを発信されるお方のお陰で、
賢治の曲だけを聴いてみた。



《　●星めぐりの歌 - YouTube
宮沢賢治の名作『星めぐりの歌』に拾い物の動画を付けてみました。

再生時間：4:05

投稿日：2010年8月23日
www.youtube.com/watch?...


●宮沢賢治 星めぐりの歌 （歌） - YouTube
作詞作曲・宮沢賢治 あかいめだまの さそり ひろげた鷲の つばさ あをいめだめの 小 いぬ ひかりのへびの とぐ ...

再生時間：1:35

投稿日：2008年6月5日
www.youtube.com/watch?...》

　宮澤賢治が生まれた年には、大震災があった。
玄侑宗久著『慈悲をめぐる心象スケッチ』88頁には《　明治２９年８月31日の未明、午前５時、花巻から西へ二十五キロの村に二メートルの断層ができるほどの大地震が発生する。全壊家屋五千六百、死者二百名を記録した。》とある。

多勢が亡くなったのである。

賢治がなくなった年にも、また、大震災があったといわれている。
玄侑宗久著『慈悲をめぐる心象スケッチ』217頁には
《　三月三日に三陸海岸を襲った死傷者数三千人という大津波・・・》。

北川省一著『宮澤賢治と沙門良寛　　北国の生んだ二人の法華者』現代企画室刊　207頁には
《　三月三日には三陸沿岸に大津波が来襲し、二十三メートルもある大波で死傷者三千を出し・・・》とあった。


賢治は花巻という内陸部の町に生きてはいたが、
天災、と真正面からむきあう運命を背負って生かざるをえない星をもっていたのかもしれぬ。

賢治は、人智をつくし、冷夏とむきあう人生となったのではなかったか。

朝ドラ『あまちゃん』のバックミュージュックは、
賢治作曲の「星めぐりの歌」。