馬耕・・・都留環境フォーラムの取り組みをNHK報道

２０１５．５．２９
NHKは山梨県の都留環境フォーラムの取り組みを報じた。

感動の番組であった。



効率一本槍で突き進んだ日本農業に
異議有り
と狼煙をあげた若者による馬耕農業の復活であろう。

機械をつかわぬ。化学肥料をつかわぬ循環型農業をめざしておられる。

そこには
価値観の大転換がある、と観た。


日本人と馬との生活史を
顧みれば

昭和の高度経済活動が盛んになる一方
農耕馬は衰退したのでは
なかったか。

工業製品の貿易で利益をあげることが国是的に目標となった
のでなかったか。


農産物の生産者には、採算がわるい、天候に影響されて非効率との効率第一主義の批判がなされて、
農業従事者は離農へとむかってしまわなかったか。

団地すまいができて
週にいち日ないし二日も休日がとれて食えるのであれば、
生産会社勤めをよしとしていったのではなかったか。

生産は昼夜行われた。

生産活動が盛んになるなかで
公害が多くの国民の生命を脅かすことになったのではなかったか。

いま、日本のおとなりの大国では、なにがおきているのであろうか。
日本のかつてのにがい歴史を
おなじようになぞっているのではあるまえか。
隣国の公害のひどさ具合から
そのようにみてとれるのは私だろうか。

日本は農耕馬が激減してゆくなかで

地域の和も共同作業もへっていったのではないだろうか。


いま、
若者が
馬耕をはじめたことは奇をねらってのことなのだろうか。
そうではない、とみている。
地道に、本気で
馬耕を考えておる、とみた。

都会を脱して農村で生きようとする若者の精神は
健康そのもの、話してみて、感じてきた。

成功をいのりたい。