ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

【簿記】最適セールス・ミックスのリニア・プログラミング解法 その2

2020年12月14日 | メモ

 

以前、リニア・プログラミングの簡易的な解法を書き残しましたが、少し気付いたことがあったので補足と追記をしておきます。

以前の記事
https://blog.goo.ne.jp/shurey/e/cd50a621fd35e401a6f6a6df66645a56

【問題文②の解法②:比率から算出】

値下げした価格の計算ですが、Ⓩと①の傾きが同じになることから解いていますが、これを2つの式の比で考えることもできます。

ⓏMaxZ=Max(1200x+1500y)
①1.5x+1.2y≦7200

製品Yが値下がりして、Ⓩが①に重なる傾きになります。条件が変化する一瞬を変化点として捉えます。
その変化の傾きをXとYの価格の比率で捉えます。

1200:B = 1.5:1.2 → 1200/B = 1.5/1.2

元の式からそのままxとyの倍率を持ってくるので、傾きから考えるより分かりやすい気がします。
比率で考えるのも傾きで考えるのも同じことをやっているので、倍率の比で考えると式から捉えやすいように思いました。

【問題文②の解法③:制約条件の変化】

問題文から式で考える前に、制約条件の変化点として捉える方法です。

最初の問題①の段階で貢献利益と制約条件の単位当たりの利益を出します。

貢献利益 製品X 1200円 製品Y 1500円

条件① 材料の制限(製品Xは1.5kg、製品Yは1.2kgの材料を使用)
 製品X 800円/kg < 製品Y 1250円/kg

条件② 作業時間の制限(製品Xは2時間、製品Yは4時間の作業時間)
 製品X 600円/h > 375円/h

問題文②では製品Yを値下げしますので貢献利益が下がります。
これによって製品Yの優位性が失われ、条件変更が必要になるのは条件①です。
すなわち製品Xと同じ800円/kgを下回ると条件が変化するというのが問題文②の意味ということになります。

製品Y1個の貢献利益の変化点は 800円/kg×1.2kg=960円ということになります。

数式を使わず考えられるので、実はこれが最も分かりやすいかもしれません。
今更という感じもしますが、テキストにはこのような考え方は載っていなかったので、条件の変化をいきなり数式で考えるよりはすんなり理解できました。


【PS4】Ghost of Tsushima

2020年12月13日 | ゲーム

「Ghost of Tsushima」の1週目が終わりました。
プレイ時間は100時間ほどです。

第一印象はフィールド背景の鮮やかさと緻密さに引き込まれました。
やや強めのコントラストの春らしいステージに始まり、ストーリーが進む毎に季節の異なる舞台が用意されています。
ストーリーを追いかけやすい仕掛けも自然と溶け込んでいて、目的地は地図上に分かりやすく表示され、フィールドでは進行方向に風が吹き、狐や蛍が誘導する仕掛けもプレイしやすい環境を作っていました。
マップはかなり広く感じましたが、馬で移動したり、一度訪れた場所には瞬時に移動することもできますので、ストレスはありません。

戦闘はオーソドックスな剣劇ですが、弓や投擲兵器、暗器(暗殺兵器)なども用意されていて、戦闘のバリエーションも豊富です。さらに弓などは矢を変えることもできます。
敵は拠点を守っていたり、街道を巡回しています。
一騎打ちのシステムもよく出来ていて、タイミングよく敵を斬り倒していくのはなかなかスリルがあります。
ボス戦では演出効果があって場を盛り上げます。戦闘はとにかく敵の攻撃を避けては、少しずつダメージを与え続ける。シンプルですが、タイミングを間違えるとアッという間にゲームオーバーです。
高い場所から落ちたり、何度もゲームオーバーになるところはあるものの、直前からすぐに始まるのでデータセーブはほとんど心配なく進められます。

アイテムの収集要素もサポートのシステムがあるので苦にならず、ストーリーも同様にサポートのお陰ですんなり進みます。広いマップで迷うこともありません。
ボリューム的にはその前にやっていた「ウィッチャー3」よりも少ないけど、丁度良いバランスのように思います。2週目やってみようかなという気にはなります。

オンラインプレイの方は、最初のチュートリアルだけ見ましたが、攻撃の操作が違うのでストーリーの途中でやるのは混乱の元になりそうです。

対馬を舞台にした日本の風景、家屋、登場人物の仕草やセリフなどどれを取ってもよく出来ているので、海外で作られたとは思えない自然さで引き込まれます。海外製ゲームだからこそのリアリティな作り込みだけでなく、日本文化への深い理解があって生まれたことが良く分かる作品でした。