いつだってワークライフバランス

「仕事と生活の調和」を意味する
ワークライフバランス。
より良いあり方を考えるブログです。

オバマさんの折り鶴

2017-05-28 | 仕事

出張の空き時間に広島平和記念資料館を訪れ、オバマさんの折り鶴を見てきました。 

 

主目的は新聞記事で知った、原爆投下の様子を上空から俯瞰したCG を見ることでしたが、せっかくなので折り鶴も。 

これまで何度か、この場所に来てさまざまな展示物を見てきましたが、現在は美しく綺麗で見やすい展示になりましたね。

 

知らずに入場した人がショックを受けないようにとの配慮で、蝋人形も撤去されています。

これは完全撤去ではないとも聞きましたが……。

 

CGは何というか、グラッと眩暈を覚える不気味なものでした。

理系でない私には分かりませんが、人間が心地よく感じる音や映像があるなら、その逆も作れるはず。

原爆がクルクルと投下され炸裂し、一瞬で焼け野原になる映像に思わず、手すりを握りしめたほど、足がすくみました。

 

映画みたい、ではなく、非常にリアル。

多くの日本人や外国人、観光客、旅行者、平和学習中の生徒たちがジッと見つめている異空間。

 

一方、新しい展示品の部屋は明るく清潔でゆったりとしていますが、寄贈品の数々とその注釈のパネルの文字からは

「無残」の一語しか浮かんできません。

 

わぁわぁと走り回る子供たちが、引率の教師や同級生に何度も「シーッ」と諫められているのを見て、

なんて平和なんだろう、なんて自由なんだろうとジワッときました。

 

歓声をあげて騒ぐ男子も展示品の前で真剣にメモを取る女子も、夫婦でぴったり寄り添って食い入るように眺める

欧米系のご夫婦、全ての人を愛おしく感じたものです。

 

オバマさんの折り鶴はケースに入れられていますが、ストロボを使わなければ写真撮影も自由です。

ケースの前では小学生らしき女の子が「オバマさん、上手だね、器用だね」と笑顔で見つめていました。

 

和柄の綺麗な折り鶴は思ったよりも大きめで、確かに端正に折られていますが、上手なのか器用なのかは分かりません。

ただ、心をこめて丁寧に折ったであろうことは確かに伝わってきます。

 

展示室の一角にコメントノートが開かれた状態で置かれていて、入館者は手に取って読むことができます。

短く的確な言葉で、真摯な感想がたくさん綴られていました。

 

私は普段そういうことしないんですが、思わず書き込みをしちゃいました~。

「来るべき場所、見るべき展示物」

 

こうして平和に暮らせて、仕事もある幸運に感謝して、日々をダラダラ過ごしてるんじゃないぞ、私! 

と、自分にハッパをかけつつ資料館をあとにし、コーヒーで一服してから気分一新で仕事に出かけたのでした。

 

http://shu-ha-ri.co.jp/

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團菊祭五月大歌舞伎・昼の部@歌舞伎座

2017-05-27 | 歌舞伎

本日、千穐楽。

昼の部では音羽屋長女・寺嶋しのぶの息子、眞秀君が初お目見得。

 

私は昼夜とも早々に観劇したので、それぞれで25日間ずっとがんばった二人のおチビちゃんのその後は存じませんが、

大過なく終わったと思われます。

フランス人のパパに似たのか、おめめパッチリの可愛らしいお顔の眞秀君。

坂東家のお孫ちゃん、新亀三郎君はスッキリ系のりりしい日本男子。

 

終演後はいつもにも増して、出入り口が大混雑で何事かと思っていたら、寺嶋しのぶ本人が受付で挨拶をしていて、

それをひと目見ようと立ち止まる人が大勢いたのが原因でした。

 

私は舞台上の役者にしか関心がないため、スルスルと抜けて行くと、寺嶋しのぶが少し複雑な、でも晴れやかな笑顔で

丁寧にご贔屓さんと話している姿がチラリと見えました。

 

嬉しいだろうなぁ~。

眞秀君は2日目でもしっかりと台詞が入り、堂々のデビューでしたもの。

こういう祝祭気分を味わえるのは何だか得した気分♪

 

お目当ての海老さまは、私の苦手な舞踊劇「吉野山」にご登場なので、過大な期待は抱いていませんでしたが、

菊之助@静御前と組む源九郎狐はいいですね~。

美男美女コンビで見惚れるし、ここに男女蔵が道化役の逸見藤太で絡んでくるのも楽しい。

この三人を見ていると、かなり昔に上演した大感動の「上意討ち」が思い出されて懐かしい気分に浸りました。

 

しかし、何といっても昼の部のメインは、やはり「魚屋宗五郎」。

菊五郎@宗五郎&時蔵@女房おはまのコンビが、誰にも真似できない究極の名舞台を展開します。

 

筋も何もかもよーく知っているのに、お約束どおり笑い、泣ける素晴らしさ。

いつまでもいつまでも見ていたい気にさせられる世話物の名作でもあります。

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私のサイバー攻撃防御法

2017-05-15 | 仕事

世界的なサイバー攻撃によって、日本の大手企業でも被害を受けたと引っ切りなしに報道されていますね。

 

決してITリテラシーが高いとはいえない私ですが、万一パソコンが使えなくなったら、仕事が立ち行かなくなるため

パソコンの管理には日頃から神経を尖らせています。

 

不審なメールは迷惑ボックスに自動的に振り分ける設定をしているので、フリーメールアドレスや

抽象的な件名のメールは受信ボックスに入りません。

たまに受信ボックスに飛び込んでくる怪しい件名やアドレスのメールは一切触らず、即刻迷惑メールに登録します。

 

バックアップも不可欠で、外付けHD(ハードディスク)に加え、通常使う以外のパソコン2台をHD代わりにして

主用データを保存しています。

これはもっと頻繁に更新しなくてはと、今夜反省したけど……。

 

本日のニュースで不審メールの見分け方の1つとして、「大手宅配会社の社名を騙ったメールがある」

と知り、「ええ~、私のとことろにも何回か来てるよ。やっぱり怪しいメールだったのね」とビックリ!

 

ヤマト運輸さんの名前を騙っています。

でも私はヤマトさんの「クロネコメンバーズ」に登録しているため、すぐに変だと気づいたのです。

 

まず、いつもの配送予定通知メールの「件名」と微妙に文言が違う。

さらに、何も注文した覚えはないし、届く予定も聞いてない。

仕事の場合、普通は先方から事前に送りましたとご連絡がありますから。

 

そんなときどうしたかというと、クロネコメンバーズのサイトにログインして、「マイ荷物問い合わせ」で確認するのです。

すると案の定、配送予定の荷物なんてないことが明らかに……。

怪しい、怪しすぎると思っていたのが大当たりだったのねぇ。

 

配送日時の変更などもできて便利に利用していましたが、まさかウィルス対策にもなるなんて! 

余談ながら、メンバーになるとポイント制でさまざまな景品が貰えたり、当たる特典まであるんですよ~。

 

私はここでよく、可愛いクロネコイラスト付きのウェットティッシュ3個セットを貰います。

講義の仕事の際、おしぼりやウェットティッシュを用意してくださるところが大半ですが、ないときもあるし、

粗相してお水をこぼしたときなど、サッと拭けて重宝してます。

 

母愛用の100円ショップのもいいんですけど、大量に入ってて厚みがあり、小ぶりのバッグが好きな私には大きすぎて、

ヤマトさんオリジナル品がピッタリ♪

たくさんあっても、すぐに乾燥する恐れがありますしね。

 

たまに園芸用の軍手も貰っちゃったりして。

これも、女性向きの小さめ軍手があって、しかも色が黄緑とかカラフルで可愛い~。 

このようにいろいろ良いこと尽くめなので、メンバー登録しておけば安心です。

 

あらあら、脱線してポイント景品なんて、つまんない話題に飛んで失礼!

 細々と仕事をしている身としては、今やPCも宅配便も不可欠なビジネスツール。

サイバー攻撃になんて遭ってる場合じゃないのよ~。

 

http://shu-ha-ri.co.jp/

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團菊祭五月大歌舞伎・夜の部@歌舞伎座

2017-05-07 | 歌舞伎

團十郎丈のいない團菊祭。 

菊五郎自身もテレビで「相棒がいなくなっちゃった」と漏らしてたわけですし、團菊祭と銘打たず、

今月は坂東家の襲名公演でいいのではないでしょうか。

 

彦三郎改め初代楽善、息子の亀三郎改め彦三郎、その弟の亀寿改め亀蔵、新彦三郎の息子・亀三郎ちゃん。

めでたい舞台には、4人のお名前が記されたシックな祝い幕も掛かっています。

 

九代目彦三郎を襲名した亀三郎は口跡が良く、実力派の役者です。

幕開けの「対面」では、荒事の曽我五郎をきっちりと務めています。

 

身体能力も高い彼は、腰を落として荒事に懸命に取り組んでいますが、以前に松也君が同じ役を務めた際も

「腰を低くして大声を出せば荒事になるわけではない」と評されていたことが思い出されました。

新彦三郎さんには今後、彼のすっきりとした持ち味を生かしたお役でどんどん主演を務められることを期待します。

 

「口上」では、4歳の新亀三郎ちゃんが可愛らしくも堂々とご挨拶。

隣の権十郎さんが終始、かいがいしく「はい、右向いて左、はい、上」とお世話をしているのが私の席からだと

よく見えるし聞こえるしで、親族一同勢揃いの温かい雰囲気がとても素敵でした。

亀蔵も時折、横を向いて甥っ子の亀三郎ちゃんを見て優しく微笑んでいました。

 

その後、伊達家の御家騒動を芝居にした「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の「床下」で、ザ・荒事な

松緑@荒獅子男之助を見ると、「荒事は一夜にしてならず」と感心させられます。

ネズミに変身した、主役の海老蔵@仁木弾正に逃げられて「取り逃がしたか」という「かーっ!!」がカッコいい。

 

この演目のために取った最高の1等席で見る、すっぽんから現れる海老さまが妖しい~。

悪事の証拠となる連判状を口にくわえて、「してやったり」という憎々しい顔で悠々と去っていく場面。

 

すっぱんから完全に上がると海老さまはカッと白目を剥きます。

どうやってるんだろう~、怖いよ~、不気味さ満点だわぁ。

 

その後、「フフン」という表情で花道を歩いていくときの横顔は本当に美しく、「なんでこんなに鼻の形が綺麗なの?」

「いつ見ても睫毛が長い~♪」と堪能しました。

 

と、このように花道での姿は素晴らしいのですが、「刃傷」で立ち回りになるといつもの「ガルル」と唸る癖が……。

仁左さまも幸四郎も、そんな唸り声は上げません。

もう少し、クールな悪の雰囲気を出す工夫が欲しいと思います。

姿も声も申し分ないのですから、この役、必ずモノにしてください!

 

27日千穐楽。

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茶の湯展@東京国立博物館平成館

2017-05-06 | 美術

この時期、都内美術館で3館同時に茶の湯展開催中。 

皮切りに東京国立博物館で国宝のお茶碗を拝んで参りました。

 

世界に3点しか現存しないといわれる、曜変天目茶碗は碗の内側が見所です。

瑠璃色の星が煌めくような美しい茶碗。 

この紋様は偶然現れるもので、非常に稀少な品といわれています。

 

私は以前も同館で同じ茶碗を拝見する機会に恵まれております。

もともと青は好きな色で、改めて眺めても美しいお茶碗だと感じ入り、これを見るだけでも行った価値あり。

他にも「結構見てるな~、知ってるな~」と思う品々がありましたが、名品は何度見てもその都度、気づきがあるので

見るチャンスがあれば、逃す手はないでしょう。

 

お茶道具は来歴が面白いので、展示品のそばの解説を読むのも楽しい。

たとえば、「生爪」という花入れは爪を剥ぐような気持ちで譲るという書状付きなんですよ~。

それほどまでに「手放したくないっ!」と怨念にも似た思いがこもったお道具、いただいたほうも寝覚めが悪い?

「生爪」って銘も強烈、生々しすぎ。

 

また、南宋時代の希少な青磁の茶碗は一部破損していて、それを明の時代に修繕を依頼したところ、

今の技術ではこれ以上の品を作れないと、割れた部分を接いで返されたものだそうです。

 

茶道具には金接ぎなどと呼ばれる修理の痕も景色として鑑賞するスタイルがありますが、おそらくこうした感覚は

一般的な欧米人には理解できないのではないでしょうか。

だって、壊れた食器ですよ。普通は捨てますよね。

 

明の時代に修繕してわざわざ返してくれたという事実に当時の人たちの心意気やセンスが偲ばれます。

お茶の世界では中国の品は「唐物」と呼ばれ、現代でも茶人の憧れ、垂涎の的。

同じアジア人同士、当時から美意識に通じるものがあったのでしょうね。

 

会場内では古田織部の茶室「燕庵」が建物ごと復元、通常は非公開の庭の茶室「転合庵」を一般公開するなど

トーハク、かなり気合入ってます!

 復元茶室に

茶入「於大名」を飾るためだけに造られたという、小堀遠州ゆかりの「転合庵」。

 

お茶を習っている人だけでなく、一般の方も興味をもてそうなラインナップですので、好き嫌いという素朴な感覚で

見るだけもよろしいかと思います。

これだけのお道具が揃うのは、なかなかないでしょうから。

 

恥ずかしながら、私なぞ知識がないから、「わぁ~、扱いにくそう」「このお釜、絶対持ち上げられない」「点てづらいよ」

などと点前をする気分で恐れおののきながら眺めているだけで、鑑賞とは程遠いありさまですから。

 

6月4日まで。

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