獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

駆け抜ける歓び:BMW323iで手稲山を疾る

2007年08月27日 | CARS&F1

 昨日、友人の尾車親方より、緊急連絡が入った。なんと、手稲山で車種選び放題のBMW試乗会が開催されているというではないか!私は妻や娘達に「私に2時間だけ時間をください!」と頼み込み、いそいそと手稲ハイランドに出かけた。
  
   
 ずらりと並んだBMW各車。
   
 
   
 さて、私が選んだクルマは、323i(6AT・税込車両本体価格487万円)である。
 試乗コースは、手稲ハイランドから手稲オリンピアに続くワインティングロードを下って、また手稲ハイランドに登るという往復路。このようなステージをタダで用意してくれるところに、BMWの並々ならぬ自信が伺いしれる。
 往路の下りは、ATレバーはDレンジに入れっぱなしで、やや遠慮がちに走る。走り出しは直進方向にどっしりと据わったステアリングなのに、このクルマはワインティングロードに入ると、スパッとノーズを曲がる方向に向ける。極めてスポーティー。静粛性も高く、ロードノイズ等はしっかり遮断されている。
 復路の登りでは、「ステップトロニック」を駆使して、ワインティングを駆け抜ける。この、ステップトロニック、(VWのDSGほどではないが)反応が機敏なので、意味もなくシフトをしたくなってしまう。「押してシフトダウン・引いてシフトアップ」のロジックも、理にかなっていてカラダになじむ。シフトダウンをすると、ストレート6の咆哮が、ブラウンのシェーバーのように鋭く、だがしかしジェントルに、響く。ラフなアクセルのオン・オフでも、パワートレーンはまったくギクシャクしない。試乗コースにはそれなりに長い登りのストレートがあったが、4速に入れてもしっかりと加速する。
   
 この山道には、コーナーの手前に「減速帯」が設置されているのだが、323iの脚は、挙動を乱すこともなく、しなやかに路面をいなす。225/50R16のランフラット・タイヤを履いているにもかかわらず!
 いやあ、凄いクルマでした。BMW323i。電磁スイッチ式のワイパーとウインカーには違和感があるが、それは、些細なコトだ。このクルマ、生涯のうちで私が乗ったクルマの中で、最も完成度が高いかも。どうしてこんなクルマが造れるのだろう。国産車とドイツ車の間には、まだまだ暗くて深い川があるようである。私はラテン車が本来好きだったハズなのだが・・・
   

コメント (10)
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