石川県新生活運動協議会・石川県生活学校連絡会~~~より良い未来へ、暮らしを見直す~~~

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石川県各女連 会員研修開催される!~~~平成29年2月26日(日)

2017-02-27 09:51:37 | 日記
石川県女性センター 13:00~15:00 大会議室において開催された。
参加者は約60名
いしかわ女性基金活動支援事業

開会あいさつ    石川県各種女性団体連絡協議会 会長 常光利惠

「男女共同参画の歌」 米田浅子さんの掛け声とともに、参加者全員で合唱

講演「現代子育て事業と女性の生き方~女性を取り巻く環境と課題~」
講師 長谷川 由香氏(子育て向上委員会 代表)


結婚を機に退職し金沢へ。3人の子育てに悩んだ経験より、他県ではすでにあったネットワークを参考に子育て向上委員会を作る。

子育て向上委員会とは?
 子育てママ仲間を集めて、自分の身の回りの情報を伝え合う冊子づくり。
 金沢子育てお役立ちBOOkWEBの制作・運営。金沢市で子育てママに手渡されている冊子の編集
 男女共同参画広報誌「るうぷ」の制作


現代の母親が抱える悩み

 「お父さんは今日も遅い」・・・ ワンオペ育児
 「夫婦のコミュニケーションが乏しい」・・・産後クライシス、40代で離婚する人が多い
 「よい母親でいなければならない」・・・三歳児神話、世間からのプレッシャー、子どもの評価が親の評価など追い込まれる母親たち
 「子どもにつらく当たってしまう」・・・児童相談所の虐待対応件数10万件を超える。
 「お金がない」・・・子どもの貧困 10人にひとり(金沢)6人にひとり(全国)
 「女性はもっとお金がない」・・・女性の平均年収は男性のおよそ半分
 「女だからしょうがない」・・・有職者に占める女性の割合が45.3%で47都道府県中8位だが、
                管理職従事者に占める女性割合 8%で47都道府県中46位! 
                若い女性のロールモデルがいない。能力ある石川の女性が埋もれている?!
                雰囲気がそうさせている!

 「スマホ・・・これって活用?依存?」
            ・・・スマ放置やスマホ育児の問題。SNSなどにより比べ安い状況があり自信喪失につながっている
               嫉妬が恨みを産んでいる!

解決のカギ
 行政にお願いしたいこと
   女性のキャリアパス支援・・・再就職のためのプログラムを
   次世代育成への予算措置
   母親のメンタルケア
   育児不安を払しょくする支援整備

 企業にお願いしたいこと
   女性の活躍推進
   イクボス宣言
   男性育児休業の取得促進
   ワークライフバランスの推進
 
 私たちにできること
   ママ同士がリアルでつながって支援を受ける側から支援する側にまわろうよ!
   評論家ではなく、参加者になる!・・・「今どきのお母さんは・・・」と批判的な目でみるのはやめて!!
   いろいろな生き方、働き方を肯定すること
   女性同士で応援し合えること・・・互いの翼を折りあわない。自信を無くした人は、人の邪魔をする人に!

   女性の声や意見がもっと反映されるしくみが必要!
   消費のありかたについても考えてみる・・・男女共同参画に熱心な企業の応援
     保育士が足りないのは、労働関係や子どもの親との関係で心が疲弊し辞めてしまう現状もある。

   女性同士が世代を越えてつながったら大きな力になるのでは!
   

会場より
・18歳から選挙権があることより、1年前倒しで小学校にあげてはどうか。
・0歳児保育には補助金が多いが、1歳児保育になると補助金が半額になる。そのため1歳児保育をするのが難しい。
 また、1歳児はトラブル(けがや対人関係)が多い年代だが、育児に対する保護者の理解が足りず保育士が責められることも多いため
 保育士の確保が難しい現実もある。



コーヒータイム JA能美につくっていただいた丸いも入りロールケーキを試食

意見交換「次世代にバトンをつなぐ~女性が生きやすい世の中に~」
7グループに分け意見交換会を行う。
各グループより発表(1分)


誰かがそばにいて言葉をかける。周りの人が声をかけあって支援していく。
給料が下がる時短ではなく子育てしやすい時短に!DVの連鎖をなくす。若い人たちが政治に関心を持つ社会に。
ファミリーサポートセンターに協力していく。一歳児の保育士の心を折らないように!
制度を知ること。社会に関心を持つ。勉強する機会をもつ。サポート支援し合う社会に!
支え合う大切さ。いろんな世代の意見を聞くこと。自分が生きやすい社会に「お互いの翼を折らない」
理解し合う。知り合う。
自分の生き方の指針を持つ!

長谷川さんより、「知らない」「わからない」が恐れを産み、責めたり、いがみあったりすることになる。
         合って話しをすることで理解し助け合うことができる。


閉会あいさつ   石川県女性団体連絡協議会 副会長 菅村美知子

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育児はとても大変!一生懸命してもすぐに成果はみることができない。
それなのに、なにかあると子育て(=母親)の責任にされることが多い。そのため追い込まれる母親が増えていく。
だから、子育てには多くの人がかかわっていくのがベスト!と長谷川さんはいう。

意見交換会はまさしく世代を越えた話し合いだった。専業主婦の悩み、ワーキングママの悩みを共有し
それでも多くの人が支えてくれたので今があるというのが多数意見だ。

現実を知り、自分で何ができるのかを考え行動する。そんな良い機会になった!
力を合わせるために、話し合い理解する努力を続けていかなくてはいけない。

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