アトピー性皮膚炎 (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)
アトピー性疾患の人で、運動好きな人を見たことがない。
それは、アトピー性皮膚炎になると、汗をかくだけで痒みが増すからで、以前は運動好きだったとしても、しだいに運動をしなくなってしまう。
前回の 連載7でも書きましたが、アトピーの再発が起りやすい人というのは、腸と非常に関係が深く、治療をする時の診断として、私は「お腹の硬い人は治りにくく、お腹の軟らかい人は治りやすい」と診断しています。
お腹が硬いか軟らかいかは、食品の内容と量によっても決まるのですが、運動による新陳代謝によっても決まり、運動はせずに食べる量が多いと、硬いお腹がさらに硬くなってきて、腸の動きはさらに悪くなる。
ところが、運動をしなくなると、余計に新陳代謝は落ち、全身の皮膚をはじめ、臓器にまで不要物が溜って排泄できなくなり、腸も動かなくなりますので、腸内細菌の善玉も活性化できずに便秘も起る。便秘が起れば、さらに皮膚の症状はひどくなる。
と悪循環を繰り返すことになる。
結論から言いますと、家庭療法として運動をしたほうがいいのですが、普通のジョギングのようなスポーツをすると、痒みが増すので、汗をかかずに腸を動かし、かつ、体力の落ちている人も多ので、極力、体力を消耗させない運動がいいということになる。
まとめますと、運動の目的は、
① 運動で全身の新陳代謝をあげる
② 皮膚や臓器の不要物を排泄させる
③ 腸の蠕動運動を起させる
④ 腸内細菌の善玉を活性化させる
⑤ 便秘の予防をする
運動の方法は、
① 汗はかかずにできる運動
② 体力を消耗させない運動
③ 腸の蠕動運動を起させる運動
これらを全て含む運動は、HPにある「両足ジャンプ」が適当かと思います。
≪両足ジャンプ≫
両足ジャンプは、もともと、骨粗鬆症・ポリープ・憩室・下腹肥満・下半身太り・運動不足解消などを目的にしているのですが、骨粗鬆症やポリープや憩室は、この方法に勝るものはないと考えられるもので、イギリスの研究機関が老人ホームでテストしたら、70~80歳の骨量が、一年間に3%も上がるという結果が出ているのです。
≪方法≫
いつでも、どこでも、構いませんので、両足で50回ジャンプするだけです。
勿論、50回以上行ってもいいのですが、やりすぎると続かなくなりますので、アトピー性疾患のある方はせいぜい100回以内に止めたほうがいいようです。
100回以内なら、汗をかくことがないからです。
≪コツ≫
ジャンプをする時には、腸(お腹の中)を上下に揺さぶるように意識しながら飛び、無理をしないことです。
きょう500回飛べば治るというものではないからです。
両足ジャンプの原理は「縄跳びダイエット」と同じで、例えば体重50kg前後の女性が両足ジャンプをしたなら、1時間に400~600kcal前後のカロリー消費になりますので、階段の上り下りやエアロビクスよりもカロリー消費が多く、ボクサーが縄跳びで減量と「動きを養う」理由も分かるような気がします。
また、縄跳びダイエットは、足首を使いますので、足首の太い人にも朗報で、腸の上下運動による内臓の新陳代謝に合わせて、有酸素運動にもなり、ジャンプの刺激で人体のホメオスターシス(恒常性)が働き、骨からカルシウムが流出するのを防ぎ、骨量も増えるわけです。
しかし、縄跳びダイエットをした人の体験談を読んでいますと、
① 膝痛が出た
② 胸が揺れ他の部分より痩せてしまう
③ 腰の弱い人は危険
④ 一部の筋肉だけを使う運動になる
⑤ 生理のきつい人、貧血気味の人、めまいがおきる人はできない
⑥ 30分以上の運動だからきつい
つまり、最初の19分間は、血液中のブトウ糖のみをエネルギー源とするから
で、19分経過後脂肪が燃えはじめるので、30分以上必要となる
ところが、両足ジャンプの場合は、50回という少ない回数ですので、縄跳びダイエットのような害はなく、≪コツ≫を読めばわかるように、腸の上下運動を起すのが目的ですので、肉体や精神の苦しさもありませんので、虹彩周囲にコレステロールリングが巻いている人にもお勧めです。
このような虹彩になっている時は、発酵食品の摂取もお勧めします。
≪コツ≫を守って両足ジャンプをすると、具体的な利点としては、
① 軽い有酸素運動
② 皮膚や臓器の新陳代謝が良くなる
③ 皮膚や臓器の不要物を排泄する
④ 腸の蠕動運動を促す
⑤ 腸内細菌の善玉を活性化
⑥ 便秘の予防
⑦ 骨量が増える
⑧ 憩室やポリープの治療になる
⑨ 必要時間は20秒程度
⑩ 何の器具も要らない
⑪ 場所や時間を選ばない
⑫ 汗をかかない
⑬ 体力消耗がない
⑭ 腸が動き出す
⑮ 下腹が軟らかくなる
⑯ 排便促進になる
⑰ 皮膚に張りが出てくる
⑱ 痩せたらリバウンドがない
何故、こんな軽い運動で、これだけの効果が期待できるかと言うと、この両足ジャンプを考える前までは、患者さんを仰向けに寝かせ、両つま先を掴んで、上下に揺さぶって腸を動かしたり、両手を万歳させて、両手を交互に前後に揺さぶって脊椎の捻転運動をさせたりして効果を上げていたからで、「腸の上下運動」をすることにより、それらの効果があることがわかったからです。
アトピーの患者さんにも、両足ジャンプを勧めるのですが、私か常に時間に追われているため、十分な説明ができてないのと、ほとんどの患者さんが「こんな運動で治るなら誰も苦労せんわ」と考えているのか、実行してくれる人のいないのが現状です。
しかし、アトピーを 食事療法 と運動を併用して治した人もいるのです。
また先日、この「両足ジャンプ」の取材に、「はつらつ元気」という健康雑誌の記者が来られまして、6月2日発売の記事で特集を組んでくれるそうです。
そして、取材の途中で、当院で「鍼灸治療を受けてない人での効果はどうか」という質問があり、「両足ジャンプ」をしてくれる方をブログで募集してもいいということになりました。
※下腹が軟らかくなるのは一週間でわかるので、挑戦されてみてはどうですか。
※腕のたるみを取るときは、ジャンプをする時に腕を前に捻ったまま、何回か
飛び跳ね、次は後ろに捻ったままとびはねます。
※うつむく時に、お腹の脂肪が邪魔で出る、「んう!」という声が出なくなります。
応募要項
国籍、年齢、性別、健康状態、一切問いません。
両足ジャンプでの効果を雑誌社の記者が電話取材します。
問い合わせは、この記事のコメント欄でも、こちらからでも結構です。
アトピー性疾患の人で、運動好きな人を見たことがない。
それは、アトピー性皮膚炎になると、汗をかくだけで痒みが増すからで、以前は運動好きだったとしても、しだいに運動をしなくなってしまう。
前回の 連載7でも書きましたが、アトピーの再発が起りやすい人というのは、腸と非常に関係が深く、治療をする時の診断として、私は「お腹の硬い人は治りにくく、お腹の軟らかい人は治りやすい」と診断しています。
お腹が硬いか軟らかいかは、食品の内容と量によっても決まるのですが、運動による新陳代謝によっても決まり、運動はせずに食べる量が多いと、硬いお腹がさらに硬くなってきて、腸の動きはさらに悪くなる。
ところが、運動をしなくなると、余計に新陳代謝は落ち、全身の皮膚をはじめ、臓器にまで不要物が溜って排泄できなくなり、腸も動かなくなりますので、腸内細菌の善玉も活性化できずに便秘も起る。便秘が起れば、さらに皮膚の症状はひどくなる。
と悪循環を繰り返すことになる。
結論から言いますと、家庭療法として運動をしたほうがいいのですが、普通のジョギングのようなスポーツをすると、痒みが増すので、汗をかかずに腸を動かし、かつ、体力の落ちている人も多ので、極力、体力を消耗させない運動がいいということになる。
まとめますと、運動の目的は、
① 運動で全身の新陳代謝をあげる
② 皮膚や臓器の不要物を排泄させる
③ 腸の蠕動運動を起させる
④ 腸内細菌の善玉を活性化させる
⑤ 便秘の予防をする
運動の方法は、
① 汗はかかずにできる運動
② 体力を消耗させない運動
③ 腸の蠕動運動を起させる運動
これらを全て含む運動は、HPにある「両足ジャンプ」が適当かと思います。
≪両足ジャンプ≫
両足ジャンプは、もともと、骨粗鬆症・ポリープ・憩室・下腹肥満・下半身太り・運動不足解消などを目的にしているのですが、骨粗鬆症やポリープや憩室は、この方法に勝るものはないと考えられるもので、イギリスの研究機関が老人ホームでテストしたら、70~80歳の骨量が、一年間に3%も上がるという結果が出ているのです。
≪方法≫
いつでも、どこでも、構いませんので、両足で50回ジャンプするだけです。
勿論、50回以上行ってもいいのですが、やりすぎると続かなくなりますので、アトピー性疾患のある方はせいぜい100回以内に止めたほうがいいようです。
100回以内なら、汗をかくことがないからです。
≪コツ≫
ジャンプをする時には、腸(お腹の中)を上下に揺さぶるように意識しながら飛び、無理をしないことです。
きょう500回飛べば治るというものではないからです。
両足ジャンプの原理は「縄跳びダイエット」と同じで、例えば体重50kg前後の女性が両足ジャンプをしたなら、1時間に400~600kcal前後のカロリー消費になりますので、階段の上り下りやエアロビクスよりもカロリー消費が多く、ボクサーが縄跳びで減量と「動きを養う」理由も分かるような気がします。
また、縄跳びダイエットは、足首を使いますので、足首の太い人にも朗報で、腸の上下運動による内臓の新陳代謝に合わせて、有酸素運動にもなり、ジャンプの刺激で人体のホメオスターシス(恒常性)が働き、骨からカルシウムが流出するのを防ぎ、骨量も増えるわけです。
しかし、縄跳びダイエットをした人の体験談を読んでいますと、
① 膝痛が出た
② 胸が揺れ他の部分より痩せてしまう
③ 腰の弱い人は危険
④ 一部の筋肉だけを使う運動になる
⑤ 生理のきつい人、貧血気味の人、めまいがおきる人はできない
⑥ 30分以上の運動だからきつい
つまり、最初の19分間は、血液中のブトウ糖のみをエネルギー源とするから
で、19分経過後脂肪が燃えはじめるので、30分以上必要となる
ところが、両足ジャンプの場合は、50回という少ない回数ですので、縄跳びダイエットのような害はなく、≪コツ≫を読めばわかるように、腸の上下運動を起すのが目的ですので、肉体や精神の苦しさもありませんので、虹彩周囲にコレステロールリングが巻いている人にもお勧めです。
このような虹彩になっている時は、発酵食品の摂取もお勧めします。
≪コツ≫を守って両足ジャンプをすると、具体的な利点としては、
① 軽い有酸素運動
② 皮膚や臓器の新陳代謝が良くなる
③ 皮膚や臓器の不要物を排泄する
④ 腸の蠕動運動を促す
⑤ 腸内細菌の善玉を活性化
⑥ 便秘の予防
⑦ 骨量が増える
⑧ 憩室やポリープの治療になる
⑨ 必要時間は20秒程度
⑩ 何の器具も要らない
⑪ 場所や時間を選ばない
⑫ 汗をかかない
⑬ 体力消耗がない
⑭ 腸が動き出す
⑮ 下腹が軟らかくなる
⑯ 排便促進になる
⑰ 皮膚に張りが出てくる
⑱ 痩せたらリバウンドがない
何故、こんな軽い運動で、これだけの効果が期待できるかと言うと、この両足ジャンプを考える前までは、患者さんを仰向けに寝かせ、両つま先を掴んで、上下に揺さぶって腸を動かしたり、両手を万歳させて、両手を交互に前後に揺さぶって脊椎の捻転運動をさせたりして効果を上げていたからで、「腸の上下運動」をすることにより、それらの効果があることがわかったからです。
アトピーの患者さんにも、両足ジャンプを勧めるのですが、私か常に時間に追われているため、十分な説明ができてないのと、ほとんどの患者さんが「こんな運動で治るなら誰も苦労せんわ」と考えているのか、実行してくれる人のいないのが現状です。
しかし、アトピーを 食事療法 と運動を併用して治した人もいるのです。
また先日、この「両足ジャンプ」の取材に、「はつらつ元気」という健康雑誌の記者が来られまして、6月2日発売の記事で特集を組んでくれるそうです。
そして、取材の途中で、当院で「鍼灸治療を受けてない人での効果はどうか」という質問があり、「両足ジャンプ」をしてくれる方をブログで募集してもいいということになりました。
※下腹が軟らかくなるのは一週間でわかるので、挑戦されてみてはどうですか。
※腕のたるみを取るときは、ジャンプをする時に腕を前に捻ったまま、何回か
飛び跳ね、次は後ろに捻ったままとびはねます。
※うつむく時に、お腹の脂肪が邪魔で出る、「んう!」という声が出なくなります。
応募要項
国籍、年齢、性別、健康状態、一切問いません。
両足ジャンプでの効果を雑誌社の記者が電話取材します。
問い合わせは、この記事のコメント欄でも、こちらからでも結構です。
まいにち50~100回で続けていきたいとおもいます。
ありがとうございました♪
脱ステ中とのことで、大変だと思います。
脱ステは、必ずリバウンドが出ると考えたほうがいいので、困った時は相談に乗れると思います。
頑張ってください。
ジャンプは50回ぐらいのほうがいいと思います。
100回もすると、汗ばんできて、痒みが出る可能性があるからです。
50回でも代謝は十分上がりますので、100回やれば、2倍早く治るのであれば、それを勧めますが、そういうことはありませんので、急がないほうがいいと思います。
焦らず、着実に、一歩一歩進むほうが懸命です。