けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

上位決定

2009-05-31 07:28:12 | football
(下の方にコメント等追加しました)

大変申し訳ありませんが、今節は「放送がまだなので・・・」とかそういうのナシで、いきなり。

08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 38
Valencia C.F. 2-0 Athletic Bilbao

バレンシアの得点:ダビド・ビジャ(7, 89)

GK:セサル
DF:ミゲル(90、クーロ・トーレス)、アルビオル、アレクシス、モレッティ
MF:マルチェナ、エドゥ、ホアキン(67、ビセンテ)、ミチェル(82、モリエンテス)、パブロ
FW:ビジャ


見ていたのがビジャレアルvsマジョルカ、デポルvsバルサと抱き合わせの3元中継(ラ・セクスタ。アトレチコの試合は契約か何かの関係でライブ放送できなかったんだと思う)だったので、試合の詳細は34時間後待ちです。
早い段階で先制点が決まったのでイライラすることはありませんでしたが、その後が続かなくて安心するまでには至らず。ビジャが力が入っているのか、外すのが目立つ。それでも最後に追加点も決まり、最低限のミッションは達成できた。と言って良いかと思います。手に届きそうだった(というか手にしていた)CL枠を最後まで確保できなかったのは、返す返すも残念ですが。
ビジャは今シーズン28ゴールとなりました。ピチーチはフォルランに持っていかれて3位ですが、バレンシアの今シーズンの起伏を思えば立派なものです。本当にこの人はすごいと思う。シーズン28ゴールは、ケンペス、ミヤトビッチに並ぶ記録にもなりました。


お別れ
モリエンテスは82分から出場。ちょうど中継がメスタージャに回ってきていたときでした。バレンシアニスタたちからの大きな拍手を受けて、ミチェルと交代でピッチに。クーロは2点目が決まった後でミゲルに代わって出場。その場面は見ていないのですが、クーロにはマルチェナからブラサレッタ(キャプテンマーク)が手渡されたそうです。
試合終了後は、ピッチの中央で観客に挨拶し、他の選手たちとハグを交わしてお別れ。観客がほとんど帰った後、クーロが子供たちとピッチの上でボール遊びをしていたのが、ちょっと名残惜しそうな感じでした。クーロは9シーズンも在籍してたんですよね。リーガ制覇もUEFA杯制覇も経験して誰にも負けないくらいの思い入れがあっただろうに、最後の数シーズンは、他チームにレンタルだったり、重い怪我を負ったり、ほとんど起用されなかったり。切ない終わり方だったかもしれません。お疲れ様でした。
後から本人たちのコメントなども出るかもしれませんが、今はとりあえず画像だけ。






当該4試合
マジョルカ 2-3 ビジャレアル
デポル 1-1 バルサ
アトレチコ 3-0 アルメリア
バレンシア 2-0 ビルバオ

アトレチコがすんなり勝ったので、CL最後の枠はアトレチコ。4位なので、予備予選経由です。ビジャレアルは5位が決定で、ELへ。バレンシアも勝ち残りましたので、6位EL。デポルは残念でした。でも何かバレロンさんとグアルダードがすごかった。ように見えた。
これで、1位から9位までの順位が決定。暫定なので、マラガがデポルに勝ち点で並ぶ可能性もあるのですが、デポルがマラガに勝ち越しているので、デポル7位マラガ8位で決定です。
今夜は、残りの順位すべてが決まります。



追加:コメント
短いけどコメントがあったので、それぞれ。

クーロ
「こういうようにチームを離れることをとても嬉しく思っている。すばらしい年月を過ごせたよ。このユニフォームを着て、私はすべてをチームに与えた。そして今、ファンとしてチームをサポートし続けていくつもりだ。」
マルチェナの計らい、メスタージャで別れを告げられたことに感謝を述べたクーロでした。

モリエンテス
「特に、ファンの人たちに感謝している。こうやってチームを離れられるというのはとても特別なことだ。」


追加:その他
スーペルによると、ピッチから去るエドゥが泣いていた、とのこと。正式に契約が切れてお別れをしたのはモリエンテスとクーロだけですが、それ以外にもこの試合が最後になる選手がいるだろうということを考え、泣いていたらしい。それに、エドゥはモリエンテスと特に仲が良かったですし、その辺のこともあって感極まってしまったのかもしれません。映像でも、確かに目元が赤かった……。

冒頭、私は気づきませんでしたが、少なからぬメスタージャのファンから、CL枠を逃した責任を追及するためか、指笛など野次が聞こえた模様。

試合開始時には1分間の黙祷がささげられ、選手たちは腕に喪章をつけていました。これは、1年前に新スタジアム建設の事故で亡くなった4人の作業員の方々に向けたもの。

試合後にクーロやモリエンテスはそれぞれの子供たちを連れてピッチにいたようですが、試合前にも選手たちはそれぞれ子供を抱えて記念撮影におさまったとのこと。

試合後は、トップチームの選手、コーチ陣、フィジコなどが集まって、シーズン締めくくりのディナーをとった模様。本来は、来週のどこかでする予定だったようですが、代表集合などでいなくなる選手もいるため、前倒しになったそうです。

ヨーロッパの日

2009-05-30 14:04:59 | football
Previa Jornada 38

さて、最終節です。「何もない試合」は2試合だけで、それ以外の8試合はすべて、何かがかかった試合。しかも、欧州カップ戦がかかっている試合と、残留がかかっている試合、それぞれがきれいに分かれました。どちらかが欧州、どちらかが残留、という対戦がないんですよね。意図した結果じゃないわけですから、これもやっぱり面白いところです。ということで、土曜日21時から欧州カップ戦(CL、EL)がかかった4試合、日曜日の早い時間に何もない試合、続いて19時から残留をかけた4試合が行われます。

ところが、何年やっても試合の価値とか意味とかまったく理解できないらしいWOWOWは、

○5月31日(日)午前4:55 ON AIR (1時間遅れ)
 アトレティコ・マドリード vs アルメリア
○5月31日(日)深夜1:55 LIVE
 オサスナ vs レアル・マドリード
○5月31日(日)深夜3:58 ON AIR (24時間遅れ)
 デポルティーボ・ラ・コルーニャ vs バルセロナ
○6月1日(月)午後5:35 ON AIR (37時間35分遅れ)
 バレンシア vs アスレティック・ビルバオ

残留を争うオサスナの試合のみライブ。後は間抜けな録画放送。しかもさらに輪をかけて間抜けなことに、デポル、バレンシアの放送ではそれぞれ
~EL(旧UEFAカップ)出場権を争う他会場の得点経過を随時紹介~ 対象:『バレンシアvsアスレティック・ビルバオ』」
~EL出場権を争う他会場の得点経過を随時紹介~ 対象:『デポルティーボ・ラ・コルーニャvsバルセロナ』」

何をどうやって楽しむ企画? また白々しく「デポルが先制しましたっ!」とかやるのかな。37時間後に。


バレンシア vs ビルバオ
最終節、召集選手です。

GK:セサル、レナン
DF:ミゲル、クロ・トーレス、アルビオル、マルチェナ、マドゥロ、アレクシス、モレッティ
MF:アルベルダ、エドゥ、ホアキン、ミチェル、パブロ、ビセンテ
FW:アングロ、モリエンテス、ビジャ

モレッティ、ビセンテが復帰してきました。今週のトレーニングで負傷を負ったバラハやデルオルノは欠場。シルバも間に合いませんでした。マタがサスペンションですが、左にはビセンテが戻ってきました。最初からはどうかな…と思いますが、ホアキンとビセンテの両翼で、パブロトップ下か、途中までパブロとホアキンを両翼で、ビジャの下にはミチェルかエドゥとか。

引き分け以上ならEL枠安泰、場合によってはデポルの結果をにらみながら…ということになりますが、何しろデポルの相手はバルサ。CLファイナルを戦った主力はお休みするだろうし、カンテラ祭りになりそうだしで、デポルはだいぶ組しやすいと予想されます。勝たなきゃ、バレンシア。ビルバオ苦手感がぬぐえないのは確かですが…。
バレンシアが、この試合に何もかかっていないのであれば、モリエンテスやクーロには記念出場なんかもあったかもしれません。ですがこんな顛末ですので、まあ出番があって拍手がもらえればいいね、くらいの感じで。こんなシーズンでしたから、最終的に出番がなくとも驚きません。とにかく6位を確保しないと、いくらビジャがバレンシア愛に満ちたコメントを出してくれているとしても、今のチームがバラバラになってしまう。
ちなみにこの試合が終わった後は、即バカンスではなく、日曜日と月曜日の休みを挟んで、火曜日から引き続きトレーニングが行われるようです。少なくとも木曜か金曜まで。各国の代表戦、スペイン代表の人々はコンフェデもありますしね。今のところ、再集合は7月13日の予定だそうです。
ただ、火曜日からトレーニング再開となっていて気になるのが、マラガでのチャリティマッチ。6月2日の火曜日開催、バレンシアからもビジャやシルバ、モリエンテス、と出場予定になっていたはず。この辺りはどうなるんでしょうか。


おまけ
You Tubeで見つけた、サラゴサ時代のモリエンテスのゴール(試合ハイライト)。サラゴサ時代はまったく知らないので、こんな短いものでもあると嬉しいです。95/96シーズンの、これは偶然ですがバレンシア戦。白ユニ青パンがサラゴサ、青紫がバレンシア。サラゴサの2点目~4点目がモリエンテスらしいです(実況を聞くとそんな感じ)。ちなみに当時のバレンシアの監督はアラゴネス、サラゴサは言わずと知れたVFことビクトル・フェルナンデス。

フェルナンド・モリエンテス・サンチェス

2009-05-27 23:37:14 | football
今日か明日、どちらかでやると思っていました。モリエンテス、バレンシアでの最後のプレスカンファレンス。詳しい内容の記事が出たら更新したいと思いますが、(たぶん一番)速かったMARCAからの訳。

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モリエンテスは、バレンシアを離れることを認めた

バレンシアのフェルナンド・モリエンテスは、プレスカンファレンスで、6月30日までの契約が終了した後、この夏でバレンシアを離れるつもりであることを、正式に発表した。そしてクラブに対しては「感謝の言葉」しかないと断言した。

「ここへはお別れを言うために来た。すべてが完結する。これが、僕のバレンシアの選手としての、最後のプレスカンファレンスだ。」
そう言ったモリエンテスは、しかし自身の将来についてはまだはっきりとしていないことも認めている。
「決まったことは何もない。いくつか重要なオファーはきているけれど、今後はどれがもっとも望ましいのかが問題になっていくだろう。」
また、報道が出始めているサラゴサへの復帰の可能性に関して、モリエンテスは、サラゴサからのオファーは「まったく不確かなこと」だと、はっきりさせている。

モリエンテスの感謝の言葉の大部分は、ファンに向けられたものだった。
「ここにいた3年間、僕は皆から多くの敬意を受けてきた。スタジアムだけではなく、街中でも。ファンの人たちは、僕がその気持ちや僕に向けてくれた敬意に、本当に感謝していることを知ってほしい。」

クラブが、スポーツ面で悪い時期を過ごしている(この2年)にも関わらず、モリエンテスは個人としてもチームとしても、何の不満も持っていない。
「このクラブの目標は達成されていない。僕個人のプランにしても同じだ。でも悪い年月から学ぶものもあった。」

バレンシアで目標を達成した一番の記憶は、タイトルを取ったことだ。
「ここに来たとき、僕はタイトルを取るために来たのだと言い、実際に手にした。コパ・デル・レイは何よりも望んでいたものの1つで、その時のことが思い出になっている。」

日曜日、モリエンテスはバレンシアニスタのユニフォームを身に着けた最後の出場時間を、獲得しようとするだろう。なぜならこの試合は、「このチームとのお別れをする特別なものになるだろうから。ファンには、サポートのために最後の後押しをしてほしい」。とコメントしている。ただ、モリエンテスは、今シーズンがこのクラブのシーズンとしてよいものではなかったことを理解している。
「目標が得られなかった。そしていくらかの偽りもあった。皆が、それぞれの良心を互いに試さなければならない。そして来シーズンにはチームにふさわしい場所、チャンピオンズ・リーグでプレイできるところを目指さなければ。」
とモリエンテスは、2月と3月の結果が、クラブが上位4位以内で終わるという目標を担保にしてしまったという考えを示した。

最後に、ビジャとシルバ、そしてレアル・マドリーの「ソープ・オペラ(メロドラマ)」の件では、モリエンテスは正直に語った。
「心から、バレンシアニスタとしての彼らを見たいと思っているし、それでレアル・マドリーには難しい事態となるだろう。でも、もし彼らがチームを離れなければならないとしたら、僕はバルセロナよりレアル・マドリーに行ってほしい。」
そう締めくくったモリエンテスは、最後に別れの言葉を口にし、喝采を受けた。
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続けて、公式から。後から日本語で出るだろうなと思いつつ、まあこれもライフワークみたいなものなので。
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フットボールの紳士。1人のプロフェッショナルとして常に思い出される。夢のような経歴を持ったフォワード。歴史に残るフットボール選手。そういった名称はまだあるだろうが、それでイメージできるのは、それがふさわしく当てはまるのは、フェルナンド・モリエンテス・サンチェスだ。ソンセカのフットボール選手は、この水曜日、5月27日、バレンシアCFのチームの1人としての最後となるだろう、プレスカンファレンスを行った。この中で彼は、この3年間で彼がプロフェッショナルとしても個人としても(彼の性格に感謝する)結びついている、この組織への感謝を示した。彼の公式の会見が終わった後、「エル・モロ」はマスメディアの仲間たちが送る拍手の中、会見場を後にした。

チームがふさわしい場所に戻ること
来シーズンのチャンピオンズに出場できるように、という基盤となる目標が達成できなかった。そして小さな偽りもあった。でも人はそうやって生きていくものだし、目標が達成できることもそうでないこともある。皆が良心を確かめなければならない。そして来シーズンは、チームがそれにふさわしい場所にいけるように。

バレンシアニスモを感じること
3年間で、みんなから多くの敬意を受けたし、常にプロフェッショナルであること、僕の場合は1人のフットボール選手であることを評価されていた。人々と共に、強くそれを感じてきた。スタジアムの中でだけではなく、街中でみんなが僕に示してくれた、敬意と愛情がある。それがさようならを言える方法で、プレイしてもしなくても、この3年間について僕が感謝していることを皆に知ってほしい。

VCFでタイトルを獲ったこと
バレンシアでの最後のシーズン、僕はできるだけのことをしようと努力し続けていた。でも個人としてもチームとしても、十分な運を手にできなかった。でもこの3年間で、とてもポジティブなこともある。誰か、僕の初めてのプレスカンファレンスを覚えているだろうか。ここに来た最初の日、僕はタイトルを取るためにここに来た、と言ったんだ。僕は言ったことを達成できた。しかもそのタイトルは、僕が取ったことがなくほしかったものだった。コパ・デル・レイだね。この3年間で、それが良い感覚として残っている。それから個人としてもチームとしても、最初のシーズンは非常に良かった。それも時の流れの中で僕の中に残るだろう。

VCFへ感謝の言葉
この3年間のことで、クラブに対しては、感謝と賞賛の言葉しかないよ。

学び続けること
個人としてもプロフェッショナルとしても、強烈な経験だった。月日が過ぎるのが速く、そして僕は楽しく過ごしてきた。物事が起きるのが早くて、そのドアを入って来て加入のお披露目をしたのが昨日のことのようだ。この3年間は幸せだったと信じているし、たくさんのポジティブなものが得られたと思う。そして多くの友人たちも。これも重要なことだ。人々の敬意、僕の仲間たちの敬意、この3年間で彼らがロッカールームの中で僕に与えてくれたものにも感謝したい。この年齢なのに、僕はとても多くのことを学んだよ。

個人としてプロフェッショナルとして鍛えられたこと
この3年間のことは何も消すことはできないだろう。悪いものは薄れていくものだが、僕のキャリアでは、常にポジティブなことよりもネガティブなことの方が、僕を成熟させてきた。僕はいつも、良いことを残し、悪いものは取り除こうとしてきたけれど、最後にはそういったものが、プロフェッショナルとしても個人としても、人を鍛えるものなんだ。

UEFAに向けた、メスタージャの最後の後押し
多くの人が、今シーズンと選手たちにお別れをしに、メスタージャに来るだろうと思う。僕自身は、今シーズンに別れを告げる特別な試合だと捉えている。チームが義務を果たせなかったという意味では、喜ばしいものではないかもしれないけど、でもたくさんの人がスタジアムに来て、チームがUEFA圏内に入れるように、最後の後押しをしてほしい。

バレンシアに住むこと
とても論理的なことだよね。この3年間僕がいつも言っていたように、僕はこのクラブに、なによりもこの街に住んでいてとても楽しくやってきた。僕の家族もこの街に魅了されているし、何よりも子供たちが一番、離れたがらないんだ。僕の新しいプロフェッショナルとしてのステージでどれだけの時間バレンシアの外にいるか次第で、それを考えた上で、人生をここで過ごすことについて考えることになるだろうね。
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「僕のキャリアでは、常にポジティブなことよりもネガティブなことの方が、僕を成熟させてきた」

この一言が、モリエンテスを表しているなあ、と。冒頭に、バレンシア公式がいろいろ褒めてくれていますが、それよりも、モリエンテスのキャリアを表すのにこれ以上ふさわしい表現はないような気がするくらい、しっくりきます。

てことはこの先に、まだまだ山も谷もあるってこと…?


それでも、この笑顔で次も行きますよ。

セサル・クルチャガ・ラサ

2009-05-27 22:14:40 | football
MARCAと、ほんの少しオサスナ公式を参照して。
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ロヒージョのカピタン、心を打つ別れ。クルチャガが引退を宣言した。

オサスナのカピタン、セサル・クルチャガは、公式にプロフェッショナル・フットボールからの引退を宣言した。日曜日、プリメーラ・ディビシオンの残留をかけたレアル・マドリーとの試合が最後となる。クルチャガはメディアを前に、35歳にしてキャリアを終了することになったのは、3年前に見つかった退行性の膝の慢性的障害によるものであることを告白した。

「私は、チームを安泰にしてから引退をアナウンスしたかった。しかしこのような状況になっている。今は、私の引退を考えるよりも、今度の日曜日に生き残るということが気にかかっている。チームをプリメーラに残すことは特別なことになるだろう。」とタホナールで行われたプレスカンファレンスで、クルチャガは話した。

オサスニスタのカピタンは、ホセ・アントニオ・カマーチョ監督によって、彼のキャリアの最後となる数試合に出場しており、プロフェッショナルとしての最後の試合を、レアル・マドリーと戦うことになるだろう。

ロヒージョとしてのおよそ20年
クルチャガは、およそ20年前にこのクラブの下部カテゴリーに「ほんの小僧」としてやって来たことを思い出し、今は「真の男」として離れていくのだと言った。彼は、クラブの色への愛と自身とが、まったく同じものになっていると感じていることを強調した。
「私にとって、オサスナはナバラの街が何か、ということを表しているものだ。誠実で高潔、団結し、屈服することのない街。この街を好まない人に対しては、何をするべきか、何を感じるべきかを教えてくれる街だ。」

「これは仕事やスポーツではない。感覚の話だ。私は、チームがプリメーラに昇格したこと、コパのファイナルやチャンピオンズの予備予選に到達したこと、カピタンになったことを、とても誇らしく思っている。しかし本当に、私が完全に誇らしいと感じているのは、常に私がこのユニフォームを着て、私自身、私の家族、私の仲間たち、ファン、そしてこのナバラでのキャリアを守ってきた、それを知っているということだ。」

クルチャガは、ファンに対する感謝の気持ちを示し、ファンに対してもクラブに対しても「親愛と敬意を感じてきた」と語った。
「何年にも渡って、ここで生き感じることすべてを与えてくれたオサスナに敬意を表したい。これはさようならではなく、また会いましょうだ。フットボーラーであることをやめることよりも、オサスナの選手であることをやめるほうが、私にとっては悲しい。」

オサスナへの忠誠
クルチャガは、オサスナに残るために、経済的により良い内容のオファーを拒否したことを思い出している。そして、他のクラブでプレイするなど想像したことがないと強調した。
「他のチームでプレイしていたらどうなったかはわからない。金をもっと稼げたかもしれないし、タイトルも取れたかもしれない。でも私がこのクラブにいて感じてきたことは、世界中の他のどのチームにいても感じることができないものだ。だからこそ、私はオサスナに感謝しなければならない。望んだこのチームでプレイするためには、何を支払うこともない。」
両親、妻、クラブの全ての役員たちに囲まれて、そうはっきりと語っている。

膝の問題のせいで、冬のマーケットの際にホセ・アントニオ・カマーチョに自身の記録を委ねたことをクルチャガは明らかにしたが、驚くことに彼はレギュラーとしてプレイして終わろうとしている。
「ここ何年もの間、私ができないでいたことをしたいと思っている。したいことのリストの中で何よりも先にくるのは、再び(牛追い祭りで)囲いまで(牛を追って)走るということだ。初めは負担がかかるかもしれないが、再び真の人生に戻ったことで、新たなモチベーションがあるだろう。」

会見に先立ち、ロヒージョの会長であるパチ・イスコから、クルチャガに金のクラブの徽章が贈呈された。
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クラブを象徴するカピタンの別れの言葉というのは、やはり重みがあり、積み重ねた歴史があり、クラブと街への深い愛情が見てとれます。オサスナでは、ビッグクラブのカピタンや長く務めた選手ほど注目を浴びることではないかもしれません。ですが、その街に住む人たちやそのクラブのファンにとっては「エル・グラン・カピタン」であり、とても大きな意味がある節目になる。
しかも、プリメーラ残留がかかった試合が最後の舞台になるとは。これだけマドリーマドリー言っているブログが何を言うかかもしれませんが、オサスナ勝て。勝って、喜びの中で、彼らの「7番」を送り出してやってほしい。

やはり1日でも早く

2009-05-27 03:41:35 | football
26日に出たグティの反論。MARCAのトップに出ているところが、ASへの対抗って感じでまた何とも。

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グティはラジオ・マルカに対し、最新のファンデ・ラモスとの対立について説明した。マドリーの監督は、土曜日のトレーニングで、グティが娘の聖体拝領式に行かなければならないことで、彼をマジョルカ戦の召集から外した。

「プレイしなかったことについては説明がある。あるジャーナリストたちは批判していたが、それは娘の聖体拝領式に行ったためだ。おそらく彼らには娘がいないか、人を愛する心を持たないんだろう。もし何か重要なことのためにプレイしているのなら、そしてクラブが俺の何かを求めているのなら、攻撃もするだろう。でも何よりもまず、子供たちなんだ。」

「俺は月曜日にミステルと話し合い、土曜日のトレーニングに参加しない許可を求めたが、日曜日にはプレイしたいと言った。でもファンデは俺に、もし選手が足りているなら、マジョルカ戦には召集しないだろうと言った。俺が驚いたのは、セグンダの選手が召集に入るのは、召集に足りる選手が欠けている場合だということだからだ(カンテラから選手を呼ぶほどだったのに、という意味?)。」

ファンデ・ラモスの決定はグティに理解できるものではなかった。
「娘の聖体拝領式は11時に始まる予定で、10時には俺はその場所にいなければならなかった。俺にトレーニングする時間はなかったが、月曜から金曜まで夜にトレーニングしていれば、その選手は日曜日にプレイできるものだと思う。娘の聖体拝領があるからトレーニングに行かないということは、敬意を欠いたことではないだろう。」

付け加えて、グティは仲間の支持を得たことを理解している。
「俺はラウル、カシージャス、ミチェルと話し合った。彼らは、なぜ俺が召集されなかったかについての説明をまったく受けていなかった。」

シーズンがほぼ終わることで、グティはファンデとの(良い)関係が存在しなかったことを隠さない。
「ファンデは、俺に対して良い振る舞いをしたことはなかったと思っている。誰もが、俺たちの関係が良いものでなかったことを知っているし、そのまま続いていけばいいと思う。彼ら(コーチ陣まとめてかジャーナリストも含むのか)の発言はとても日和見主義で、場違いだった。チームは1-3で敗れたが、選手ではなくピッチの外に犯人を捜していた。グティにいつでも何でも罪がある、ということのようだ。」

レアル・マドリーでの将来について、グティは、もし新しい会長が彼の貢献を望まなくても、給料も2年間の契約も帳消しにするつもりはないとしている。
「2011年まで、まだ2年の契約がある。俺はエリートとしての俺のスポーツキャリアをレアル・マドリーで終わりたい。でも新しい会長について見ていく必要があるだろう。もし彼らが俺が続けるのを望まないのなら、俺は毅然として出て行くだろう。だけど、2年の契約分の給料を帳消しにするつもりはない。俺はすべてをレアル・マドリーに与えてきたんだから。」

またグティは、プジョルがバルセロナにとっての3つ目のチャンピオンズのトロフィーを掲げるのを好まないことを認めた。
「うそをつくつもりはないよ。俺はバルセロナに勝ってほしくない。マンチェスターの誰が得点しようと俺には同じことだが、だけどバルサには勝ってほしくないね。」
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ファンデとの仲は結局最悪のままだったわけですね。グティの主張はもっともな部分もあるとは思いますが、やっぱり(少なくともこの記事内の発言でも)波風起こしていることに間違いはないだろうし、もう少しこう……なにもかも「グティだから」なのか。ファンデとの不仲を思い切りはっきり認めてもいるし、これでは最終節の召集もあるかどうか。逆にフエラだから、で遠征させられるかもしれませんが。
とにかくもう、あらゆるゴタゴタひっくるめて、本当に1日も早くシーズン終わってくれ、という感じです。といっても、シーズンが終わってから8月31日24時まで大騒ぎが続くんだろうとは思いますが。

あと、(グティ的に)重要そうな部分を太字にしました。

Arrivederci

2009-05-26 21:28:40 | football

遅くなりました。カンナバーロ、ベルナベウでの最後の試合を終えた後のインタビューです。

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Q:今はどんなご気分ですか?
C:この別れにとても心を動かされている。もう一度、マドリディスタたちにたくさんの感謝を言わなければ。いつも僕をサポートしてくれたマドリーというチームに対してもね。

Q:人々がこんなにもあなたを好いていたのはなぜだと思いますか?
C:ここには3シーズンいたけれど、皆は僕のプロフェッショナリズムと粘り強さ、いつでも示していた強い欲求を好んでいたんだろう。ディフェンダーが、スペインで、しかもマドリーでプレイするのは簡単ではないことだ。僕は何度かミスを犯した。でも、とても素晴らしいこともしたよ。それに僕はリーガ優勝を2回、スーペルコパを1回獲得した。かなりのものだろう?

Q:そしてあなたは、なぜレアルマドリーのエンブレムにそんなにも愛情を持ったのでしょうか?
C:マドリーのエンブレムは肌に張り付いているよ。これは何か他とは違ったものだ。僕はイタリアでも、非常に大きなクラブでプレイする機会に恵まれていた。だけどマドリーは特別だよ。

Q:ただひとつ痛みがあるとすれば、勝利でお別れできなかったことですね。このチームでは何が起きているのでしょうか?
C:何人かのチームメイトたちが僕のところに来て、「この試合に、負けてごめん」と言ってくれた。こういう場合、さよならをハッピーなものにするためには勝利は重要だから。バルサとの試合の後からは、勝利することが負担となっているのは本当だ。そう、僕たちの情熱は誰も否定できないよ。今何よりも重要なのは、マドリーが強いチームに戻ることだ。「10個目」(CLタイトルのこと。次でマドリー史上10個目になる)が手にできるよう願っているよ。ここで過ごした時間全てが本当に幸せだった。

Q:3年間に渡ってレアル・マドリーのユニフォームを着た後では、何が残るのでしょうか?
C:僕には素晴らしい経験が残されている。どのチームメイトもスペクタクルだった。ペペも、ルーロ(ラウル)も、僕にとっては誰もが驚くべき存在だった。32歳で自分の国を離れることは簡単ではなかった。でも僕は今満足している。それは特別な経験をしたからだ。フットボールは続いていくし、人生もそうだ。できるなら、いつかここに戻ってきたい。それが別のチームとしてでもね。

Q:もっとタイトルを獲りたかったと感じませんか? 特にチャンピオンズを。
C:僕が知っている唯一のことは、僕たちが可能なだけの全てを行ってきたこと、非常にエキサイティングな時をファンと共に過ごすチャンスを得てきたことだ。フットボールでは、物事は簡単にはいかないんだよ。
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2年前にロベルト・カルロスとベッカムがベルナベウに別れを告げたときのことを思い出しました。あれくらい、華々しく幸せな気持ちで送り出してあげられたら、どんなに良かったことだろうか。記事内にあるとおり、チームメイトたちが試合後に「ごめんね」と言いにいったのと同じ気持ちです。


シーズンが1日も早く終わればいいのに

2009-05-26 21:27:49 | football
あまり読んで気持ちの良い話ではないのですが、気になったのでちょっとだけ。

マジョルカ戦にグティが召集されなかった理由は、試合後のファンデ・ラモスのインタビューで明らかにされました。試合前日の土曜が娘の聖体拝領式だったため、だとのこと。これに関係してASから

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グティが娘サイラの聖体拝領のために土曜日のトレーニングに参加せず、マジョルカ戦にも出場しなかったことで、マドリーのロッカールームは重大なポイントに面している。「彼は数日間トレーニングから離れていた、キャプテンであれば、そうはできないだろうに」という声がバルデベバスで聞かれた。
ロッカールームはグティと、その行動を許したファンデに対して怒っている。これはクラブ内に権力の空白があるせいであり、このため、グティは悪い瞬間に顔を出さずに済んでいる。召集に関してこのように特別な取り扱いを受ける人はいないだろう。
グティのマジョルカ戦の欠場の問題は、水曜日に始まる。バルデベバスのピッチに入ったグティは、プレス関係者が引き上げたのを見てから、ファンデのところに行って言った。「ミステル、頭痛がするのでトレーニングができません」。驚いたファンデは、グティにドクターのところに行くように言った。このようなことが、目撃者であるチームメイトたちから怒った口調で話されている。

驚いたことに、グティはロッカールームに戻ると、トレーニングをできない理由を左脚首に痛みがあるとして、ドクターと話し合っていた。翌日、木曜日、グティはトレーニングの10分前に姿を現した。通常はピッチに入る30分前に来ていなければならない(ただしバルセロナに敗れて以降、遅刻と体重オーバーについての罰金制度はなくなっている)。
ファンデはグティに対して様子を聞き、グティは再び頭痛がすると答えた。トレーニング終了後、グティはファンデのところに話しに行き、「チームの状況が許すなら」土曜のトレーニングを免除して欲しいと求めた。ファンデはこう答えている。「君の望むようにできるが、もし土曜日にトレーニングしないのなら、マジョルカ戦でプレイすることはないだろう。」
グティはこれを受け入れ、また予定のトレーニング時間の前や別の時間に、トレーニングを置き換える申し出をすることもしなかった。さらに、マジョルカ戦が終わった後、グティはベルナベウのロッカールームに行くことすらしていない。これはサルガドからもたらされたものだ。
何よりもこの問題で重要なのは、ロッカールーム内の声によれば、グティがビルバオに行かなかったことも(アンフィールドで15分しか使われなかったために怒っていた)、ビジャレアルに行かなかったことも(召集外)、個人の判断だったということだ。プロフェッショナリズムのシンボルであるラウルが、ロッカールームにおけるカピタンのこの種の行いを許しているのも、興味をひくところだ。
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と、ASお得意の「内部情報によると」「ある選手が言うには」的な感じの、悪意ある記事でした。
カトリックにおける初聖体拝領式の重要さもあるだろうし、また地域とか学校単位で聖体拝領の式をやったりするというのも聞いたことがあるので、予定をずらすこともできないだろう。となれば、グティが土曜のトレーニングに出られませんと申告したのも、その代わりに召集はないけど良いかといわれて受け入れたのも、納得できます。
でも、確かに代替のトレーニングはできなかったのかとか、前日のトレーニングができないから召集をはずすのはおかしいとファンデに言うとか、方法はなかったのか。もう2位は確定でそれ以上上がりも落ちもしない、無理をしてまで出場するモチベーションではなかった、ということなのか。

会長選は、立候補者がフロレンティーノ・ペレスだけになって、この後急遽誰かが候補に出てきたとしても、これはもう決まりでしょう。いずれにしてもシーズンオフは大改革は覚悟しなければならない。マドリーに残れるかどうかわからない選手はたくさんいるでしょう。
そういったところで、最後までアピールしようとかいうモチベーションは存在しないんだろうか。グティも、正直なところ安泰ではないと思います。前のペレス時代にも、何度移籍の噂が持ち上がったことか。そんな状況で、つけ込まれるような弱みというか、問題になるようなことは避けたほうが良かっただろうに…。

と思うのは、余計な気の回しすぎかもしれませんが。あとなんでこのニュースでラウルを引っ張り出すか。もし仮に、グティの行動がロッカールーム内で許されないことだったとして、ラウルがグティと対決したり批判したりしたら、「ラウルがマドリーのロッカールームを仕切っている! 恐怖政治だ!」とかって大喜びするくせに。
(あれだけ苦労させられ損な役回りを押し付けられまくっているのに、ラウルがマドリー内で権力を握っている、と信じている人たちがいる)

脱落

2009-05-24 12:22:11 | football

Jornada 37 暫定の順位表と結果

10試合中9試合が終わり、それぞれ勝った負けた(引き分けた)があって、このとおりになりました。☆のついている上位3位、CLストレートインはこれで確定です。勝ち点の上では、アトレチコがセビージャと並ぶ可能性がありますが、今シーズンのセビージャvsアトレチコは2試合ともセビージャが勝利しているので。
最後の1試合で、CL行きの残り1枠をアトレチコとビジャレアルが争います。アトレチコは勝つか分ければOK。直接対戦成績は、アトレチコの1勝1分です。アトレチコが敗れ、ビジャレアルがマジョルカに勝利すれば、ビジャレアルがCLへ。
UEFA杯改めEL枠は、2枠とも未決です。アトレチコとビジャレアルの落ちてきたほうどちらかと、バレンシアかデポルのどちらか。バレンシアは、デポルとの直接対戦成績が1勝1分なので、勝つか引き分ければOK。バレンシアはカーサでビルバオと、デポルはカーサでバルセロナと。
アディオス・プリメーラは、3チーム中ヌマンシアとレクレの2チームが決定。残り1枠が熾烈で、バジャドリ、ヘタフェ、ベティス、ヒホン、オサスナと5チームにセグンダ行きの可能性があります。今節、カンプノウで勝利したオサスナは次がマドリー。勝てば間違いなく残留できます。勝ち点43になれば、ベティスとバジャドリの直接対決がどういう結果になったとしても、この対戦のどちらかは勝ち点43になれないので。引き分けて41だった場合、並ぶ可能性があるのは、ヒホン、ベティス、ヘタフェですが、オサスナは直接対戦成績だとどこにも勝てないので…場合わけしていくといろいろなケースが起こりうるので、この辺で。

ということで、参考までに次節の「何かがかかっている対戦」にはしるしをつけました。放送どれかな。C(CL)とE(EL)か、でもP(プリメーラ残留)のも気になる。


Adios
08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 37
Villarreal 3-1 Valencia


バレンシアの、来シーズンのCL出場可能性はなくなりました。勝てばCL行きが手にできたであろう、直接のライバルに前節、今節共に敗れてしまったのだから、それはもう自分たちが悪いという他ない。今となっては、給与未払い問題が出ていたころの、自分たちより下位のチームにもまったく勝てないでいた、あのときに落とした、いくつもの勝ち点が実にもったいない。フロントが問題を抱えていたことも、当然チームにとってプラスに働くはずもなかったわけです。

結局シーズン中から言われていた失点が多いディフェンスは改善できなかったし、ビジャ-シルバ-マタの3人が同時に使えないときのための有効な手段もなく、交代が有効に感じられないのもいつもどおりでした。
この試合の2枚目の交代はデルオルノ。おそらく左ラテラルからの攻撃強化を狙ったのかと思いますし、実際デルオルノが上がって惜しいクロス(もしくはシュート?)を打つ場面もあった。この交代は良かったと思います。でもデルオルノ、何試合ぶりの、今シーズン何試合目の出場だろうか。ピンチの場面で流れを変えてほしい、決定的な仕事をしてほしいという選手が、長い間ベンチに座らされっぱなしだった(そもそも召集すら頻繁ではない)。ベストの選手でメンバーを固定して戦っていくのは楽だろうけど、レギュラーの選手が最初から最後まで出続けられるわけでもないし、いろいろな形でピンチは訪れることも考えておかなければならなかっただろうに、と思うのです。
ウナイ・エメリに対して選手からの不満はほとんど出てこなかったし、そういう意味では、ロッカールームをうまく制していたとは思う。でも、ヒルデブラントを干し、エルゲラを追い出し、ジギッチも、ウーゴ・ヴィアナやクーロも、「使わない」ことを前提にしていたウナイ・エメリは、やりやすいこと楽なことしかしなかった、というか視野が狭いように思えてしまうのです。ま、愚痴ですが。

この試合では、パブロが左に回り、右がホアキン、マタがビジャの下。パブロは良くやっていたと思うけど、トップ下のマタは、あまり目立っていないように思いました。マタは左で、モリエンテス使いたくないならトップ下にミチェルでも良かったんじゃないか(もちろんパブロでも良い)。それから後半のモリエンテスと代わったのがホアキンというのも、ちょっとひっかかった。パブロが右に戻ったわけですが、どうもパブロとミゲルって合っていない気がするのです。お互いをうまく使えなかったり、ポジションがかぶったり。ミゲルとホアキンだと、たとえばミゲルが上がったらホアキンが少し下がったり中に切れ込んだり、逆にホアキンが開ききったらミゲルが中へ入ったりとか、うまくポジションを使い合うなあと思うのですが。パブロよりは。そこがもったいなかった。

もう、あとはいいや。

ところで、今節でタルヘタ・アマリージャを頂戴したマタは、次節サスペンションです。シルバはさすがに無理かなあ。ビセンテが戻ってこれないと…左に誰を置くんでしょうか。またパブロかな。

残り2試合

2009-05-23 06:39:50 | football
いよいよ残り2試合
第37節は、10試合中9試合が、土曜日21時の一斉開催です。CL争い、UEFA争い、残留争いの当該チームが、お互いの結果に気分的な影響を受けないように。という目的だからだと思うんですけど。唯一、マドリーvsマジョルカのみ、日曜21時開催です。



オサスナがんばれ……カンプノウだけど。

集中しているバレンシア
合宿中です。海のすぐ傍のピッチで、気持ち良さそうだなあここ。
トレーニングは基本的に非公開だったようですが、公式やスーペルにも、何枚かトレーニングの様子を写したものが出ていました。ただ、ピボーテの組み合わせがどうなるかとか、右はホアキンかパブロかとか、そういった戦術にかかわる部分に関しては情報がなく、きっちり情報統制を引いたものと思われます。

で、トレーニングが終わりましたら負傷者が追加されていました。
まずモレッティ。膝の違和感から回復したモレッティでしたが、再発させてしまったようです。どうやらコンセントレーションを離れたようで、ビジャレアル戦はほぼ無理の様子。
もう1人、ホアキンも足首を痛めてしまいました。ただこちらは、試合には出場できる見込みもあるらしく、チームと一緒のままです。


向こうに海が見える



群れてます



集中してるんですよ、これでも
でも、トレーニングが終わったら、ゴルフ講習会。



若い選手たちは初めてか



くつろぐシニア2名(モリエンテスはゴルフはしないはず)


コンセントレーションと言えども、このノリはバレンシアだなあ……。ま、こんなことでもないと、暇すぎて選手の気が抜けてしまいそうな気もしますが。


マドリー
金曜日のトレーニングでは、木曜日は室内で調整していたサルガドとマルセロが全体練習に復帰。さらに「グッドニュース」として、筋肉を負傷していたメツェルダーが全体練習に復帰。いいペースですね。意外に早い。スナイデル、ガゴ、エインセは、室内でのトレーニングが続いています。

トレーニングの記事の最後には、「ベルナベウでの最後の試合」というお知らせが載っています。
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日曜日、サンチアゴ・ベルナベウは、マジョルカとの今シーズン最後から2つ目の試合で、今シーズンに別れを告げる。マドリディスタのファンたちにとっては、彼らの選手たちを見る今シーズン最後の機会となるだろう。また、3シーズンを過ごしたファビオ・カンナバーロの、彼のスタジアムからの別れともなる。彼はこの木曜日、公式に、彼がキャリアを終えることになるであろうイタリアへの復帰を発表している。それ以外の選手たちはシーズンへの別れを告げることになる。次のシーズンは、希望と新たな目標を負ってやってくることだろう。
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応援している

2009-05-22 22:07:58 | football
下の記事で書いた、ASによるモリエンテスのサラゴサ移籍可能性の記事に続き、またもASから、サラゴサに関するモリエンテスのコメントつき記事。当然といえば当然ですが、モリエンテス自身は、サラゴサに移籍するかどうかについては、一切触れていないし匂わせてもいません。現在昇格の可能性があるサラゴサに向けたエールのみです(一応ね)。シーズンが終わるまでは、どこから何の噂が出ても、一切コメントなし。記事内でも触れられていますが、思慮と責任感、徹底しています。

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サラゴサにはできるだけ早く昇格してほしい
モリエンテスは、自身の将来の決断を遅らせている。

思慮深さと責任感から、フェルナンド・モリエンテスは、彼自身の将来についても、またASが先行して報道したサラゴサとの契約(プリメーラに復帰した場合に)の可能性についても、未だ話したがってはいない。
「今はその時ではないよ。そうするのにもっと良い時があるだろうから。」
しかしモロにとっては、すべてが理解されることだ。
「僕はサラゴサのファンだし、彼らができるだけ早く昇格することを願っている。彼らの結果はずっと追いかけているし、1人のサラゴシスタとして、離れたところから大いに後押しするよ。僕を知っている人なら、そのことは完璧にわかっていると思う。」

「誰であっても、こういう問題が解決されるよう願うものだろう(昇格したいということ?)。でも僕はサラゴサが昇格し、来シーズンは彼らに見合った場所、つまりプリメーラ・ディビシオンにいると確信しているよ。」
モリエンテスとサラゴサは、チームがプリメーラに昇格した場合に提案されるであろう2シーズンの契約について、合意にかなり近づいているのだ。

33歳のモリエンテスは、6月30日でバレンシアとの契約が終了し、フリーの身で12年ぶりにラ・ロマレダに戻ることになるだろう。ASは、カタールやメキシコから、より良い給料でのオファーが数えられているにもかかわらず、サラゴサがモリエンテスの将来の第一の選択肢となることを確信している。

サインはサラゴサのコーチ陣の総意によって喜ばれている。何よりもマルセリーノで、モリエンテスとはプロフェッショナルな面でも個人的な面でも、最高の関係がある。
(後略)

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実はサラゴサというクラブ自体、フロントのゴタゴタや経済的な問題を抱えているようで、その辺りはバレンシアと同じではないか…という心配はあります。それでもモリエンテスにとっては、良い思い出を残してきたクラブであり(12年も前ですが)、特別な存在の1つなんだろうと思います。
とりあえずこのネタは、今のところASのみしか触れていません。バレンシアの選手としてのシーズンはあと2試合(もしくは後1ヶ月少々)残っている今は、あくまでも可能性の1つ、噂の域を出ていない、としておきたいと思います。

合宿

2009-05-22 06:19:26 | football

ビセンテ復帰

木曜日のバレンシア
前日のトレーニングを、怪我予防のため途中離脱したビジャでしたが、木曜日には問題なくトレーニングを行えたようです。さらに、ビセンテも全体練習に復帰。
でしたが、ウナイ・エメリが発表した、合宿→エル・マドリガル行きの22名のリストには、ビセンテは入りませんでした。実戦レベルまでの回復、とはいかなかったか。残念です。

GK:セサル、レナン、グアイタ
DF:ミゲル、クーロ、アルビオル、マドゥロ、アレクシス、マルチェナ、モレッティ、カルレト、デルオルノ
MF:アルベルダ、バラハ、ミチェル、ホアキン、エドゥ、マタ、パブロ
FW:モリエンテス、ビジャ


非公開です



いいお話だと思います
ASのこの記事の下の方にモリエンテスの名前が出てきました。記事自体は、サラゴサのマツザレム移籍問題についてですが。
で、モリエンテスが出てくる下の部分は何かというと、2009/2010シーズンに向けたサラゴサの大目標は、フェルナンド・モリエンテスの復帰だ、ということです。プリメーラ復帰さえ実現すれば、サラゴサが契約を成立させる非常に大きな可能性があるだろう、とのこと。モリエンテスは6月いっぱいでバレンシアとの契約が満了し、移籍金はゼロになります。契約は、給料100万ユーロで2シーズンとなるだろう…。

これ、実現したらいいなと勝手に思っています。サラゴサにはモリエンテスは2シーズンほどしか在籍していなかったのに、未だにモリエンテスを賞賛してくれるファンたちがいるのもそうですし、何よりリーガだし。モリエンテスに、まだリーガで、スペインでやるモチベーションがあるなら、いいお話だと思うのです。しかも複数年だし。
サラゴサは5試合を残して現在3位。ただし2位テネリフェが69、3位サラゴサが68、4位エルクレスが67、5位ラージョが65と混戦です……がんばれサラゴサ。(実はラージョにも上がってきてほしい)。

助成金

2009-05-21 07:04:52 | football
水曜日のトレーニング
こちらはまだオフ気分にはなれないバレンシア。土曜日に行われるビジャレアル戦での勝利と、アトレチコがコケることを祈って、試合に備えます。火曜日に休みを取った後の水曜日のトレーニングは、例によって非公開。なので公式に記事は上がってきていませんが、MARCAにあったのでそちらから簡単に。

足首を痛めているビセンテは、フィジオセラピストと共に全体とは離れて調整。ピッチの上でトレーニングはできているものの、現時点でビジャレアル戦は難しいようです。
ビジャは、軽い筋肉の過負荷で、予防のために、終了前にトレーニングを離脱。ちょっとだましだまし、みたいな感じになってきましたね。シーズンが終わるまで、酷いことにならないように十分にケアしてほしい。
グッドニュース、として上げられているのはモレッティの全体練習への復帰。土曜日には問題なく間に合うだろう、とのことです。
長め離脱者のマヌエル・フェルナンデスに加え、シルバもやはり土曜日は無理、との見込み。
トレーニングは守備強化が中心だったようです。


助成金
水曜日のプレスカンファレンス担当だったマルチェナから、土曜日にエル・マドリガルにバレンシアを応援しに行くファンに対し、選手たちから資金援助をする、という申し出がありました()。
バレンシアに割り当てられたチケットのうち、先着2000枚分に対し、選手が半額を負担するというもの。40ユーロが20ユーロになるそうです。スーペルによると、全部じゃないニュアンスがあるのが、それ以外のファンには申し訳ないような。

マルチェナ
「今の状況を見ると、これはファンにとって適切なサポートだと思う。前節でファンはこのチームにがっかりした。私たちは土曜日に、ファンに囲まれていると感じてプレイしたい。」

チケットと抱き合わせのサービスとして、メスタージャにあるオフィシャルショップでは、チケットを購入した人が、07/08シーズンのユニとフラッグという「Kit de la esperanza(希望のキット)」を20ユーロで購入できるというもの。これもちょっと微妙だな……。

またクラブは、バスでビジャレアルへの移動を希望する先着500人のファンに対し、移動バスを提供するとのこと。これはフエラでのバルサ戦、マドリー戦でも行われたそうです。




合宿
木曜日から試合のある土曜日まで、選手たちは「Luis Vives」というパラドール(国営ホテル。名所や旧跡、古い伝統のある建物などを利用した雰囲気のあるホテルや、リゾート感覚のホテルなどで、人気がある。グラナダのアルハンブラにあるパラドールも、宿泊できなかったけど良い雰囲気でした)で、コンセントレーションを行うとのこと。
試合当日にバス移動でも十分なビジャレアルでの試合ですが、やはり最後の大一番を前に、十分に選手を集中させたいということです。このウナイ・エメリの決定は水曜日のトレーニング前に選手に伝えられ、選手の賛同を得たとのこと。集中。がんばれ。

オフ間近

2009-05-20 23:32:46 | football
元気です
昨日、火曜日は室内調整のみだったカピタン・ラウルですが、水曜日、見事なまでに元気にトレーニング復帰です。強いというか頑丈というか……それだけでも立派な資質のひとつ。

全体トレーニングから外れて室内で調整しているのは、スナイデル、メツェルダー、ガゴ、ハビガルシア。スナイデルは、先週初めに復調しかけていたように思うのですが、その後は結局逆戻り。ガゴは、やはりフィジカルに問題があったようです。具体的な症状は明記されていないようですが、とりあえず深刻なものではないとのこと。


遂にか、ようやくか
レアル・マドリーが、本日付でミヤトビッチSDとの契約(2010年6月まで)を解除したことが公式に発表されました。今シーズンの残りにすることはもう何もないし、来シーズンの、誰になるかわからない(はずの)新会長は、それぞれの思惑に沿ったSDを起用するはず。もうミヤトビッチの居場所はありません。
監督が首を挿げ替えられたとき(カペッロ、シュスター)、今シーズン開始時に期待された戦力を揃えられなかったこと、カルデロン会長の辞任、責任を取るタイミングは幾度かあったように思います。補強、交渉の失敗ということついてSDという立場の責任を取ることはなかったし、補強する選手の選択についても、自分に都合の良い選択をしているという灰色の噂(蹴球計画より、あくまでも噂)もある中で続けてきたSDでした。もうだいぶ前から「ミヤトビッチが辞めるべき」という考えは、マドリディスタの中にあったと思うのですが、ここまで引きずってきた。
マドリーにおけるレジェンドクラスの選手でもあり(7個目のCLを獲った、97/98ファイナルでユーヴェ相手に唯一の得点)、選手を辞めた後でもマドリーにSDという形で貢献した…と言いたいところですが、却って自分の名前を汚したようなところも……難しいものです。


4-4-2
2週間ほど前の記事でも載せた、モリエンテスも出場予定の、シーズンオフに行われるチャリティマッチのニュース続報
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火曜日にラ・ロサレダで、シュスターとミチェルが、チーム442を率いる監督として顔を合わせた。
442財団の公式球が、3枚以上のチケットを購入したファンにプレゼントされる予定。

ベルント・シュスターとミチェルが、「442 Team」と「equipo 442」の監督に選ばれた。それぞれのチームは、トップレベルの外国人選手とスペイン人選手から選ばれ、6月2日にマラガのラ・ロサレダで20時45分から行われるチャリティマッチで対戦する。
第2回となる今年のために(昨年はジェネバで行われた)、442財団の会長でありヘタフェの選手であるファビオ・セレスティーニは、この組織が「素晴らしいスペクタクルを提供するため」に「多大な努力」を払ってくれたことに注目させた。また、ラファ・ゲレーロがこの試合の審判の責任を持つことが示された。

試合まで2週間足らずとなり、参加する選手が確定されている。ビジャ、グアルディオラ、セナ、モリエンテス、セレスティーニ、ルケ、センデロス、シルバ、アポニョ、ガメス、サビオラ、シナマ・ポンゴル、サンドロ、キコ、ドゥダ、バハ、フェルナンド・サンス、バラハ、ソルダード、ブトラゲーニョ、ポペスク。

シュスターは、このイベントに参加することについて「ハッピーだ」としている。
「フットボールの面でも、我々が常に誰かを助けることにオープンであるということも、良いことだ。この先も、この試合が何度も何度も続いていって欲しい。この試合に参加する多くの選手は、試合にやってくるであろう子供たちにとってのアイドルなのだ。」

レフェリーのゲレーロは、次のように語っている。
「ラ・ロサレダは希望で満たされなければならない。我々は夢を作り、何かをなさなければならない。なぜなら、これは重要なことだから。非常に重要な理由であり、素晴らしいフェスティバルになるはずだ。」

彼ら全員が、この試合でスタジアムを満員にすることが重要だということに一致している。収益は、この財団や共同しているマラガCF財団、マラガ市庁舎、マラガのサッカースクール協会に必要なことなのだ。
チケットの販売について、セレスティーニは「うまくいっている」と認めているが、「我々はリーガの最終盤にいるのだから、人々が自分たちの時間をそれぞれ使うのはノーマルなことでもある」としている。
いくつかのサプライズや抽選も計画されているようだ。そのひとつが、この財団の公式球を、3枚以上のチケットを購入したファン全員にプレゼントするという計画である。

一方、マラガの会長であり、「equipo 442」の選手でもあるフェルナンド・サンスは、この試合を開催できること、同時にそれに参加できることにに喜びを示している。そしてこのプロジェクトを成し遂げるために「多くの人が集まること」が必要だと強調している。

最後に、マラガ市庁舎のスポークスマンであり、マラガのスポーツ・イベントの責任者でもある、アントニオ・ヘスス・ロペス・ニエトは、「あらゆる必要なメディアをこの組織の自由裁量に任せる、それで試合は成功に至るだろう。」と述べている。
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スペインのことですし、出場予定選手はまだ入れ替わると思いますが(例えば、負傷しているシルバは無理だろうし)、リーガの有名な選手などが多く出場するようで、楽しみです。どこかで映像でも拾えればいいと思っています。
ところで、あまりにさりげなく書いてあるのでどうなのかと思うのが、出場予定選手リストに含まれている、グアルディオラとかフェルナンド・サンスとかブトラゲーニョとかポペスクとか……皆さん、選手復帰するわけですね。それはまた楽しみな。


オフの活動
モリエンテスが出場する(予定)のチャリティマッチ、ということで、上のマラガで行われる「442財団」のニュースを載せていましたが、実はモリエンテスが出場するらしいチャリティマッチ、というのがもうひとつあります。7月5日にメモリアル・コリセウムで、南米代表 vs それ以外の世界代表 という親善試合の第1回行われるとのこと(

南米代表は、メッシを中心に、アルゼンチンやブラジル、ウルグアイなど南米の各国代表クラスの名前+監督ズィッコさん。一方のそれ以外の国代表は…今のところ、いっぱい名前が上がっているんですよね。どこまでそれぞれの選手が本気かわかりませんが、インテルのヴィエラやフィーゴ、イブラヒモビッチ、ミランのザンブロッタやセードルフ、スペインからは、デラペニャ、プジョル、ルイス・ガルシア、ペルニア、エルゲラにモリエンテス…といろいろ名前が並んだ挙句に、監督はシュスター。
この親善試合も上のチャリティマッチ同様、出場する選手はぎりぎりまで入れ替わったりすると思いますが、今のところその南米以外代表の出場予定選手に、モリエンテスの名前が入っているわけです。で、ちょっと気になっているのが、このメモリアル・コリセウムというスタジアム、アメリカはロサンジェルスのスタジアムなんですね。エルゲラも一緒だし、まさか就職活動では、という余計な心配が。

今回のオフに向けて、大きめのチャリティマッチにモリエンテスが出場するらしいというニュースを聞くと、今シーズンは、プレイし足りないという気持ちがあるからかもしれない、と思います。今シーズン、トータルで何試合分出場したのか。
モリエンテスがダメだからエメリは出場機会を与えなかったのか、出場機会が与えられなかったからモリエンテスがダメになっているのか。タマゴニワトリの世界に決着をつけても、何か生産性があるわけでもなく、それは仕方ないとしても、ダメのままで終わりのはずはない。まだいけるだろう。そう思っているし、であれば、中東やアメリカではなくヨーロッパ(第一線でなくとも、力を認められる形で)でもう一仕事してほしい、と思うのです。できれば、(毎試合でなくとも)テレビに映るところで…。

戻るまたは戻れない

2009-05-19 22:11:45 | football
グティ&サルガド復帰
ゴルフができるようになったくらいだし、そろそろだろうと思っていましたグティの通常トレーニング復帰。筋肉の問題から回復したサルガドと共に、問題なく全体練習をこなしたそうです。良かった良かった。
一方で、負傷などによる室内調整は、スナイデル、メツェルダー、ガゴ、ラウル、ハビガルシア。スナイデルとメツェルダーは筋肉の怪我で、こちらはまだ戻ってこられないのはわかりますが、ガゴもまだダメなのか。先週もずっと室内調整でしたが、サスペンションでビジャレアル戦に出られないし、全体トレーニングでなくてもいいのだろうと思っていましたが、まだ戻れないのは……大丈夫?
トレーニングは、ランニングやストレッチの後、選手を2チームに分けて、手でボールを運び最後頭でシュートする、というゲームを実施。

赤ビブス:コディナ、サビオラ、エインセ、トーレス、ラス、フォベール、ペペ、サルガド、フンテラール、イグアイン
白シャツ:イケル、デュデク、マルセロ、ロッベン、カンナバーロ、グティ、パレホ、VDV、ドレンテ、ラモス

結果:白 4-1 赤
罰ゲーム:赤チームはゴールに並んで、雨霰とばかりに飛んでくる白チームのシュートを受ける(ちょっと脚色しました)


ペペはGKグローブ着用


ラウルの負傷について、公式では特に触れられていません。MARCAでは、ビジャレアル戦中に負った、左足の筋肉の打撲、としています。


ラ・ベッキア・シニョーラ 2題
もう噂になっていたことでしたが、この度正式に、カンナバーロのユヴェントス復帰が決定しました。というのをユーヴェ公式が発表しております
マドリーに移籍して3シーズン、その間にリーガ優勝を2回、そしてマドリディスタとして100試合出場も果たしました。守備ってナニソレ美味しいの?とか、イケルが神様だから全部止めてくれるよ!というノリの、おそらく守備の人カンナバーロの常識からはかけ離れたチーム(あるいはリーガ)の中で、イケルと2人、守備の重要さを選手たちに説いていた(だろう)カンナバーロ。もしかしたらマドリーで続ける道もあったかもしれませんが、会長選がスケジュールに組まれ、契約延長の話をする相手がいなくなっては、どうしようもない。タイミングが悪かったとも言えますが、マドリーで続けられないなら、次にカンナバーロを必要とする場所があって良かったとも思います。ありがとう、お疲れ様でした。
MARCAの画像集

カンナバーロの件はもうわかっていたことなので「そうか発表されたか」でしたが、何よりも今日驚いたのは、チーロさん! 監督ですか! ニュースを知ったとたん、ユヴェンティーナの友人に打電(=メール)したほどです。驚いてましたね、彼女も(そしてカンナバーロの復帰には非常にいろいろ言いたげであった)。
カルチョスキャンダルで様変わりしたユーヴェに、少しずつ昔の顔が(形を変えて)戻っていく、そんな感じを受けています。


ハビ・ナバーロ、引退
実はこれも数日前から噂があったもの。今日、ハビ・ナバーロがデル・ニド会長と共にサンチェス・ピスファンで会見を行い、プロフェッショナルからの引退を発表しました。

昨年7月、ハビ・ナバーロのインタビューを、このブログで記事にしていました。その時点で、膝を負傷してから1年が経過していました。不安を抱えながらも「ここでは終われない」とさらなるリハビリに挑んだ今シーズン。結局彼は、負傷を乗り越えることができず、スパイクを脱ぐことになりました。


日本時間で19日夜から20日のMARCA1面トップ


ショッピング目的で奥さんと一緒にマドリーを訪れたビジャ(蜜柑色のシャツ着用)


「火曜日午前、ビジャが奥さんとマドリーでショッピングを楽しむ姿が確認されました。その後、グアヘが来シーズンプレイするかもしれないサンチアゴ・ベルナベウの近くのレストランで食事をしました。ビジャがマドリーを訪れたのは、フロレンティーノ・ペレスが会長選への立候補を表明した1週間後です。」

…だから何。

次のこと

2009-05-19 07:05:32 | football
月曜日も
日曜日の一番遅い時間帯で試合をして、月曜日午前中からトレーニング。お疲れ様、バレンシア。火曜日はお休みです。

モレッティとビセンテは、全体とは別でランニング。走れているのなら、今週末か最終節には間に合うのかもしれません。喉に違和感があるらしいビジャと(喉?)、アレクシスは室内で調整。バラハはクラブの許可を得て、マドリーで行われるスペインサッカー選手協会の会合に出席のため、トレーニング自体を欠席。負傷中のシルバとマヌエル・フェルナンデスも、当然ながら全体トレーニングには参加せず。

先発組は、それ以外の選手たちと共にリカバリメニューで身体を動かし、その後ランニング。30分ほどで終了。先発以外の選手たちは、ウナイ・エメリの指揮下でみっちりトレーニング。バレンシア公式の動画だと、ミニゲームなどしていたようです。

トレーニングを見に来たファンは少ないながら、例のごとく、トレーニング中に選手を野次る人たちもいた模様。画像ではマルチェナが宥めにいっています。前日の試合に出てない人が行くほうがいいよね……。最終的には、ウナイ・エメリがセキュリティの人に依頼し、静かにするよう伝えさせたとのこと。

まだ数字の上では可能性があるし、アトレチコがコケることを祈りながら、残り2試合(フエラでビジャレアルと、カーサでビルバオ)勝ってください。もう、本当に。





グティさん
チャリティゴルフマッチに参加したグティのインタビュー。リンク先のASの記事では、クアトロの動画が見られます。
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レアル・マドリーの中盤、グティは、チームが彼のポジションに新しい選手たちを置く可能性について、特に心配は見せていない。
「カカにクリスチアーノ・ロナウド、それかメッシがいいね。マドリーでは、彼らは最高でなければならない。来シーズン、俺はプレイ時間が持てるように期待しているよ。」

グティはまた、フロレンティーノ・ペレスの復帰を擁護した。
「俺たち全員が、彼が在籍中に何をしたか知っているし、彼が、クラブを向上させレアル・マドリーに多くのタイトルをもたらすためのビッグネームを伴った良いプロジェクトを持ち込むことを期待している。俺たちは、来シーズンのすべてを選び取らなければならない。特にヨーロッパの舞台で。」

彼自身の状況については次のようにコメントしている。
「俺は2011年までの契約がある。俺の意思は、そのときまでここにいることだが、どうなるかはわかるものではない。新しい会長が来れば、新しいスポーツ・ディレクターと、そして可能性として、新しい監督がくるかもしれない。俺がそのプランに入るかどうかがわかるだろう。もし入らないのなら、他の選択肢を探す必要が出てくるだろう。」

グティは今日、ゴルフのチャリティトーナメントに参加し、クアトロのカメラの前で、ニュールックになったシュスターと再開した。シュスターはサングラスをかけ、これまでで最も短い髪になっていた。
「この方がいいよ、若く見える。」とグティは彼に語った。
マドリーに戻る可能性について聞かれたシュスターは、「そういう考え方もあったな」と答えた。また来シーズンどこかのチームを率いる可能性については「わからないね」と答えた。
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誰が来てもいいよ、ビッグネームは必要だし、という達観したのか嫌味なのかわからない、グティでした。足首はもう大丈夫なのか。