けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

真綿で

2007-02-28 02:10:14 | football
「もなじゃぽ」に載せようと思って、面白そうなフラヴィオ・ローマ(頼れるGK。プレステが苦手)のインタビューを読んでいましたら、どうしても訳せない一文に当たってしまいました。さらりと流してしまえば良かったのですが、いわゆる「オチ」になりそうな肝の一文だったのでしばらく取り組んでいたら…その一文だけで1時間ほど費やしてしまいました。結局わからなかったし。
何の前フリかと言いますと、肝心の記事が短いことの言い訳です。


日曜日のナスティック戦を終え、月曜日は休養、火曜日の午前から再びトレーニングが始まったバレンシアから。

○モリエンテス、トレーニングに不参加
筋肉のオーバーロード、過負荷でトレーニングを行わなかったようです。物理療法を受けて終了。isquiotibialesってハムストリングですよね。一番危険そうなところだけに、例によって無理はしないでください。
○アジャラ、トレーニングを途中離脱
トレーニング中に膝に軽い違和感を感じ、全体練習から離脱。ジムでのトレーニングに切り替えたようです。こちらも酷くなる前の予防。

で、ちょっと面白かったのがこのニュースに関する記事。MARCAは「キケはインテル戦を考え、モリエンテスとアジャラを甘やかす」というタイトルで載せ、ASの記事中には、キケのアジャラに対する扱いについて「tener entre algodones=綿に挟み込む=甘やかす」という表現が。スペイン語でも「真綿に包む(非・真綿で首)」なんですね。おもしろいなあ。

MARCAもASも少々嫌味ったらしい気がしますが、1週間後が大一番には違いないわけですし、今シーズン幾度となく大怪我を目の前で見てきたチームとしては、違和感が大事故になる前のケアに腐心するのは仕方ないですね。というか、全力で防ぎとめてもらわないと困ります。


ちなみにel mundoには、トレーニングに参加できなかった云々という記事の代わりに、「バレンシアはメスタージャから離れると、モリエンテスのゴールがなくてさあ大変」という記事が出ていました。今シーズンのリーガ、モリエンテスがフエラでゴールを決めたのは後にも先にもバライードスでの1点だけで(しかもその試合は負けた)、それ以降フエラの10試合中9試合に出場してゴールなし。残り8ゴールは全部メスタージャで決めたもの。ディフェンスの失敗もあるけど、バレンシアがフエラで苦労するのは……

すいません。
でもCLだとオリンピアコス戦フエラでハットトリック、とかしてるんですけどね…。

悪い癖

2007-02-26 21:21:33 | football
06/07 Liga Espanola 1a division Jornada24
Nastic de Tarragona 1-1 Valencia C.F.

ナスティックの得点:ルベン・カストロ(90+1)
バレンシアの得点:ホアキン・サンチェス(62)

バレンシアに移籍して以来、苦節5ヶ月。「苦」してたかどうかはわかりませんが、ホアキンが初ゴールを上げました。バレンシアでは、たぶん好きな位置より少し低めのポジションで、守備も必要で、自分中心でなくなったチームでどう戦うかが求められていました。高い位置から好きなだけドリブルしても良いようにすれば、よりホアキンの力が生きるのかもしれませんが、ホアキン自身の可能性を広げるためにもとりあえずは今の役割をこなすことが必要ではないかと思われます。調子に乗りやすそうな選手ですから、これがブレイクスルーになれば良いなあと思います。
ちなみに「マルカ・トゥーン」に出てくるホアキン、よく似てるなあと常々思ってます。何か自分でベラベラっとしゃべっては、自分で「ほぇ~っへっへっへ」と爆笑して勝手に納得してるところが。


さて。
ホアキンに免じて画像は載せませんけど、やっぱりパエージャの刑(=どーしょもない試合をした、の意)ですよね、この試合は…。
フエラとはいえ相手は最下位のナスティック。アルベルダとアルビオルがサスペンション、疲労の溜まっていそうな(もしくは年齢層高めの)選手を休ませ(ミゲル、モリエンテス、カニサレス)、復帰できそうなバラハ、デル・オルノもまずは温存。という采配は、特に問題はないだろうというのが個人的な意見です。
監督としてはいつだってベストな布陣を組めば良いのかもしれませんが、控えの選手も使ってやりたいレギュラークラスは休ませたい。それに、20数人で作るチームであれば、代わって出場を任された選手たちはレギュラーと同等の試合をしようと努力してほしいわけです。この試合でいうならクーロ・トーレス、ウーゴ・ヴィアナ、ダビ・ナバーロ、など。で、レギュラークラスの選手には、そういう選手たちの働きを助けて欲しいわけです。それで勝ちを拾えてこそ、上位にいる価値があると思うのです。が。
なーのーにー……。
常にへらへら笑いながら「ええ、こ~なりますよ~」と解説する某S藤氏の意見を受け入れるのは切歯扼腕て感じですが(大げさすぎ)、S藤氏の言うとおり、選手の間になんとかなるんじゃないの感が漂っているたるい試合でした。一時はなんとかなりましたが、最後にはなんともならなくなりました。ビルバオ戦でもこんなことやってたなあ…。
ウーゴ・ヴィアナの閃きはやっぱり魅力的だなあと思うし、マルチェナは大奮闘していたし、オフサイドにされたモリエンテスの飛び出しはオフサイドじゃないと思うし、どこかで差をつけることが出来たのに、でも結局できなかった。至極残念です。これこそ切歯扼腕です。反省してください。

お初

2007-02-25 22:47:21 | football
06/07 Liga Espanola 1a division Jornada24
Atletico Madrid 1-1 Real Madrid

アトレチコの得点:フェルナンド・トーレス(11)
マドリーの得点:ゴンサロ・イグアイン(62)

箇条書き形式で、雑感
○ファン・ニステルローイ行方不明。アップ中にどこかを痛めでもしたのか、メンバー落ち
○ということでイグアイン1トップ、ラウルとレジェスがサイドでグティがトップ下、という感じでスタート
○何をやっているのかわからない前線
●妙に元気なアトレチコ
●遂に、遂にフェルナンド・トーレスがレアル・マドリーを相手に点を取る。むちゃくちゃ盛り上がるビセンテカルデロン。
○プレッシャーに押され、ガゴがたじろいでいる。
○イグアインはサイドに開き気味。ラウル行方不明。
●そのゴール取り消されたら怒るね…ペレア
○まがりなりにもチャンスはありつつ、しかし押されまくりのマドリー。1点ビハインドで後半へ
○お、カッサーノ登場!レジェスに代わる。
○さっそくカードをもらうカッサーノ
○さっそくアシストをするカッサーノ
○イグアイン、マドリーで初ゴール!やはり「中で待って」よりも「裏に抜ける」ほうが有効だなあと思う
●失点が効いてしまったのかばたつくアトレチコ
○あえていちいち書きませんが、本当にありがとうございますカシージャス様
○あとエルゲラとミゲル・トーレスが良かったと思います
○ミゲル・トーレスは、声も良く出せているしチームを引っ張る力があるなあと。レジェスとの左サイドでは、たまに攻めあがりも。
○ひさーしぶりのカッサーノでしたが、思ったほど酷くなかった。動きも悪くないし守備にもがんばっていた。これがより良く継続できるか。
○カンナバーロ、抑えられない守れないと手を使う、露骨にファウルをする。スペインに来て失敗するディフェンダーそのままなのが悲しいです。
○こんなでも勝ち点1が取れたのはラッキーだと思って、まずは4位を死守してください。

ま、ゴラッソありパラドンあり、ど突きあいに削り合い助け合いもあり、誤審も詰め込んでデルビーらしい賑やかな試合でした。


ご近所同士

2007-02-24 20:07:52 | football
CLから切り替えて、デルビーです。ビセンテ・カルデロンでデルビー・マドリーです。
まずはマドリーについて。もうニュースになっていますが、遂にカッサーノが召集リストに入りました。十分な仕事がこなせているとは思えないのに、監督、戦術批判をしてしまったレジェス、ロビーニョ。この2人を抜いてカッサーノが出場の機会をつかむ可能性もあるかもしれません。
1ヶ月ほど前までは、インタビューのたびにカッサーノ復帰の可能性をにべもなく否定していたカペッロ。しかしベッカムに続く方針転換となりました。カッサーノの態度が改まったのを見て本当に赦したのか、それともそこまでカペッロも追い詰められているのか。それはわかりませんが、禊の済んだカッサーノがどんな風になっているのかちょっと見てみたいですね。


ま、あんまり変わってなさそうですが。


ベティス戦で負った負傷が癒えないセルヒオ・ラモス、バイエルン・ミュンヒェン戦で負傷したロベルト・カルロスは共に召集を外れました。ベッカムはサスペンション。
el mundoの予想では右SBサルガド、左SBミゲル・トーレスとなっていますが、右トーレス左マルセロになるんじゃないかと勝手に思っています。今シーズンはとにかくサイドバックの怪我が多い。まさに怪我の功名でミゲル・トーレスなんていう選手も出てきたわけですが、全部復帰してきたら大変なことになるなあ…。それから中盤は、ピボーテがガゴ&ディアラ、左グティ右イグアイン、トップがラウルとファンニステルロイ、との予想だそうです。お騒がせ3人組(レジェス、ロビーニョ、カッサーノ)にチャンスはあるんでしょうか。


各紙が注目する両カピタン。23日付MARCAのトップ。
ちなみに見出しには「2人は100mと離れていないところに住んでいる」(たぶん)


ラウルは直前のCLバイエルン戦でドブレーテ。調子が上がってきている印象ですし、これまでのアトレチコ戦での戦績を見てもかなり期待できるはず、と思っています。思いたい。ちなみに今シーズン前半、やはりデルビー・マドリーの直前にCLの試合がありました。ディナモ・キエフ戦でして、なんとこの時もラウルはドブレーテを決めております。そしてデルビーでは1-1の1点を挙げました。さて今回は…?

一方のトーレスは、ちょっと悲しい注目を集めています。PKキッカーを任されているのに最近たてつづけにペナルティを外していることとか、ことデルビー・マドリーにおいてはまるでダメになってしまうこととか…。本人自体の体調は悪くなく、気持ちも強く出したコメントをしているようです。なので……でもがんばれなんて言いません。すいません、やっぱりマドリーに勝ってほしいので。
他にアトレチコで特筆すべきなのは、中盤左のフラド。マドリーのカンテラで育ったものの、今シーズンからアトレチコに移籍しました。前半戦のときは何で出てこなかったんだろう?完全移籍のはずなんですが、ベルナベウでの出場不可の契約条項でもあったのかな。


後から追加
バレンシアは日曜日にナスティックとフエラで戦います。召集選手が発表になりました。

GK:カニサレス、ビュテル
DF:クロ・トーレス、ミゲル、ハビ・ナバーロ、アジャラ、マルチェナ、デル・オルノ、モレッティ
MF:バラハ、パジャルド、ホアキン、ウーゴ・ビアナ、ホルヘ・ロペス、アングロ
FW:シルバ、ビジャ、モリエンテス

アルベルダとアルビオルはサスペンション、全体練習をこなすまでに回復しているビセンテも今節は大事を取ってまだお休みです。
バラハが復帰し、遂にデル・オルノもプリメーラで戦えるレベルに戻ったようです。アキレス腱を痛め、手術もしてリハビリを続けていた長期離脱していたデル・オルノですが、2週間ほど前から全体トレーニングに合流、そして遂にバレンシアの一員としてリスト入り。左SBはまずはモレッティとの争いになるでしょう。
ですが、残念なニュースが。デル・オルノの祖父が亡くなったというニュースが入り、デル・オルノはビルバオに向かったようです。日曜日夜にナスティックに来ることができるか…ですが、これに限っては無理する必要はないと思います。

まだ半分

2007-02-22 13:15:42 | football


06/07 UEFA Champions League 1st Knockout Round 1st-leg
Internazionale Milano 2-2 Valenci C.F.

インテルの得点:カンビアッソ(29)、マイコン(76)
バレンシアの得点:ビジャ(64)、シルバ(86)

大変申し訳ないことに、前半が終わった時点では軽く絶望してました。でもよく追いついたなあ…しかもビジャ、シルバ2人ともにゴラッソ!
モリエンテスは、決定的な場面には絡めませんでしたが、いつもよりサイドに流れる動きが多かった気がする。消えているのではないので、とりあえず良しとします。あと一貫して良かったなあと思ったのはアルビオル。


怖い人たち
インテルは、やっぱり調子がよさそうでした。クレスポに惜しいシュートが何本もありましたし、あとフィーゴとスタンコビッチが怖かった。フィーゴにてこずるモレッティを見て、ひっそり(フィーゴの天敵)カルボーニが出てくれば良いのにと思ったり。

腹立つわー、その1
レフェリーについて。最初の失点、あれは間違いなくオフサイド。なんとなく、バレンシアの守備は意図してあのラインを作っていたのではないかと。そのラインに引っ掛けた選手がオフサイドにならないのは…勘弁してください。前半のレフェリングはとにかくインテル寄りに見えて苛立つ。オフサイドを取ってもらえなかったのはもちろん、再三ァウルを受けていたシルバやビジャが、なかなかファウルを取ってもらえない。マテラッツィの肘打ちに至っては、カードどころかファウルですらない。
マテラッツィが審判にわからないように意図的に肘を使うのは以前から知れていることで、なぜそれをテクニックだなんだと絶賛する人たちがいるのかはわかりませんが、意図的であり常習的である暴力行為を止められる方法はないのかと心底思います。できるならバレンシアは映像付でUEFAに抗議して欲しい。コルドバだったかマイコンに踏みつけられたシルバの映像も一緒に。というのを、03/04のモナコ-チェルシーでのデサイーの肘打ちを思い出しながら考えてました。怪我してからじゃ遅いのよ。
ただ、後半になるとレフェリングは妙にバレンシア寄りに。サネッティへのダイブの判定なんかは厳しすぎるでしょう。前半のオフサイド疑惑が頭にあったからではないかと、少々邪推。

腹立つわー、その2
解説。実況と解説。こんなに呆れた解説は久しぶり(ちなみに某Wの某S藤氏の場合は“イライラする”解説)。アルビオルのフィーゴへのチャージの場面で、「バレンシアは意図的にフィーゴに怪我をさせようとしている」って、どこからそんな発想が出てくるんですか。バルサソシオだと公言しているわりには、リーガの試合など見ていないらしい。いつバレンシアが、アルビオルが、意図的に相手選手に怪我をさせるような試合をした。まっとうに戦っている選手への冒涜にしか思えません。これが長年サッカーに携わり、現在も高校生を指導している人間の口から出てくるとは、がっかりです。他にもバレンシアに対するコメントは的外れなものが多くて…バルサの解説すれば良いじゃないですか。次は変えてください、ぜひ。岡田さんとか呼べないかな、スカパ。

同窓会
フィーゴ、カンビアッソ、ソラーリがいて、モリエンテスにとってはマドリー同窓会。久しぶりに憧れのフィーゴに会えたホアキンも妙に嬉しそうでした。


アウェイで2点取っての引き分け。次はメスタージャですから、数字の上ではかなり優位です。でも当然ながらまだ何も決まっていない。イーブンでハーフタイムに入っただけ、と考えて、気を引き締めてほしいところです。次はアルベルダが出場できなくなってしまいましたが、バラハが復帰しマルチェナと組むことでなんとかなるでしょう。バレンシア、とりあえず良い結果を残せました。


インテルが「ネラッズーロ」なので、今日は「ブランキネグロ」ではなく「エル・ブランコ」になってしまいました。

悲観しないで

2007-02-21 20:50:42 | football
日々暢気に記事を更新していますが、実はここしばらくかなりいっぱいいっぱいです。博論を書いていたころよりもきついです。でも今週中には終わらせるつもりです。
というのは、またも前半のみで睡魔の海に轟沈した言い訳です(目が覚めたのは終了間際の失点時の倉敷さんの声でした…)。一応ラウルのドブレーテが見られたから良いか。全編通してはもう少し後になりそうですので、細かいことは書けません。

ところで、現在リーガ・エスパニョーラのプリメーラでもっとも失点が少ないクラブはどこでしょうか?
答えは16失点のヘタフェです。では次点は?
19失点のマドリーです。攻撃に問題がありますが守備はカペッロのチームらしく堅くなっています…はずだったんですが。

06/07 UEFA Champions League First Knockout Round 1st-leg
Real Madrid C.F. 3-2 Bayern Munchen

マドリーの得点:ラウル(10、28)、ファンニステルロイ(34)
バイエルンの得点:ルシオ(23)、ファンボメル(88)

同時刻に開催された4試合の中で、前半終了時点で点が入っていたのはこの試合だけでした。しかも3点も。しかも得点力不足のマドリーが2点も。でもいらん失点もしてしまいました。
3-1で終われていれば良かったのはもちろんです。3-2では、アリアンツアレナでの敗北は事実上絶対に許されない状況ですからね。ただベルナベウで勝てた、ということを評価します(まずはそこから)。そして、次も勝てば良いとポジティブな気持ちを持つ、ということにしておきましょう。

これでラウルとファンニステルロイもCL得点王「5」に並びました。通算ではラウルは56ゴールに伸ばし、もちろんトップ。ニステルロイも52点で3位です(2位はシェフチェンコ)。この2人が一緒のチームってすごいなあ、改めて。


少し言いすぎ

2007-02-20 04:15:18 | football

思い出の1枚、イエロvsエッフェ。こえ~。


いよいよCL再開。火曜の夜にベルナベウにバイエルン・ミュンヘンを迎えるマドリーは、既に召集選手を発表しています。

GK:カシージャス、ディエゴ・ロペス
DF:サルガド、ラウル・ブラボ、カンナバーロ、パボン、メヒア、ロベルト・カルロス、マルセロ、ミゲル・トーレス、エルゲラ
MF:エメルソン、ガゴ、メッカム、グティ、レジェス、ロビーニョ
FW:ラウル、ファン・ニステルローイ、イグアイン

負傷でベティス戦を欠場したディアッラ、ベティス戦で脚を痛めたセルヒオ・ラモスは間に合いませんでした。外れはしなかったものの、カンナバーロも完全ではないようで心配です。
先日のベティス戦(後半のみ)で個人的に興味深かったのが、セルヒオ・ラモスとの交代選手でした。交代したのは左SBのマルセロ。右SBのサルガドではなく左SBで先発していたミゲル・トーレスを右に回す。代わりに左SBに入れるのは、ロベカルではなくマルセロ。カペッロの刷新策がここにも顕著です。なので、バイエルン戦もそのまま、左マルセロ右トーレス、でいくのかもしれません。
マルセロ、トーレス、ガゴ、イグアイン。出場があれば、CLのトーナメントを経験するのはそれぞれ初めてのことになります。がんばれ。

…ではありますが、なにしろマドリーはこんな体たらくであり、対戦相手のバイエルンも実は調子がよろしくない。まともな試合になるのかどうか…。試合の楽しみは、【ゲスト】金子達仁【実況】倉敷保雄にかかっていると言っても過言ではないような。



試合開催は水曜日ですが、イタリアまで行かなければならないバレンシアももう召集選手を発表しています。

GK:カニサレス、ビュテル、モラ
DF:クロ・トーレス、ミゲル、アルビオル、ダビ・ナバーロ、アジャラ、マルチェナ、モレッティ
MF:アルベルダ、パジャルド、ホルヘ・ロペス、ホアキン、ウーゴ・ビアナ、アングロ
FW:シルバ、ビジャ、モリエンテス

今日のトレーニングでカニサレスが復帰、バラハもビセンテも全体のメニューをこなしたようです。が、召集に入ったのはカニサレスのみで、しかもカニサレスの出場はまだ微妙な状態らしい。トレーニングの様子では元気そうだったんですけどね。
昨日の試合で右足首を痛めたモリエンテスと右膝を痛めたビジャは、2人揃って今日は物理療法を受けました。が、ミラノ行きには問題ないでしょう。
ところで、MARCAにこんな記事が載っていました。

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インテル、モリエンテスのゴールに震える
インテルは、水曜日にサン・シーロのスタジアムに一番の敵を迎えることをはっきり理解している。イタリアではフェルナンド・モリエンテスに怯えている。モリエンテスは現在、ドログバ、カカと並んでCLの得点王(5ゴール)であり、日曜日にはその名前がピネティーナ(インテルのトレーニンググラウンド)が繰り返し聞かれた。

その例に、「ネラッズーロ」の公式サイトに載ったコルドバのコメントを紹介しよう。
「モリエンテスはヨーロッパでの経験をつんだスーパープレイヤーだ。我々は彼に十分に注意しなければならない。モリエンテスはバレンシアの大きな武器だ」
またコルドバは次のような警告も口にしている。
「バレンシアはスペインのイタリアチームだ。とても危険だ。過去には彼らに勝ったが、彼らのレベルを低く見ることは出来ない」

インテルは、スペインのチームは過信できないことを学習している。昨シーズン、ビジャレアルは彼らを家に帰らせたのだ。
「ビジャレアル戦で、我々は驕ってしまった。バレンシアにはそういったことは起きてはならない。我々は彼らを正しく評価して試合に臨まねばならない」

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つい読んでしまったのですが…ずいぶん大げさといいますか、言い過ぎといいますか。そんなにひどく警戒なさらずとも。モリエンテスよりもビジャとかシルバとか、もっと気をつけたほうが良い選手はいっぱいいます。
というか、これはもしかして情報戦ですか?モリエンテスが危ない危ないと言っておいて、実際の試合ではビジャやシルバ、アングロがきっちりマークされるとか。
もしくはフィーゴやカンビアッソ、ソラーリ辺りがモリエンテスの情報をあれこれ口にしているうちに情報が錯綜し誤解が生じているとか…。
妙に丁寧過ぎるコメントに落ち着かない感じです。

不覚

2007-02-19 12:27:22 | football
マドリー対ベティス
録画予約すら忘れ、寝過ごす。目が覚めたらハーフタイム。後半だけ見る。録画しなおして前半をみるべきか非常に悩む。

バレンシア対バルセロナ
きちんと(?)3時から放送を見始める。ハーフタイムに気が緩む。眠い。寝てしまう。後半35分に目が覚める。スコアが2-0なので嬉しいが、録画が出来ていなかったことに気づく。はっきりしない頭で状況の把握に努める。その思考過程。

点が入ってリードしている→アングロがキャプテンマークをしている→パジャルドがいる→アルベルダは交代したんだ→ホアキンがいる→モリエンテスかビジャが代わったんだろう→前線で大活躍のアングロ様→モリエンテスとビジャ、2人ともいない気がする→あれ、人数が合わない→もしや誰か退場…→可能性としてはアルベルダ>ビジャ>モリエンテス→実況がアルベルダがデコと共に退場したことを話題に出す→納得。

放送は火曜日18時までお預け。再放送を見る前にCLが始まるのでは…。


MARCAでハイライトを見たりはしましたが、ちゃんと何か書くには物足りないですね。特にバレンシア戦の後半はシルバ&アングロの2得点にモリエンテスのハズシにアルベルダ&デコのドブレロハ、と見所満載だったようですし。おとなしく再放送を待ちたいと思います。忘れないようにしないと。
アルベルダのロハですが、よくできてますよね。以前から思っているのですが、アルベルダは働きに働いてサスペンションで休息、というスケジュールが身体に刻み込まれているのでは。次節アルベルダがいないのは不安ですが、マルチェナとバラハも戻ってくるでしょうから、ま、なんとか。


お祝いしたのに

2007-02-17 21:33:41 | football
およそ1ヶ月ほど前にベルナベウで対戦したベティス(国王杯2nd leg)が、またベルナベウにやってきます。前回は負けたわけではありませんが、勝てなかったのは確かでして、今回は何とかしていただかないと。それに「カペッロの心を変えた」ベッカムが久しぶりにベルナベウに戻ってくる試合でもあります。さらにはロベカルとマルセロの久しぶりの復帰。さらに加えて、よくわからないなりに妙に期待を集めている「グティ&ガゴのドブレピボーテ」が初めて見られる可能性もある試合。みどころいっぱいですね。
el mundoから予想先発



せっかく戻ってきたロベカル&マルセロですが、両方ともベンチへ。引き続きミゲル・トーレスが先発するのではないかという見方が強いようです。もっとも失敗したら取って代わる選手が後ろに控えているわけですから、これからしばらく左SBの争いは大変なことになりそうです。
前回ベンチスタートだったイグアインは先発に回る可能性が高く、余計なことを口走ったロビーニョは引き続きベンチスタート。ロナウドのこともあっていろいろ言いたかったんでしょうが、ただでさえスーペルクライシスなんですから文句とか言わないで頂きたいものです。
試合は本日20時、某W様におかれましては得意のON AIR!で放送していただけるようです。


しかし。
なんでバレンシア-バルサの試合が日曜日なんでしょうか。ミッドウィークはCLです。しかもそれぞれミラノとリバプールに飛ばないといけない。マドリーは火曜日、バレンシアとバルサは水曜日に試合があるという違いはあるかもしれませんが、土曜日に試合を組むことくらい出来たでしょう。どうせまた放映権だの何だのの絡みでしょうが、自国のクラブが勝ちあがることがリーガの価値を高めることにもなるわけですから、それくらいの配慮はして欲しいものです。リヨンなんて、金曜の夜に試合を済ませちゃいましたよ。モナコがCL出てたときもそうですが、スケジューリングに関してはリーグ・アンはかなり柔軟です。

ともかく、メスタージャにバルサを迎えるバレンシア。ここで勝ちを落とすようなことがあれば、バルサと10ポイントの差がついてしまう状況です。負けられません。試合前最後のトレーニングにも力が入ります。


競技を変えたんだ…


ではバレンシアの召集選手を。

GK:ビュテル、モラ

あれ?

カニサレス、昨日今日とトレーニングをお休みしています。インフルエンザが治らず自宅療養中。結局召集を外れることになりました。お披露目イベントとかしないで早く家に帰って休んでれば良かったんだ…お大事に。
他は、回復中のバラハも今節の出場はナシです。

DF:クロ・トーレス、ミゲル、アジャラ、ダビ・ナバーロ、マルチェナ、アルビオル、モレッティ
MF:パジャルド、アルベルダ、ホアキン、ウーゴ・ビアナ、ホルヘ・ロペス、アングロ
FW:シルバ、ビジャ、モリエンテス



ちょっと重要なおまけ
バルサ、エトオを召集からはずしました。ASのインタビューでモリエンテスが言っているように「もしエトオが召集されなかったら大きいよ」が真実になるか…。


もうちょっとおまけ
ふと思いついて、モリエンテスのインタビュー、コメントをまとめた記事を作りました。カテゴリーを新しく作ることも考えましたが、1つの記事内にいろいろな内容を詰め込んでいるので分類が難しいのです。右のブックマークの一番下に置いておきますので、ものすご~く暇な時などにどうぞ。

カニサレス契約延長

2007-02-16 00:10:53 | football

こと契約問題となると揉めずにはいられないバレンシアですが、本日カニサレスの契約延長(2年間延長)が正式に発表になりました。契約延長お披露目の会が、マスコミや来賓、チーム関係者を集めて大々的に行われました。さらに、各地からお祝いのメッセージが届いています。MARCAからビデオを追加。

「彼はリーガでも技術的に非常に優れたゴールキーパーだね。彼が辿ってきた軌跡が、今ある彼の価値を保証している」
「価値のある契約延長におめでとうと言いたい。長い間あなたの後を追ってきた僕たち皆が喜んでいるよ。さらに2年間、あなたは素晴らしいサッカーをしてくれる。何にしても僕はすごく嬉しいよ。常に努力を絶やさないこと、僕たちに教えてくれたたくさんのこと、僕自身も個人的にたくさんのことを教えてもらった。信じてくれないかもしれないけど。とにかくとても嬉しいよ」
「兄貴、契約延長を聞いてとても嬉しいよ。わかってると思うけど。このトリビュートに参加できて嬉しい。驚かせただろう。わかっていると思うけど、プライベートでもスポーツ面でもベストであるよう願っているよ。幸運を。そして何年も続けてくれるよう期待している。ここから大きなハグを送るよ」


以上、アトレチコ・マドリーのレオ・フランコ様、レアル・マドリーのイケル・カシージャス様、バルセロナのビクトル・バルデス様からご祝辞を頂きました。(ビデオメッセージだったみたいです)。カニサレスは慕われていますね。でもビクトルバルデス、いつの間にカニサレスの舎弟になったんだ。



ということでバレンシアの公式サイトはカニサレスの話題がいっぱいです。この日午前のトレーニングに向かう様子、さらにはメディカル情報にまでカニサレスの名前が…風邪のせいで呼吸が苦しくなりトレーニングを途中で切り上げたようです。アジャラのが伝染ったんでは…。
先日の試合でアジャラさんが出場しなかったのは発熱のせいだという情報をコメントで頂きました。そして月曜日のトレーニングはアジャラさんに加えてマルチェナもインフルエンザで欠席。これ以上広がりませんように。
もっともカニサレス、今週末の試合出場には問題はないようです。風邪はひきはじめが肝心です。うがいと手洗いをして温かくして休みましょう…契約延長のお披露目会に出席した後で。

今週末の試合、というのはメスタージャにバルセロナがやってくる試合のことです。公式サイトでチケットの一般販売が告知されたのが昨日でしたが、今日の朝にはもうチケットは売り切れていたようです。皆の期待が集まっています。(エトオに問題行動が認められたり予定調和の仲直りをしたりしている)バルサが相手、これ以上離されたくないバレンシアは負けるわけに行きません。
そんな試合を前に、肉離れで離脱していたバラハが全体練習に合流したという良いニュースが。普通に走りボールを蹴っているようでしたので、もしかしたらバルサ戦への出場は可能かもしれません。

今週のミッドウィークはUEFA杯が行われています。いよいよヨーロッパの大会が再開、来週はCLです。

Morientes on a roll

2007-02-14 12:09:05 | football
モリエンテスのインタビューがあると読まずにいられないようです。uefa.comより。


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モリエンテス、絶好調

事態はバレンシアCFのストライカー、フェルナンド・モリエンテスにとってうまく行っている。彼は、アトレチコ戦の2点を含めリーガで既に9ゴールを上げている。そして水曜日にイングランドで勝利したスペイン代表への復帰も果たした。またモリエンテスはUEFAチャンピオンズリーグでの得点争いで5ゴールを上げ首位に立っている。彼の仲間はラウンド16でのFCインテルナツィオナーレ・ミラノとの試合でさらに点数を加えることを確信している。

Q:UEFAチャンピオンズリーグでのバレンシアC.F.の戦いを総括してください。
M:素晴らしい戦いをしていると思うよ。1試合を残してグループリーグで首位になり、次のステージへの出場を手に入れるようなチームはヨーロッパでもほとんどない。結局、最大のライバルと新聞で報道されていたチームとの対戦も形式的なものでしかなくなった。だから僕は、いろいろな面で素晴らしく戦ってきていると思うんだ。

Q:あなたほどUEFAチャンピオンズリーグを経験している選手はいないでしょう。好きな試合はありますか?
M:幸運にも僕は5回もファイナルの場に臨んだ。僕自身が勝った3試合を懐かしく思っているよ。

Q:2004年にはFCポルトと対戦して敗戦したASモナコの側にあなたはいました。モナコに欠けていたものは何でしょうか?
M:ファイナルに出場すること、それだけが勝利のように思えていた。誰もモナコがファイナルにたどり着くとは思ってなかったからね。準々決勝にすら出場すると期待されてなかった。だからファイナルは皆にとってご褒美みたいなものになった。だけど僕たちは、それまでのCLでやっていたように戦うことが出来なかった。あのシーズンは、2000年のバレンシアに似ていると思う。その年は僕はマドリーにいて、CLのファイナルでバレンシアを破った。あの時のバレンシアはCLで素晴らしいシーズンを送ったけれど、ファイナルでは正反対になってしまった。同じことがモナコにも起きたんだと思う。
  

Q:モナコで過ごしたシーズン、あなたはマドリー相手に2ゴールを挙げました。どんなふうに感じていましたか?
M:マドリーと対戦した試合は特別なものだった。あの時僕はマドリーからローンで加入していたからね。僕はマドリーの選手だったし、マドリーは僕のサラリーを払っていた。だからあの2試合は特別なものだったし、この先僕のキャリアが終わるまでそうだろう。いったんピッチに立つと、心にあるものすべては僕のクラブのために最大限プレイするために存在した。あの時はそのクラブがモナコだった。幸運なことに、僕は2ゴールできた。1点はベルナベウで、もう1点はモナコで。そのゴールが僕たちが勝ち抜く手助けにもなった。とても嬉しかったよ。マドリーに勝ったからではなくて、僕たちが次のラウンドに勝ち抜けたのが理由だ。

Q:UEFAチャンピオンズリーグで上げたゴールの中で好きなものはありますか?
M:たぶんモナコで過ごしたシーズンに、ホームでチェルシー相手に上げたゴールだね。

Q:最近印象深い若手選手はいますか?
M:頭角を現している若手選手は常にいる。大切なのは、彼らが落ち着いてたくさんプレイし、彼らのクオリティを高めるのを待つことだ。もし1人を挙げなければいけないとしたら、僕たちの選手、ダビド・シルバを推すよ。彼はこの先長く、ヨーロッパでのベストプレイヤーになるだろう。


Q:あなたにとって一番の問題だったライバルは誰でしょうか?
M:レアル・マドリーでほぼ毎シーズンのようにバイエルン・ミュンヘンと戦わなければならなかった試合を思い出しているんだ。センターバックにはサミュエル・クフォとトーマス・リンケがいた。彼らとの試合は特別だったよ。その週の間、僕たちはバイエルンの守備陣に対抗するためにしっかり集中しなければならなかったからね。

Q:あなたのキャリアにおいて、一番感銘を受けた監督は誰でしょうか?
M:幸運なことに、僕は多くの監督、非常に優れた監督たちとともに働いてきた。でもチームにおいて僕に自由を与えてくれたから、ディディエ・デシャンを選ぼうと思う。

Q:あなたはヨーロッパの異なるリーグでプレイして来ました。一番好きなのは?
M:間違いなくリーガ・エスパニョーラだ。僕はスペインの外で3年間プレイした。イングランドとフランスだ。でも、間違いなく僕のフットボールはスペインだ。僕が一番自信を持って快適にやれると感じるから。それはただ単にフットボールをするだけじゃない。街中、周囲の人々や空気から感じる快適さだ。僕はスペインで幸せだとはっきり思っているよ。

Q:アイドルはいますか?
M:うん。いつでもミカエル・ラウドルップだ。子供のころからそうだし、彼は今でもまだ僕のアイドルだよ。彼のプロフェッショナリズムだけではなく、彼が優れた人間だからということもある。フットボール以外でなら、僕の父だ。彼は、今僕が持っているあらゆる価値観を教えてくれた人物だよ。

リケルメの笑顔

2007-02-13 23:04:28 | football


あまりにも良い笑顔の画像だったので。リケルメ本当に嬉しそう。
ビジャレアルフロントの対応にはやはり納得できないところがあるようで、不誠実さ、不明瞭な態度を批判してもいます(でも干してたペジェグリーニ監督には悪感情はないようですが)。
でもそれは済んだこと。このタイミングで獲得してくれた古巣ボカへの感謝と試合出場への希望を口にしてもいます。
用意された背番号は10番。そして、ボカ仕様のトッポジージョ人形。

5-8

2007-02-12 03:22:27 | football
06/07 Liga Espanola 1a division Jornada 22
Getafe 3-0 Valencia C.F.


これで今シーズンのヘタフェとの対戦はすべて終わりました。リーガの2試合(C2-0/F0-3)、国王杯の2試合(F1-1/C2-4)、1勝1分2敗通算5得点8失点。見事なまでに苦手チームです。
今日はビジャがサスペンション、ビセンテが負傷欠場。さらにアジャラさんがベンチスタート。ビジャレアルへの移籍を宣言したから、ではなくミッドウィークのアルゼンチン代表の試合でフル出場しているからだろうと推測。たぶん。
そんなこんなで先週書いたとおり前は左からシルバ、モリエンテス、アングロ、ホアキンの4人で行くしかない状況。バックラインはアルビオルとダビ・ナバーロです。

立ち上がりは攻められてました。中盤からかなり引いているせいか、攻撃が成り立たずシュートまで持っていけない。それでも前半30分前後からバレンシアの流れに。シルバ、アングロ、モリエンテスと惜しいシーンがありました。ホアキンも良いチャレンジをしていたし、やる気になってた。良い感じはあるのですが、でも決めきれない。
後半。立ち上がり、即失点。どうも開始直後の失点が多いんですよね…。ダビ・ナバーロの軽い守備が交わされてしまった。2失点目は、中盤でボールを取られて速攻。3失点目は前がかりになっていたところでボールを拾われ高速カウンターを食らいました。3失点目はもう仕方ないかも。
その後も攻め込んでチャンスはいくつかあったのですが、アボンダンシエリにことごとく止められた。終わり。

次節はバルサとの試合。ビジャが戻ってくるし、カーサでの試合だということが救いかもしれません。それが終わったら、ミッドウィークにはCLのインテル戦があります。

追加
3-0、それでも試合の様子をご覧になりたい方にハイライトへのリンク。ついにマルカもハイライトビデオに参入したようです。el mundoはスペイン国内からでないと見られないようですが、MARCAは今のところ大丈夫みたいです。

さらに潔く

2007-02-11 16:50:48 | football
博論も終わったことですし、温泉地に行ってました……箱根で1泊2日の研究セミナーだったんですけどね。いえ、もちろん楽しかったし有意義でした。温泉にもつかれたし。できればのーんびりとしたかったところでしたが。
それはともかく、せっかく勝ったんですから試合について。


06/07 Liga Espanola 1a division Jornada 22
Real Sociedad 1-2 Real Madrid

ラ・レアルの得点:ミケル・アランブル・エリサギーレ(7)
マドリーの得点:ディビッド・ロバート・ジョセフ・ベッカム(38)、ルトヘラス・ヨハンネス・マルティナス・ファン・ニステルローイ(48)

得点者のフルネームを載せたらものすごく長いことになってしまいました。ニステルロイ(ただでさえ長かったのに)こんなに長かったんだ…今日初めて知りました。オランダは皆こんななのかな。

試合内容。崩壊の一歩手前にあるマドリーの中にあって、唯一皆の心のよりどころだったイケルが凡ミスで失点。右サイドから上げられたシャビ・プリエトのクロスに目測を誤って触れず、流れたボールにアランブルに詰められました。ボールが思わぬ伸び方をしたのではとも言われていましたが、昔からイケルはハイボール(の目測?)が苦手でしたから…。

展開はグダグダとなかなかシュートにつながらないのはいつもの通り。ただ、ガゴとエメルソンのピボーテはそんなに悪くないんじゃないかな、と思います。地味にエメルソンはシュートを打ったり攻めに参加してFKを取ったり、仕事をしてました。で、そのエメルソンが取ったFKからベッカムが直接ゴール!
ここで決めてくれたら…というところで本当に決めてきた、まさに千両役者です。カペッロにホされて以来、ベッカムの復帰を希望する声はいろいろな選手から出てました(ラウル、セルヒオ・ラモス、グティ、エルゲラ、パボン…)。諦めずに真剣にトレーニングに取り組んでいたこと、チームメイトと良い関係を作ってきたこと。ベッカムのゴール後に、皆がいっせいに駆け寄ってきたのには嬉しかったですね。ここのところの倦んだ空気が変わるのではないかという期待を感じました。

良い空気を持ったまま前半を終了し、その勢いがあったのか後半早い時間に逆転ゴールが決まります。ミゲル・トーレスのクロスからルートのゴール!
今日は、いつもよりサイド、サイドバックが活性化していたように思いました。セルヒオ・ラモスもけっこう攻撃参加していたし、ミゲル・トーレスもロビーニョとやるときよりも良くあがる。左の中盤のサイドがグティで、グティはサイドの動きをあまりせずパス捌きに専念していた印象。ですから、Mトーレスもあがりやすかったのではないかと思います。もっともSBの攻撃参加が常に有効とは限りませんが。
それから今日はラウルが2トップの1枚に置かれた。結果としてラウルは空気の存在になってしまいましたが、以前からなかなか良い形でルートがボールを保持できないのが気になっていただけに、トップが2枚になってマークが分散するのは良いのではないかと思います。
あと気になったのはグティの調子。下げるパスばかりで、攻撃につながる良い質のパスはあまり見られませんでした。以前やっていたトップ下グティみたいな使い方はできないかなあ…もう少し試合が作れそうな気もするんですが。


しかし今回のカペッロは、また潔いことをしましたね。ホしまくっていたベッカムをさらっと召集し、「修正できるのは賢い証拠だ」なんて言い放っちゃうのは、生半可な監督さんでは無理でしょう。自分のプライドだとか監督の威厳だとかそんなものに縛られて「使わんと言ったから使わんのじゃー」となりがちなところを「賢い人は修正することができる。ふふん」とか言っちゃうわけですからね。
しかも試合後には「ベッカムはチームでも賢い選手だし、我々全員が彼の仕事にとても満足している」とさらにフォロー。心の中ではひっそりと「潔くベッカムを召集した私のおかげだ」とか思ってそうですが。

天まで届け

2007-02-08 06:58:51 | football

親善試合 England 0-1 Spain
スペインの得点:アンドレス・イニエスタ(63)

前半18分の、きれいにDFを交わしてゴール正面からの宇宙開発byモリエンテスに唖然とした2月8日の朝でした。ASには連続写真を作られてしまいました。

各文字速報サイトでの書かれ方がたまりません。「モリエンテス大失敗」「謝る余地なし」「ボールは広大な空間へ」。
0-0で終わってしまったらもっと書かれたかもしれませんが、イニエスタに救われました。ゴラッソ!

見にくい画面で見ていた上に前半10分ほどは見逃してしまったのですが、雑感を箇条書きに。
○良いと思った選手:左SBでフル出場したカプデビラ
イングランドの中ではかなり元気の良いSWPがつっこんで来るポジションでしたが、奮闘、押し返してました。好印象。
○前半と後半の違いはどこから?
前半:ボールはつなぐけどフィニッシュにいけない、フィニッシャーにボールが入らない。
後半:活性化した。
○プジョルとセルヒオ・ラモス
3月のEURO予選ではサスペンションなのに先発したこの2人でしたが、後半から右SBアンヘル、CBにハビ・ナバーロが出場。ヘディングで競った後にクラウチを押しつぶしたハビ・ナバーロのファイトはさすが。右の守りには、特に脅威はなかったような…。
○デランテーロのファーストチョイスは?
モリエンテスが宇宙開発なので、やはりビジャ&トーレスかと思うのですが、この2人は消しあうというかうまく共存しづらいと言うか…。トーレスが目立つ時間はビジャが消え、ビジャが元気なときはトーレス行方不明、という感じで。もう少し長い時間やれれば良いのかもしれませんが。
○監督
また延命。
○追い討ち:ASに単独で記事を作られる。
「モリエンテス、ボールに釣られる」
18分。モリエンテスは先発し、前半ではスペインのベストアクションだった。モリエンテスは後ろからのボールを受け、エリアに侵入、ウッドゲイトを交わし、左足でボールをコントロール。目の前にはフォスターだけだったが、モリエンテスは高く強くボールを打ち上げた。