センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

日産、ティーダが世界で一番うれているのか?

2008-09-15 00:03:45 | 感覚
私は以前から日産自動車にはメールでヒトの五感に関する話題や資料の提供、車造りの提案など差し上げた経緯がある。
車造りも、新製品の開発にも実は、ヒトの五感を刺激できるかにあるのです。
つまり、物造りにはヒトの五感を刺激するがキーポイントなのです。
以前に、私は日産自動車に小型の高級車、それもヒトの五感を刺激し、五感に拘った車造りの提案を事細かに書き込みメールを送った。
その結果で誕生したのが「ティーダ」なのである。
ハンドルの握り、シート地の座り心地など「触覚」、見た目の車内の広さ、ドアの閉まる音、エンジン音も勿論重要である。これらはヒトの聴覚に関わっている。
このように「車の五感」と称しているが、ヒトの五感を刺激するような車こそ、愛され、売れるのである。
見た目の格好良さも重要かも知れないが、実はドライバーは車の外見を見て居るときより車内の空間に居る時間がダントツに多いのである。
だから車内空間の質感の高さ、高級感こそ重要で売れ行き販売台数を伸ばす要因の一つでもあるのです。
私の手元には、日産自動車から送られてきた{TheSecretsofTIIDA}なぜ、ティーダは世界で一番売れている日産自動車になりえたるか?という本も販売されている。定価は1500円+税と成っております。興味の有る方は愛読されることをお薦めします。
113ページには「感性、品質:快感と脳」と題して茂木健一郎氏(脳科学者)が書き下ろしており、脳の快感について説明しております。
ご参照下されば幸いです。
この本の中には、私が以前に指摘、提案してきた車の触覚の感覚や聴覚などヒトの五感に関する話題が網羅されている。
日本でも、海外でも高級車と言えば20年前以上は大型車3000cc以上の排気量と車体も全幅180cmを超える車と何せ馬鹿デカイ車が高級車であるというような定義があった。
現在は、日本でも海外でも車体の大きさや車体価格ではなく、車の総合的な高級感、質感や空間の贅沢さなどヒトの五感を刺激、ヒトの脳を快感させる車が高級車なのである。
車造りだけではない、企業での新製品の開発や研究にも重要な要素こそ、ヒトが使用するものであれば、ヒトの五感を徹底的に解明し、研究することである。
これらの効果が「売れ筋に繋がり、ヒット品」に繋がるのです。
日本の企業の多くが物造りに悩み、藻掻き苦しんでいる。今一度ヒトの五感、脳を研究し、応用することであると私は多くの企業にアドバイスしている。
また、これら関連の企業での監修の依頼も受けている。
私が監修した製品や商品は少なからず、売れ行きは良いのである。これらはヒトの五感を刺激、意識させることで購買時にヒトの脳が快感するのである。
車も同様にどの車にしようと悩んでいる内が一番楽しいし、わくわくする。この感覚が重要なのである。
自分の予算と合った中で、排気量、車の形、スポーツタイプ、4ドアタイプなど選択し、いざ購入段階に入る。納車されるのを家族で喜び、楽しみにするのである。いざ、納車されすぐにドライバーは乗り込み、シートに腰掛ける。
この瞬間が車好きにはたまらない瞬間なのである。つまり、脳が快感するのである。
シートに座ればすぐにハンドルを握り、シートの座り心地を体感するのである。
これらはヒトの触覚であり、座り心地の良さ、ハンドルのグリップ感の良さなど「感動に」繋がるのである。購入して良かったとユーザーは満足するのである。これらの感覚が日産ディーダにはあるので、世界で一番売れている日産自動車になったのです。
日産ディーダは世界165ヵ国で販売され、累積販売台数が2007年11月時点で約80万台を誇るヒット商品に成ったのである。
グローバルなマーケットで日本のコンパクトカーが健闘しているのだ。
今年の4月20日には100万台を突破した。
私は以前から日本の多くの企業に時代のニーズに合った開発と研究が必要であり、オイル高から高級車、大衆車まで車の売れ行きが低迷している中でもヒットしている車が存在しているのである。
今一度、日本の企業は「物造りニッポンの魂を思い出し、ヒトの五感を刺激する」時代のニーズに合ったモノを提供して欲しいと強く願っている。
頑張れニッポンである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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