センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

オーダーメード医療!

2006-06-26 21:58:56 | 感覚
オーダーメード医療というのは、個々に最適な予防法や治療、薬の投与など選択する療法である。
今までの医療はいわば「レディメイド」の医療、例えばどの人にも同じ大きさの服を着せるようなもので、丁度良い人も居れば、だぶだぶで大きくて着られない人もおられます。また、私のように同じアルコールを飲んでいるのに、すぐに顔が赤くなり酔ってしまうか、気持ち悪くなります。
オーダーメード医療は、このアルコールの強い人と弱い人を事前に見分けて、どの程度の量が適切であるかを判断することです。つまり、ある薬はA患者さんには効果が有っても、B患者さんには効果がないこともあります。
具体的には、患者さんの唾液から遺伝子を取り出し、その病気に対するもっとも効果的な薬や療法を見つけ出すことです。
2週間ほどで解明され、その患者さんに効果的な薬などが投与されるのです。
今までは、レディメイドですから、同じ病気で入院している患者さんに同じ薬を投与して、副作用の強い人と弱く現れる人が居るのです。
つまり、オーダーメード医療は、副作用が出ると予想される薬を患者さんにその薬を飲ませない。効果があると判定した患者さんだけに適切な量の薬を飲んで頂くという療法です。
このように患者に「体質」の違いはどうして生まれるのでしょうか、人には生命の設計図と言われる「遺伝番号」のわずかな違いで体質が異なってくることが最近分かってきました。この遺伝番号の違いを見極めて、副作用が予想される薬は使用しないなどで「無駄な医療」を避けることが出来るのです。
患者さんの身体の負担の減少にも成るし、何より医療費の低減になります。
初期治療費は他の医療法より高額ですが、長い目で見ると負担が少ないのです。
この新しい医療が確立されれば、これまでより、正確な診断や診療が可能になります。
そのために必要なものがあるのです。この画期的なオーダーメード医療を実現するためには多くの方々の「遺伝子」を提供して頂く必要があるのです。
東京大学医学科研究所の中にある「ヒトゲノム解折センター」では、現在、多くの方々の遺伝子を厳重に管理、冷凍保管し、研究を進めております。
遺伝子のどの部分がその病気に関係しているのか、患者一人一人の病気を起こす仕組みや、薬の副作用の原因などを綿密に調べ、根本的な診断、治療方法を見つけ出すことが目的です。
ヒトゲノムの研究は非常に複雑で膨大です。そこで、各大学や研究所などの提携、連携が重要となるのです。
私共の研究所も近年中に、北関東での医学薬科大学で、再生医療、難病、細胞、ヒトゲノム研究などの研究所を設立致します。
ヒトゲノムの解明によって、当大学の付属病院でのオーダーメード医療の応用、研究、新薬の開発に役立つものです。
同時に「生命科学研究所」を設立しその施設の中に「五感遺伝子研究」も行い、五感教育研究所での本格的五感の研究を行います。その研究所では私が主席研究員として指揮をとります。
オーダーメード医療現実化プロジェクトは、バイオバンクへ約30万人のDNA及び血清試料を集め、利用してSNP(遺伝子の個人差)と薬剤の効果、副作用の関係を明らかにし、病気の関係を調べオーダーメード医療現実基盤を構築するものです。文部科学省は、この事業に平成15年度から平成19年度の5年間に、リーディングプロジェクトとして約200億円の予算を予定しております。
(オーダーメード医療実現化プロジェクトから引用)。
約40種類の病気について研究するために、このプロジェクトの協力医療機関を受診されている患者さんに協力を呼びかけている。
{対象となる病名}
∙悪性腫瘍→肺ガン、食道癌、胃ガン、大腸癌、肺ガン、胆管癌、前立腺癌、
乳ガン、子宮癌、卵巣癌、造血器血症、∙バセドウ病、∙高脂血症、∙糖尿病、∙関節リウマチ、∙骨粗しょう症、∙閉寒性動脈硬化症、∙狭心症、∙心筋梗塞、∙心筋症、∙心不全、∙不整脈、∙脳血管障害→脳梗塞、脳動脈瘤、∙慢性肝疾患→B型・C型慢性肝炎、肝硬変、∙子宮筋腫、∙子宮内膜症、∙尿路結石、∙ネフローゼ症候群、∙過敏性症候群(薬疹)、∙ケロイド、∙アトピー性皮膚炎、∙喘息、∙結核、∙間質性肺炎・肺線維症、∙肺気腫(COPD)、∙白内障、∙緑内障、∙熱性痙攣、∙てんかん、∙歯周病、∙筋萎縮性側索硬化症(ALS)など。
オーダーメード医療実現プロジェクトホームページより引用。
私共研究所は、5年以内に東京大学医科学研究所(バイオバンクジャパン)と提携や連携によって、遺伝子の解折及びタンパク解折を行いたいと考えている。
当施設の付属病院や千葉で構想している総合病院などで「高度先進医療」としての取り組みでこの「オーダーメード医療」を採用し、グループ診断、療法などの安全対策、遠隔操作、高度先進検査機器の導入により、海外で活躍している日本人医師を当病院に勤務して貰うことで、日本には何カ所もない高度な診療、診断、治療、手術が可能になると考えている。同時に再生医療に力を注ぎ、近い将来臓器移植を無くし、15歳以下の子供達にも再生臓器によって、臓器機能を回復させ、健康を維持できるようなシステムをいち早く研究、実施に向けて今後私共研究所は努力して参ります。
また、私の友人の舩後さん筋萎縮性側索硬化症(ALS)の疾患している友の為に、この病気の原因、治療法の解明に向けて「生命科学研究所」を開設し、難病の研究、遺伝子解明によって、また、このオーダーメード医療の今後の研究によって、寝たきり状態から少しでも改善出来ればと願っている。
また、日本の子供達や難病で悩んでいる多くの患者さん達のため、医療関係機関は今後、共同で民間企業や医学系大學、医療関係研究所、学閥を超越した関係が必要である。「すべては患者さんのために」を思い、私共研究所は「生命科学」の見地から提唱し、日本の医療界の底上げと、日本の医療改革に今後取り組んで参ります。
どうぞご期待下さい。どこまで出来るか分かりませんが日本の医療界に一石を投じることは間違いないと考えております。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
オーダーメード医療の詳しくは「オーダーメード医療実現化プロジェクト」のホームページを御覧下さい。アドレスはhttp://biobankjp.org/です。





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