センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

スローフードのお店がイタリアから代官山へ!

2008-09-30 19:07:59 | 感覚、五感
イタリアで人気のフードマーケット東京・代官山に9月29日「EATALY」上陸。
イタリア・トリノに本店を構え、年間140万人が訪れる本場のフードマーケット「EATALY(イータリー)」が、東京・代官山に9月27日にオープンする。同店が本国以外に出店するのは初めて。
イタリアの小規模な生産者が手掛ける安全で安心なチーズやパスタなどの食材を販売するほか、ミシュランガイドで星を獲得したレストランが入居し、料理教室のプログラムも提供する。
代官山店は広さ約1500平方メートル。約200種類のチーズ・サラミ類、約450種類のワインなど計1400種類の直輸入の食材のほか、自然酵母を使ったパンや薪釜で焼いたピザなどをその場で手作りして販売する。
イタリアは、ファストフードに対抗し、地元食材を使った食事をゆっくりおいしく楽しむ「スローフード」の発祥地といわれる。
「買う・食べる・学習する」をコンセプトに誕生したイータリーは、本店のほか、ミラノに支店を持ち、人気スポットになっている。
イタリア国内で今後4年で8店を出店するほか、海外出店を検討してきた。日本を最初の出店国に選んだことについて、代官山店を運営するイータリージャパンのアンドレア・ラスカCEO(最高経営責任者)は「日本は食に対する関心が高く、イタリアの食材への理解がある」と話しており、他地域への出店も検討する。
イタリアではスローフードという、ヒトの味覚や食事の重要性を提唱しているライフスタイルがある。
現に小学校の授業でも「味覚の授業」があり、一流のシェフが一流の食材を使用し、給食などを造る授業がある。授業の目的はヒトの味覚の重要性と食材の大切さ、スローフードという考え方である。
ビジネスも同様にスローフードの考え方が充実しており、イタリアでは有名な「EATALY(イータリー)が世界初出店の場所を日本の代官山に1号店としてオープンすることを発表したのである。
日本ではご存じのように外食産業が低迷しており、苦戦もしている現場に高級食材や上品な食文化を日本に紹介しようとしている。
では、なぜ世界初の出店を日本に選んだかというと、日本には独特の食に拘る感覚があり、和食という食の質や食材の質の高さがあるのです。
現に三つ星レストランに選ばれた数はダントツ日本が世界一である。
私は昨年の11月に神戸FMラジオ曲の取材と出演を果たし、番組の中で「視覚と味覚」の関わりについて説明致しました。その番組の中でも「日本人の味覚」食事の拘りについて説明した。
日本では食事(和食)を食べるときに「箸」で食べる。この箸の文化が世界でダントツの三つ星レストランに選ばれた証拠でもあると指摘した。
私共が大学との共同研究で、同じ料理内容をフォークとナイフで食べたときと、同様に箸を使用して食べたときの脳の血流変化と脳波の測定研究を実施したことがある。
箸で料理を食べるとヒトの脳の前頭葉と頭頂葉の「体性感覚野」ヒトの触覚を司る脳部が刺激され、味覚野も同時に刺激されるのである。
また、フォークとナイフで食べたときには、脳波や脳の血流はあまり変化しなかったのである。現に実験に協力して貰った大学生10人に聞いたら、箸で食べた料理の方が美味しく感じたと答えてくれたのである。
私達はこれらの結果から食事はゆっくり楽しんで食べ、良質な箸を使用し「スローフードの薦めである」。
世界初出店の「EATALY(イータリー)」の成功は今後の日本の食文化の改革に繋がり、ライフスタイルも変化するはずである。
私共はイータリージャパンに全面協力もしたいと考えている。利害関係だけでなく、本当に日本の子供達の味覚が危ないのである!
これらが刺激となり、日本の外食産業に新たな考え方とヒトの味覚の重要性が問われ、重要視されるだろう。だから、私は大いに期待している。日本の学校にも「スローフード」味覚の授業など今後とも推進して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

コメント (2)
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音楽と料理の共通点!

2008-09-29 00:11:49 | 感覚、五感
音楽と料理には共通点があるのです。それは、創作するという行為や創造性などの感性的な所である。
音楽も料理もその作り手の感性や高い技術、能力が問われる。
五感生理学的に説明すると、音楽はヒトの聴覚を刺激し、触覚も刺激する。時にはヒトに感動を与える。
料理はヒトの嗅覚と味覚を刺激し、美味しいという感覚が沸いてくる。
音楽がヒトの脳ではどのように認知しているかというと、個人差も有りますが、その音楽が心地よいと感じる感覚は、ヒトの脳の左脳で認知している。
逆に雑音的な音楽と認知しているのは右脳の聴覚野で認知している。
また、料理を食べるときには、私達ヒトの脳は、まず料理を視覚的に見て、彩りや盛りつけなどを見て美味しそうと認知します。
そして、その料理の匂いを今度は脳で直接感じるのです。ヒトの嗅覚だけは他の感覚と違い、脳に直接刺激情報が送られるのです。
大脳辺縁系という脳部で匂いを感じるのです。
そして、益々食べたいと感じるのです。
食べて、美味しいとヒトの味覚で感じると今度は「快感」に繋がるのです。そしてまた食べたいと思考し、これらの繰り返しがそのお店の常連さんに繋がるのです。
音楽も料理も同様に「快感」が重要なのである。質の高い音楽を聴いたときに「心地よい感覚」「感動する感覚」など感じると脳は「ドーパミン物質」が分泌され、快感に繋がります。そしてまた聞きたい、歌いたいなどの感覚に繋がるのです。
料理も同様にレストランで食べた料理が美味しく、脳が快感すると、その料理をまた食べたいとヒトの脳は思考するのです。
音楽も料理も共通の感覚があるのです。それはヒトの脳の「快感と感動」である。
ヒトの脳の特徴に快感や感動、楽しい、美味しい、楽だなど大好きで、辛い、不快、無感動、楽しくないが嫌いなのです。
このようにヒトの快感や感動は脳の大脳新皮質に記憶され「長期間記憶されるため」また聞きたい、また食べたいと思考するのである。
逆に作曲家や音楽家、シェフや料理人達は「創作」するという使命のようなものがあり、お客様や聴衆する人達に快感や感動を与えることで提供者も「快感と感動」を覚えるのです。そして良いものを提供しようと自己啓発に励むのです。
つまり「腕をあげる」ということに繋がるのである。
私が以前にレストラン関係者の前でヒトの五感に関して講演したことがあるが、料理人に重要な感覚は「味覚」だと考えている人は多いと思うが、実は味覚の鍛錬にはヒトの嗅覚刺激が重要なのです。
例えば、作曲家や音楽家でも確かにヒトの聴覚刺激が重要なのですが、私は触覚感覚が重要であると音楽関係者に提唱している。
なぜ、ヒトの触覚が重要かというと、楽器の演奏や音符を書き下ろすなどの感覚が重要だからである。
音楽自体を聞く聴覚刺激は勿論重要だが、次にヒトの触覚刺激が大切なのである。
音楽も料理もつまりはヒトの五感が重要であるということである。
話の話題は変わるが、毎週土曜日、夜10:55分放送、朝日テレビ「ミューズの晩餐」という番組を毎回楽しみに拝見している。
歌手や音楽関係者のコメントも楽しく、参考にしている。
27日の土曜日は作曲家の千住明氏のコメントを参考に「音楽と料理の共通点について」ブログの記事を書き下ろす参考になったのである。
千住氏は音楽の才能は勿論抜群であり、料理もまた優れた才能の持ち主でもある。番組の中でも32年間作り続けているパスタ料理を披露しておりました。
やはり、音楽など感性の高い仕事をしている人達の五感はやはり、優れており、感覚などを認識し、理解している人達であることを千住氏を拝見し、私も理解したのである。
また、番組の中で私は番組の主題歌を歌っている男性4人のグループ「ESCOLTA」エスコルタに注目し、今後、人気が出る歌い手だと強く感じたのである。今後の活動に注目もしている。
ESCOLTA(エスコルタ)とは、スペイン語で女性をエスコートできる男性を意味する。男性4人のグループでなかなかのイケメン揃いである。
昨年の11月4日にデビューした。メンバーは音楽エリートで育った人達である。
クラシック、オペラ界よりテノールの田代万里生、バリトンの吉武大地、ポップ界から結城安浩、そしてミュージカル界から山崎育三郎と実力の持ち主達が揃ったメンバーである。
皆様も「愛の流星群」という歌を聞いたことがあると思うが、なかなか良い曲に仕上がり、多くの女性のハートを射止める曲になっていると思う。
ご参考にhttp://www.escolta.jp/discography.htmlから愛の流星群をご覧になれます。
また、ミューズの晩餐のテーマ曲、7月~9月の「今も好きだから~時は流れて」も試聴できます。
このように音楽家(ソリストsoloist)達やシェフ達は日々、五感を鍛錬し、多くの人達に快感と感動を与えている。
私も同様に質の良い内容(ヒトの五感、感覚研究)を提供することで多くの人達に励ましと頑張ろうとする意識、快感、時には感動を与えられたらと考えている。
皆様にも、身近な人や多くの人達に快感や感動を与えられる能力は皆様に備わっているのです。
私達の脳には「潜在能力」が備わっており、その才能にスイッチが入るか入らないかである。だからスイッチをONにする意識が必要であることを私から提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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心(脳)が疲れていませんか?

2008-09-27 00:06:09 | 感覚
疲れるのは、身体だけではありません。
心が疲れることによって、体の不調として出てくることがあるのです。
心が疲れる→その原因は、主にストレス。「病は気から」という言葉がありますが、まさにその通り精神的な疲れが全身の疲れを引き起こすのです。
【心の疲れによって起きる症状】 人間の脳は、職場や学校などの様々な人間関係によるストレスをはじめ、家庭内でのトラブルなど、精神的な緊張状態を、疲労として感じ取っています。心の疲労は精神面に現われると考えがちですが、精神面よりもいきなり身体の症状だけ現われる事が多いのです。こういう場合、身体の疲労にばかり目がいき、心の疲労を見逃すことにもなりかねません。また心の疲労は年齢に関係なく起こります。
学校生活や受験などでストレスを感じる子供たちが精神疲労の状態に陥り、ストレスがたまり体調を崩す事はよくある事です。子供が疲れたと言ったり、だるそうにしている時には、心の疲労を疑ってみることも必要。心の疲労の原因は、年齢に関係なくあると言う事です。
精神的疲労の症状が出ていたら、身体と心の両面からその原因を探る姿勢が大切です。たかがストレスと軽く見てはいけません。ずっとためていると大変なことに。なんの病気でもそうですが、早めに気づいて対処しないと、やがて症状が重い病気になることがあります。ストレスが原因でおこる心の疲労ストレスの傾向で3つのパターンに分けられます。チェックポイントを知って、早めに気づくことが大事です。
● 体調不良型
● 憂鬱型
● イライラ型 【体調不良型】 体調不良型は、「肩や首がこる」「頭痛がする」「食欲がない」などのように慢性的なストレスがこういった痛みなどの症状で出る疲労のタイプです。
ところが「なんか調子が悪い」という理由で病院に行っても「気のせい」と扱われてしまいやすい。だからといって気合で乗り切ろうなどと思わないこと。逆効果となり、もっと疲労してしまいます。
そして女性に比較的多いのが頭痛です。「頭痛もち」ということで、長く付き合っている人も多いので軽く考えられがちですが、よく調べてみると、気づかないストレスが原因の疲労のサインでもあるようです。ストレス以外にも、さまざまな危険な病気の前触れであったりします。今まで感じることの無かった頭痛が急に起こってきたら、きちんとその原因を突き止めるようにしましょう。
これらは精神障害というよりも「心身症」という、脳の疲れ(ストレス)が左右し、自律神経に悪影響を与え、下痢、便秘、胃潰瘍、頭痛や円形脱毛症と個人差も症状によって違ってきます。
これらは脳の作用によるものです。脳の疲れが過剰に活発化すると、例えば長時間のパソコン操作で脳が疲れているのに、それでも無理して作業を続けると脳は視覚野(後頭部)の脳部が疲れているのに、他の感覚部位、聴覚野なども同時に疲れたと感じてしまうのです。
人の脳が疲れたと感じると逆に活発的に働く脳部があります。それは「前頭葉に位置している(前頭眼窩野)」という脳部位が働き、脳の疲れをコントロールします。このコントロールが出来なくなると視床下部からドーパミン物質が脳下垂体に伝わり、脳下垂体は3つの脳部に別れており、前葉、中葉、後葉があります。中葉にドーパミン物質が伝わると脳下垂体はホルモンを分泌し、自律神経や身体の異状をきたすことに成るのです。
頭痛をきちんと治すことで、生活の質をずっと上げることができるからです。
不眠というケースもあります。 嫌なことがあったあとは寝つきにくいこともよくあります。しかし、それが何日も続くなら疲労の 危険信号。不眠が続くと、一日中頭がすっきりせず、仕事の能率が上がらない上に、ちょっとしたことにも怒りっぽくなってしまったり、イライラしたりと、全くいいことがありません。「眠れないで死んだ人はいない」なんて簡単に済ます人もいますが、不眠の悩みは実際になった人でなければわからないものです。症 状のひどい場合は迷わず専門医に相談してみてください。非常に多くの人が悩んでいるだけに、良い治療方法が確立しています。
食欲不振も心の疲労からくる症状の特徴的なものです。
コンピューターの作業が多いせいで目が疲労する。目が痛くてコンタクトレンズが使えない。いつも目薬を使っている、など、最近は目の疲労を訴える人が増えています。もちろん、目を使いすぎていることは間違いないのですが、乱れた食生活が目の疲労を助長しているということもあります。また、目の疲労は、肩こりや頭痛の原因にもなるので、軽く見ないほうが良いでしょう。このタイプの方に提案するリラックスの方法は、「身体を休めてのんびりする」ことです。 【憂鬱型】 憂鬱型は、「誰かといても孤独な気がする」「なにをしても楽しくない」「仕事や家事の能率 が下がった」「自分に自信がもてない」などのように自己否定が強いタイプです。トラブルが起きたときに、自分のせいだと思ってしまったりして自分に自信が 持てず、マイナス思考になりそれが悪循環になっていくわけです。 何となくやる気が出ない。ひとつのものごとに集中しようとしても長続きしない。仕事に行く意欲がわかない。こんな疲労の症状が現れたら、完全に危険信号。人間は気力が無くなると、いまはたいしたことがなくても、連鎖的にすべての状態が一気に悪化してゆきます。気力とは生きる力です。まだいくらかでも問題と対決する力が残っているうちの早めの対策が大切です。
例えば、最近では一晩眠っても疲れが取れない。慢性的に疲れている人達が急増している。慢性疲労症候群とは、半年以上疲れている。病院に通院している人達を意味しますが、慢性疲労に悩み苦しみ鬱状態になり酷い場合は自殺も考える人も居られます。
ここで、こられ脳の疲れを改善するのには「人の五感を刺激することが重要です」。
まず、女性の方なら嗅覚を刺激し、アロマオイルや香水などで嗅覚をし、大脳辺頭系を刺激し、女性ホルモンを整える働きがあるのです。ですから、生理不順や肌荒れなどの予防にもなります。
また、好きな音楽など心を落ち着かせ、脳が快感出来る環境を造ることも重要になります。
男性も同様に樹木などの匂いを嗅ぎ分け、青葉アルデヒド、青葉アルコールこれらの作用が「森林浴」効果である。人の嗅覚は他の感覚と違って、本能的な感覚と言われ、直接大脳の大脳辺頭系に伝わり、刺激されます。
好きな音楽でも脳がストレスを忘れ夢中になるほどの快感を得ることが大切です。皆様も、非日常的な活動に心がけ、ストレスを忘れるぐらい夢中になり、脳が癒されれば、きっと脳の疲れも改善されているはずです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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照明器具で菌、ウイルスを駆除する!

2008-09-25 00:00:08 | 感覚
シャープ 菌・ウイルスなど撃退する照明器具発売_独自技術採用、病院などに提案へ
記事:Japan Medicine提供:じほう 【2008年9月5日】
シャープは1日、独自の「プラズマクラスター技術」を搭載したLED照明や空気清浄機など6品目の発売を開始すると発表した。空気中に浮遊するカビ菌や ウイルスなどを分解・除去する機能をもつ技術を、同社は21世紀型の健康・環境商品と位置付け、病院などの公共機関やオフィス向けに販売する方針。同社は プラズマクラスター技術の改良を進めており、新型インフルエンザウイルスの分解・除去効果もあることを、先日発表している。
プラズマクラスターはシャープ独自の技術で、空気中では不安定になるプラスとマイナスのイオンを、プラズマ放電により、複数の水分子を粒子の周囲 にぶどうの房(クラスター)状に集め、安定させることに成功した。プラズマクラスターイオンは、浮遊するカビ菌、ウイルスなどの表面に付着して酸化力の強い物質に変化し、表面のタンパク質を瞬時に分解・除去する。
1日に都内で開いた会見で同社は、プラズマクラスター技術を発光ダイオード(LED)照明のほか、イオン発生機、空気清浄機、冷蔵庫、ドラム式洗濯乾燥機 に搭載すると発表した。LED照明にはプラズマクラスターイオン発生装置を組み込み、「天井からふりそそぐようにイオンを放出し、空中で浮遊するカビ菌・ ウイルス・ダニのアレル物質を取り囲んで分解・除去する」(同社)としている。
発売するのは、室内が明る過ぎる場合に3段階で暗くできる機能があり、省エネにも貢献する製品(DL-N028N、希望小売価格16万2750円・税込み)など5種類。10月24日から順次発売する。既存の建物でも工事をすれば設置できる。
臨床面の有効性も確立へ
シャープはプラズマクラスター技術を「除菌イオン」としてエアコンや空気清浄機に搭載する一方、2001年以降は細菌(MRSA、セラチア菌など)や真菌(アスペルギルスなど)のほか、ポリオウイルスなどを分解・減少させる効果を実験レベルで確認してきた。
新型インフルエンザでは05年6月、1cm当たり7000個の濃度のイオンを噴出させ、増殖能力を99%減少させたと発表。8月27日には、イオン濃度をさらに高めて行った実験で、10分で、ウイルスをほぼ100%分解・除去したと報告していた。
実験したのは新型インフルエンザ関連の国際会議で議長を務めるなどしたロンドン大のジョン・オックスフォード教授ら。教授が社長の企業とシャープの共同研 究として、ヒトから採取した新型インフルエンザウイルスが浮遊する容積1m3のボックス内に、1cm3当たり約5万個と高濃度のクラスターイオンを10分 間吹きつけ、「感染力価」の変化を測定。細胞に対するウイルス感染力を示す感染力価が減り、感染力が99.9%減ったことを報告した。
オックスフォード教授によると、感染に至るウイルスの空気中濃度は不明だが、50%程度除去できれば効果があると考えられているという。「このような新技 術は武器の1つとなり、インフルエンザとの戦いを効果的にする」(同教授)。シャープも、「実空間で有害な物質を除去できることを、模擬的な空間で実証し たい」(専務執行役員・技術担当の太田賢司氏)としており、実生活レベルでの感染制御力について医療関係の研究機関などと協力して研究する方針を表明して いる。
以前から、病院では院内感染が深刻化し、対策が求められている。今回シャープから画期的な照明器具による、菌、ウイルスの駆除対策に応用できものである。
病院での使用は勿論、研究所、雑菌や食中毒に関わる食品関係などの幅広い分野で応用が可能であり、画期的なシステムになるだろう!
私は、逆の発想で簡単に菌やウイルスを装置によって発見するシステム、装置の開発をどこかの電子メーカーに提案している。
特に菌やウイルスは、赤外線などを投射することで見つけ出す事は出来るが、その種類までは見つけ出すことが出来ないのである。
ましてやウイルスに関しては特殊であり、簡単に見つけ出す装置があれば、病院での院内感染予防や食品関係での食中毒予防などを未然に発見することが可能になり、より安全に繋がるのである。
今回の照明による菌やウイルスの駆除もどの程度、菌やウイルスの種類に効果があり、具体的にどの程度効果があるのか疑問視はされるが、今まで以上に簡単に菌やウイルスの駆除が出来、私はこれらのシステムを病院や研究所に導入すべきであると提唱している。
私共も、近年中に「生命科学研究所」の設立構想があるが、是非ともハイテク技術を応用し、菌やウイルスの発見器やシステムの研究や開発を日本の電子メーカーなどの協力を求め、また、癌細胞の早期発見システム(嗅気システム)の開発など私達の健康維持や病気予防のシステム開発などに取り組んで行きたいと考えている。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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ストレスが働き盛りを襲う!

2008-09-24 19:06:14 | 感覚
心的外傷後ストレス障害(しんてきがいしょうごストレスしょうがい)通称PTSD(Post-traumatic stress disorder)とは、心に加えられた衝撃的な傷が元となり、後になって様々なストレス障害を引き起こす疾患のことである。
心の傷は、心的外傷またはトラウマ(本来は単に「外傷」の意だが、日本では心的外傷として使用される場合がほとんどである)と呼ばれる。トラウマには事故・災害時の急性トラウマと、児童虐待など繰り返し加害される慢性の心理的外傷がある。
よって心的外傷後ストレス障害は、地震、洪水、火事のような災害、または事故、戦争といった人災や、テロ、監禁、虐待、強姦など犯罪など、多様な原因によって生じうる。
症状
以下の3つの症状が、PTSDと診断するための基本的症状であり、これらの症状が1ヶ月以上持続している場合にはPTSD、1ヶ月未満の場合にはASD(急性ストレス障害)と診断する(DSM-4 TR)。
• 精神的不安定による不安、不眠などの過覚醒症状。
• トラウマの原因になった障害、関連する事物に対しての回避傾向。
• 事故・事件・犯罪の目撃体験等の一部や、全体に関わる追体験(フラッシュバック)
患者が強い衝撃を受けると、精神機能はショック状態に陥り、パニックを起こす場合がある。そのため、その機能の一部を麻痺させることで一時的に現状に適応させようとする。そのため、事件前後の記憶の想起の回避・忘却する傾向、幸福感の喪失、感情鈍麻、物事に対する興味・関心の減退、建設的な未来像の喪失、身体性障害、身体運動性障害などが見られる。特に被虐待児には感情の麻痺などの症状が多く見られる。
精神の一部が麻痺したままでいると、精神統合性の問題から身体的、心理的に異常信号が発せられる。そのため、不安や頭痛・不眠・悪夢などの症状を引き起こす場合がある。とくに子供の場合は客観的な知識がないため、映像や感覚が取り込まれ、はっきり原因の分からない腹痛、頭痛、吐き気、悪夢が繰り返さ れる。
特徴と診断
主に以下のような症状の有無により、診断がなされる。
恐怖・無力感
自分や他人の身体の保全に迫る危険や事件その人が体験、目撃をし、その人の反応が強い恐怖、無力感または戦慄に関わるものである。
心的外傷関連の刺激の回避や麻痺
心的外傷体験の想起不能や、感情の萎縮、希望や関心がなくなる、外傷に関わる人物特徴を避ける等。
反復的かつ侵入的、苦痛である想起
悪夢(子供の場合はっきりしない混乱が多い)やフラッシュバック、外傷を象徴するきっかけによる強い苦痛
過度の覚醒
外傷体験以前になかった睡眠障害、怒りの爆発や混乱、集中困難、過度の警戒心や驚愕反応これらの症状が1か月以上持続し、社会的、精神的機能障害を起こしている状態を指す。症状が3か月未満であれば急性、3か月以上であれば慢性と診断 する。大半のケースはストレス因子になる重大なショックを受けてから6か月以内に発症するが、6か月以上遅れて発症する「遅延型」も存在する。
ウイキペディアフリー百科事典より引用、
ストレスには、「急性性ストレス」と「慢性性ストレス」があります。
急性性ストレスは、職場での配置転換や親族の死など急に見舞われるストレスであり、慢性性ストレスは、職場などでの人間関係や長時間勤務などがあります。
現在、ストレスから精神的障害の一例で「鬱」「パニック障害」「バーンアウトシンドローム」燃え尽き症候群、「適応障害」など挙げるだけでもこれだけがますが、他にも多くの精神障害があります。
私が危惧しているのは、ストレスから「心身症」の疾患です。円形脱毛症、慢性の下痢、便秘、ストレス性の頭痛などもこれら心身症が疑われます。
心身症は「精神性障害」とは別物であり、身体的な病です。
日本では日本テレビ、ZEROでの調べでは2005年に3632名が病院などに通院しており、その数がビジネスマンや若い女性を中心に増加傾向である。
ストレス性(精神性のストレスは)5人に1人に割合で増加している。
現代社会はストレス社会であり、ストレスと上手く付き合いが出来るか、出来ないかは健康だけでなく、仕事にも左右する問題でもある。
私は、大手企業や日本の会社に従業員の健康管理、特にストレス、働き過ぎなどの管理に重点を置くべきだと強く提唱している。
企業の実績、利益を上げるためには、人材の能力を最大限に引き出すために、従業員が生き生きと元気に健康で働ける職場、会社の環境が重要であり、必要なのである。日本の多くの企業で「合理化主義」「成果主義」と題して、社員を仕事漬けにしている現状が私は日本経済を低迷させる原因でもあると指摘している。
仕事の充実より、仕事量を毎日こなし、片づけて行く残業の日々を続けていると、月に100時間を超える残業は収入面の優遇より、ヒトの脳の精神性リスクを高め、ストレスを処理できないと「心身症」に疾患し、症状が長引き、会社を退社したり、長期入院などに成るからである。
企業の役員の皆さん、企業の成績を伸ばしたいのなら、まずは従業員の健康状態の管理に重点を置き、ヘルス・ケア担当ともに予算も組み込み、ストレスの低減に努めることである。そうすれば、効率よく働け、企業の成績も上がるはずである。
優秀な人材こそ、ストレスを抱えていることを是非、ご理解下さい。
私は、多くのストレスで悩んでいる人達を陰ながら応援している。無理せず頑張って欲しい。「頑張らなくても良いのです」。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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土曜プレミアム 千の風になってSP

2008-09-23 00:05:57 | 感覚
9月20土曜日、フジテレビ、21:00~23:10「戦場のなでしこ隊~特攻隊…死への出撃…少女達が見た109人の最期“涙ヲ見セルナ”63年前の日記が語る…極秘任務の全貌…隊員“覚悟の肉声”奇跡を生んだ一枚の写真」。
土曜プレミアム千の風になってSP◇第2次大戦末期、特攻隊員への奉仕を命じられた少女たち「なでしこ隊」。生存者の証言と当時の日記を基に、彼女たちだ けが見た、封印され続けた特攻隊の真実に迫るドキュメンタリードラマ。末谷真澄・ひかわかよ共同脚本、田島大輔・大川卓弥共同演出。1945年、鹿児島・ 知覧。高等女学校3年生で15歳の笙子(成海璃子)らに特攻隊員の身の回りの世話をするという突然の命令が下った。あこがれの的である特攻隊員の役に立てるとあって、笙子は同級生の礼子(桜庭ななみ)らと思わず手を取り合って喜ぶ。しかし、極秘任務だった特攻隊員たちが猛スピードで自分の体ごと敵艦に突っ込むことなど、笙子たちは知る由もなかった。それでも、基地での日々を重ねるにつれ、笙子は次第に特攻隊員たちの隠された姿を知るようになる。そんな時、 笙子は少尉の本島(成宮寛貴)に出会う。
私はこのドラマを拝見し、テレビドラマでは涙を流したことが無かったが、初めて涙したドラマです。
実話をもとにドラマ化した内容だが、ドラマの中でも実話の内容があり、特攻隊員の若者の中には婚約者との別れを惜しみ、戦死していった特攻隊員や63年もの間思い続けた女性を紹介しておりました。
婚約者は勿論戦死したのだが、今現在でも形見(タバコの吸い殻)を大切にしている。84歳になるその女性は慰霊(写真)を大切にしている。
本当に人間はここまで「人」を愛せるのかと思ってしまう。
私には到底真似が出来ない。人が人を愛するのは人の脳なのだが、脳の中でも「尾状核」という本当に小さな脳部が関わっている。脳の底部の奥底に小さな愛情に関わる脳なのだが、戦争という人の運命や愛情、親子の愛情までも奪ってしまうのである。
もし私が特攻隊員なら気が弱く、戦闘機に乗り込む前に自殺していたかも知れない。人は誰しも死にたくないと考えるのが普通である。
戦後63年が過ぎて戦争を知らない日本人は殆どである。
何不自由のない現在、もし戦争が始まれば日本は3日と持たないと思う。それは、愛国心も欠如しているし、何より戦う術を得ていなからである。
戦うとは暴力と違うのである。愛する人を守るため、母や父を守るために自分の命をかけて戦うのである。
ところが現在の若者達は、自分の不満を他人にぶつけ「暴力」や無差別殺人に走るのである。
これらは人への思いやりや愛情の微塵も感じないのである。これらが闘う(暴力)なのである。
私は戦争の事を母や父から子供の頃から聞かされていたが、実感がないのである。当たり前のことだが、このドラマを拝見し、もう一つの戦争を知ったのである。
少なからず、私には衝撃的なことであり、私は今一度、人を思いやることや愛する事とは何かと考えさせられるドラマだった。
戦争のない現在、今後も日本には二度と戦争は起こらないだろうと思うが、私はこのドラマと共に多くの人達の苦しみや悩み、悲しみを少しでも和らげる事が出来ないかと考えている。この私でも何か出来るはずである。
今後とも私はブログや講演会、研修や監修を通じて「社会貢献を目的」に多くの人達に元気と勇気、夢を諦めない思いと人への優しさの重要性を提唱続け、人から感謝されることを生き甲斐に大袈裟ではないが私の残りの人生と命をかけた取り組みをして行く覚悟をこのドラマから学んだのである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦






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大脳に未成熟な神経細胞!

2008-09-22 18:52:31 | 感覚
大脳に未成熟な神経細胞 統合失調症、発症に関与か
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2008年9月11日】
統合失調症の症状を示すマウスの脳では、記憶をつかさどる大脳の海馬に神経細胞が未成熟な部分があることを見つけた と、藤田保健衛生大の宮川剛(みやかわ・つよし)教授(神経科学)らが11日付の英専門誌電子版に発表した。亡くなった患者でも同様の異常が判明、病気の発症と関係があるとみられる。
これまでは、幻覚などの精神症状や異常行動などから病気を診断していたが、この神経細胞の成熟度を客観的な指標に使える可能性があり、新しい治療法開発にもつながるのではないかという。
宮川教授らは、遺伝子を改変した約90種類のマウスのうち、えさを効率良く得るための短時間の記憶力が悪く、人間の気分の浮き沈みに当たる動きの活発さの波が激しい1種類を統合失調症のモデルマウスに選んだ。
海馬での遺伝子の働きを調べると、大人の脳で新たな神経細胞ができる歯状回(しじょうかい)で著しい異常があり、細胞は通常のマウスの1.5倍できるもの の、ほとんど成熟せず活動していないと判明。亡くなった統合失調症患者では、遺伝子の働いている状況から20人中18人で歯状回が未成熟だったと考えられ た。
宮川教授は「発症するかはストレスのような環境要因もかかわるが、歯状回の未発達は統合失調症の主な原因の一つだとみている」としている。
私達、ヒトの脳細胞は、刺激が送られないと20歳を過ぎた頃から毎日10万という数の神経細胞が死滅して行くのである。
一度死滅した細胞は甦られないが、新たなルートで神経細胞を伸ばして行くことが最近の研究で分かったのである。
この脳力を「可塑性」と呼ばれ、ニューロンネットワークを広げる働きをするのである。
だから、私はヒトの脳細胞は「感覚によって淘汰されるのである」。
つまり、必要とされる脳細胞は常に情報が送られ、伝達される。但し、大脳に未成熟な神経細胞は、神経細胞も痩せて、伝達も刺激もされないので、死滅して行くのである。
ですから、私達が日常的にヒトの顔や名前がすぐで出ず、あの人、その人に成ってしまうのである。
ヒトの脳は若い頃と高齢者では確かに、記憶力などに差が生じるが、逆に高齢者は体験的記憶や応用力、起点などの能力に優れている。
だから、高齢者だから「記憶力が低下した」。嘆くのではなく、何時も好奇心を持って色々なことにチャレンジしてみることである。
そうすれば、ヒトの脳の神経細胞は太くなり、伝達速度も速くなり、益々情報量が送られるのである。
つまり、これらの状態が「脳の活性化」なのである。
私が頭の良い人とはどういう人ですかと質問されるが、脳生理学的には、記憶力に優れたヒトではなく、記憶を引き出すスピードとこの脳神経細胞(ニューロン)の太さと数の多さが脳の優れたヒトと言えるのである。
ヒトの記憶や学習には、ヒトの特徴性があり、これらを理解しておくと短時間の学習でも記憶されるのである。
よく私は受験生などに勉強方法と記憶力のアップに対しての質問を多くされるが、「コツを覚えておくと楽に勉強が可能になるのである」。
例えば、深夜まで受験勉強しますが、多くの人達はラジオを聞いたり、夜食を食べたりして意外と無駄な時間を過ごしているのです。
つまり、雑念が多く、余分な事まで記憶しているので翌日には大部分を忘れているのである。これらが無駄な受験勉強なのである。
ではどうすれば効率的な勉強が出来るかというと、勿論、ラジオなど聞かず、夜食も飲み物だけにします。
ヒトの脳が集中できるのは1時間30分程度です。ですから、1時間30分勉強し、10分休息、次に眠くなったらすぐに眠ります。但し、翌日に必ず30分早く起きて、翌日に記憶したことを復習し、自己テストを実施します。
精々8割程度記憶してれば、効率が良いわけです。
これらを繰り返すと9割以上記憶していれば、受験勉強も成功するのです。
私は学生時代、担任の先生から現在の成績では医学部の合格は不可能だから諦めなさいと言われ、諦めきれず、集中的にこの方法で勉強し、驚異的な記憶力を得て、見事に難関を一発で合格したのである。
また、本を読んだり、英語の単語などを暗記するのも声に出して読み上げることである。つまり、五感を総動員して記憶することが深い記憶に繋がるのです。
皆様も、受験生をお持ちの親御さんや学生、これから試験を控えている人達に是非、ご参考にされ、全てのヒトが合格することを心からお祈り致します。
ヒトの脳は刺激し、常に情報を送っていれば、死滅も緩やかであり、幾つまでも若々しい脳で居られるのである。
音楽活動でも、感性的な活動でも同様に脳、それも左脳と右脳の聴覚野を刺激し、鍛錬することでヒトの脳には「潜在的能力」を誰でも持ち得ているし、それに自己が気づいていないだけである。
良く、ヒトの脳は20%程度しか活用されていないと言われているが、最近の研究では意外と活用し、活発に働いていることが分かったのである。
但し、男女でも脳の使われ方に違いがあるように個人差もあるのです。
左脳優位の感覚や脳の使い方ではなく、時には右脳を活発に活用するようにしましょう。右脳を活発にさせるのには、左手をよく使い、動かしたり、直感力を駆使し、芸術でも美術でもよいので鑑賞したりすることで右脳が活発に働くのである。これから秋に向い、芸術の秋、食欲の秋、読書の秋のように「私から脳に一番良い季節、脳の秋」と提言させて頂きます。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦







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身体活動が高齢者の認知機能低下を改善する。

2008-09-20 00:09:08 | 感覚
身体活動が認知機能低下のリスクを低減することは、多くの観察研究が示しているところだが、エビデンス(無作為試験に基づく)は十分ではない。オーストラリ ア・メルボルン大学のNicola T. Lautenschlager氏らが、1つのエビデンスとなる研究成果を報告した。JAMA誌2008年9月3日号より。
24週間にわたる身体活動プログラムの効果を測定。
本研究はオースト ラリア西部の大都市パースにおいて、2004~2007年にかけて実施された。自ら記憶に問題があると申し出たが、認知症の基準は満たさない50歳以上の 被験者311例に対して、試験適格のスクリーニングを行い、170例を(不適格89例と辞退52例を除いた)、24週間にわたって教育・通常ケアを受ける 群と、在宅の身体運動プログラムを受ける群に無作為に割り付けた。このうち138例が18ヵ月間の評価を終了。評価にあたって認知機能の査定担当者が、被 験者集団の構成員が特定できないよう配慮された。
主要評価項目は、「アルツハイマー型認知症評価尺度」の変化と、18ヵ月後の「認知度Subscale(ADAS-Cog)」のスコア(possible range:0~70)とした。
通常ケア群の認知度が悪化したのに介入群では改善。
ITT 解析(包括解析)の結果、介入終了時点のADAS-Cogスコアは、介入群では0.26ポイント(95%信頼区間:-0.89~0.54)改善したが、通 常ケア群は逆に1.04ポイント(0.32~1.82)悪化。介入群と対照群の間の転帰尺度の絶対差は、-1.3ポイント(-2.38~-0.22)だっ た。
18ヵ月後のADAS-Cogスコアは、介入群では0.73ポイント(-1.27~0.03)、通常ケア群は0.04ポイント(-0.46~0.88)改善した。
「単 語の思い出し遅延度」と「臨床的認知症尺度」の合計指標はわずかに改善されたが、「単語を完全にすぐに思い出せる」「計数コードの正確性」「流暢に話せ る」、またベックのうつ評価スコア、SF-36(Medical Outcomes 36-Item Short-Form)評価尺度による身体面・精神面には、有意な変化は見られなかった。
これらを踏まえてLautenschlager氏らは「記憶障害の自覚がある年配者を対象とした本研究では、6ヵ月間の身体活動プログラムは、18ヵ月間の追跡調査期間中、適度な認知改善効果を提供した」と結論している。
(朝田哲明:医療ライター)
以前にも何度か私のブログでも定期的に運動している高齢者は認知症に成りにくいと提唱している。
やはり、手足を動かし、運動すると脳の「運動野」や小脳などを刺激し、脳を活性化させてくれるのである。
また、運動は、脳の血流や酸素を送り、認知症の原因と考えられている「βアミロイド」という毒性の物質を抑制してくれる働きもあるのです。
これらから運動しているヒトとそうでないヒトとでは認知症に疾患する確率も低くなるのです。
例えば、40歳代~50歳代のサラリーマンが、ストレスや身体の疲れから「若年性認知症」65歳未満の人達を若年性と呼んでいるが、最近、急増しているのである。
ストレス社会のど真ん中で藻掻き苦しみ、悩んでいる人達が多いのである。鬱状態から少なからず若年性認知症に疾患する人達も居られるのです。
これら「精神的な病」は近年増加傾向であり、今後も増加すると予想されている。
成果主義、合理化主義で中間管理職の脳が危ない状態になっている。ストレスと毎日の残業で追いつめられた脳は、いっぱい、いっぱいの状態になり、鬱や時には若年性認知症に疾患する中年男性は多いのである。
これらの予防策に私は「運動の推進を行なっている」。
私は週に2回は必ず仕事が幾ら忙しくても運動に時間を費やしている。仕事以上に私には重要であり、大切な行為なのである。
運動によって、日々のストレスの解決、手足を動かすことで脳の活性化、筋肉を鍛錬することで身体バランスの維持及び体型の維持に繋がるのである。
私はすでに20年近く週に2回以上の運動によって、現在も二十歳代の頃の60kgの体重も今も維持している。
私の研究で身をもって体験し、論文も書き上げたこともあるが、ヒトの記憶力の向上には「運動が欠かせないのである」。
このように皆様も、自分の体力、筋力にあった運動に心がけ、この秋から散歩でもランニングでも結構です。身体を動かし、認知症予防、鬱予防などに繋がり、同様に記憶力の向上など「脳の活性化に繋がることを私から提唱致します」。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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秋の夜長、読書の薦め

2008-09-19 00:06:32 | 感覚
今回は私の友人、知人、企業が出版した私の研究課題の「五感」に関わる話題の本を紹介致します。
私は本を読むことも書くことも好きだが、最近は、活字離れと言われ本を読む若い人達が減少していることに寂しさを感じている。
通勤途中の電車内でも本を片手に読んでいる若者を見ると、例え漫画本でも嬉しく思ってしまうのである。
私はサラリーマンや主婦、学生は勿論子供達にも、本の読書を推進している。
それは、脳を活性化し、五感を刺激することに役立つからである。
普通、私達が本を読むときには声に出さず、黙読するが、実は声に出して本を読むと脳に深く記憶され、本の内容も理解が早くなるのです。
あまり、私は小説など読まないが、本の内容によってはヒトの脳の想像力を養い、前頭葉などを刺激させ、活性化させる働きがあるのです。
現在は「電子ブック」という、パソコンや携帯電話の液晶画面で読む比較的価格の安い電子ブックなど販売されているが、これらではヒトの脳、特に前頭葉は刺激されないのである。
やはり、手に本を持って、1ページごとに捲って読んで行くことが大切なのである。
では、本題に入ります。私の友人で不治の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されながらも、常に前向きに生きる男・舩後靖彦氏が、その生き様を短歌に謳う! 本タイトル/『しあわせの王様』
※全身麻痺のALSを生きる舩後靖彦の挑戦 著者:舩後靖彦(ふなごやすひこ)・寮美千子、出版:小学館、価格:1500円+税(1575円)、発売:2008年7月31日です。
彼は、難病と闘いながら、前向きに病気と闘い、自分の人生をエンジョイしている。彼の知人には著名人も多く、NHKなどマスコミ等にも多く出演経験もある。また、彼は自分が作詞して参加しているバンドも持っている。
積極的な生き方に多くの方々が彼の魅力に惹かれて行くのである。
私も彼のファンの一人でもある。彼と私は同期生ということもあり、彼の生き方に簡明を受けている。
もう一人は、外崎 肇一氏(Tonosaki Keiichi)明海大学歯学部、形態機能成育学講座、生理学分野の教授で私の知人でもあります。日本の嗅覚研究の第一人者であり、日本に限らず、ロシア、カナダ、韓国などのマスコミ等からも取材を受けており、ヒトの癌の匂い研究に関しての論文は世界で高い評価を得ている。
最近では、テレビ朝日「バジル&ハイド」近未来技術番組に出演も果たしている教授でもあります。
近年中には、外崎教授には出来れば構想している「生命科学研究所」に招き入れたいと考えている人です。
今回「イヌは匂いの夢を見る」という本をフレグランスジャ-ナル社から出しましたのでご紹介致します。
外崎肇一 著B6判 170頁、定価 1,470円(本体 1,400円)、2008年8月
内容の一部を紹介します。“がん”の匂いを嗅ぎ分ける、イヌの嗅覚の謎に迫る!
動物は嗅覚で1)食べ物を選別する、2)その場の環境の変化を察知する、3)敵や異性、仲間を選別する、などの役割を担っています。中でもイヌは、匂い の世界を夢見ることにたけています。また、イヌの嗅覚は人の何千倍、何億倍ともいわれる無類の鼻ききとして知られています。
本書は、生き物が苦手の生理学者である著者が、イヌの嗅覚研究の第一人者に至るまでの苦闘の歴史と、長年の研究生活をもとにイヌの嗅覚にまつわる研究の実情やエピソード、将来への夢を語っています。
最近の研究成果の一つは、福祉犬を育成しているNPOと協力して、がん患者特有の呼気の匂いを「がん探知犬マリーン」に嗅がせ、“がん”を発見すること に成功しました。イヌの嗅覚を用いて“がん”の早期発見と嗅診の可能性、さらに「匂いセンサ」開発への展望を拓く端緒になるものと期待されています。匂いにまつわる嗅覚には、生命保持につながる様々な情報が含まれています。匂いの不思議さと重要さを再認識させられる最新情報が、読む人を魅了するでしょう。
早速、私はインターネットで購入予定である。
もう一冊は日産自動車から「なぜ、ティーダは世界で一番売れている日産車になりえたのか?」発行所、幻冬舎、定価1500円+税。
ビジネスマン必見のバイブル的な一冊である。オイル高騰の中で、世界で一番売れている日産車になるまでのプロセスや開発スタッフの苦労や発想の転換から生まれた車開発など、112ページ~121ページまでを「茂木健一郎」脳科学者が書き下ろしており、車とヒトの快感について解説している。
以前に、私もメールではありますが、日産自動車に車の五感に関する提案と文書を送ったことがある。
少なからず、私の文書が日産自動車社に影響を与え、ヒトの五感を刺激する車開発に繋がっている。
車内のシートの座り心地やハンドルの握り具合(触覚)、エンジン音やドアの閉まる高級感(聴覚)、また、車内の匂い(嗅覚)に関することまで指摘したことがこの本の中で一部ですが紹介されております。
番外編では、私共の社長が監修し、私も一部資料を送り参加致しました。
日刊工業新聞社出版「おもしろ サンエイス、レアメタルの科学」価格1500円+税と成っております。
私達の生活や日本経済までも左右する「レアメタル」貴重な金属を巡って世界中で取り合いになっている素材を紹介、人体の健康維持にも欠かせない「レアメタル」身近な製品にも多く使用されているレアメタルの数々を紹介しております。携帯電話からパソコン、車に至るまで私達の生活には必要なレアメタルが価格の高騰からリサイクルの重要性まで提唱している。
企業人に取っては知っておいて損のない内容に成っている。製品の開発担当者や素材メーカーに勤務している人達など、ビジネスマンから一般の方々まで「貴方の知らない世界」をご紹介しております。
これらの本を是非、ご愛読頂ければ幸いです。少なからず、私が関わっている本の一例をご紹介致しました。
今後、機会があれば、私共の研究や活動に関係する本も出版したいと構想している。
皆様も、秋の夜長好きな本を片手にコーヒーやお酒を飲みながらでゆっくりとした時間を過ごされ、日々のストレスを忘れ、本に夢中になる時間を設けてみては如何でしょう!
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦





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長寿遺伝子をONにして長生きする方法?

2008-09-18 00:00:09 | 感覚
最近、テレビなどのマスコミ等で取り上げ挙げられている「長寿遺伝子」とは。
日本はすでに高齢社会である。65歳以上の方は高齢者、全人口に占める高齢者の割合を高齢化率と言う。2006年の現時点で、それは20%で、2015年までには25%を超え、2050年までには33%を超える勢いである。誰しも若い時には寿命だの、健康だのということを滅多に考えないが、加齢とともにそれらへの興味は 次第に増していく。高齢者の関心事はいかにして健康で長寿を保つことが出来るかということで、アンチエイジングなる言葉もよく耳にするようになった。
最近のトピックスとして「長寿遺伝子」(酵母ではSir2、哺乳類ではSirt1)が挙げられよう。動物実験において、「腹八分目」の言葉通りカロリー摂 取を抑制すると寿命が延び、この現象は酵母においても同様であることが知られている。しかし、その現象の分子レベルでの説明は十分になされてこなかった。 最近の酵母、線虫等を用いた分子生物学的研究から、インスリン、インスリン様成長因子受容体に変異があり、受容体を介したシグナル経路を抑制すると寿命が 延びることが示された。この事実は、低カロリー摂取によりインスリン分泌を抑え気味にしていると、インスリンシグナルはフル稼働しないことにより、長寿に 結びつくと言う図式を提示している。この経路を介したシグナル伝達が寿命とリンクしていることは、この経路に関係する他の遺伝子に変異があっても同様に寿 命が延長されることからも、確度の高いものと評価できる。さらにこの経路に平行してシグナル伝達を調節する因子として、Sirt1(酵母ではSir2)が 注目されている。Sirt1はヒストンからアセチル基を外す酵素の一つで、NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)により活性化される。カロリー 制限により、細胞内のNAD/NADH比が上昇することから、カロリー摂取抑制によりSirt1は活性化されることになる。ヒストンからアセチル基が外れ ると、DNAのヒストンへの巻き付きがきつくなり、脱アセチル化された領域の遺伝子の発現は低下する。このことによりインスリンシグナルに関連する遺伝子 発現を抑制し、上述したメカニズムで長寿へと導くというのが一つの経路である。さらに種々の転写因子の発現を制御して代謝変動をもたらし、それが長寿へ結 びつくことも推察されている。そこで長寿を誘導する化合物探索の目的で、この酵母Sir2を活性化する低分子化合物の探索が行われた。驚いた事に最も強力 な活性を有した化合物は、我々も赤ワイン成分として口にするぶどう果皮に含まれるポリフェノールの1種であるリスベラトロールであった。実際リスベラト ロールを与えた酵母、線虫、ショウジョウバエはカロリー制限無しに長生きする。Sirt1遺伝子が哺乳動物の健康と寿命をどこまでコントロールできるかに ついての詳細は、今後の研究結果を待つほかない。当然、リスベラトロールより強力なSirt1活性化剤は、有効なアンチエイジング薬としての期待がもたれ ている。このように栄養条件、食品成分によってヒトの寿命がコントロールされる可能性は、食品栄養科学研究の重要性を改めて我々に喚起してくれる。
こり記事内容は、ネスレ健康会議より引用した文書だが、簡単に説明すると、私達ヒトが老いるのは、太陽光や酸素を吸い込むので「活性酸素」、酸素の滓(カス)が私達の体の細胞、60兆個あると言われている細胞を傷つけ、死滅させます。
私達はこれら細胞の自殺と呼び(アポトーシス)と言われている。
高齢者になるとまず、首の下や顔の皺など皮膚が弛んできます。これらも細胞死が起こす現象であり、老いるというものなのです。
これらアポトーシスを緩やかにしてくれる働きが長寿遺伝子を活性化させONにさせるという事なのです。
長寿遺伝子をON
にさせるのには、まず、食事の改善が必要です。よく腹八分の食事と言われますが、長寿遺伝子をONにさせるのには腹七分目の食事に心がけることで、細胞の活力となるエネルギーの主成分の運搬を担うトランスポーターが作り出されるのである。
つまり、長寿遺伝子細胞のレセプターに細胞の活力となるエネルギーが受け取られるのである。
簡単に説明すると、食事などエネルギーを取りすぎるとこのレセプターでは大きすぎで受け止められないのである。
ジョージア医科大学(MCG)の研究者らはC・エレガンスと呼ばれる小さな線虫を使ってこの夢のような考えを現実のものにしようとしている。
ユジン・フェイ博士とバディベル・ガナパシー博士はIndy と呼ばれる遺伝子が細胞へのエネルギー供給、細胞の活力となる燃料の主成分の運搬を担うトランスポーターを作り出すのに重要であることを発見した。Indy はクエン酸塩や琥珀酸塩などの代謝性基質を細胞へ運搬し、細胞内に運ばれたこれらの物質はミトコンドリアと呼ばれる細胞内の発電所へ入る。この発電所内では細胞の燃料であるATP を生成するために起こる生化学反応に酸素もまた重要であると分子生物学者のフェイ博士は話す。
このように食事との関係や長寿遺伝子をONさせる栄養素もある。それは赤ワイン成分として口にするぶどう果皮に含まれるポリフェノールの1種であるリスベラトロールであった。
果物の皮などにも含まれている「リスベラトロール」である。
但し、若さを何時までも保つには、食事の制限だけでなく、この長寿遺伝子を常にONさせるためは、私は食事内容は勿論、定期的な運動も必要であると考えている。
筋肉の維持、脳の活性化、身体のバランスなどを保つ事も若さを保つ秘訣でもある。
私は、実年齢より10歳若く見られるのも、実はこの長寿遺伝子を常にONにするように心がけているからである。
皆様も、今からでも遅くありません。長寿遺伝子のスイッチをOFFからONに切り替え何時までも若々しい感覚(脳)と身体を維持するよう努力も必要です。
人間は、先祖代々「空腹との闘いでした」空腹はヒトの寿命を短命してきました。現代人は栄養豊富な食べ物によって長寿を得てきたのです。ですが「飽食」の時代によって、私達は好きな時に好きなだけ食べられます。この恵まれた食生活がカロリーオーバーになり、成人病や色々な病気に疾患し、肥満傾向が加速的に増加しております。
今一度、皆様もこの長寿遺伝子のスイッチをONに切り替えるよう努力してみて下さい。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


 

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日本のリサイクルの現状!

2008-09-17 00:00:07 | 感覚
最近でこそ日本のリサイクル率も50%近くまで上がっているが、世界レベルからするとまだ低い方である。
但し、リサイクルの技術などは世界一と言われているのだ。
残念ながら、これら高い技術が有っても活かされていないのが現状である。
それは、リサイクルに対するコストの高さ(人件費)にあるのです。
現に、造船業界では1万トンクラスのタンカーなどの解体には、日本ではなく、海外、バングラデッシュなどの人件費の安い国々で解体され、鉄などのリサイクルされており、日本からのゴミでバングラデッシュの国の経済を支えていると言っても過言ではないのである。
日本では、大量生産、大量消費、大量廃棄のシステムによって日本経済は支えられてきたが、今後10年~20年後には、これらの経済の思想では通用しないのである。
リサイクルこそ、日本の経済の成長を支える課題でもあると私は考えている。
例えば、未だにゴミ処理業者の人達が口を揃えているのが、まだまだ使えるのに、新しい製品が出回ると使えるのに捨ててしまう製品で溢れてしまうと言う現状を語ってくれたことがある。
これらの家電品のゴミなどは東南アジアの諸国に送られ、修理しながら多くの人達が使用しているのである。
日本人には馴染みがないが、「ゴミは宝の山なのである」。
日本語には、非常にモノを大切にする有名な言葉があるのです。「モッタイナイ」という考え方が、現代人には欠如しているようです。
例えば、携帯電話は半年もしないうちに新型機種など販売され、使用できるに型が古くなったと廃棄してしまうのである。
特に携帯電話やパソコンには「レアメタル」稀少な金属を意味する素材だが、日本では、1年間に世界の約10%の鉱物資源を使っている国です。
その殆どを海外から輸入し、100%自給できる鉱物資源は有無に近いと言われています。
現在の日本の高度先端技術を支えているのも「レアメタル」です。
携帯電話もパソコン、デジタルカメラ、車に至るまでレアメタル無しでは機能しません。
また、レアメタル無しでは、現代の文化生活が成り立たないと言っても過言ではないのです。
詳しくは、日刊工業新聞社から出版されている「おもしろ サイエンス レアメタルの科学」をご愛読頂くとその貴重さ、リサイクル性の重要性が理解できると思います。
当社の社長山口英一が監修、私も第4話の「健康とレアメタル」で資料を送り、参加しております。
現在、世界中で原材料が高騰している現状があり、勿論レアメタルは何倍も高騰しており、世界中で必要とされているのです。
レアメタルの産出の国々は「中国」「南アフリカ」「オーストラリア」「ロシア」「カナダ」が主な産出国である。
このレアメタル産出国上位5ヵ国が世界の50%~90%の埋蔵量を占めているのです。
これらの国々が自由貿易を廃止し、規正したら日本にはレアメタルなどの原材料が輸入出来なくなると、自動車の生産は勿論、私達の生活もままならなくなるのである。
だから、私共はリサイクル率を60%以上アメリカ並みに向上させることが必要であり、急務なのです。
日本の今後の経済の発展も原材料(レアメタル)に関わっていると言っても過言ではありません。
以前なら、輸出国の第一位がアメリカだったが、現在は中国が日本の輸出国第一位なのである。
日本人駐在もニューヨークが一番多かったのだが、現在は上海なのである。
今後とも中国は輸出先、輸入先として日本経済を左右することは間違いないだろう。
日本のリサイクル率を低下させているのは、我々一般人の考え方にもあるのです。リサイクル品と表示や開示すると「中古品、古いと言ったイメージもあり、購入を控える人達が多いのである」。
以前には、古紙メーカーがリサイクル率を隠蔽したり、コストの面からリサイクル品より、新製品が安いとのことでリサイクルに真剣に取り組む姿勢が低下している現状があるのです。海外のようにリサイクル品と表示していないと消費者は購入しないというようなレベルに成らないと日本のリサイクル率も考え方も変わらないだろう。
「限りある、資源を有効に使い、持続可能な経済発展を続けることが日本経済の未来を元気にするのである」。
リサイクル率や企業での限りある資源を大切に使用し、繰り返し使えるモノは使用するという考え方など「意識改革が必要である」。
これらの意識こそ、ヒトの脳、感覚なのである。私の専門分野のヒトの五感(感覚)と脳の見地から多くの企業の方々にレアメタルのリサイクル性の重要性、リサイクルに対する意識改革、創造性など今後とも私共提唱し続けて参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

コメント (1)
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熱中症の死者、過去最多 

2008-09-16 18:32:33 | 感覚
熱中症の死者、過去最多 07年は904人で倍増 大半が高齢者、対策急務
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2008年9月4日】記録的猛暑だった2007年に熱中症で死亡した人は全国で904人に上ったことが、厚生労働省の人口動態統計(確定 数)で3日、分かった。前年の393人に比べ2倍以上で、現在の死因などの分類法で統計を取り始めた1995年以降で最多。大半が高齢者で、対策が急務と なっている。
厚労省によると、死者の男女別は男性442人、女性462人。年齢別では、60歳以上が734人に上り、全体の8割以上を占めた。ほかは、10歳未満と10代がそれぞれ4人、20代が7人、30代が27人、40代が40人、50代が87人、年齢不明が1人。
都道府県別では東京都が123人で最も多く、次いで埼玉県94人、大阪府56人、千葉県45人、兵庫県41人などだった。
死者数は例年、500人以下で推移しており、これまでは04年の432人が最多だった。
気象庁によると、07年は8月16日に国内最高気温の40.9度が埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で観測されるなど、各地で最高気温を更新。気温35度以上の「猛暑日」や、30度以上の「真夏日」も記録的に多かった。
熱中症に詳しい国立環境研究所総合影響評価研究室の小野雅司(おの・まさじ)室長は「年ごとに増減はあるが、ヒートアイランド現象や地球温暖化などを考慮 すれば、長期的には熱中症の増加傾向が続くだろう。高齢者への情報提供を強化したり、学生の体育や部活動の時間帯を日中からずらすなど、きめ細かい対策を 進めるべきだ」と話している。
私のブログでも紹介した、今年の夏の熱中症注意報を発してきたが、今年、熱中症による死者が高齢者を中心についに904人と過去最高になったのである。
この熱中症による死者は毎年増加傾向であり、地球温暖化やヒートアイランド現象だけがこれらの原因ではないと私は考えている。
私の説は、脳の低下「視床下部」の低下にあると考えている。
つまり、自律神経の調整機能の低下であり、暑さや寒さに対する抵抗力が低下しているのである。
エアコンなどの普及によって、一年中快適な室内空間で生活していると脳が快適な温度に慣れてしまい。いざ、高温多湿の野外で活動やスポーツをすると熱中症の危険性は高くなるのです。
特に、私が危惧しているのは、今年のように最高気温より、多湿の気温が熱中症には最も危険信号なのである。
じっとしていても、汗ばむ蒸し暑い日が連日続くと危険である。
高齢者の中には、年金だけでは医療費が支払えないので、真夏にも、エアコンをつけず暮らしている人達も居られるのです。
現に、室内に居ても高齢者の場合は、熱中症に疾患し、手遅れになると死亡することもあります。
熱中症で死亡するケースで最も多いのが「脳死」である。
体温調節が出来なくなり、全身痙攣を起こし、ふらつくと危険な状態でもある。
これらの状態を起こし続け我慢していると体温も40度を超える状態が脳死に繋がるのです。
ヒトの脳は体温が40度を超えると危険な状態で、脳が42度を超えると溶ける状態になり、脳が機能しなくなり、脳死になります。
熱中症の初期症状は、急に汗が止まり、顔だけが赤くなります。時には寒気すら感じるようになり、足や他の筋肉が痙攣を起こします。
ですから、ふらつき立てなくなりますから、倒れてしまうのです。
そして、意識が遠のき、体温調節が出来なくなり、そして、脳死状態になり死亡するのです。
やはり、これらを予防するためには、日々、テレビの天気ニュースで熱中症警報などを確認し、出来る限り野外での作業や行動を控え、まめな水分補給、ブドウ糖と塩分を含んだ、市販のスポーツドリンクでも良いので下さい。
また、気分が悪くなったら木陰や涼しい場所に移動し、体温の上昇を抑えるようにします。
室内に居るからと安心出来ません。蒸し暑い室内でエアコンを効かせていないで過ごしていると高齢者の中には、室内でも倒れる人が多いのです。
私が注視しているのは、子供達や若者達のスポーツ時の熱中症の増加傾向に警鐘を鳴らしている。
野外競技は勿論、体育館での練習等で毎年何人か学生が死亡しているのである。
指導者の管理不足と知識不足にあると私は警告している。
スポーツ関係の指導者は、最低限、熱中症や打撲の対応策など事前に学んでおく必要もあると指摘している。
以前には、女子高校生がバレーボールの練習時に軽い熱中症に疾患し、ネットにぶつかり後頭部を強打してしまい、脳内打撲(脳内出血)によって死亡したケースなど、意識が薄れている状態を素早く察知し、対応すれば防げた事故例である。ふらついている選手に向かって「根性がない」では通用しないのである。
私はから言わせると幾ら名監督でも三流である。スポーツ球技の技術や根性などの指導だけではコーチや監督は務まらないのである。
私もバレーボールのコーチを今現在も続けているが、常に選手の体調異変には注視している。
何かあれば、救急車を呼び、素早い対応によって、後遺症の低減や医療費の削減なども繋がるからである。
時には、ヒトの命に関わる問題なので事は重大である。
9月に入り、幾分涼しくなりましたが、でも安心は出来ません。常に暑い環境の職場、工場等では冬場でも熱中症に疾患する場合があるからです。
ですから、私は「実は危ない熱中症と題して、多くの方々に危険性を提唱している」。今後とも熱中症の危険性を提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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日産、ティーダが世界で一番うれているのか?

2008-09-15 00:03:45 | 感覚
私は以前から日産自動車にはメールでヒトの五感に関する話題や資料の提供、車造りの提案など差し上げた経緯がある。
車造りも、新製品の開発にも実は、ヒトの五感を刺激できるかにあるのです。
つまり、物造りにはヒトの五感を刺激するがキーポイントなのです。
以前に、私は日産自動車に小型の高級車、それもヒトの五感を刺激し、五感に拘った車造りの提案を事細かに書き込みメールを送った。
その結果で誕生したのが「ティーダ」なのである。
ハンドルの握り、シート地の座り心地など「触覚」、見た目の車内の広さ、ドアの閉まる音、エンジン音も勿論重要である。これらはヒトの聴覚に関わっている。
このように「車の五感」と称しているが、ヒトの五感を刺激するような車こそ、愛され、売れるのである。
見た目の格好良さも重要かも知れないが、実はドライバーは車の外見を見て居るときより車内の空間に居る時間がダントツに多いのである。
だから車内空間の質感の高さ、高級感こそ重要で売れ行き販売台数を伸ばす要因の一つでもあるのです。
私の手元には、日産自動車から送られてきた{TheSecretsofTIIDA}なぜ、ティーダは世界で一番売れている日産自動車になりえたるか?という本も販売されている。定価は1500円+税と成っております。興味の有る方は愛読されることをお薦めします。
113ページには「感性、品質:快感と脳」と題して茂木健一郎氏(脳科学者)が書き下ろしており、脳の快感について説明しております。
ご参照下されば幸いです。
この本の中には、私が以前に指摘、提案してきた車の触覚の感覚や聴覚などヒトの五感に関する話題が網羅されている。
日本でも、海外でも高級車と言えば20年前以上は大型車3000cc以上の排気量と車体も全幅180cmを超える車と何せ馬鹿デカイ車が高級車であるというような定義があった。
現在は、日本でも海外でも車体の大きさや車体価格ではなく、車の総合的な高級感、質感や空間の贅沢さなどヒトの五感を刺激、ヒトの脳を快感させる車が高級車なのである。
車造りだけではない、企業での新製品の開発や研究にも重要な要素こそ、ヒトが使用するものであれば、ヒトの五感を徹底的に解明し、研究することである。
これらの効果が「売れ筋に繋がり、ヒット品」に繋がるのです。
日本の企業の多くが物造りに悩み、藻掻き苦しんでいる。今一度ヒトの五感、脳を研究し、応用することであると私は多くの企業にアドバイスしている。
また、これら関連の企業での監修の依頼も受けている。
私が監修した製品や商品は少なからず、売れ行きは良いのである。これらはヒトの五感を刺激、意識させることで購買時にヒトの脳が快感するのである。
車も同様にどの車にしようと悩んでいる内が一番楽しいし、わくわくする。この感覚が重要なのである。
自分の予算と合った中で、排気量、車の形、スポーツタイプ、4ドアタイプなど選択し、いざ購入段階に入る。納車されるのを家族で喜び、楽しみにするのである。いざ、納車されすぐにドライバーは乗り込み、シートに腰掛ける。
この瞬間が車好きにはたまらない瞬間なのである。つまり、脳が快感するのである。
シートに座ればすぐにハンドルを握り、シートの座り心地を体感するのである。
これらはヒトの触覚であり、座り心地の良さ、ハンドルのグリップ感の良さなど「感動に」繋がるのである。購入して良かったとユーザーは満足するのである。これらの感覚が日産ディーダにはあるので、世界で一番売れている日産自動車になったのです。
日産ディーダは世界165ヵ国で販売され、累積販売台数が2007年11月時点で約80万台を誇るヒット商品に成ったのである。
グローバルなマーケットで日本のコンパクトカーが健闘しているのだ。
今年の4月20日には100万台を突破した。
私は以前から日本の多くの企業に時代のニーズに合った開発と研究が必要であり、オイル高から高級車、大衆車まで車の売れ行きが低迷している中でもヒットしている車が存在しているのである。
今一度、日本の企業は「物造りニッポンの魂を思い出し、ヒトの五感を刺激する」時代のニーズに合ったモノを提供して欲しいと強く願っている。
頑張れニッポンである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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音楽を聴く感覚は、日本人と欧米人では違う!

2008-09-13 00:09:32 | 感覚、五感
以前にも私のブログで紹介した。野鳥の鳴き声や秋の鳴き虫を日本人と欧米人では聴覚にも違い(相違)があると説明した。
今回は、日本人と欧米人の音楽の感性や聞く感覚の違いがあるのです。
これらの相違は、ズバリ脳の聴覚野(音認知)の違いがあるのです。
私達日本人の多くは、風鈴や野鳥の鳴き声を「心地よいと聴覚が感じる」のである。これらの感覚はヒトの脳の左脳の聴覚野で認知しているからである。
但し、欧米人は風鈴や野鳥の鳴き声を心地よいと感じず、雑音と認識しているのである。
これらは雑音だからヒトの脳の右脳の聴覚野で認知しているからである。
音楽も同様に、日本では「演歌」を好む人達は多いが、演歌こそ日本人が生み出した独特の音楽であり、リズムである。
日本の演歌には「情緒、情景、風情」などの詩と共に独特の歌い方、小節の回った歌い方やリズムが日本人の心を掴んでいるのである。
最近では、ジャパンポップという、アメリカのロックに似たビートの効いた、リズムが若い人達を中心に好まれているが、それでも本場アメリカのロックとは少し違いがある。
つまり、アメリカ人の多くは、右脳の聴覚野で認知しているので、直感的なリズム、乗りのよい曲やビートの激しいリズムを好むのである。
ドラムにエレキギター、ベースの音楽を好むのである。
中には、ハードロックという、それこそ日本人の高齢者には「雑音」としか聞えない音楽である。
これら聴覚認知が右脳の聴覚野で音楽を認知しているからである。
また、クラシックなどの伝統的な音楽は、楽曲によっても違いがあるが、なぜ、多くの人達に心地よい音楽と認知され、何百年経っても古くささや飽きられることは無いのである。
クラシックがなぜ、ヒトの聴覚(耳)と脳を刺激し、心地よい、感動するなどの感覚に成るのでしよう? それは、電子音ではなく弦楽器、ピアノの音律が自然界の音に似通っており、現に野鳥の鳴き声などに似た周波数を示しており、これらからクラシック音楽が心地よいとヒトの脳は感じているのです。
例えば、モーツアルトの曲は周波数も脳だけでなく、ヒトの皮膚感覚や動物の皮膚感覚も刺激する音楽である。
乳牛にモーツアルトの曲を聴かせるとお乳の出が良くなると言う話を聞いたことがあります。
クラシックの音楽に名曲が多いのには、それなりの理由があります。例えば、バッハの頭蓋骨が現在まで保存され、脳の研究者達によって名曲の謎について研究されたことがある。
バッハの頭蓋骨には私達の頭蓋骨とハッキリとした違いが有ったのです。
それは左脳の聴覚野の細胞が数多く、頭蓋骨が盛り上がって変形する程である。
左脳の聴覚の皺も溝も深く、左脳の聴覚野が刺激されていた証拠でもある。
また、私共が以前に音大生に協力して貰い、曲を作るときの脳の働きを脳血流変化で調べたことがある。
普通、私達では音楽などに関わると聴覚野が刺激され、働きますが、音楽関係者は同時に後頭部のあたりが働くのである。
これらは、視覚的に見えており、オーケストラや観客が脳裏に見えているのである。
バイオリンの位置、ピアノの位置など鮮明に脳裏に浮かんでいるのである。
だから、名曲が書けるのである。
同様に歌い手も作曲や作詞を造るときには同様のことが脳裏で働いていると予想されるのである。
ただ、直感的な感覚や思いつきではなかなか名曲は生まれないと言うことかも知れない。
私は作曲も作詞、会社での企画、新開発にも同様に必要な能力が「創造性」の能力と指摘しているが、この創造性もヒトの脳の前頭葉で生まれるのである。
生みの苦しみから、瞑想でも幻想でもよいから思考し、目的意識と想像から創造性が生まれるのである。
これらを理解することで、音楽関係者の方が空前のヒット曲が誕生するヒントに成るかも知れない。
私のグログには、プロの歌手や有名人歌手がアクセスして来たことがある。アドバイスしたこともある。
これら芸術や美術、芸能などに優れた人達には「共感覚者」が実に多いのである。共感覚とは、五感が同時に二つ以上働く能力で、例えば白黒の文字や数字に色が点いて見えたり、中には、音楽や音を聞くだけで匂いがするとか、カラーに匂いがするなどの感覚の人達が居られます。
1000人~2000人に一人の割合で共感覚者が居られます。
私達も誕生後9ヶ月ぐらいまでは皆備わった感覚なのだが、成長しヒトの脳の成長と共に消え去る感覚です。ですが、一部の人達にこの共感覚を子供の頃から受け継いでいる人達が居られるのです。
モーツアルトやバッハは音符に色が点いて見えたとか、音楽を聴いているとオレンジの匂いがしてきたなどと表現しているように共感覚者だったのです。
貴方も、音楽を聴いて、匂いを感じるとか、文字を見て色が点いて見えるなどの感覚では有りませんか?
私は残念ながら共感覚者でもなければ、絶対音感の持ち主でもない、但し、嗅覚が特に鋭くスーパーなどの生鮮売り場やお茶売り場に行くと少し具合が悪くなることがある。
他に、聴覚と味覚の達人でもあると自負している。
だから、ヒトの五感の研究者の道を選んだのである。
皆様も、自己の五感を総動員して好みの音楽や時には楽器演奏など試みては如何でしょう。きっと脳と五感が刺激され、活性化され、鋭い感覚を得られるはずです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、



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コーヒーを飲む女性は子宮癌予防になる!

2008-09-12 19:53:30 | 感覚
コーヒー、子宮体がん予防 毎日3杯で危険度6割減
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2008年9月1日】
コーヒーを1日3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない女性に比べ、子宮体がんになる危険度が約6割も低いとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎(つがね・しょういちろう)国立がんセンター予防研究部長)が1日発表した。
子宮体がんは、肥満や糖尿病の人、女性ホルモンの働きの活発な人がなりやすいとされる。研究班の島津太一(しまづ・たいち)国立がんセンター研究員は 「コーヒーが血糖値を下げたり、女性ホルモンの働きを調整したりすることで、危険度を下げているのではないか」と話している。
調査は、岩手、大阪など9府県の40-69歳の女性約5万4000人を1990年から最長で15年追跡。この間に117人が子宮体がんと診断された。
調査開始時にコーヒーを飲む習慣について聞き取り、飲む量によって4つのグループに分けて子宮体がんとの関連を調べた。コーヒーを飲む頻度が週に2日以下というグループと比較すると、毎日1、2杯飲む人で約4割、毎日3杯以上飲む人では約6割、発症の危険度が低かった。
以前にも、私のブログでコーヒーが糖尿病予防に効果があると紹介したが、今回は女性の子宮癌予防に繋がるというニュースが飛び込んできた。
今回の信憑性は高いと私は考えている。それも厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎(つがね・しょういちろう)国立がんセンター予防研究部長)らのグループが9月1日に発表したものである。
コーヒーはカフェインが脳の覚醒もあり、眠気防止や血管系の病気予防にも繋がるのである。私は、コーヒーだけは毎日3杯以上飲んでいる。
それも、インスタントや自動販売機などの缶コーヒーは飲まないのである。
やはり、挽きたてのコーヒーをマイボトルに入れ、会社にも持参している。
ドリップ式のコーヒーを飲んでいるのである。また、水にも拘り、アルカリ性の水やお湯で入れ立てのコーヒーを飲んでいる。
私はコーヒーを毎日飲み始め、30年以上になりますが、肌つやが実年齢より若いのは、私はコーヒーのお陰だと考えている。
私にとってコーヒーは「命の飲み物、健康の飲み物」である。
但し、インスタントコーヒーや缶コーヒーなど糖質の高いコーヒーではこれらの効果が薄いと考えられる。
やはり、加工されたり、保存原料が入ってたり、水も水道水の普通の水では美味しさも、健康上にも違いが表れる予想されるのである。
私のように、浄水器のアルカリイオン水でコーヒー豆から引いて、入れ立てのコーヒーを飲むかより効果が高いのである。
また、コーヒーには利尿効果が高く、これらの要因で子宮癌の予防や豆類に多い「ポリフェノール」が少量ではあるがコーヒーにも含まれている。
何より、カフェインが脳の覚醒、眠気防止などに効果がある。
例えば、簡単な昼寝(15分程度の昼寝)は眠気防止や疲れの予防になるが、昼寝をして15分ほどで目覚めたいとき、コーヒーを飲むと脳内にカフェインが効き始めるまでに約15分掛かるので、気持ちよく15分後に目覚めるのである。
昼寝は1時間~3時間程度の睡眠は逆効果で、今度夜に眠く成らず、身体もだるく成ってしまうのである。
私はコーヒーを飲むときには、砂糖を入れず「ブラック」で飲んでいるが、時には牛乳と混ぜて「カェオレ」として飲んでいる。
出来れば、牛乳も脂肪分が少し多めの濃い牛乳が美味しいのである。
これなら牛乳が苦手という人もきっと飲めるはずである。また、カルシウムも摂取でき健康的な飲み物になるし、脳の細胞「ニューロンネットワーク」をカルシウムが円滑にしてくれる働きをするので記憶力もアップするのである。
現に、皆様がカルシウムが不足すると「イライラするという状態」はこのカルシウムの減少からニューロンネットワークの伝達がスムーズに行かず、記憶力の低下、思い出し能力の低下に繋がり、イライラすることから起こるのです。
皆様も、コーヒーをブラックでも、ミルクに混ぜてもよいので健康のために飲みましょう。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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