つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

女性の視点って……

2005-11-24 17:38:01 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、……ネタがないの第359回は、

タイトル:ここはグリーンウッド(全11巻)
著者:那州雪絵
出版社:白泉社花とゆめコミックス

であります。

鈴:最後のほうを見て、作者も主人公に一度くらいはっ、いい目を見せてあげようと思ったんだろうなぁと思うLINNで~す。

扇:最初の方を見て、こういういじられっ子って集団に一人はいるよねって思ったSENでーす。

鈴:そういうのが主人公の話だからなぁ。
さて、なんか最近まじめにしていないような気がちょろっくらいはしてるかもしれないストーリー紹介……って、最後の「よかったねぇ」のところのイメージしかない……(爆)

扇:えーと、最後の流行語「おれがついてるよ!」と、『ここは魔王の森』のイメージしかない。(笑)

鈴:「おれがついてるよ!」はよかったねぇ。
初めて読んだときは、うんうん、よかったねぇ、と感慨があったよ(爆)

扇:何とゆーか……青春やね。
モロ少年漫画的な恋愛経路だったけど、敵役の男も影薄かったし。
ま、御都合主義ではあるが、あーでもせんとすかちゃんに勝利はないわなぁ。

鈴:つか、あれでも作者がかわいそうだとでも思わんかったら、あれはなかろ(笑)

扇:同情するなら女くれってとこだな。
こんな可愛い男の子なぞそうそうおらんという意味では、女性向けのファンタジーになってはいるわな、この話。

鈴:身も蓋もないことを……。
まぁ、初恋の女性が兄貴の嫁さんってので男子寮に逃げた主人公だからなぁ。

扇:なんか、すかちゃん談義になってきたので、とりあえずキャラ紹介行きますか。

鈴:つっても、結局最初はすかちゃんからだろ(笑)
では、蓮川一也、通称すかちゃん。
グリーンウッドの名称を戴く緑林寮に、初恋の女性である兄の嫁さん&子供から逃げるために引っ越してきたいじられキャラ。
何はともあれ、最後の最後でいいところをもらい、おそらく、ほとんどの読者の哀愁を誘った稀有なキャラ(笑)

扇:如月瞬、すかちゃんのルームメイト。
俗に言う長髪美形で、校内一女装が似合う男を自負している。
ただし、中身の男っぷりはすかちゃんの五倍ぐらいある上、したたかさは全キャラ中最高。
ちなみに……某アンドロメダな方とは一切関連がない……と思う。

鈴:きっと……いや、たぶん、……おそらく、関連はない……と推察される(爆)
さ、さて、次行こう。
池田光流。緑林寮のすかちゃんの前の寮長。お調子者で、面倒見がよさそうに見えて、けっこうどうでもよさげにすかちゃんを扱う。
特技は、顔の傷を数秒以内に修復することと女運の悪さ。
おそらく、この女運の悪さは、男女を問わず、同情を誘うほど悪い。

扇:でも、同情に値しないような気もするぞ。
手塚忍。
生徒会長、成績優秀、用意端麗、品性下劣という最強のスペックを誇るキャラ。
政治家である親父の遺伝子を受け継いでおり、冷血人間を地でいく男だったが、ただの寺の息子でしかない光流にタイマンで破れてからちょっとだけ丸くなった……以後は親友となる。
たぶん、というか、間違いなくこの漫画で一番人気な人だが、こいつの性格からして、そんなこたぁどーでもいーんだろうねぇ。(笑)

鈴:なんか、男キャラばっかだな、女キャラがいねぇなぁ……。
でもまぁ、女性キャラであえて上げるとすれば、やっぱりすみれちゃんか。
すかちゃんの兄の嫁さんで、すかちゃんの初恋のひと。
にも関わらず、まったくそんなことには気付かず、寮に顔を出しては「やっくんっ!」と抱きついてくる天真爛漫なひと。
……すかちゃん……、南無~……(爆)

扇:つっか、抱きつかれて鼻血吹くあたりと言いベッタベタに少年漫画だな。
しかし、これほど出来た主人公も珍しい……憐れだが、いい叔父さんになってもらおう。

鈴:なるだろう。彼女も出来たことだし(笑)
……って、その彼女ってどういう名前だっけ?(爆)

扇:……五十嵐巳夜、らしい。(忘却)
俗に言う、光流先輩に惹かれてツッパリ(死語)っぽくふるまっているが、中身はごくごく普通の小心者、つーか、ある意味すかちゃんとそっくり。
すかちゃんの必殺奥義、「おれがついてるよ!」で落ちた。
他に書くことないな~。

鈴:つか、落ちたっつか、っぽく振る舞ってる時点で、そういうので落ちるのはまーキャラ的に当然だろ。
……にしても、キャラ的にもストーリー的にも、もうここまで書いたら、書くことがないな、このマンガ(爆)

扇:実際、殆ど日常風景だからなぁ、そん中にたまにファンタジーが混じってるぐらいで。
そこがいいって言う人は多いんだろうけど、表層的で底の浅いエピソードは多かったな。
ま、見事にこれ以後、特に見所のある作品描いてないし。

鈴:そこがいいっつか、キャラがいいってだけではないのか?(笑)
まぁでも、一時代を築いたひとではあるわなぁ、このマンガで。
と言うわけで、唐突ですがネタもなくなったことなので、この辺でおしまいにしておきませう。
では、また来週~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

扇:貴様もひどいことを言うねぇ~。
ま、昔を懐かしむにはいいかも知れませんね。
ではそんなところで。さよーーーーーーーーーーーーーならーーーーーーーーーー。