写楽展の影響か、美術番組で写楽の特集がよく取り上げられていますね。
そんな中、竹久夢二を特集した番組を見ました。
夢二は私が中1の時に高畠華宵の絵が見たくて弥生美術館と竹久夢二美術館に行った時に初めてしっかりと見た気がします。
その時は「可愛い」とか「モダンだな」ぐらいで作品は好きにはなりましたが、夢二自体にはあまり深く触れずφ(.. )
それが今回の特集を見て、見方が少し変わった気がします。
番組内でも言ってましたが、私の中で夢二の絵=甘いロマンチストの絵。という受けとめ方で、画家らしい画家!というよりは挿し絵画家のイメージが強かったもんですから、正統な画家と表現するのは何ですが、とにかく「画家」を目指していたんだというのに驚きました。
夢二が画家として描いた絵は見知った夢二とは思えない絵に見えましたし、晩年は海外を回っていた事も、何だか今まで勝手に思い描いてた夢二像がベリベリ剥がれて、やっと下に埋もれてた夢二像を見た。という心持ちでありました。
そして同時に、この年になって初めて、夢二が画家である事を認識しました。
(大げさな表現かも知れませんが)
とまぁ、そんな事も知らないで、ただ単に『好きだから』と、高校時代に夢二の「黒船屋」を模写していました。
雑ですが体や格好は何とか形になって、遠目にみればまぁまぁ見れるもんだと思うんです。
ただ、顔の表情が全く描き写せなくて、結局自己流の表情になってしたんですけどね。
この作品を描いた時の夢二の恋愛事情とかを知っていたら、もすこし上手く描けたのかな、などと思いつつ、もう一度弥生美術館と竹久夢二美術館に行きたくなりました。