伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

薔薇の季節

2011-05-23 23:59:06 | 日本文化

今を盛りと咲き誇る薔薇

「おお、薔薇、汝病めり」とは、佐藤春夫『田園の憂鬱』の一節ですが、ウィリアム・ブレイクの「病める薔薇」の冒頭部「O rose,thou art sick!」から来ています。

THE SICK ROSE

O Rose, thou art sick!
The invisible worm,
That flies in the night,
In the howling storm,

Has found out thy bed
Of crimson joy,
And his dark secret love
Does thy life destroy.


新・伝統文化資料室=「伝統文化ミュージアム(仮)」

2011-05-23 01:22:28 | 伝統文化★資料室

平成24年度より、博物館法施行規則の改正による新たな学芸員養成課程が実施されるのに伴い、新たに定められた「博物館実習ガイドライン」において、「大学等が有する学術標本や研究資料等の資源を、博物館実習等において積極的に活用することに務めること」が留意事項とされました。本学では、平成15年度より学芸員の課程を設置し、さらに学内実習施設として、平成19年度に「伝統文化資料室」を開設しましたが、今般の法改正に伴い、実習施設としてのさらなる充実を図るべく、大学側のご高配により、現在、教室棟3階にある「伝統文化資料室」を、研究棟1階エレベーター前ホール(旧求人票コーナー)に移転し、新たに「伝統文化ミュージアム」(仮称)として開設することになりました。

本ミュージアムは、現在のホールをスチールパーテーションで間仕切りし(総面積約42平米)、ガラスを通して内部が見えるようになっています。内部は①企画展示室、②常設展示室、③装束体験コーナーの3つのスペースにわかれ、①企画展示室は、博物館実習生による企画展のほか、各学科のPRなど多くの用途に利用できます。②常設展示室は、このミュージアムの特徴である「装束」を中心とした展示のほか、本学の土地(栗谷遺跡)から発掘された資料など、本学にかかわる展示も行われます。③の装束体験コーナーは、本学所蔵の平安装束、武家装束、韓国王朝装束などを、常時展示するとともに、博物館実習生による着装体験を随時行える畳敷きのスペースを備えています。

このミュージアムの開設により、博物館実習生の展示技術の向上はもちろん、「日本伝統文化マイスター」の養成についても資するところは大きく、またさらに、こうした特徴のある施設を、PRスポットとして利用することを通して、本学の知名度向上にもいささか寄与することになりましょう。また、「博物館類似施設」(審査なし)として、千葉県博物館協会に加盟を予定しているほか、近隣の八千代市立郷土博物館との連携事業もこれまで以上に密接な形で行われることになると思われます。皆様も何卒ご利用のほど、宜しくお願いいたします。


夏のおわり(第二十回)

2011-05-22 23:48:11 | 学生ブログ

写楽展の影響か、美術番組で写楽の特集がよく取り上げられていますね。

そんな中、竹久夢二を特集した番組を見ました。
夢二は私が中1の時に高畠華宵の絵が見たくて弥生美術館と竹久夢二美術館に行った時に初めてしっかりと見た気がします。

その時は「可愛い」とか「モダンだな」ぐらいで作品は好きにはなりましたが、夢二自体にはあまり深く触れずφ(.. )

それが今回の特集を見て、見方が少し変わった気がします。

番組内でも言ってましたが、私の中で夢二の絵=甘いロマンチストの絵。という受けとめ方で、画家らしい画家!というよりは挿し絵画家のイメージが強かったもんですから、正統な画家と表現するのは何ですが、とにかく「画家」を目指していたんだというのに驚きました。

夢二が画家として描いた絵は見知った夢二とは思えない絵に見えましたし、晩年は海外を回っていた事も、何だか今まで勝手に思い描いてた夢二像がベリベリ剥がれて、やっと下に埋もれてた夢二像を見た。という心持ちでありました。

そして同時に、この年になって初めて、夢二が画家である事を認識しました。
(大げさな表現かも知れませんが)

とまぁ、そんな事も知らないで、ただ単に『好きだから』と、高校時代に夢二の「黒船屋」を模写していました。

雑ですが体や格好は何とか形になって、遠目にみればまぁまぁ見れるもんだと思うんです。
ただ、顔の表情が全く描き写せなくて、結局自己流の表情になってしたんですけどね。

この作品を描いた時の夢二の恋愛事情とかを知っていたら、もすこし上手く描けたのかな、などと思いつつ、もう一度弥生美術館と竹久夢二美術館に行きたくなりました。


OCサポーターズ

2011-05-22 15:56:43 | 日本伝統文化学科

オープンキャンパスのサポーター、日本伝統文化学科では、現在4年生の小川さん、飯田さんが務めていますが、そろそろ就職活動等で忙しくなっていますので、後輩の皆さん、ぜひサポーターになって、将来の後輩たちにこの大学をアピールするお手伝いをして下さい。「入試・広報センター」で随時受け付けています(次回から、1年生2名が参加予定)。

ポスターにも登場です。


庄司先生の発見、朝日新聞ほかで紹介。

2011-05-21 20:37:38 | 庄司達也先生

薄田泣菫といえば『白羊宮』の詩人、「ああ大和にしあらましかば」の格調高い詩境で知られますが、のちに随筆家に転じ、『茶話』はいまもなお名随筆の誉れが高く、はたまた、1919年、大阪毎日新聞社文芸部副部長となって、当時気鋭の芥川龍之介を専業作家として雇い入れたという功績があります。今般、生まれ故郷の倉敷市に遺族から寄贈された泣菫資料のなかから、芥川が泣菫にあてた書簡が見出だされ、その中に興味深い一節のあることが報じられました。

この資料については、倉敷市が、たとえばかの浦西和彦氏を含む第一級の学者を糾合して立ち上げた「薄田泣菫資料研究チーム」がその分析にあたり、本書簡は庄司先生並びに西山康一准教授(岡山大学大学院社会文化科学研究科)によって発見されたものであります。

朝日と毎日、永遠のライバルですが、当事者両者の報道ぶりを比べてみるのも一興かと。

asahi.com

毎日.jp


博物館実習Ⅱ

2011-05-21 11:00:32 | 授業

「博物館実習Ⅰ」で刀剣の扱いをやっていなかったので、急遽リクエストにお応えして・・

みんな、ふだん刃物を扱ったりしないので、どうしてもおっかなびっくりになりますね~でも慎重なほうがいいんですよ。


祝100万アクセス、おめでとうございます

2011-05-20 16:01:47 | 卒業生より

お久しぶりです、本宮啓光です。

この度は「伝統文化★資料室」通算100万アクセス突破、本当におめでとうございます。

「伝統文化★資料室」は日本伝統文化学科の情報の発信源として、また日本伝統文化学科のありのままの姿を伝えるものとして、私自身、学生時代に何度もお世話になりました。

 伝える内容も学術的なものや大学の授業風景を伝えるものだけではなく、時にユニークな面を持つとても楽しいブログであるため、卒業した今でも時折拝見しております。

 しかしその裏側では、毎日記事を更新なさっている青柳教授や記事を作るために協力している多くの方々の苦労が窺えます。その苦労の1つ1つが、短期間でのこの100万アクセス突破へと繋がったのではないのかなと私は思っております。

 さて私の近況ですが、現在喫茶店の社員として働いております。入社1カ月で転勤を命ぜられたり、朝一番と深夜の務めが交互に続く厳しい環境下ではありますが、一日も早く仕事になれるように日々頑張っております。

写真はあまり関係がないのですが、先日、小田原で偶然(?)大学時代の友達・T君とH君に再会した時に撮影したものです。

T君も私もそれぞれ方向は違いますが、社会人一年生として、多くの苦労がこれから待ち受けていそうです。

最後になりましたが、これからもこのブログの更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。

次は200万アクセス突破を目指して、ぜひ頑張ってください。
そして、これからも多くの情報がこのブログから生まれることを楽しみにしております。

なんだか、私も久しぶりにブログを作ってみたくなっちゃったな~。

それでは、またお会い出来る日を楽しみに。

本宮啓光