早稲田大学での講義、以前から一度やりたかった「狩衣まちがいさがし」。ほとんどの学生さんが正解でしたが、白い狩衣を使うと、なんだか小直衣っぽく見えてしまうので、色物で揃えるべきでしたね。水干も垂頸と上頸(白拍子)を並べることができました。
4月最後の伝統塾は実録塾でした。
現在の実録塾は堀田騒動記と呼ばれる実録本の解読を山下先生と一緒に行っています。
こうした古文書というのは書き手によって癖があり、字の崩し方も微妙に違ってきます。最初は答えを言われても「なんであの字がこんな形になるの…?」と思うでしょうが、書き手の癖に慣れてくるとある程度は自然に読めるようになるんですね。
古文書解読は日々継続してやらないと、なかなか覚えることはできません。古文書の講義を受けている人は復習がてら足を運んでくれたらと思います。
また、古文書は学芸員資格を目指す人にもきっと役に立ちますので、資格に向けて頑張っている2.3年生や取りたいという1年生も是非参加してもらいたいですね。
そんな実録塾は毎週火曜日・五限に伝統文化資料室で行っていますので、皆さんの参加をお待ちしてます。
日ごろお世話になっております八條忠基先生の装束稽古場「待賢殿」が4月よりオープンし、本日、お披露目会がございました。先生の解説、御門人の着装、間然とするところなく、見事なわざまえを堪能させていただきました。
夏直衣
武官束帯
十二単
6月28日(日)の第1回オープンキャンパスに向けて、日本伝統文化学科の学科体験ルームの設営リハーサルをいたしました。
今年は、
➀学科説明(10分)
②体験コーナー(20分)
③パネル説明(10分)
④お楽しみ体験コーナー(20分)
・装束体験コーナー
・お茶体験コーナー
⑤相談コーナー
のような進行となります。
搬入、搬出などを博物館実習生が実際にチャレンジしてみました。
日本伝統文化学科らしいしつらいも。
今日は放課後に江戸時代までの日本で流行っていた双六「盤双六」をやりました。
現代と比べて、止まるマスが書かれた盤上に白黒の駒が15個ずつ置いてある非常にシンプルな見た目ですね。
いくつか遊び方があるらしく、今回やったのは本双六と呼ばれるそうです。
サイコロを二個使用し、先に全ての駒をゴールに入れると勝ちになる他、「相手の駒が二個以上置いてあるマスには入れない」「相手の駒が一個の場所に自分の駒を置くと相手の駒をスタートまで戻せる」等のルールがありシンプルながら戦略性もあるゲームでした。
決着。全体的なサイコロ運と黒の進行をしばらく妨害できたことでリードした白側の勝利となりました。
ちなみにこの盤双六、9月6日に行われるオープンキャンパスの学科体験コーナーでもやる予定です。
かなり先の話になりますが、興味がありましたら是非、当日は日本伝統文化学科にお越しいただけたらと思います。
3月に卒業した先輩たちが資料室へ遊びに来てくださいました。
着物の授業や演習も手伝ってくださったそうで、先輩たちには卒業後もお世話になりっぱなしです。
5限後にはバスの混雑を避けるため花札で時間潰し。
今年度が始まってから、資料室ではちょっとした花札ブームがおきてます。