のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

時計の本

2013-09-01 11:24:34 | 1年算数
時計に関しては、未だに悩みの多い我が家ですが、
今日は、小学校1年生で習う時計の参考書籍の紹介です。

時計に関しては、本当にいろいろな絵本が出ています。
模型とセットになっているものも多いですし、
それぞれのご家庭で、ご自分のお子さんに合うものを探されればよいと思います。

ただ、学校で時計を教える場合は、決まった段階を踏んでいきますので、
それに合わせた教材となると、いろいろ考えてしまうことが多いですね。


小学校1年生で最初に習うのは、「○じ」と「○じはん」で、
「○じ△ふん」のような読み方は、しばし時間をおいた後でてきます。
そして学年が進むと、午前、午後という表現が付き、
「時刻」と「時間」の違いを学んで、文章題で時間に関する計算を組み立てたりします。

現在、勤務先の1年生は第一段階なのですが、
普通の「時計の絵本」では、一気に第2、或いは第3段階まで行ってしまって
学校の学習段階とのずれが出たり、混乱があったりしてしまうんですね。

この部分をどう教えるかで、夏休み色々考えて教材作っていた若手(でも力あります)先生、
結局、一冊の絵本を読み聞かせることからスタートしました。
それが、今日紹介したい「とけいのほん①(まついのりこ著・福音館)」です。

この本、時計関連の本の中では、かなり「絵本」的。
でも、押さえるところしっかり押さえてくれているし、余計なところまで進んでいないのも良かったです。

第一段階で大事なのは、まず
短い針と長い針の見分けです。(意外と見分けられない子いますよ)

長い針が上(12のところ)にあったら、「○じ」、
○には、短い針の先っぽがさしている数字が入る。

下(6のところ)にあったら「○じはん」
短い針は、書いてある数字と数字の真ん中にあるけど、
次の数字を超えてないから、前の数字を答える。

授業では、
注目ポイントをここだけに絞ったこの絵本で、
こども達に質問を投げかけたりしながら、ポイントが印象に残るような
読み聞かせをし、その後で、教具の時計の模型を使って、
「○じ」と「○じはん」だけに絞って何度も読む練習。針をあわせる練習をしていました。

先生の中で、協調しておきたいポイントが絞られているので、
教具を使った練習のなかでも、
短い、長い
長針が間にある時は、何故前の方の数字を読むのかのおさらいが
こども達に質問を投げかけるような形で、繰り返し行われていました。

最初に読み聞かせた絵本で、こども達の中に共通のイメージが出来ていますから、
先生や子供たち自身の説明の言葉が、全体の子供達に理解されやすいんですね。
そうして、最後にはプリントで確認。
良く出来てました。


また忘れちゃう子、間違う子も出てくるでしょうけれど、
しっかり段階を踏んでいくと、間違い直しも簡単だし、
思いだしやすいのです。


この「とけいのほん」には、続きもあるようです。
私自身はまだ読んでいませんが、①の作りを見ると、②も結構期待できそうですので、
お手に取る機会があれば、目を通されておくのもいいかと思います。








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