表題の機関に関して、言いたいことを色々抱えている方は、
このブログをのぞきにきてくださる方の中に、結構いらっしゃるのではないかと思う。
今回書きたくてたまらなくて、でも逡巡していたのは
妹ちゃんが現在通っている学校のエリアの教育委員会について。
今でも、ちょっと逡巡するので、この記事は公開にするかどうか後でまた悩んでみます。
先日、妹ちゃんの個人面談で学校に行った折、他のお母さんたちから聞いた話。
越境でその学校に通っている妹ちゃんが、「足切り」の憂き目を見なければ、
皆と一緒に入学するはずの中学校で、社会的に大きなニュースになるようなことを起こした
3年生がいた。
その余波はかなり大きく、同級生の進学状況(推薦入学など)にも影響が出ているのだとか。
たまたま、そのお子さんは、他の地区からの「越境」だったため、
すでにかなり厳しくなっている「越境入学者」の中学入学が、更に厳しい状況になるのでは
にかという。
これだけを聞いたら、ある意味「当たり前」だ思われるでしょ。
でもね、この話、ちょっとおかしいのです。
事件を起こした3年生。
私の子供たちのように小学校入学時から越境で入学していて、
そのまま中学に同級生たちと進んだことは違う。
途中からの転入生なのです。
これが、おかしいのです。
のんびり娘の頃、中学が統合され、数が少なくなったことで、
それまで「来てもらわないと学校がなりたたない」と、積極的に区域外の子供を入れてきた(勧誘もしてました)その地区の教区委員会は、「優秀な子供しかいらない」と大きく舵をとり、
区域外(越境)の子供に関しては、成績や行動で「足切り」をするようになっています。
(発達障害系のお子さんに関しても「いらない」発言があったりしました)
小学校6年間を仲間として一緒に過ごしてきた仲間が、紙切れ一枚で切られてしまう現実は、
越境している側の親子にはもちろん、友達である区内の親子にとっても決して気持ちの良いものではありません。
学校側(先生たち)や小学校の地域の方々も、この現状をなんとかしたいと働きかけを続けて下さっていますが、教育委員会は「個々の事情を聞いていたらきりがありません」とにべもないそう。
誰が許可され、誰が許可されないかは、まさに教育委員会のさじ加減ひとつなのです。
そんな状況を知っている人間からすると、その教育委員会が、
「越境で転校生を受け入れる」
などということをおいそれとするわけがないと思えたのです。
で、情報通のお母さんに
「どうして、そんな形の転校ができたわけ?」
と聞いてみました。
するとね、
「その子は、もといた学校を問題起こして辞めさせられたらしいんだけど、
親が「長」のつくような仕事をしてるんだって。」
母親間の「井戸端情報」だから、「事実」ではないかもしれません。
ネットで調べたら、「親が国家公務員」という記事もありましたが、これも確かな情報かどうか
調べようもありません。
ですが、あの教育委員会(教育委員長)ならやりかねないって思いました。
「越境」ってどういうことかわかりにくい方のためにちょっと説明しますね。
地元の地区の学校に入るのが公立の場合普通ですが、何らかの事情があって
それぞれの教育委員会の許可が下りれば、別の地区の学校に通うことは可能です。
例えば、親の仕事先が別の地区にあり、帰宅後長時間子供が一人で過ごすことになり危険
などとの理由で、勤務先の地区の学校に越境することができる場合があります。
首都圏では、中心地は夜間人口が少なく子供も減っているため、
こうした越境入学者に来てもらいたい(来てくれないと実質学校行事が成り立たない)という事情もあり、
一方で、郊外は子供が多い割に予算が少なかったりするので出す許可も出やすいなどという事情もあり、
越境通学者は結構多いです。
妹ちゃんの通う小学校も半分以上が越境者です。
交通網の発達している都会ならではのことかもしれませんけど、
そんな状況があります。
大概は、上述のように
「親の勤務先がある」
という理由で越境をしますが、
越境人気校(昔からの名門とか、そういった理由で希望者が多い学校)では、
入学時に住民票を移して入学させるという手を使う方もいます。
区域外の子供は、あくまでも「区域」の子供を入れたうえで余っている枠を
埋めるように受け入れるわけですから、「親の職場」といった理由では、
入れない可能性もあるわけですね。
ですが、住民票を移してしまえば、その地域の住民なわけですから、必ず
入学できるわけです。
東京都の有名公立校の場合、その近くにそのためかい??って思えるような
マンションが売りに出されていたりすることもあります。
別に「邸宅」のあるようなお金持ちさんは、そういうマンションを買ったり
借りたりして住民票を移すようです。
そうでない方の中には、お友達や知り合いのおうちに居候させてもらっていることにして、
実際には居住していないのに、住民票だけとるという方法を使うこともあるようです。
今回問題を起こした生徒の場合ですが、
入学時に申請したのではなくて、途中「転校」で受け入れているということ。
住居は東京外であり、かなり距離もあるということ。
現在、その地区の教育委員会が「越境者」に対して非常に厳しい姿勢をとっていること。
(自分のところの小学校で6年間育てた子供に対しても、紙切れ一枚でスパッと切ってます)
などから、非常に不自然なものを感じます。
自分のところで6年間育ててきた子供たちに関しては
「個々の事情を聞いていたらきりがないですから。」
「申請は受け付けますが、許可できない場合の理由については一切聞かないと約束していただきます。」
というようなことを言っておいて、
この少年に関しては、「親の職業的地位」から「個々の事情」を組んで受け入れたのだとしたら、
その責めは教育委員会そのものにあるにもかかわらず、
「越境者」への風当たりを強くして、責めを他にそらそうとする非常に卑怯な姿勢だと思いますし、
そういった大人の気構えが、少年をゆがめている部分もあるように思います。
このブログをのぞきにきてくださる方の中に、結構いらっしゃるのではないかと思う。
今回書きたくてたまらなくて、でも逡巡していたのは
妹ちゃんが現在通っている学校のエリアの教育委員会について。
今でも、ちょっと逡巡するので、この記事は公開にするかどうか後でまた悩んでみます。
先日、妹ちゃんの個人面談で学校に行った折、他のお母さんたちから聞いた話。
越境でその学校に通っている妹ちゃんが、「足切り」の憂き目を見なければ、
皆と一緒に入学するはずの中学校で、社会的に大きなニュースになるようなことを起こした
3年生がいた。
その余波はかなり大きく、同級生の進学状況(推薦入学など)にも影響が出ているのだとか。
たまたま、そのお子さんは、他の地区からの「越境」だったため、
すでにかなり厳しくなっている「越境入学者」の中学入学が、更に厳しい状況になるのでは
にかという。
これだけを聞いたら、ある意味「当たり前」だ思われるでしょ。
でもね、この話、ちょっとおかしいのです。
事件を起こした3年生。
私の子供たちのように小学校入学時から越境で入学していて、
そのまま中学に同級生たちと進んだことは違う。
途中からの転入生なのです。
これが、おかしいのです。
のんびり娘の頃、中学が統合され、数が少なくなったことで、
それまで「来てもらわないと学校がなりたたない」と、積極的に区域外の子供を入れてきた(勧誘もしてました)その地区の教区委員会は、「優秀な子供しかいらない」と大きく舵をとり、
区域外(越境)の子供に関しては、成績や行動で「足切り」をするようになっています。
(発達障害系のお子さんに関しても「いらない」発言があったりしました)
小学校6年間を仲間として一緒に過ごしてきた仲間が、紙切れ一枚で切られてしまう現実は、
越境している側の親子にはもちろん、友達である区内の親子にとっても決して気持ちの良いものではありません。
学校側(先生たち)や小学校の地域の方々も、この現状をなんとかしたいと働きかけを続けて下さっていますが、教育委員会は「個々の事情を聞いていたらきりがありません」とにべもないそう。
誰が許可され、誰が許可されないかは、まさに教育委員会のさじ加減ひとつなのです。
そんな状況を知っている人間からすると、その教育委員会が、
「越境で転校生を受け入れる」
などということをおいそれとするわけがないと思えたのです。
で、情報通のお母さんに
「どうして、そんな形の転校ができたわけ?」
と聞いてみました。
するとね、
「その子は、もといた学校を問題起こして辞めさせられたらしいんだけど、
親が「長」のつくような仕事をしてるんだって。」
母親間の「井戸端情報」だから、「事実」ではないかもしれません。
ネットで調べたら、「親が国家公務員」という記事もありましたが、これも確かな情報かどうか
調べようもありません。
ですが、あの教育委員会(教育委員長)ならやりかねないって思いました。
「越境」ってどういうことかわかりにくい方のためにちょっと説明しますね。
地元の地区の学校に入るのが公立の場合普通ですが、何らかの事情があって
それぞれの教育委員会の許可が下りれば、別の地区の学校に通うことは可能です。
例えば、親の仕事先が別の地区にあり、帰宅後長時間子供が一人で過ごすことになり危険
などとの理由で、勤務先の地区の学校に越境することができる場合があります。
首都圏では、中心地は夜間人口が少なく子供も減っているため、
こうした越境入学者に来てもらいたい(来てくれないと実質学校行事が成り立たない)という事情もあり、
一方で、郊外は子供が多い割に予算が少なかったりするので出す許可も出やすいなどという事情もあり、
越境通学者は結構多いです。
妹ちゃんの通う小学校も半分以上が越境者です。
交通網の発達している都会ならではのことかもしれませんけど、
そんな状況があります。
大概は、上述のように
「親の勤務先がある」
という理由で越境をしますが、
越境人気校(昔からの名門とか、そういった理由で希望者が多い学校)では、
入学時に住民票を移して入学させるという手を使う方もいます。
区域外の子供は、あくまでも「区域」の子供を入れたうえで余っている枠を
埋めるように受け入れるわけですから、「親の職場」といった理由では、
入れない可能性もあるわけですね。
ですが、住民票を移してしまえば、その地域の住民なわけですから、必ず
入学できるわけです。
東京都の有名公立校の場合、その近くにそのためかい??って思えるような
マンションが売りに出されていたりすることもあります。
別に「邸宅」のあるようなお金持ちさんは、そういうマンションを買ったり
借りたりして住民票を移すようです。
そうでない方の中には、お友達や知り合いのおうちに居候させてもらっていることにして、
実際には居住していないのに、住民票だけとるという方法を使うこともあるようです。
今回問題を起こした生徒の場合ですが、
入学時に申請したのではなくて、途中「転校」で受け入れているということ。
住居は東京外であり、かなり距離もあるということ。
現在、その地区の教育委員会が「越境者」に対して非常に厳しい姿勢をとっていること。
(自分のところの小学校で6年間育てた子供に対しても、紙切れ一枚でスパッと切ってます)
などから、非常に不自然なものを感じます。
自分のところで6年間育ててきた子供たちに関しては
「個々の事情を聞いていたらきりがないですから。」
「申請は受け付けますが、許可できない場合の理由については一切聞かないと約束していただきます。」
というようなことを言っておいて、
この少年に関しては、「親の職業的地位」から「個々の事情」を組んで受け入れたのだとしたら、
その責めは教育委員会そのものにあるにもかかわらず、
「越境者」への風当たりを強くして、責めを他にそらそうとする非常に卑怯な姿勢だと思いますし、
そういった大人の気構えが、少年をゆがめている部分もあるように思います。