のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

終わりました!中間テスト。

2008-05-28 17:08:06 | 中学校のお勉強
今日で全教科終わりです。連日、6時間だの8時間だの勉強してましたから
今日はすごい開放感。
のんびり娘は、小学校併設の児童館に久々に遊びに行きました。
今日は「中高生デイ」だから、小学校の同級生が来てるといいんだけど・・。

ビリビリガリガリやりましたので、今日は親子ともオフです。
明日からは、さっそくテスト直しを始めないと、
どの教科も直しどころ満載なので、答案が帰ってきてから取り組むのでは遅いんですよね。
部活も始まっちゃうし、歯の矯正にも行かなきゃいけないので、早め早めに取り組みましょう。

さて、答案が帰ってくる前ですが、ここでテスト勉強のまとめをしておこうと思います。
ママの作戦の失敗正解、かいておかないと次に生きないので・・。

歴史は、けっこういい勉強になったと思います。
日本の時代区分(年号ふくむ)と中国の歴代王朝は、先生が替え歌で教えてくださったので、入りがとてもよかったです。後は漢字を覚えるだけですが、これは割合すんなり行きました。年号や社会区分も彼女に合わせた語呂合わせや歌にしたらまぁまぁ入りました。
問題集も2回ずつ取り組めたので、彼女の苦手な「質問文の意味の読み取り」が出来ました。
心配したのは、聖徳太子とか卑弥呼とか邪馬台国とか、漢字で全て賭けるのかと言う事と、何を聞かれているかを見つけるためのポイントになる言葉をつかまえられるかでしたが、
「冠位十二階」と「17条の憲法」のどちらを入れたらいいかわからなくなったとき、
「冠の色で」という文言を見つけて「冠位十二階だ!」とわかったそうです。

こういうのが、わたしには嬉しいのです。
正直なところ、「冠位十二階」なんて別に覚えなくったってこまりゃぁしないと思うのですけど、前後の文脈からヒントを見つけ出して理解していく、判断していく力は是非身につけて欲しいから。
だから、もし、これで漢字ミスとか、答案記載欄のミスとかあって点数になってなくても,それはそれでよかったなっと思うのです。次に進んでいけるから。

ただ、そうしたヒントを見つけるところに行くまで(非常にわかりやすいヒントです)が大変なのがのんびり娘なんです。一つの文章の中で覚えた言葉は、その文の中でしか見つけられない。前後が変わると、違う事を聞かれていると思い込んで、記憶の木の中から手当たり次第に葉っぱを取ってしまう。

何度も、種類の違う問題に取り組む事で、キーワードが見えてくる。つながってくる。
その結果、こうして少しだけでもヒントをつかまえられたというのが社会の大きな成果になりました。
あと、やはりメロディやリズムがつくと良く覚えますね。歴史は重点もわかりやすいのでこの手でいこうと思います。

理科1は、事前に先生が試験対策プリントを出してくれていました。
割合簡単だったので、1度やって、あとはワークの問題に取り組んだのですが、テストを見るとほぼ同じ問題が出題されていたので、「もう一回取り組んでおけば良かったな・・」と。理科2もワークとほぼ同じ問題でしたので、次回以降は夫々の先生の特性に合わせて準備を進めましょう。

目盛りの読み方で、30と40のちょうど中間に目盛りがあってもなかなか35がでてこない。
300と400の間になっちゃうと、余計大変という面がありまして、ここはもう一度おさらいしておいたほうがいいなと思いました。
そうそう、電圧のほうも15ボルトの目盛りが読みにくかったよう。
0から5の間に10本の目盛りが打たれているとき、1目盛りをいくつで数えるかが浮かばない。ふた目盛りで1という発想がでてこない。
これを、理科の学習の中で見直してしまうと、余計にわかりにくくなるようでした。
た手順が多くなりすぎてキャパ越えたのだと思うので、
この手の、一目盛りの見つけ方は別の機会に落ち着いた状態でやっておこうと思います。

電流系に関しては、比較的読みやすい30mAの目盛りを読んで、それに0を増やしたり、小数点を打ったりという方法にしたほうが混乱しないかなと思いました。


数学は、まだ「計算」と「方程式」の違いが完全に刷り込まれていないです。
分数と少数があるとき、「方程式」なら、両辺に同じ数をかけて分母は小数点を取ってしまえますよね。
あれを覚えてから、彼女は「計算をしなさい」という問題でも、それをやってしまうんです。
等号が無い=釣り合っていない=だからその方法は使えない
という事を何度となく絵にして見せていますが、違いがなかなか見えてこないんですね。

方程式がでてくる前までは、、キチンと通分できていたので、混乱が収まれば区別できるようになると思うのですが、次のテストの前にもしっかり取り組みたいところです。

今回の収獲は、「代入」という事が少しイメージできた事です。
この「代入」の感覚がなかなかつかめなくて、わけのわからんことばかりしてましたが、
取り組む中で、「同じだと入れ替えられる」という感覚がまだないのだと感じたので、これも具体物使ってイメージしやすいようにしてみました。
結果、問題を前に固まるということはなくなりました。まだしばし考えますけど、そのうちに定着するでしょう。

さて、今回の中間テストでは「連立方程式の利用」という文章題を式にするものは捨てました。単純なものなら彼女にも出来るかもしれないのですが(、yを使って文章どおり作ればいいので小学校の立式よりもむしろ楽なんです)、時間の事もありましたので、
「捨てなさい!やらなくてよろしい!」と宣言しました。それでよかったみたいです。

その文の時間を図形に当てました。
今後、証明に入っていくときに大事な基本となる単元なので丁寧に入れたかったから。
三角形のふたつの内角がわかっていて、残り一つを出す。
一つの内角がわかっていて、別の外角がわかっているときにそのどちらでもない内角が何度かを出す。

そうした問題を、直線は180度。三角形の内角の和は180度。
という情報をうまく作って解き方を考えて出していく。

これねぇ、小学校の高学年では手も足も出なかったんですよ。
三角形の3つの内角を切り取って組み合わせて180度を作って、
ふたつの角に数字書き込んで、そこからとって、
さぁ残りの角はどうやったらわかる?と問い掛けても
「たす?」
なんていう子で、全然見えなかったんです。

それが、今は見えているの。
もちろんひねった問題は難しいです。
でも、180度がしっかり見えているのはわかる。
夫々の角がどこからどこまでかが見えている。
だから勉強していても本人楽しそうでした。

あと、やっていて彼女が混乱していたのは角の表記法でした。

∠ABC
っていうのがどこかわからないの。

最初私は、真ん中のBのところだっていうことが見えないんだと思って、
何度も線を指でたどらせたんだけど、違ったんだなぁ。

角の表記では、
∠B
というのも使うじゃないですか。
だから、彼女の頭の中では
∠ABC
っていうのは
△ABC
に見えていたのね。

通りで話がかみ合わない・・・。

それをおさらいできてからは、親子の学習がとてもスムーズに運びました。
やっぱり
「これはわかっているはず」
は禁物だわ。

あらあら、お迎えの時間です。

課題の多かった英語国語はまた今度書き込みします。

脳みその使い方

2008-05-27 08:05:42 | 英語
のんびり娘とテスト勉強をしていると、しばしば衝突してバトルに発展する事がある。
表面的に見えているものに捉われずに、その原因を考えてみると、
要は「脳みその使い方に関しての私と娘のズレから来ているんだな。

例えば英語ね。
私は、「主語」と「動詞」を探してから、問題に取り組むようにと働きかける。
娘は、ぱっと見て浮かんだ事を書いていきたい。

一度取り組んだ問題集。
もう1度と繰り返すとき、私は質問文以下全てをしっかり読ませたい。
娘は、「さっきやっているから」答案欄の周辺だけを見て、記憶をたどる。

それを変えたくて、「全部読むんだよ。」と声をかけると、
「読んでるもん。」「目で読んでるの。」

彼女の中では読んでいるのよね。
だから、わたしの声かけを「不当な干渉」と感じてしまう。
「読む」意味の違いを説明しても、
受け止めるベースが違うから、なかなか伝わらない。
最後には面倒になって「いいからやれ!!!」になったりする事もしばしあり・・・。

以前書いた事があったとおもうんですが、
のんびり娘の脳は「葉っぱ脳」。
大きな木の幹や枝の部分がなかなか見えない。
表面に見える葉を一枚ずつ集めていって、
バラバラバラバラ埋めていって、
そうしてぎっちりいっぱい葉がついていくと
徐々に木の形が見えてくる。そんな脳。

私はそれを幹から枝をたどる脳に変えたいと思って働きかける。
木が成長していく過程をたどるように、幹から枝そして葉へとたどらせたい。
毎回毎回、脈絡無く広げられた枝葉の中から必要な知識を取り出すのは
効率が悪いから。

どこが大事?どっちの方向から考えていけばいい?
幹から枝をたどって、自分の中にしまわれている目的の葉にたどり着けるよう、
そもそも、入った知識を枝にそって整理する事ができるよう。
考えて考えて働きかけるんだけど、難しいんだよね。

彼女にとっては「葉っぱ脳」が普通。
私のしている事は「押し付け」でもあるわけで、彼女が無意識に反発し、
過剰に反応するのも当然といえば当然なのよね。

だけど、ここは何とかしたいんだなぁ。
彼女の中にいっぱい詰まっている(とっておく機能にさほどの障害は感じないのだ。分野にもよるけど、記憶は私よりむしろいいとおもう)
色んな知識記憶を、もっとスムーズに取り出して使うことができれば
彼女は充分に一人でたって歩めるのだから。

問題は、彼女が自分の脳の使い方と、他の人の脳の使い方を見比べる事が出来ないという事。
違いがわかって、そちらのやり方の方がどうやら楽らしいという事がわかれば
私の働きかけをもう少し素直に受け止めてくれるのだろうけど、
脳の中の事だから、見えないんだよね。




妹ちゃんの頭の使い方(食事編)

2008-05-26 01:51:48 | 母の作戦、考え
先日の個人面談時、給食について少し気になる事を言われました。
「おうちでは牛乳飲んでますか?」って。
あいつめ、担任の先生が変ったのをいいことに、
「私は苦手であんまり飲めない」
にしちゃおうとしたらしい。

家では、
「学校の給食で飲んでいるから、家では野菜ジュースか水にする。」
っていっていたのよね。

今回、親と先生の両方にばれた事で、
「抜け道塞ぎましょう」
という事に相成りました。

別にね、特別牛乳が苦手ってわけでもないんですよ。保育園育ちですから、赤ちゃん卒業した頃から普通に飲んでます。保育園では春菊の胡麻和えなんかも普通にでてましたから(参観に言った義母がびっくりしてました)、かなりのものを食べる力はついている子です。
アレルギーもないし、辛すぎるとか苦すぎるとか無ければほぼ何でも食べられるはずなのに、何となく食べたくないものをこういうやり方で上手に避ける。
お喋りが過ぎて時間内に食べ終わらないっていうことももちろんあるんですけど、
みていると、苦手なものを後に回して時間切れを狙っている節もあるんですよ。というか絶対にあるの。

家でもこの間、最後に残した酢の物を
「酸っぱくて食べられない」って言い出してね。
でも、かかっているポン酢は、鍋物の時にはどくどくかけているもの。
ママの目は節穴じゃないわい!
と、最後まで食べるように指示したら、仕方なく全部食べてましたけど、
ご飯は全部食べちゃってるから、酢の物だけ書き込む羽目になったのね。

それを見ながら、私が反省しました。

この2年間、この子は学校の給食でも家でも
こうして「食べずに済ます工夫」に頭を使ってきたんだなぁって。
その智恵を、
「上手に食べきるための工夫」に使っていたら、どれだけプラスになっていたか。
無駄な時間を過ごさせてしまったものだと・・・。

家でも、そういう傾向がある事は重々承知してたのだけど、
あまりに食事時間がかかるようだとこちらも大変だからつい時間を区切ってしまうでしょ。普通のご家庭以上にやる事がいっぱいある家で、子ども達は二人とも食事に特別時間がかかるから、区切らざるを得なかったですしね。
そのため、こういう知恵をつけちゃったんでしょう。
「食べきるまで食事は終わらない!」を徹底しておけば、
また違う智恵と工夫が生まれてたのにね。


「生きる」基本は「食べる」です。
いざという時に、ためらわずになんでも食べられる人間と、
えー、これやだなぁって手をつけられない人間と、
生きのびる確率は大きく変ってきます。
何より、食べずに味はわからない。
生まれてきて8年、これから味覚を広げようという時期に、
自分からせまぁい所に閉じこもるなんて勿体ないよね。

色んな食材、色んな調理法ででてくる給食は
子どもの食の幅を広げるチャンス。
なのに娘は、「食べないで済ます工夫」を積み上げてきた。
親として反省せざるを得ないですね。

苦手なものが混じっていたって、ご飯に混ぜて食べちゃうとか、
汁物で誤魔化しちゃうとか、「食べきる工夫」がいろいろ出来たはずなんです。
そのうち、味に慣れたり、けっこう美味しいと感じるようになったり、
そうして自分の感覚は広がっていくのにね。


そうそう、つい先日のゴールデンウィークまで、妹ちゃんどんなに勧められても「かに」を食べようとしなかったんですよ。
それが、パパにしつこくしつこく、それこそ無理やりのように薦められてしぶしぶ一口。その後はずっとかぶりついてました。最後には「また食べたいから買って」ですって。
(そう簡単に買えますかいな!)

ね、何でも食べてみるもんよ。


小数点

2008-05-25 02:15:24 | 家族のこと(主に妹ちゃん)
小数点は難しい。のんびり娘、努力の甲斐あって単位換算とか計算は出来るようになっているけど、大小感覚とかそのあたりが見ていると不確かだわね。
もちろん、具体物も絵も使ってるけど、まだまだつながって行かない感じ。
分数はリンゴを使って視覚的にイメージを掴んでもらう事にある程度成功したと思うのだけれど、小数点のゼロが増えていく事と量の感覚との結びつきがやっぱりまだまだつながっていかない様です。

一方や妹ちゃん。
昨日、車の中で突然
「ママ、0,5ミリって、かなり小さいよね。」
3年生はまだ小数習ってないと思うんだけど、たぶんまた何かの本で見つけたんでしょうね。
「そうだねぇ。1ミリの半分だもんね。」
「うちにある厚紙ぐらいかなぁ。」
「そうかな。(運転中なのでいい加減な私)」
「だって、あの紙2枚あわせたら1ミリぐらいだよね。」
「そうかぁ、そうかもね。図ってみなきゃわからないけど。」
「ねぇねぇ、じゃぁ、うちにあるピンクの紙は何枚で1ミリかなぁ。」
「さぁねぇ、10枚ぐらい。10枚は行かないかなぁ。5枚くらい?」
「10枚なら、0.1ミリでしょ。私は5枚くらいだと思うなぁ。」
「そうかもね。学校で先生が使ってる薄い紙で10枚かなぁ。」
「5枚だと、0,2ミリだよね。」
「そうだけど、測ってみなきゃわからないよ。」
「うん。測ってみる。」
といっておいて、帰ったら目の前にあった本に没頭。すっかり忘れてしまう妹ちゃんではありますが、そのうちにきっと試してみるでしょう(授業中で無い事を祈りますが・・)。
この子はこうやって勝手に自分の理解を広げていく。
なんて楽チンなんでしょうね。

妹ちゃんの色んな事を繋げていく能力と、のんびりちゃんの丁寧さと、ママの脂肪をうまい事配分したら、かなり素敵な親子が出来上がるんだけどなぁ。
と、最近通販でコアリズムを購入せざるを得なくなった母は、相変わらずガリガリチャンののんびり娘のお腹を見ながら思うのでありました。


漢字のお勉強と理科社会

2008-05-25 01:50:01 | 中学校のお勉強
中間テストは月曜から。
今日ものんびり娘はぎっしりお勉強です。
国語の先生は、テスト範囲の漢字をワープロ打ちして
なんと11枚。×3枚で打ち出して
ホチキス止めして渡してくれました。
この11枚は、1週間ほど前に2枚筒で渡され勉強していたものですから、
全部で5枚(×11×20問よ!!)ね。
読み取り問題では壊滅的な成績しか残せないのんびり娘に
執念で点をとらせようと考えてくださっているのがわかります。


昼間私が仕事でいなかったのもあって、今日はひたすら漢字練習。
仕事から戻った夕方4時の段階でもまだやっていました。

「げんしょう?・・・そうか、理科で考えればいいんだ!」

この一言で、「なるほど、そうだったのね」と合点がいきました。
彼女、理科ででてきた単語と、国語ででてくる単語ではしまう場所が違ったのね。

理科は、板書が視覚的だし、1年の時の先生が時間内に書き終わらないのんびり娘にご自分の板書計画ノートをコピーしてずっと渡してくださったから、
のんびり娘、少しの漏らしも無く漢字もしっかり書いていたんですよね。
で、何回もでてくる言葉はしっかり漢字でかけているの。
理科のテストだって、漢字でかけないと点数にならないですもんね。
でも、同じ言葉が国語の漢字テストにでてくるとかけない。
そういえば、理科の「光の直進」が「ひかりのちょくしん」と読めるのに、
数学の「直角」がなかなか読めなくて苦労するのも不思議だったわ。

しまい方か、つながり方が少し違うんだろうな。

で、他の漢字もつながらないか考え始めたのんびり娘。
「じょうけん?・・・そうか社会だ!」
「数学じゃないの?ちょうど合同条件やってるじゃない。」
「違うよ。社会だよ。ほら『17じょうのけんぽう』!」
と、のたまふのんびり娘なのでありました。

明日も頑張るぞ!!





きゃはは(妹ちゃんの面談より)

2008-05-22 13:07:27 | 先生方に②参考になれば
さてさて、お楽しみの妹ちゃんの面談。
開口一番、
「音読が素晴らしいです。とても3年生の音読とは思えない。」
と、親の気分を良くする一言をいただきました。


思ったとおり、今度の担任の先生は親の気持ちを動かすのもうまいし、
よぉく子どもの事を把握してくれています。
何より子ども達の事を面白がってくれているのが嬉しい。

やんちゃ坊主達の多い学年で、男の子達に混じってよく名前の上がる妹ちゃん。
先生の魔法でかなり頑張っているとはいえ、
妹ちゃんは妹ちゃんだから、担任の先生が変ったからって
性格が変わるわけではないのですね。
やはり色々やっているらしいのですが、
それをどう受け止めるのかで、お互いのすごしやすさが違います。

昨日話題になった一例ですが、

好きなことを始めると止まらなくなる妹ちゃん。
授業中、先生の目を掠めて(と、本人は思っている)机の下で
切り紙をこそこそ。
一生懸命作ったものの出来が良かったのに気をよくして、
すぐ後の休み時間に先生に見せに行ったのだそうな。
「よく出来たねぇ。とってもじょうず。でもね、これが授業中に作ったんじゃなければ、もっと褒められたんだけどねぇ。」
先生に言われて、そこで初めて「まずい!」って気がつく妹ちゃん。
それを、叱りながらも「面白い」って感じてくれる先生なのね。

妹ちゃんに対する認識は、私も先生もそう変らない。
ただ、やっぱり先生という立場だから、
あと、こういうところが直せたらもっと・・
とか
今後、こんな心配はでてくるかも・・・
という話もされます。

例えば、理科の観察記録。

「おたまじゃくしの観察を、ものすごく楽しんでしているんですよ。
絵をかきながら触って、横から見たり下から見たり。『目が見える』とか『足がこの位生えてる』とか、喋りっぱなしで、本当に良くみて色んな事を発見してるんですよ。
ただ、あんまり夢中で見ているから、ほら、文のほうがこれだけしか書けてないでしょ。
(半分くらいしかかけてないの。で、他の子達はびっしり書いてある。)
こういう時間の使い方ができるようになればって思うんですよね。」
と、他にも、何かに夢中になって疎かになる文章とか、中途半端に終わってしまっている記録者を見せられました。

「彼女、賢いですよね。本当に色んな事をわかっているし、友だちや物事に対する観察眼もなかなか鋭いし、それを言葉で表わす事もできる。で、それを形にしていけたらなぁって思うんですよね。」

あと、こんな事も言っていただいた。
「お母さんのおっしゃるとおり、好きなものに熱中できる分、ムラはありますよね。
あれで、彼女がコツコツ集中して頑張る力をつけたら、どんなにすごいだろうって、私はつい思っちゃうんですけどね。」

そのとおりなのですがね。天は二物を与えずなのですよ。
我が家の長女は、「コツコツ」にかけては天才だけど、言語能力に関しては大苦戦。
次女は、言語にかけてはぴか一だけど、「コツコツ」に関しては壊滅的。

面白い事に、二人の娘達は、
「夫々のいいところがもらえるといいのにね。混ぜて割ればママの手がかからない。」
というと、お互いに
「やだ!」っていうのね。
自分のほうが相手よりいいと思っているらしい。

それに妹ちゃんは、
「混ざったら、普通になっちゃうでしょ。そしたらママ面白くないでしょ。」って。
どうやら妹ちゃんの「馬耳東風」を後押ししているのは私の面白がりらしい・・・。

あと、
「友人関係についても、マイペースなぶん高学年の女の子達のあれやこれやから外れてしまうかもしれない。それでも一人ですごせる力はもていると思うけれど、本人とても人が好きだから、今のうちに少しずつ周りと合う行動が意識できたらと思うんですけど・・」
といっていただきました。

これも、見方は私と同じです。
ただ、妹ちゃんはたぶんきっと妹ちゃんのままだし、一人の時間を楽しむ方法も既に持っているし、そうして、自分の置かれている状況を把握する力もあるから、ここは心配してないのが母親の私。
だって、「馬耳東風」なんだもん。大人が心配して先回りしても、自分で痛い目にあって考えないと身にならない子なのよね。


先生とのお話も、最後には
「そうなんですけどねぇ。じゃぁどう動かせるかていうと・・・」
「そうですよねぇ。難しいんですよね。」
で終わりました。

妹ちゃんをネタに(馬耳東風話もしちゃった)、楽しく過せた個人面談でした。

三日坊主はどうしたら努力家になれるのか?

2008-05-21 13:29:15 | 母の作戦、考え
「馬の耳に念仏」の妹ちゃんに刺激されて、
もう40年近く前に、私を悩ませていたある命題を思い出しました。

それがタイトルにある
「三日坊主はどうしたら努力家になれるのか」です。

子どもの頃の私は、誰が見てもはっきりわかる「三日坊主」でした。
自分でもしっかり自覚してました。
それを苦にした事も特になかったんですけど、
あれは、小学校の4,5年生の頃だったか、それとももう少し上だったのか。

校長先生のお話に「努力すること、努力を続ける事の素晴らしさ」が取り上げられた時
(この手のお話は今も昔も校長先生のお話の大半を占めると思いますが・・)、
ふと、「私はどうしたら努力家になれるんだろうか。」
って、考えちゃったんですね。

「努力家になろう」と思っても、「3日坊主」はすぐにそれを忘れてしまう。
忘れてしまっては努力家になれない。
では、努力家になるにはどうしたらいいんだろうか。

その頃の私には、解決する名案が浮かばなくて、校長先生に質問にいったのだけど、
「おぉそうか!」っていう答えはもらえなくて(たぶん、真面目に聞いているととられなかったんじゃないかとも思います。普段の態度が態度でしたから。)、しばらく頭を悩ませました。

「努力すれば何でも出来るよ。努力が大事だよ。」
そう言われても
「努力できない。努力が続かない。」子どもだった私は困るばかりでね。

と言っても、3日坊主ですから、悩んだのもその位のことですけど、
なんでもポンポン忘れちゃう私が、今でも時々思い出すところを見ると、
かなり真剣に考えたんだろうなぁ。

今なら、簡単に答えがでます。
「三日だけ努力してみて、次はそのときに考えればいいでしょ。」
「いやいや、3日なんて決めずに出来るとこまでやってみればいいんじゃない。」
「努力なんてしなくてもいいよ。楽しめばいいんじゃないの。」
色んな答えが浮かぶことなのにね。

これも、子ども時代の恥ずかしい思い出ですけど、
「今年の目標」に
「断続的努力」って書いた事があるんですね。
もちろん
「継続的努力」と書くつもりでした。

ちょこっと背伸びして、私はこんな難しい言葉も知ってるんだぞっていう思いあがりが
見事に粉砕され、間違いに気付いた私はそれこそ穴があったら入りたい気分になったんですけど、大人になってからは、
「あれはいい目標だった」と思い出すようになりました。

だって、わたしに「継続的努力」は無理ですもんね。
「断続的」がピッタリだわ。


「馬の耳に念仏」の妹ちゃんも、実は自分のそういうところを
「・・・・」って、考えてる様子が見えます。

彼女は、どうやって自分のそういう面と折り合いをつけていくのか。
これからいろんな人に出会って、色んな本にもであって
そうしてもつけていくんでしょうね。

いやぁしかし、
「馬の耳に念仏」も、改善は手強そうな性格だわねぇ。



馬の耳に念仏

2008-05-21 07:46:03 | 家族のこと(主に妹ちゃん)
妹ちゃんの連絡帳に、最近毎日「ことわざ」が書き込んであります。
「千里の道も○○から」という具合に、先生がクイズ形式に出題するらしいです。

という事で、最近妹ちゃんのクラスはすっかり「ことわざブーム」。
妹ちゃんとの会話の中にもことわざが増えました。

で、昨日の車の中でのことです。
妹ちゃんが読んでいた本からふっと顔をあげて、

「私の性格って、馬の耳に念仏だよね。」

いや、そうですけどぉ。それって性格なわけ?

と思ったので、聞いてみました。すると、

「うん。性格だから直せないんだよね。」

って、そうくるかい!!


と、その馬の耳になんとかして念仏を届かせようと、
毎日悪戦苦闘している母親は思うのでした。

今日は、妹ちゃんの個人面談です。
何が飛び出しますか。楽しみです。

痛し痒し

2008-05-20 22:19:06 | 英語
のんびり娘、今年度の担任は英語の先生。

実力テストの結果を受けて、かなりの数の生徒さんが
朝夕に分かれて補習を受けているようなのだけれど、
ひときわ「危機的状況」にあるのんびり娘には
時間をかけて指導してくれる。
ありがたい。

だけど、反面これが辛いと感じる部分もある。

それでなくても時間が足りない中間テスト前。
例えば、歴史や古典の暗記もの、
例えば、連立方程式や多角形の角の求め方など、
時間をかけて繰り返せばしっかり刷り込んでおけるものも色々とあるのんびり娘の
大事な時間が全て英語に吸い取られる。

基礎的な事を繰り返しプリントで勉強する英語の補習は確かに彼女の底力になるけれど、彼女の特質「質問されている事を的確に掴んで答えるのが難しい」に対応するにはひねりが足りないのだ。
その部分は家で請け負わなければならないのに、補習で遅くなった上に宿題まででてしまうのではどうやって時間をひねり出したらよいのやら。

各教科の先生方が、わざわざ試験勉強のポイントを教えてくれているのに、
このまま英語しか出来ないとなると、それはそれできついなぁ・・・。


のんびり娘、今夜はお風呂に入らずに寝ました。
きれい好きの彼女にしてはかなり珍しい事です。
よほど疲れているのか、体調が悪いのか。

いっそ、軽く体調を崩して学校休んだら、家で彼女ペースの対策が立てられるのになぁ・・などと、ふと思ってしまう夜なのであります。

外は雨。

2008-05-20 01:05:47 | 母の作戦、考え
鬼母業が終わって、主婦の仕事に入ろうかと思ったら、
窓の外から雨の音が賑やかに聞こえてきます。
そういえば、妹ちゃんが学校から、
「台風4号について」
のお手紙をもらってきていたなぁ・・。
明日は、二人とも車で送っていかなきゃいけないだろうか。

のんびり娘は、明日から金曜まで、朝夕ダブルで英語の補習だそうだ。
7時半までに学校に届けるとすると、家を出るのは6時45分。
中学校でのんびり娘を下ろし、そこから更に20分ほど南下して
妹ちゃんを落とすとすると、家に戻れるのは8時半から40分の間。
という事は、仕事場直行でなければ間に合わないわねぇ。

自分のしたくも含めて、明日は5時半起きかな。

と、ブログに書いてしまったからには起きなきゃなるまい。


血圧低目のせいか、低気圧が来るとなかなか起きられないし、
本性はとてもグータラなので、こうやって、自分を追い込んで
なんとか日々を乗り越えています。