のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

恵まれていることが恵まれないこと。

2010-06-15 22:00:20 | 母の作戦、考え
二人の娘を育てていて、ふと思う。
この子たちは兄弟がそれぞれ一人ずつしかいない。
だから・・・。と。

このところ、食事中等、つまらないことで喧嘩を始める。
しかも、長い!うっとうしい!!
口達者の妹ちゃんは、時々、
「それをいっちゃーおしめーよ。」的な
人を小馬鹿にした捨て台詞も口にする。

その都度、鬼母の
「あなたね、二人だけの世界なら、そうやって
強く出たり、バカにしたりして勝ったつもりになれるかもしれないけど、
傍から見ている人にはどう映る?
人を小馬鹿にした態度をとるあなたの方が、低くみられることじゃないの?
自分が傍観者の立場ならどう思うか考えてみなさい。」
という、指導が入る。

そして、いつまでも引きずってしゃべり続けるのんびり娘には、
「いい加減、時間のことを考えなさい!」
の激も飛ぶ。

これが、ほぼ毎日・・・。

もしも、ここにあと一人か二人、彼女たちの兄弟姉妹がいたとしたら・・・。

彼女たちがもめてる間に、喧嘩のもとになった食べ物(或いはチャンネル権等)を
漁夫の利とばかりにかっさらってしまうだろう。
となると、悠長に喧嘩なんてしていられない。

鬼母が「想像しなさい!」なんて言わなくても、
覚めた視線で見つめられたり、そばにいても無視されたりしていれば
嫌でも「第三者の目」を意識して行動するようになるだろう。


今日の、お食事中恒例もめごとの原因は、
鼻血を出した妹ちゃんが、やたらとテッシュを使うことを、
(確かに、すごかったです。山盛りにしてました)
堅実なのんびり娘がとがめたこと。
これだって、「ティッシュ」なんていうものが
常に身近に置いてある「今の時代」だからやることで、
なければ、使わずに済ます工夫をするだろうし、
少なければ、大事に使わざるを得ないだろうし、
自分の脳みそで「なんとかしよう」って考えだすわけでしょ。

それをしなくてすんでいる「恵まれた時代」というのは、
脳みそを使わなくて済んでしまう「恵まれない時代」でもあるのだなぁ・・・


もう一人か二人、産んでおけばよかったかなぁ(そしたら、家計はさらに苦しくなるので、
ティッシュなんて子供たちにむやみに使わせないもんね)、そしたら、こんなに教えることが多くなることはなかったかなぁ・・などと、ふと思ってしまう鬼母なのであります。


と、ここまで書いてみて、
他のうちでは恵まれている中でもきちんとしたお子さんが育っているかもしれないと
思い至り・・・やっぱり親のしつけ(或いは生活習慣や態度)の問題ですかね(笑)。




カンニング!!

2010-06-11 21:29:34 | 家族のこと(主に妹ちゃん)
妹ちゃんの個人面談で、担任の先生がいいにくそうに切り出しました。

「これは、今回だけのことで、これまでは絶対になかったので
そう思って聞いていただきたいのですが・・・」

その2週間ほど前から、妹ちゃんの持ち帰る荷物の中に、
47都道府県を全て書き込む地図のプリントが何枚も入るようになっていました。
試験があるのだということは察しがついていましたので、
土日などを中心に、勉強しておくよう指示はしました。
3枚ほどやったのは見届けていますが、
なにせ、興味のないことにはすこぶる「てきとー」な妹ちゃん。
直前対策何もなしで学校に行き、
あまりにわからなかったのでしょう。
机の下で、元のプリントを見ながらテストに書き込みをしたそうです。
こともあろうに、個人面談のその日に!!

「気が付いていたんですけど、そこで僕が何かすると、
他の子にわかっちゃうと思って、あとで話そうと思って
知らん顔をしていたんですけど、他の子で何人か気がついてしまった子がいて、
『わかってるよ。あとでちゃんとやりなおすから大丈夫だよ。』
ってその子たちには言って・・・なので、5時間目に彼女だけ
一人で受け直しをしたんですけど、やっぱりかなり、まぁとび抜けてできていなくて・・・。
これをそのまま成績にするのはあんまりなので、
月曜に改めて試験するから頑張ってきてといったんですけど・・・。」

というお話し。
今年度も、妹ちゃんは良い先生にあたりました。

と、実は喜んでいる私に、きっとね、妹ちゃんがひどく責められると心配もされたのでしょう。
「今日は、本当は別のこと、これをお伝えしたかったんです。
彼女は『誰か』ができるお子さんなんです。」

「?」

「僕がね、例えば掃除が終わるころになって、カメの水槽が汚れたことに気づいたりして、
『誰か…』っていうでしょ。他の子はね、皆遊びに行っちゃうんですよ。
『誰誰さん・・・』って呼びかければ、皆やってくれるクラスなんですけど、
『誰か…』では、やらないで行っちゃうんですよね。
それが、彼女は、遊びに行きかけていたのを戻ってきて
『私がやるね。』って、そういうことができる子なんです。」

それは、彼女の「協調性のなさ」と表裏一体で、他の子の動きを気にせず動けるから
の行動でもあるんだろうと鬼母は踏むのだけど、それでもね、そういうところを
見つけて、親に伝えてくれようとする、その先生の気持ちやものの見方が嬉しい。

こんなに素敵な先生の、信頼にお答えしなくては人間じゃないやい!!!

と、鬼母が本気になりまして、47都道府県完全暗記大作戦を敢行いたしました。

妹ちゃんは、私の子供のころによく似て、この手の「意味の良くわからない丸暗記」というやつが苦手です。脳みそがすぐに「どうでもいいや」になってしまうです。
繰り返しとか、コツコツとか、本当に似合わない子なの。

でもね、今回はやるしかないでしょ。

ということで、鬼母、各地域ごとにごろ合わせを作りました。

東北地方・・・青い みあきた やまと ふく (青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
関東地方・・・茨の土地に 群れる馬 (茨城 栃木 群馬
       才智あふれる 東の神よ (埼玉 千葉 東京 神奈川)
中部地方・・・ニートや石川 ふ(ひ)くい山 (新潟 富山 石川 福井 山梨
       長い犠牲に 愛を知る  (長野 岐阜 静岡 愛知)
近畿地方・・・見えし京都は 大火縄 (三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山)
中国地方・・・鳥島岡の ヒロ・山口 (鳥取 島根 岡山 広島 山口)
四国地方・・・得か?愛媛は高かった (徳島 香川 愛媛 高知)
九州地方・・・袱紗は長い 熊大みかご (福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島)


妹ちゃんの持って帰ったプリントの順番(北海道と沖縄は間違えないので入れてません)通りに作ったので、「ごろ合わせ」になっていない部分もありますけれど、これでどの位置にどの県が来るかは覚えられました。
で、妹ちゃんの場合、それだけでもう大丈夫なんです。
「言語親和力」が高いので、こんな語呂合わせからでも言葉のイメージを作ってすぐに覚えられるし、それぞれの件名に関しては、これまでの経験の中ですでに入ってるから。

ただ、おっちょこちょいなので、時間をおいて全問正解できるかどうか2,3度テストしてみて、そうして月曜に送り出しました。
「たぶん、パーフェクト!!」
と、自信満々だった妹ちゃんですが、
今日持ち帰った回答を見ると、なんと
「東京都」の「都」の字の「へん」と「つくり」が逆になって2点減点。
詰めの甘い妹ちゃんらしいです。

でも、先生の想いには答えることができたかな。


遅かれ早かれ、たぶんこういうことをやらかしたであろう妹ちゃん(考えなしですの)、
こんな先生に担任していただいている今の時期に体験してくれて良かったね
と、妙なことに安心をおぼえる妙な鬼母でした。(これ、パパも同意見です)



順位

2010-06-11 19:37:19 | 高校生のお勉強
今日、中間テストの正式な成績表がとどきました。

コース別順位は58人中52位。
正直、下に何人かいるとホッとします。

小さい...?



追記
 保健体育は、今回の最低点でしたので、
先生に言われる前に、全ての問題を解きなおし、
レポートにして、提出させました。
「先生、やれっていってない。」
とか、いろいろ言うのんびり娘を押し切って、
「赤点回避のためだから。どうせ、やらないと次のテストで困るから。」
など、何かと理由をつけてやらせちゃいます。

で、それを今日、「授業前に出しなさい。」
と持って行かせたのですが、
「先生、やらなくてよかったって言ってたよ。今度はテストの前においでって。」

そうなのよ。
「やらなくてもいい」のに、「一生懸命やってくる」生徒を、
教師は見殺しにはできないのよね。
次回のテストは、私が予想問題とその対策のために
必死で頭を働かせなくても、
問題を作る先生が、事前勉強のポイントを教えてくれるでしょう。

3日間、述べ5時間かかって書いた8枚綴りのレポート用紙は
こうしてちゃんと役目を果たしてくれるのよ。

さぁ、次は夏休み明けの期末テストだわ!!

ちょっと、「落ちて」ました。

2010-06-11 17:27:11 | 娘の事・謎
高校最初のテストが返却されてきまして・・・
英語2科目を合わせて9教科のうち、3教科(家庭科、保健体育、数学)が赤点。
国語も、古典で上乗せして赤は免れてましたが、現代国語はひどいものでございました。

例によって対応に追われる(通知表での赤点回避のため、即座にテスト直しを行い提出させてます)日々を
過ごしておりましたが、
「もうそろそろ成果が形になってもよさそうなものなのに・・・」
という気持ちが鬼母にも湧いてきて、
落ちる、というか、苛立つというか・・・
なんだか落ち着かない日々でした。
自分自身の体のことも諸々ありましたので、そのせいもあるかと思います。


高校は、「単位制」ですから、1教科でも通知表で「赤」があると、留年になってしまうんですね。
それに、無謀にも「大学受験」なんぞを考えているわけですから、
できれば、いくつかの「3」は欲しいところ。
そう思って焦る鬼母と、まだまだ時間の使い方が身につかないのんびり娘と、
恒例の「大バトル」も、
「いつまで、こんなこと続けるんだろう」
という気持ちにさせてくれるし・・。

私はネガティブではないのだけど、事に当たっては
考えられる最悪の事態をまず想定するので、
自分の体調がおかしいとなると、
「万が一今年中に私が倒れたらどうする?」
とかまで考えてシュミレーションしちゃうので・・・。
「私が手を離したとたんに、留年とか退学になってしまう状況に
保険をかけずに大丈夫だろうか」
とかね、考えることが増えてしまうわけです。
「普通級」→「上級学校潜り込み」→「資格取得」→「就職OR玉の輿!」
という予定(笑)ルートのうち、かなりの部分までが鬼母のサポートを必要とするでしょ。
では、それが無くなった時に、さぁどう道筋をつけるのか。
そんなことも、調べずにはいられない鬼母なのです。
で、更に自分の時間を減らして疲れが抜けなくて、余計イライラしたりするんですけど・・・。


こんな風に書くと、すっごいマイナス面ばっかりのようですけど、
生物とか日本史とか化学とか、時間をかけて何度も繰り返してきたものは
ちゃんと成果出てるし、成果出るところまで来るのにかかる繰り返しの量は
1年前に比べても格段に減っているのがわかりました。
また、点数取れなかった科目にしても
解答用紙を埋めるスピードはかなり上がっているようで、
白紙部分は(保健と家庭科をのぞいて)殆どありませんでした。
埋めりゃぁいいってものじゃぁありませんけど、
問題の意味がわからずに、時間ばかりが過ぎていった頃を思えば
長足の進歩ではあります。
つまり、成人後の彼女に必要な
「言葉や文章の中身を理解していく力」
に関しては、ありがたいことに、やっぱりあがってるのよね。


さて、週末は家庭科のテスト直しと、各教科の予習です。
テスト直しで使ってしまった時間を、
「先手必勝!」の勉強法に切り替えなくてはなりません。

あぁ、我が家の混沌はいつ解消されるのでしょうか・・・・。



ホッと一息。

2010-06-03 19:15:14 | 1年算数
今日はダラダラ過ごします。

のんびり娘は、学校の図書室で借りた本を読んでます。
ページを繰るスピードはゆっくりだけど、年齢的にさほどおかしくはないレベルの本を楽しめるようにはなったようです。


のんびり娘の工夫なのかな。栞になっている紙辺を、時々ガイドがわりに、よんでいる行に合わせて動かしているの。
それから、唇は小さく動いてる。まだ黙読では中身が取りにくいのね。

でもさ、自分のペースで読書が楽しめるのなら…

イラストとか絵とかの助けなしに、活字の世界に入っていって、楽しめるようになっているのが嬉しいなぁ。

リウマチの治療法

2010-06-02 23:58:28 | 母の作戦、考え
「リウマチの名医!」
と、強く勧められて通い始めたのだけれど、
名医先生、一方的にお話しして、こちらの状況にはなんだか無頓着。

治療法についての説明も、どちらかと言えば、
「プロに任せなさい!」
という雰囲気で、質問できるような雰囲気でもなくて・・・。

他の患者さんにまくしたてているのを聞いているのはおもしろいんだけど、
「専門家」過ぎて気になるんだなぁ・・・。

リウマチに限らず、長期に薬を服用したりする場合、
やっぱり副作用が気になるわけで、
予想される副作用のデメリットと、受ける効果のメリットを
しっかり天秤にかけてからじゃないと、
納得できない気質の私には合わないかも・・・
なんて思い始めています。


私の手指の変形は、リウマチかもしれない。
(改めて行った血液検査ではリウマチ因子は陰性、全て正常値の範囲でした。
でも、指の腫れ方やレントゲンなどの状況を見て、その先生は
「私はリウマチだと思います!」と診断されました)

リウマチならば、早くに叩く方が「正解」なのかもしれません。

でも、この指と私は8年付き合ってきたわけですし、
そんなに困るほど痛むわけでもないですし(変形は嫌よ。白魚のような指になりたいわ)、
副作用の予想される薬を使うメリットはどの程度あるのか。
或いは、この段階で使わなかった時のデメリットはどの程度のものなのか。

そういうことをちゃんと伺ってから治療していただきたいんですよね。

紹介していただいた方によると、
「日本一のリウマチの名医」だそうなんですが、
どうも、その病気だけを見て、私という人間の体全体を診ていただいている気がしないんです。

気になったので、ネットでまたあちこち読んできましたが、
最初の診察時から打たれている筋肉注射のシオゾールには
結構な副作用もあるようです。
肺炎とか、腎機能の不全とか・・・
鬼母、まだまだ病に倒れるわけにいかないのですけどね。
この名医さんからは、使用にあたっての相談とか、
副作用の説明とかもなかったです。


セカンドオピニオン、どこかで受けてみようかと思います。

試験勉強を通して感じていること

2010-06-02 22:40:00 | 高校生のお勉強
試験勉強は大変です。相変わらず、彼女任せにはできないところが多いし、
時間も労力も掛かります。

でも、やっぱり成長は感じます。

いきなり広がっていく(のんびり娘の把握が甘くて)試験範囲。
とり組まなきゃいけない問題集のページ数と時計を眺めて、
「こりゃぁ、無理だ!!」
と焦る鬼母の読みを、良い方に裏切って、
ここまでのところ、なんとか全ての問題集やプリントをやり遂げました。

問題を読むスピード(未だに全ての問題を音読してます。)が上がってきているんです。
「音」と「形」という結びつきで頭に突っ込んできた漢字も、
少しずつ「意味」で取れるようになってきているようで、
読めない漢字からも意味を推測することが出来るようになりつつあります。
これは、言葉を記憶する上でかなりプラスになる能力です。

それから、中身を把握する力もあがってきているように思います。

教科書やノートでは、いまひとつ理解しきれなかったことを
鬼母の「噛み砕き」で理解させていくのですが、
言葉の理解が進んできたので、この時に鬼母が使う言葉の
語彙も増えました。
わからないかなと、もう一段階砕こうかと構えていると、
すんなり理解して次に進むことができたりします。


中学時代、一日10時間とか11時間とかお勉強したことも(何回もです)ありました。
時間はどの生徒さんにも負けないけれど、学習できた内容は他のお子さんの
数分の一という状況を、よくまぁ乗り越えてきたなぁって思います。


今回のテストで成果(点数)が出るかどうかは???のままですけどね、
学習に関して、一番きつい峠は越えたような気がします。



あと1日!!!

2010-06-02 22:18:51 | 高校生のお勉強
明日は家庭科と化学です。

のんびり娘も私も、もうフラフラですが、
終わりが見えているので今日もまぁまぁ頑張れました。
化学はまぁ準備できたかと思います。

ただ、家庭科は明日も早起きして
学校までの送りの車中も利用して
おさらいしなきゃ、かなり危ないかな。
なにせ、2か月分の授業内容
殆ど全部おさらいしないといけないから。

今、家庭科は実技系ではなくて、
家族とか自立とか、ライフスタイルとか、
労働に関する法律や家族関係の民法などもでてくるところ。
ノートはきれいに取っているんですけど、
中身はと言えば、わかっていなかった部分が多いみたい。
鬼母流「噛み砕き」「身近なモデル」を使って
の教え直しで、語句と中身をつなげていく
作業も入り…暗記する時間が十分取れなかったわ。

もう少し踏ん張らせたいところだったけど
、のんびり娘の脳みそが夢の中をさまよい始めたので
今日は9時少しすぎには終わりにしました。
明日もまた早起きしなきゃ。

あーーーー、明日の夜は寝るぞ!!!

通級先の先生のこと。

2010-06-02 21:34:54 | 学校や先生について
先日、「運動会」で頑張った1年生の君のことを書きましたが、
その記事の中で「学校脱走事件」のことも少し触れてましたね。

今日は、そのことを少し書いておこうかなって思います。

その日は、T君の通級の日でした。
別の小学校にある情緒級に、毎週1回、午前中だけ通級しています。
ご家族の方がそこから、T君を連れて、給食に間に合うように帰ってきてくれるのですが、
その日、T君が戻ってきたとき、1年生はちょうど校庭で
運動会の直前練習のまっ最中でした。

服も着替えないまま、その練習に参加して、
最初は「はしらない!!」って嫌がった風だったのに、
担任の先生がごく「当たり前」って顔をして、
「走らなくていいからね。」
と、スタートラインに並ばせると、
その気になったのか、
「走ってもいい?」
と聞いて、皆と全力疾走してました。

自分の番が終わった後は、その辺りでぷらぷらと「見学」
していたのですが、
授業が終わって、皆が教室に戻るどさくさ時に、
(うかつなことに、私も着替えで校舎に入ってしまいました。
3クラスの担任の先生3人がそろって外にいたので油断しました。)

着替えをした私より、一足早く教室に戻った担任の先生が
T君のいないのに気付き(ランドセルは置いてありました)、
周辺を捜しましたが、いつもウロウロしている
階段周辺や、保健室周り、トイレなどにもいません。

下駄箱を見ると、靴がないので、校舎を一周しましたが
見当たりません。
(私はその間、そのクラスの給食の支度を見なければならなかったので、
動いたのは担任の先生です)

最近の学校はセキュリティがしっかりしていて、この学校も
普段は電子錠で施錠がしてあります。
外から入る人は、インターフォンで中にいる人に開けてもらわないと
入れませんし、中からは、扉近くのボタンを押して解錠しないと
門は開かないのです。

ですが、どう見ても校舎にはいない。
ということで、担任の先生、T君の大好きな
近所のおばあちゃんの家に走りました。
そこにいたんですね。

T君、いつの間にか鍵の開け方を覚えてしまっていて、
帰りたくなってしまったこの日、自分で試してみたようです。
(解錠用ボタンの位置は、その日のうちにT君が背伸びしても届かない
高い位置にうつされました。)

無事に学校に戻ってきたT君、給食はしっかり皆と食べました。


さて、なぜT君が(普段の教室脱走では、担任の先生や私が捜してくれるのを待つように
大概決まった場所にいる子です)学校を抜け出して家に帰ってしまったのか。

これまでの様子を見ると、原因はどうも通級にあるような感じがするのです。
通級から戻ってきた日は、なんだか調子が悪いのです。


通級に付き添っているご家族と、立ち話する機会があるのですが、
こんなことを言われたことがあります。
「お友達に、暴力とか振るったりするのが一番心配なんです。
今日も、(通級の)S先生に椅子を振り上げてしまって・・・。」

「へっ??」
って思いました。

T君、学校では時々「やりたくない!」が出るものの、
追い詰めなければ、それほどの乱暴をする子ではありません。
体が大きいので、力を抜いたパンチでもお友達には
効きすぎたりしますから、その辺りは気をつけて止めるようにはしていますけれど、
見ていると、本人なりに手加減をしているようです。
そして、T君は、気分転換が割合できやすいタイプで、
何かお仕事を頼んだり、笑わせたりすると、
怒りモードからすっと変わってくれることの多いお子さんなんです。

そのT君が、「椅子を振り上げて怒る」
ような状態を、なぜ「通級」で作るのだろう。

だって、そういう状態にさせないために「情緒級に通級」しているのではないの??

少人数で、それぞれのお子さんに合わせた指導が出来るのに、
そんなに怒らせるほどの対応をしなきゃならならない理由がわからない。

ご家族のお話からすると、どうも毎回お説教を食らうらしく
(しかも、別室30分とか長いらしい・・)、
「注意されること」が大っきらいなT君の堪忍袋が
ビリビリになったところで、学校に戻ってくるようなことになっているようなのです。


この状況には、こちらの学校の担任の先生、怒る怒る。
その他にもいろいろあって、
「はっきり言って、あの先生がいるところには行かせたくない!!」
のだそうです。
私は直接の面識がないので何とも言えませんが、ご家族が
通級に行ったことでかえって不安を増しているようなのを見ていると、
「なんのための通級なのよ!!」
って思ってしまいます。

ただ、担任の先生によると、
この通級の1,2時間目の体育(というのかなぁ・・)を担当されている先生は、すごく素晴らしい方らしく、子供たちを楽しくそしてハードに動かすのだそうです。
体をしっかり動かすことって大事だと思いますし、
T君もそこはすっごく楽しみにしているようなのです。

「通級」そのものが悪いのではなく、たまたまT君の通級担任になった
S先生がT君の指導者としては不向きなんだと思いますが、
それにしても、保護者を不安にさせ、児童を不安定にさせる
先生を配置しないで欲しいものです。

試験範囲

2010-06-01 22:47:24 | 高校生のお勉強
高校生になって最初の試験。
何が困っているかって、「試験範囲の把握」です。
中学では、1週間前に、日程と範囲がプリントで出されたので、
把握には苦労しなかったのです。

でも、高校からはそうはいきません。
日程も範囲も、先生方が仰るのをちゃんと聞いてこなければいけません。
一部教科と、日程に関しては貼りだしもしてくれたようですが、
授業内で口頭で紹介されたものについては、のんびりむすめはなはだ心もとないです。

例えば、英語のW(ライティングのことらしい・・・)とR(リーダーだと思います、たぶん・・)。これはてっきり同じ時間にやるんだと思っていたら、
Wだけ、テスト期間の前に授業の中で行われれていました。
「他の子たちは、『えーっ』とか言わなかったの?」
と聞いたら、「ううん。」
というので、きっとのんびり娘だけが聞き洩らしたのでしょう。

他の教科にしても、テスト範囲がのんびり娘の申告通りでよいのか・・・。
ノートや問題集などのチェックをして問いただすと、
範囲は最初の申告より広がっていくんですよね。

今日勉強した生物も、最初は、
「このプリントだけをやればいい(細胞の各器官について図と言葉でまとめてあるプリントです)」
と言っていたものが、
「あれ、ここもノートに書いてあるよ?」
「この書き込み、試験範囲じゃないの?」
と、私が聞くたびに
「そうそう」
が始まっちゃって・・・。

結局、ほぼ全部学習し直しでしたから、休んで良かったです。

苦手な国語ももう少し丁寧にさらいたかったし、
出題の中身をかなり具体的に書いてくださってあった(数少ないメモのできていた教科である)古典の「覚える問題」を、もっともっとしっかり頭に入れさせたかったのですが、
時間切れです。


明日はさすがに休めません。
化学と家庭科。彼女が一人で取り組めるように準備をしっかりしておかなくては。
そうそう、化学に関しては、この間紹介した「スイへーリーベ」の歌が
かなり役立ってます。歌だから、元素記号を順序良く覚えられるので助かります。
今は、言うだけならたぶん、ストロンチウムあたりまで。
書くのは20までと金属元素の主だったものは大丈夫そうです。


さぁ、あと1日。頑張りましょうかね。