一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

サンタ到来

2016-12-10 08:13:39 | 雑記

      毎年、師走になるとやってくるピアノ調律師のおじさん。
       今年もやってきました。
      「いやあ早いですね。1年がたつの」といって。

      来るなり、ピアノの鍵盤の模様のついたエプロンを掛けて
      仕事に取りかかる。
      ちなみにこのエプロンは認定を受けた調律師しか掛けられ
      ないそうだ。

      おじさんは手を動かしながら
      (同時に全身で音を聴いている様子)
      口も動かす。

      こちらは所在ないので、
      その間、PCに向かったり本を読みたいのだが、
      おじさんは放してくれない。
      
      ピアノに何の知識もない私は仕方なく世間話をする。

      Q 調律って、誰がやっても同じなのですか。
      A 違います。
        たとえば同じ曲でも、指揮者や弾く人によって違うでしょう。
      Q なるほど、それは分かります。
        クラシックでも、指揮者やピアニストによって、こんなに
        異なるものかと……。
        でも、調律となると、ある一定の基準があるのではないですか。
      A もちろん、決められた音の高さ、みたいなものはあります。

      Q 音の高さ、といっても幅があるということ?
      A 音の高さは変えられないのですが、幅というより、
        人の耳に心地よい音と、数字的に正しい音は、必ずしも一致
        しないんですよ。
      Q な~るほど。
        正しい音で、なおかつ、
        人に心地よい音をつくっていくというのが使命なのですね。
      A 調律師は誰でも、計算上、正しい音がつくれるように訓練を
        受けています。
        でも、人の耳には数字的にぴったり合っても、少しずらした
        方が心地よいというような感覚があるんです。
        もちろん許される範囲の微妙なズレなのですが。
        
      それからおじさんは、
      「なかには、ぴったり合った音が好き、という人がいます。
       とくにクラシックをやった人は、小さい時からきっちり合った
       音で育っているので、合っていないと気持ち悪いようなんです」
      といった話をされたが、
      私はその分野ではないので、なるほど、なるほどと聞くだけ。

      ピアノといっても奥が深いのですねえ、という感想でした。

      おじさんは小1時間、手を休めずに仕事をして
      忙しいサンタクロースのごとく、次の仕事場に去っていきました。

      

 
        




        
      

      
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