一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

万朶の桜

2018-03-31 14:39:06 | 季節


        桜は満開、
        お天気もよし。

        一週間に1回しか行かない店まで、
        山越えをして歩いて行った。

        高台にのぼって遠く、近くの山を見れば、
        あちこちに桜が咲いて、
        山全体がちょっと薄ピンクに染まって
        ぼーっとかすんで見える。

        こんなに桜の木があったのだ。
        この季節になると桜の多さに驚かされる。

        春に嵐はつきものだけど、
        今年はお天気にもめぐまれて、
        絶好のお花見日和。

        歩くところ、
        行くところ、
        桜、桜、桜。

        まさに、
        万朶の桜である。

        なぜか、小学校の校庭にあった桜を思い出す。

        入学、卒業と桜は付きもので、
        いい時ばかりではない、
        涙した日もあった。

        「ハレ」の日、
        「ケ」の日。

        いつしか、来し方、行く末を考えている。

        人はなぜ、桜に人生を重ねて見るのだろう。
        これほど人生とオーバーラップする樹もめずらしい。

        ぱっと開いて、ぱっと散る。

        その潔さに人は惹かれるのかもしれない。

        雌伏350日?

        そうだ、
        桜は一年のほとんどを、
        この数日のために、力を溜めこんで
        満を持して花を咲かせるのだ。


        今日で弥生はサヨナラ、
        明日はもう卯月。
 
        さ、コーヒーをいれてひと頑張りしよう。


        ※ カマクラ山の桜
          下では女性二人がシートを敷いて
          花見をしていた。
        
        

普段着は手洗い

2018-03-28 14:35:00 | 雑記


       まさに春うらら。

       桜、満開。

       向かいの屋根越しに、鎌倉山の桜が見えます。

       桜、桜、桜。

       森山直太郎の 
       ♪ さくら さくら のメロディが
       口をついてでます。

       パソコンに向かって仕事をしていたら
       ”こうしちゃいられない”気分になって
       ウール類の洗濯。

       普段着は手洗いです。
       (それでなくてもわが家のクリーニング代は相当なもの)


       ※ 手洗いしたセーター、マフラー、手袋。
         ポリ桶には洗うのを忘れたカーディガン。
         明日、やっつけましょう。
       

冬じまい

2018-03-25 15:56:20 | 雑記


        ニュースを見ていたら
        東京ではこの週末が花見のピークだとか。

        昨日、このブログで「花冷え」を掲載した
        ばかりだが、
        今日は朝からぽかぽか陽気。
     
        桜も一気に満開となるであろう。
        でも、あんまり急がないでほしい。
        ゆっくり桜を愛(め)でたい。

   
        目下、原稿とにらめっこの日々で
        ウジウジ、イライラと余裕はないが、
        朝からの陽気に誘われて、
        私の寝室のベッド脇に敷いていた
        電気カーペットを思い切って取りはずした。

        一日、ベランダで陽にあてて消毒(?)して
        ごらんのようにクルクル巻いて納戸へ。

        冬ものの衣類の整理、セーターやマフラーの
        洗濯をしなくちゃ。
        
        ああ、季節の変わり目は家事に、雑事にと
        忙しい。

        こうして一年はまたたく間に過ぎるのね、
        という実感。
      
 

     

花冷え

2018-03-24 09:07:40 | 季節


        このところの寒さにウグイスは声をひそめ、
        桜も自重してつぼみを開かなかった。

        それでも東京では平年より9日早い開花宣言
        だったとか。

        カマクラはちょっと僻地だから
        開花はいくらか遅れたが、
        ここ2~3日、あちこちで花びらを見せはじめた。

        しかし、
        この季節になると毎年ニュースになるほどの
        開花宣言、
        外国の人にとっては異様なものだそうだ。

        (新聞からの情報だが)
        明治時代に来日した米国の女性旅行家・
        シッドモアさんは、
        著書『日本・人力車旅情』にこう記している。

        「桜のつぼみが顔を出し、膨らみ、徐々に
         花開く、これは一般大衆の主要な関心事である。
         だから地元紙は開花予報などの速報を
         毎日伝える」

        老若男女、誰からも愛される桜だが、
        そこには、花開いて数日しかもたない花だからこそ、
        愛(いと)おしい気持ちが湧いてくるのだろう。
   
        イギリスに長年住んだことのある知人の話だと、
        英国にも桜はあって、
        1ヶ月も咲いているそうな。
    
        それだからかどうか分からないが、
        桜だからといって、誰もことのほか大騒ぎすること
        はないらしい。

        いや、私の云いたいことはそんなことではなかった。

        いくら寒くても、
        自然というものは、ちゃんと帳じりを合わせて、
        季節がくるとちゃんと花を咲かせる、
        ということだった。

        この季節になると、
        毎年、そのことに驚かされるのである。


        ※ やっと開いた、隣家の庭の桜     
    
        

まさかの…

2018-03-21 14:04:15 | 季節


        今日は春分の日。

        太陽が真東から昇って
        真西に沈み
        昼と夜の長さがほぼ同じになる日。

        実際は、
        昼が夜より十数分長いのだとか。

        いずれにしても、
        春うららかな祝日と思いきや、  
        まさかの雪!

        あさ9時で庭も道路もまっ白。

        車も綿帽子をかぶったようです。

        これ以上、
        ひどくならなければいいが。

100歳人生 生きるヒント

2018-03-18 13:51:48 | 人生


         いろいろ調べていて
         昔の文豪、歌人は早死にだと気づいた。

         石川啄木 26歳
         芥川龍之介  35歳(自殺)
         太宰 治   38歳(自殺)
         夏目漱石   50歳

         「人生50年時代」ですからね。
         自死した芥川、太宰は別としても、
         夏目漱石は長生きだったのかもしれない。

         ところが、今や
         「人生100年時代」だ。

         政府ですら
         「人生100年時代構想」
         を打ち出したのですよ。

         こんなことを思うのも、
         美容院にカットしに行って
         五木寛之著の『百歳人生と生きるヒント』
         を見たから。

         そういえば、
         吉野源三郎さんの
         『君たちはどう生きるか』が
         大人気だそうな。
         (私は読んでいない)

         でも、
         これは、あくまでも人生の前半を生きる人への
         メッセージでしょう。

         我々(私)のような青年期、壮年期をとうに過ぎた
         人間はどう生きればいいの??

         五木氏はこういっています。


         50代 下山の人生歩む覚悟を
         60代 生活をリセットする
         70代 下り途中の丘を楽しむ
            70代こそ黄金期

         そして
         80代 しがらみ捨て自由に
            後退する勇気を持ち
         90代 無尽蔵の記憶に遊ぶ

         どの世代にも通じるのは
         群れに身を置きつつも、周囲に迎合せず
         悠然と生きることだとか。

         ああ、果たして……


         ※ 桜に先んじて満開になった
           遊歩道のユキヤナギ         



         

ご縁があったか、無かったか

2018-03-17 08:58:29 | 雑記



        新聞で、
        潮田登久子(78歳)さんの写真集「本の景色」が
        土門拳賞を受賞したことを知って、
        あっと声をあげた。

        なぜなら、
        「島尾伸三・潮田登久子」の写真について
        原稿を書かないかと云われ、
        熟慮の末、お断わりさせてもらったばかり
        だったからだ。

        残念だったけど、
        写真について私は何の見識もない。  
        見るのは好きだけど。

        夫の島尾伸三さんについては
        著書が何冊かあって、   
        読んではいたが、
        妻の潮田さんの写真集はなかなか手に入らない。
        (高価でもある)

        それに、
        いま抱えている原稿でいっぱいいっぱいで、
        余裕がなかったこともある。

        ただ、島尾伸三(写真家・作家)と
        潮田登久子(写真家)
        の関係には興味があった。

        なかなかユニークな夫婦で、
        奥さんの方が8歳上。
        どちらかというと、
        潮田登久子さんと云う人物に惹かれる。

        新聞によると、
        潮田さんは「本」の魅力にとりつかれ、
        古書店や図書館に出かけては撮りまくっていた。

        「痛々しく包帯を巻かれたボロボロの本に驚き、 
         小学1年生が付せんでブロッコリーのように
         した辞書に笑い、時代、社会、人々の営みを
         背景に無限に広がっている本の世界の魅力に
         気づいていった」

        本を単なるモノとして見られなくなった、
        ということであろうか。

        今度、機会があったら、
        是非、なまで潮田さんの写真をみたい、
        と切に思う。
               
 

初鳴き

2018-03-11 10:43:04 | Weblog

   

       昨日、3月10日に
       ようやくウグイスの初鳴きを聴いた。
       寒さのなか、ひと声だけ。
       ケキョ、と。

       例年なら
       3月2日か、3日なのに
       1週間ほど遅い。

       ちょっと暖かくなったと思ったら
       寒さがぶり返してきたせいであろう。

       そして今朝11日は、
       三ケ所で鳴いていた。

       ホ~ホケキョと
       歌うがごとく、
       話しかけるがごとく。

       それは、
       満を持して、
       という感じだった。
 
       寒さのなか、じっとこらえていたに相違ない。

       さ、私もウグイスの鳴き声に背中を押されて
       頑張ろう。
  

       ※ 雪の降った頃から咲いている
         庭のクロッカス

夜間工事

2018-03-08 17:24:12 | 雑記


       いやあ、驚きました。

       昨日、今日と寒のもどりで真冬のような寒さ。

       夜9時過ぎ、チビを寝かせようとしていたところ、
       外がぽわ~と明るいのです。

       えっ、何?

       おそるおそるカーテンをちょっとあけて見ると、
       巨大なカボチャのような明かりが灯されている!!

       なんと、わが家の前で舗装工事が始まったのです。

       夜間にやる理由、って何?
       しかも氷雨が降っているのです。

       日中だと車の往来があって、邪魔?

       わざわざ夜間に工事をする理由は分からないけど、
       この寒さ、
       雨の中、
       私は変わらず、ぐっすり寝させてもらいましたが。

       本当にご苦労様なことです。

       朝4時半に起きたら、まだ工事はやっていました。

       夜間はほとんど車も(もちろん人も)通らないのに
       ちゃんとガードマンも旗をもって見守っています。

       朝、7時前には終わって、
       トラック2台、4~5人の作業員も引き上げていきました。

       いやあ、お疲れさまでした。

取り込み中

2018-03-04 10:28:57 | 雑記


       いやあ、取り込んでいます。

       4月上旬締切りの原稿を書くために
       数冊の本を読まなくてはならず。
       (それも分厚くて、苦手な分野の本ばかり)

       私は仕事が遅い。
   
       不器用で遅筆でもある。

       だから机の上は本と資料、メモ用紙ばかり。

       目も当てられないほど散らかっています。

       おまけに、この陽気で花粉症がひどく
       目がかゆい、鼻水は出る。
       たまらなくなって薬を飲めば
       眠くなる、体がだるい。

       集中力がなく、小一時間も机に坐っていると
       頭がぼーっとして、時間のロスなり。

       カツを入れるために、
       朝から二杯目のコーヒーを飲もう。

       なんとかして、この時期を乗り越えねばッ!!