ついでにといっては何だが、
ヘビについて。
チビが学校の図書室で絵本を
借りてきた。
『へび のみこんだ
なに のみこんだ』である。
ヘビが次々に飲み込んでいく
のだが、その発想が面白い。
お腹がすいてアイスやリンゴ、
ぺろぺろキャンディを飲み込む。
次に「うるさい」から
鶏(オンドリ)を飲む。
「気味がわるくて」タコを飲み、
「つよくなりたくて」ライオンを
飲み、
「早く走りたくて」車を飲み、
「大きくなりたくて」山を飲み、
途中、「大好きだから」
女の子のヘビ(メスヘビ)を飲む。
(この頁の絵が可愛いらしい)
最後に、
「光がほしくて」
とうとうお陽さまを飲み込んで
しまった。
その都度、飲み込んだヘビが
オンドリの形になったり、タコに
なったり、車になったり、山の
形になったり……。
最後の太陽のところで
絵本に収まりきれないヘビの姿。
この絵本は「ヘビ」になぞらえて
細長く作ってあるので、できれば
前頁載せたいところだが、
スキャンができない。
ふつうなら避けたいところのヘビ
がこんな風に愛らしく作ってあり、
意外な展開が意表を突く。
※ つぺらつぺら作で
絵本の社発行