「出藍の誉れ」、再び想う

2013年05月31日 | アトム電器
(本日の社長会で、アトム加盟店メッセージ集・2013年版を読みました)


本日はアトムの社長会、はびきのコロセアムに出かけます。
帰りです。
今日は良い天気でした。日が長くなりましたな~、舞鶴道の春日あたりで西の空、夕焼け空です茜色、我ふるさと但馬の空は真っ赤に燃えてるきれいです。

春日・豊岡道を西に向かってトンネル抜けて、走って走って進みます。
但馬に通じる丹波路は、トンネルばかりの道路です。そのトンネルを一つ抜けます夕焼け空は少し薄っすら茜色、二つ抜けます夕焼け空は段々普通のピンク色、五つも六つも抜けまして、遠坂峠のトンネル抜けて但馬路ふるさと入ったころは、夕焼け消えます薄暗くなる、アトムの社長会での出来事想って走ります。

本日の社長会ではアトムのフランチャイズパッケージの話がありました。
今日のブログは、このことを書いてみようかと考えながら走って帰って座ります。何ですか、2年前に「一隅を挙げて教え、三隅を教えず」と題して、アトムのフランチャイズの仕組みを書いてます。
中身は今日も全く同じでした。そのままそっくり書き写します。



2年前のブログ   アトムは「一隅を挙げて教え、三隅を教えず」を超えて

アトム電器チェーンは、街の電気屋さんのフランチャイズチェーンです。
そもそもフランチャイズチェーンって仕組みは、別に法律的な定義が存在するわけではありません。本部があって統一的なノウハウ(のれん)に従って、傘下の加盟店は営業活動をするわけですね。
コンビニのように、店舗の形に看板や、陳列する商品に接客方法、売り方スタイル、商品管理に経営管理、なにからなにまで金太郎アメのようにどこから見ても「いっしょですよ~、同じ形ですよ~」と、それがウリです「のれん」そのものがブランド化してますね。
アトム電器チェーンもフランチャイズチェーンと云っていますが、街で見掛けるコンビニのようなチェーン店をイメージしますと、とんでもないですなかなか中身はユニークでして、ちょっと変わったチェーンです。

と云うのもですね、先日ブログでもちょっと載せます書きましたこの本です「アトム電器の秘密」、それを読んでて感じます。
「アトム電器の秘密」の140ページは第5章です。
「アトムの経営と理念」が載ってるユニークですね。本の中身を少しだけ紹介しますこんなことですね。
街の電気屋さんがアトム電器チェーンに加盟しますとどうでしょうかね、普通ならばあれこれ規則や商売の細かい指示があると思う、ところがアトム電器チェーンには、店名看板変えるも変えぬも自由で、加盟店を縛るルールがほとんどありません。
加盟店の経営に関しては、オーナー経営者の「自己責任」に委ね、本部が経営にくちばしを挟むようなことはない。と書いてありますホントです。
続いてこうも書いてます。
そうしたアトム電器チェーンの方針に関して、井坂氏(注:アトム電器本部長)はこう説明する。
「フランチャイズチェーンのノウハウは四つあるというのが、僕の考えです。ひとつは『仕入れ』です。二つ目が『販促(販売促進活動)』、三番目が『情報』、そして四番目が『経営ノウハウ』です。うちの場合、四番目の『経営ノウハウ』を捨てました。その代わり、他の三つは日本一でなければいけないと社員に朝から晩まで言い続けているんです。実際にそれを実現しているかどうか分かりませんが、四番目を捨てたわけですから、他の三つを一番にするように仕事をしなければいけないと思っています」
さらに、四番目を捨てた理由に触れる。
「なぜ四番目の『経営ノウハウ』を捨てたかというと、僕は基本的に経営は経営者自身がやるもんだと思うからです。経営者が経営するのだから、経営のノウハウは自分で磨けという考えです」と書いてありますその通り、アトムのフランチャイズの考え世間と違いこうですね。
『仕入・・・価格のこと』は、大型量販店と戦えるレベル、『販促・・・売り方、売り出しキャンペーン、販促材料のこと』は、どんなところよりも豊富で元気なものを、そろえて使い方は加盟店の自由にまかす、『情報・・・世間(大型店)相場、販売価格を調査』して、加盟店がお客さまに自信を持っておすすめ出来る、そんなノウハウが一番だと書いてありますね。
「仕入れ」、「販促」、「情報」の三つのフランチャイズパッケージを加盟店に提供しているから、FC料をもらってそれ以上の価値を売っている、なのでアトムチェーンは正真正銘のフランチャイズチェーンだと述べてます。

論語・述而(じゅつじ)七の八章にこんな言葉がありますね。
「子曰、不憤不啓、不悱不發、擧一隅而示之、不以三隅反、則吾不復也(子の曰わく、憤(ふん)せずんば啓せず。悱(ひ)せずんば発せず。一隅を挙げてこれに示し、三隅を以て反えらざれば、則ち復たせざるなり。)」と出てますね。
“一隅を挙げてこれに示し、三隅を以て反えらざれば”とは、四角の物の一隅だけを挙げて教え、残りの三隅は教えずに、自分で分からせる。もしその一隅を教えても、自分で他の三隅を理解できない者には、再び説き教える必要はないと孔子はおっしゃってますね。
アトムのノウハウは三つです。
三隅を教えて、あと一隅の「経営」はそれぞれ加盟店に任す、加盟店は工夫に工夫を重ねて進歩して、日がたち年月過ぎると、そこには凄いよ凄いです。アトムのお店は凄いです。
アトムの理念を昇華して、「出藍の誉れ」の花が咲きますね。


ところで、この日のブログで「出藍の誉れ」ってことを書いてます。
本日配られました「アトム加盟店のメッセージ集 2013年版」を読んでいまして感じます。

アトム本部から全国の電気屋さんへ、アトムの姿を知っていただくためアトム加盟店メッセージ集というパンフレットを作っています。その2013年度版なのです。
中身のアトム加盟店の紹介記事を読んでいまして感心します。
アトムの経営理念やその心がけ、十分にくみ取り活躍の姿、とても立派なお店がいっぱい載ってます。
これも、ずっと昔のブログに載せた「出藍の誉れ」を思い出しますホントです。

羽曳野からの帰り道、車で走っていつもです。その日の会議の中身を想い、ブログの話に繋ぎます。
今日は「出藍の誉れ」を再び想うものでした。



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