日記

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「あしたも着物日和」 近藤ようこ

2011年02月14日 | 読書
写真は数年前作った飾り壺。ボッティチェリーのヴィーナス誕生に似た柄の転写紙でとても気に入っていたのに、今はありません。

トイレ前のハーフムーンテーブル(三本足の壁にくっつけるタイプの半円形テーブル)においていたら、寝ぼけて転びそうになった夫がテーブルに手をついて転がし、割ってしまいました。当然私は激怒。

「なんで割るのよ」「どうしても手をかけんと転ぶとこだった。けがしたらどうする?」「けがぐらいすりゃいいじゃないの。けがは治るけど割れたものはもう元に戻らない」

顔のところが割れなかったのは不幸中の幸い。かけらを今も持っています。

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漫画家さんの、着物を着始めたころから今に至るあれこれの体験をわかりやすい漫画でたどったもの。自慢たらしいところがなく、好感を持った。

仕事一筋の独身で、ほかに何の道楽もないからと着物を着始める。冠婚葬祭はほとんどなく、カジュアル~パーティの大げさでない着物がいろいろ。手入れ、手直しのことも詳しい。最後は自分で着物一枚縫っている。縫うと仕組みもよくわかるそうで。

自分で働く人は、自分へのご褒美としてという名目もたつけれど、主婦の私はこれからも節約着物生活をまっしぐらに歩くしかないのでした。

この中で、わが故郷のH織りが紹介されていて嬉しかった。織り元のI本舗は同級生の実家。ワッフル織りのような涼しい生地の浴衣を私も若いころに一枚作りました。今は弟さんが継いでおられるようです。

まだまだ各地、いろんなその土地だけの織りがあるはず。普段着だけど、手織りってとっても高い。晴れ着にはならないそんな着物を着るのが本当の通、本当の贅沢かもしれない。着るときつと心豊かになるだろうし、その話を読むだけで、こんなにも心に余裕が生まれる。

実用と効率ばかり言い立てる世間についていくのも疲れます。ところで勝間和代さんって着物着るのだろうか。
テレビでは見たことないけど、ここ一番というときには着るのかもしれない。
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