日記

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秋の比治山(ひじやま)

2010年11月22日 | 広島案内
比治山は広島市にある低山。元は広島湾に浮かぶ小島だったが、長い間の堆積と干拓で市街地に取り囲まれ、現在では貴重な自然の残る場所となっている。



東側から登る。爆心地の反対方向なので、アラカシなどが繁茂、原生林の面影が残る。この付近は貝塚も発見されている。



日当たりのいい斜面にはクサギの実が。園芸種、南アフリカ原産のゲンペイクサギと同種。あれほどではないけれど、赤白の花は六月ころ咲く。



イヌビワ。イチヂクの仲間。黒く熟した実は食べられる。



カクレミノ。ヤツデの仲間。こちらも実りのシーズン。



ハゼ。ろうそくの原料。



山に上がると公園に。ケヤキは公園樹の代表
ん???、そばでは焼き肉パーティの最中。



ユリノキ、別名ハンテンボク。おおらかでユニークな葉。好きな木の一つ。(何でも好き嫌いでわけてしまう私の悪い癖)



広島は陸軍の町。西南戦争~太平洋戦争の犠牲者が眠る。外国人の墓碑もあり。



戦前の教科書に必ず載っていた有名人。日露戦争の時のラッパ手でしたか。。。。



NHKの放送塔と放射線影響研究所(旧ABCC)、現在は日米で協力して被爆者の医学的データを蓄積。
かまぼこ型の独特の建物は日本の地震に備えてのことだとか。

モミジの鮮やかな紅葉もいいけれど、そうでない木々も秋の装い。楽しみました。

井上ひさしの「父と暮らせば」の中に「…比治山の松の緑が…」という一節が。
が、実際はカシ、シイの極相林、ケヤキ、ソメイヨシノなど公園樹が中心。マツはまず見かけない。

松林よりは植物の種類が豊富で楽しいかも。子供たちの遠足でもよく来たところ。
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4 コメント

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こんにちは (寅次郎)
2010-11-22 11:12:49
「旅と着物と本と」さん、こんにちは。
広島市の比治山。散策には手頃な山のようです。
ところで、貴女は植物に詳しいですね。
私などは山登りをしても知らぬ名の植物ばかりです。
陸軍墓地は太平洋戦争はともかく、西南戦争~というのに重みを感じます。

「ゆっくりいきんさい たのしゅうやろうや」
わざわざノボリをたてるところがユーモラス。
 
寅次郎さまへ (管理人)
2010-11-22 18:26:29
こんばんは。標高70mくらいの低い山で、頂上が広くて公園になってます。美術館もあります。

町中から歩いて行ける手軽な自然、市民に親しまれています。

植物の名前は自己流なので間違っているかもしれません。もしそうならごめんなさい。
寅次郎さまへ、追加 (管理人)
2010-11-22 18:33:12
思いだしました。このブログ右下のプロフィールの写真は六年くらい前、比治山公園に捨てられた「ミニブタ」の育ち過ぎたもので、NHKローカルニュースより拝借しました。

豚は警察に保護されて「トンちゃん」と名前を付けられた後、動物好きの人にもらわれて行きました。よかった、よかった。
Unknown (収入役)
2017-12-20 12:36:55
おそろしい亀レスで失礼します。
天狗の足跡つながりで貴ブログを拝見していてびっくりしました。
あの「ゆっくりいきんさい たのしゅうやろうや」の幟は、私達トライアスロンクラブのものです。
当日は恒例にしている比治山7時間耐久ランの拠点に掲げていたものでBBQではありません。比治山全域の遊歩道2.7kmを朝8時から午後3時までひたすら走り続けます。たくさん走る人は20数周するので70km近くひたすら走りますが、モットーはあくまでもあの「ゆっくりいきんさい たのしゅうやろうや」で、休憩も途中参加も途中棄権も自由です。
紅葉の比治山をマイペースで走る気分はまた格別です。

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