凡夫の日常(たんたんぴー日記)

たんたんぴー(キジョラン)は綿毛のついた種です。風に吹かれてどこに飛んでいくやら。淡々坦々にも通じる気持ちです。

人生の締めくくり

2014-11-21 | 日記
有名人の訃報は大きく報道されるが凡夫の死は世間の関心はない。静かに消え去るのみだ。仰々しい葬儀はめっきり減ったこの頃だ。無宗教家族葬とか近親者での葬儀が普通になった。問題が遺骨である。焼いても消えてなくならい。旦那寺を持たない身なれば一番簡単なのは骨揚げしない、つまり火葬場のゴミとなることだ。行先は埋め立て処分だろう。その内上に人工物が建ち下から支える身分だ。これも悪くない。
葬儀とは残された者の心と社会的信用の問題である。いくら盛大な葬儀しても死者には分からない。金をかけたから親孝行だという世間へのアピールが盛大な葬儀だ。
さて、俺の遺骨はどうする。どうするかは息子の考え一つだ。ゴミとして骨揚げしないという考えも伝えてある。息子はそうだなと言っている。こんな昔話がある。天邪鬼で親に迷惑ばかりかけ親孝行のひとつもしなかった息子に今間の際に死んだら川の傍に埋けてと遺言した。天邪鬼の息子だからきっと山に墓を作ると思っての遺言だったが、さすがのバカ息子も親が死んで今までの親不孝を恥て遺言通り川の傍に墓を作った。川は時に大水が出る。大水が出るたび息子は墓を心配した。息子は死んで大水が出るたび心配してケロケロ鳴く蛙になった。




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