ポニョ:呪われた村の話は少し不気味やったズラ。おいらはああいう話は、ちょっと苦手やね。
ヨシオ:俺も訳してて想念の力が凄いなと思ったわ。以前、クリタユガ、トレタユガ、などの四つのユガ期が順繰りと回って人類史が形成されているっていう記事があったやろ。
その時に、クリタユガでは人の魂は骸骨が朽ち果てるまでその骸骨に残るっていう話をしたよな。
http://blog.goo.ne.jp/saiponics/e/1fa98efcc6180c18264bb33cef345c87
ポニョ:そうそう、シンドバットの虎の目大冒険や。骸骨が地面を破って、筍みたいに出てきて、剣を持って闘うんや。
ヨシオ:魂が骸骨の中に残るって、そういう意味では無いけれど、骸骨が残ってる限り想念の力を保持していて、人の心や身体に働きかけることが出来るんや。

ポニョ:ああそうか。それと昨日の記事のイスラム教の聖者が魂を宿らせた手の形をした聖物と同じことやな。骸骨の中に魂が入っているのと、神像やお守り、形見の中に魂を入れることとは、同じなんや。
ヨシオ:自分の思いを物の中にも込めたら、その物自体が想念のパワーを持つことが出来るんや。それはもう、ただの物じゃなくなるって事や。
だから、その人がいつも身体に付けて持ち歩いている物や、愛着を持っている物には、その人の想念の力が取り込まれてあるので、霊力のある人は、そういう物を手に取っただけで、その物の持ち主のことが分かるんや。つまり、どんな物にも大なり小なり程度の差はあっても想念のパワーを持ってるんや。だって神さんは自分の想像力、想念の力でこの世界を創造されたから、この世に見える全てのものは想念の力で出来てるんや。

ポニョ:それって凄い力やな。だから、全ては想念の力で出来ているから、星やんのメガネのフレームに触れただけで24金のゴールドに変えれるんや。
ヨシオ:俺も毎日のように、この本の翻訳を少しづつしてるけど、今まで聞いたことがないような凄い奇跡をされてるんやな。今日はどんな素晴らしいエピソードが出てくるんやろうかと、毎日が楽しみや。
ポニョ:近い将来、世界中の空に現れたり、影分身の術を使って何千のサイババさんがあっちこっちでウロウロされたり、山脈を持ち上げたりするって言われているから、そんなすごい奇跡を見たら、びっくりするやろな。

ヨシオ:俺たちがここで紹介させてもらってるいろんな奇跡なんて、本当にちっぽけに見えるやろな。今から楽しみや。そういうことが起こる為には、たくさんの人々が、神さんを求める思いを持って、そういうたくさんの人の想念が神に向かう必要があるけどな。
ポニョ:前の話で、帰依者の数が増えてきた為に、サイババさんのパワーも増えて来て、憑依された人がアシュラムの近くまで来ただけで、その人の除霊をすることが出来たというのと一緒やな。
ヨシオ:もちろんサイババさんは、そういう人々の想念のパワーなんて使わなくても、何でも出来るけど、自分が創られた法則に従われるんや。これから人類史上で、最も壮大で神聖な出来事が起ころうとしてる。それらを見れなかった後世の人々は俺たちのことを、何という幸運な時代に生まれ変わった人達だったんだろう、と妬むぐらい凄いことが起きるんや。

ポニョ:そういうことが起こる前に、さっきも言ったけれど、人々が神様を心から求めるようなことが起こらなければならないんや。帰依者の数が増えてきたのでサイババさんのパワーが増したように。
ヨシオ:ということは、しばらくの間世界は暗闇に覆われるってことやな。

ポニョ:暗闇で覆われないと人は灯りを求めないぜよ。それに一度暗闇を体験しないと、灯りのありがたみが分からないし。お腹が空かないと、ご馳走の有り難みが分からないのと一緒やぜよ。
ヨシオ:そしてその暗闇がすぐそこまで来てる。大きな目で見ればその暗闇も良いことなんや。神さんの創造された劇の一場面、劇中劇に過ぎないんや。
ポニョ:そういう事を知らずに、人は目の前に繰り広げられる事件や出来事に喜怒哀楽するんや。
ヨシオ:そして自分の思いを、そういう出来事や人々の上に乗せてしまって、この世に囚われてしまう。自分の心の中にこの世の出来事を投影してしまうんや。
ポニョ:そして悲しみや苦しみ、執着や妬みなどを心に刻み込んでしまって、生まれ変わりの原因を自分で作るんやったよな。
カルマの法則が支配する世界にようこそ。ああ、あんたか?また帰って来たんか。いつまで行ったり来たりするんでっか。もうそろそろ神さんのとこへ行ってくれませんかの~。
同んなじ人が、いつも行ったと思ったらまた返ってくる。行くたびに「これで最後の旅にするわ。」と言って出て行くのに、「生きてる間にこんな嫌なことがあってん。」とか「めちゃ悲しい事件に巻き込まれた」とか、「あいつのことは絶対許されへん。今度生まれ変わったら、バチキかましたるねん」とか言うてまた帰ってくる。ちょっとええ加減にしてもらわないと、こっちもあんたの相手ばっかり出来ないんや。
いつまでも、おんなじレベルでウロウロせんと、ちょっとは賢くなってくれませんか。せっかく、大元の神さんがそっちに行かれて、素晴らしい教えを説いてはるのに、ちょっとは耳を傾けないとあきまへんで。せっかく生まれ変わっても、生きてる間にこれがええとか間違ってるとか、傷ついたとか、やり返したるとか、そんな事を言うてる間にまた一つの人生が終わりや。
もっと神さんの方を見て生きるようにして下さいな。でないと、こっちの仕事の量が増えて忙しすぎて大変なんや。前世でどんな悪い事をしたとか、良い事をしたとかを計りにかけて、次の人生を決めるって簡単やおまへんで。今度は、ほんまに次の生は、これで最後やという覚悟で送り出しまっせ。
あんたの顔はもう見飽きたわ。もう帰って来んといてや。と、言って大阪出身の閻魔さんがぼやいてる場面でした。

ヨシオ:なんで、閻魔さんが大阪出身やねん。というわけでサイババさんのお話です。

サイの帰依者が増えて来て、バンガロールの大きなホールで、アカンダバジャンをすることになりました。アカンダバジャンをする為には、たくさんの歌い手が交代で24時間途切れなく歌い続けなければ、あかんだバジャンでした。
その日、どれだけの人が来られているかなと、不安に思って会場に行ったところ、もう既に百人以上のバジャンを歌える帰依者が、バジャン会場に入ろうと入り口で長い列を作って待っていました。
どうしてこんなにたくさんのシンガーが来られたのか、という事を不思議に思って来られた方々に聞いてみると、皆、口々にサイババさんが夢に現れて「今日ここに来るように告げられた」と言いました。
アカンダバジャンは木曜日の朝八時からスタートし、あくる日の朝八時まで続きました。

その間、帰依者達がお腹が空かないように、食事係が食事の用意をしました。
そのキッチンにサイババさんが入って来て、ポットの中に入っている料理を点検した後、大きな声で「無限に出ろ!」と言われました。
なんとそれらの料理は、何百人もの人々が来てお腹いっぱい食べても、ポットの底がいつまで経っても見えないくらい沸き出て来たのです。

食事の時間
そして人々が食べ終えた後に、サイババさんが再び台所に入って来られたかと思うと、あれだけ沢山あった料理がポットの中から、何一つ残らず消えてしまっていたのでした。
プッタパルティでは、初めてダセラ祭という大きなお祭りが祝われようとしていました。
ババは入れ物を持って来るように言われました。そして両手を擦られると、滝のように大量のヴィブティが、その入れ物の中に流れ込みました。
ババは、「これらのヴィブティはシルディサイババが、火をいつもおこしていたところから持ってきたんだ」と言われました。
そしてお祭りを祝うための飾りや、いろいろな事に電気が必要なので、誰かがガソリン発電機を持って来ましたが、残念なことに寒村であるプッタパルティにはガソリンが無かったのでした。
でもババがやって来て、そこに水を入れれば良いと言われました。それでその発電機の担当の人が水を入れると、なんと発電機は動き始めましたのでした。
でもこういう奇跡にもう慣れっこになっている帰依者たちは、発電機が水で動いているのを見ても誰も驚きませんでした。
そして、そのダセラ祭は九日間に渡って続けられたのでした。朝からバジャンが始まり、ババを乗せた山車が村を練り歩き、アシュラム周辺は大変な賑わいでした。

山車は牛によって引かれるんですが、山車の前を歩いている多くの人々は、ババを見ながら歩きたいので、みんな後ろ向きに歩きました。

礼拝堂から出発した山車が、村を一回りしてまた礼拝堂に戻ってくるのは、夜中を過ぎていました。
でもある日、何時ものように山車が村にさしかかると、ババはもと来た道に戻るように指示をされたのです。言われた通りに戻ると、礼拝堂から慌てて二十人以上の泥棒たちが飛び出して、逃げ出して行きました。
そのうちの幾人かは捕まりましたが、彼らは、「自分たちは泥棒をする目的で来たんだけど、でも泥棒を職業としているわけではない。」と言いました。
ババは彼らを両手で祝福されました。
山車のパレードに出ていたバラパッタビさんの証言

山車が村を練り歩く時、人々は生き神様であるサイババさんを拝んだり、平伏したりするんです。
そしてサイババさんが、その帰依者が普段お祈りを捧げている神に姿を変えて、その人を祝福されるんです。もちろん、そのお姿はその人だけが見ることが出来るのです。
でも、もし、その人がサイババさんを神だと信じて拝めば、びっくりすることが起きました。
それは、サイババさんがその人に、花輪から花をとってその人に投げられるんですが、その花が銀貨や金貨に化けるんですよ。
私は、まだ私に投げつけられた銀貨を大事に持っていますが、そこには、シルディサイババのポートレイトが刻まれてあるんです。
https://m.youtube.com/watch?v=jnC7x65O7IU
