ヨシオ:ここは工場もないし、夜は真っ黒黒助で、新月の夜なんかはそれこそ空から星が何千と落ちてくるように見えるで。
よく目を凝らして見ると人工衛星も星々の間を行き来するのも見えるんや。
ポニョ:人工衛星まで見えるんか。それは半端な見え方と違うな。よっぽど空気がきれいやねんやろな。大阪はその点、星を見たかったらプラネタリウムに行かないと、星なんて見れないもんな。
ヨシオ:星がしんしんと音を立てる。という表現があるやろ。まさしくそれや。耳がとても敏感になってくるで。
隣の農家の人の出入りする車のエンジンの音の違いで車種まで分かるようになるんや。
昔、子供達が小さい時に、雑木林によく散歩に連れて行ったことがある。
そして、森の中で三分間ぐらい目をつぶり、一体どんな音が聞こえるのかを一人ひとり聞いて行くと、子供やから感性がとても鋭くて、面白い音を聞く事が出来るんやで。
ポニョ:どんな音を聞けるんや。
ヨシオ:風が木の葉の間を抜けて行く音とか、その木の葉が地面に落ちて風に吹かれて地面をこするる音とか、大人では聞こえないようないろんな音が聞こえるんや。
時々、子供を見かけないなと思ったら、屋根の上に椅子を置いて空を飛ぶ雲を何時間も見ている事もあったな。
夏には自分のベッドで寝なくて、ベランダやテントの中で寝てたな。
カンガルーとか多くの動物は夜行性やから、夜になればとても元気で、うちのベランダに毎日やって来るんや。そしてベランダは木で出来ているから、やって来る度にバンバンと音を立てて、跳ね回るんや。結構カンガルーも楽しんでいるんじゃないかと思うくらい音を立てて遊んでいるな。
もう慣れたけど、めちゃうるさいで。家族八頭ぐらいでいつも来るから賑やかや。
ポニョ:あんたの子供達は自然の中で育って来たんやな。あんたとえらい違いやないか。
ヨシオ:そうやな。天神橋商店街とえらい違いや。夜空を見てたら自分はこの宇宙に比べてほんの小さな生き物やなと思ってしまうよな。
ポニョ:でもエゴは宇宙ぐらい大きい人を何人も知ってるで。
ヨシオ:以前も言ったけど、この世界はトーラスと呼ばれる卵形をしてるんやけど、その卵の頂点をホワイトホールと呼び、そこから物質が飛び出して来るんや。
つまり現代物理学で言うところのビッグバーンや。
その昔、宇宙には何も存在していませんでした。
最初は、太陽も月も地球も空も存在していませんでした。
あるのは完全な暗闇のみでした。
原子が組み合わさって、非常に密度の高い硬い物質が生まれました。
その結果 、大量の熱が発生しました。
そして突然、その硬い物質が「巨大な音(ビッグ・バン)」とともに大爆発を起こし、破片が辺り一面に飛び散りました。
これが宇宙創造の原因です。
カーナーダはこのことも体験しました。ビッグバンが起きたときに発生した音が「プラナヴァ」です。
それはオームという音(オームカーラ)であり、「原初の音」です。
このプラナヴァの音は、あらゆるところに浸透しています。
それは、最も小さな原子(パラマアヌ)から生まれました。
この宇宙には、原子以外のものは存在していません。
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ヨシオ:そしてそれらの物質が重力で曲がった空間、それは今言ったように卵のような形やけれど、その卵の淵に沿って赤道まで拡がって行くけれど、それまでが宇宙の膨張と呼ばれているんや。
だから、地球から見ると宇宙は膨張しているやろ。つまり地球はまだホワイトホールから出て宇宙の赤道までの地点にいるんや。
その後、宇宙卵の赤道を越えると次は収縮し始めるんや。
その時、夜空を望遠鏡で見ると全ての星が自分に向かってくるように見えるんや。
最終的に宇宙卵の一番下のブラックホールから全ての物質が吸い込まれて行くんや。
現代の科学では、ビッグバーンからブラックホールまでは研究対象やけど、ブラックホールからホワイトホールまでの宇宙卵の中身がどうなっているか知りようがないんや。ブラックホールに入って検証もできないし。
だから、そこから先は霊性が必要になって来るんや。それ故、霊性は科学を超えたところから始まる、と言われてるんや。
物質科学があるように、霊の科学があります。
霊のやり方があり、霊の専門家がいて権威ある論題があります。
霊性修行によってのみ、物質や心の神秘を知り得て理解することが出来、それを善用出来るのです。OCSp42
ヨシオ:これらの、宇宙創世の秘密は聖者たちによって明らかにされてるんや。
彼らは霊眼によってこれらの秘密を見ることが出来たんや。
またアカシックレコードにアクセスすることによっても、いろんな情報を得ることが出来るんや。
科学者達が大きな岩山を苦労して頂上を目指して登っている。
やっと頂上に着いたと思ったらヨギがそこで瞑想してたんや。
それで、ヨギは科学者達に、えらく時間と金とエネルギーをつぎ込んでここまで来たのは良いけれど、まだまだ先は長いぜよ。
君たちはやっと半分の道のりを来たのに過ぎないよ、と言ったんや。
物質を扱う科学では絶対にこの世の全てを明らかにすることは出来ないんや。
科学で検証出来ないところから霊性が始まるんや。
物質に関する科学によって学ぶことが出来ず、ウパニシャッドによって理解することが出来る多くのことがあります。
科学がこれまで発見したことはごくわずかでしかありません。
霊性はマイクロコズムの中にマクロコズムがあることを肯定します。31/5/91
ヨシオ:例えばその人が、どれくらい犠牲と愛の心を持っているかという事をどうやって検証するんや。
神の存在を、その普遍性を、人の第六感や霊界の存在をどうやって証明するんや。
そしてそれらが全て愛で包まれていることを、どうやって全ての人が等しく経験出来るのか。
また、どの人が一番平安な心を持っているか。その平安な心をどのようにして測ることができるんや。
つまり霊性は、一人ひとりが自分で体験してそれぞれの道を一歩ずつ歩んで行かねばならないんや。
誰も一足飛びに頂上へ、ヘリコプターで行けないんや。
いくら金を積んでも、いくら権力を欲しいままにしている人でも無理や。全ての答えは自分の中にあるんや。
それを自分の中に深く沈潜して見つけ出さないいけないんや。
どうやって?
それは、欲望やエゴを取り除いて心をきれいにすれば、心の中の水が澄み始め、底の方まで見えてくるんや。それが霊的修行や。
ここで、宇宙の創造の秘密の一部を紹介して見たいと思う。
最初に、この世は四つのユガという時期区分があるやろ。
今、俺たちが住んでいる時代はカリユガという時期区分で、四つのうち一番最後に来る時代なんや。
その前の三つはクリタユガ、トレタユガ、ドワパラユガという名がついてる時代がある。
それで、カリユガが終わればしばらくの間をおいてまた最初のクリタユガから始まるんや。
このカリユガでは、物質を扱う科学技術がとても発達していて、化学、物理学、機械工学、遺伝子を扱う生命学や天文学、例をあげればきりが無いほどある。
そして、これらの中でも遺伝子工学を例に取ればユガ期の変遷をうまく説明できるんや。
ここで、遺伝子工学から見たユガ期の変遷の説明をしてみたいと思う。
今の遺伝子工学では、人の遺伝子をいろいろと組み合わせて新しい生き物を作ったりするのを世界的に禁止してるやろ。
ポニョ:でも、裏社会の支配者たちは科学者を総動員してそれらを研究しているんや。
そこで培った技術をモンさんトなどに使っているんや。
最近では、キャベツとサソリの毒を組み合わせたり、人体実験なんてやり放題や。
http://rocketnews24.com/2012/05/08/210296/
ヨシオ:話を元に戻すけれど、将来、例えば海の中で働く人が、エラをつけて欲しい。
そうすれば酸素ボンベを担がなくても長時間海の中で働ける。
という要求があった場合、時の政府が容認したとする。
すると、半魚人のような人が出て来るんや。
また、空を飛びたいので翼をつけて欲しいとも言う人が出て来ても不思議ではない。
同じように、もっと早く走りたいという人がカンガルーの足をもらったり、だんだんと人間が人間でなくなって行くんや。遺伝子工学が発達して、その技術を人に応用すれば、そういう社会にこれからなって行くのが容易に想像出来るんや。
それで、カリユガ期の終わりは、大洪水で全ての文明が水に押し流されるけれど、そこで生き残った人間もどきが、まだたくさん住んでいる時代がクリタユガなんや。
それらの人間もどきを創造した科学は、大洪水によって失われてしまい、もうその時代には残っていないけれど、カリユガの時代に人口的に創られた変な生き物だけがウロウロしてる時代なんや。
それで、そういう生き物の体の中に、地上で遊ぼうと天国にいたデーヴァ達の霊が入ってこの地球に彼らも生まれ変わって来るんや。
というのも八百万の神様もこの地球に生まれ変わりたいという欲望を持っているから。
それが、ギリシャ神話にも、インドの古代神話にも述べられている半獣半人間の神さんなんや。
やがて、次のトレタユガ期になって聖書の有名な話であるアダムとイブのような完全なヒトを創造主が創造して地球に送られるんや。
インドではラーマとシータのように。
だから、ラーマが町を歩いていると、今のロックスターのように人気があって、人々が一目見ようとラーマとシータの後を付いて回ったんや。
だってそんな完全なヒトをその当時の誰も見たことがなかったんや。
どの人も、いろんな動物や鳥や魚などの遺伝子を取り込んでいたために、誰一人完全なヒトはいなかったんや。
だからそういう完全なヒトをその当時の世の中に満たすために、ラクシャサと言われる半人半動物のような生き物を根絶やしにしなければならなかったんや。
それが、ラーマの一つの使命でもあったんや。
シータが「どうしてあなたは、そんなに無慈悲にラクシャサをたくさん征伐されるのですか。」と聞くぐらい殺したんや。でもそれには今言ったような理由があったからなんや。
その後のドワパラユガでも、どでかい化け物などがまだいたんやけど、ほとんど征伐されたけれど、まだ動物の遺伝子を持っている人がいてたんや。
あの有名な聖者、マハバラータの著者であるヴィヤーサでさえ、魚の遺伝子を持っていたので、魚くさくて誰も寄り付かなかったんやで。
そして、このカリユガ期では、ほとんどそういう化け物はいないけれど、また遺伝子工学を使ってそういう半獣半人間のような生き物を創り始めるんや。
こうして、同じ事が四つのユガ期を通じて何度もこの地球上に展開されて来たんや。
私は天地創造の秘密をこの地上や天国にしまっているのではなく、この二つの境目のところにしまっているのです。
あなた方は、それを瞑想などによって目覚めの状態と睡眠状態の間のかすかな隙間から一時的に見ることが出来ます。
神はその創造の二元性を人の身体の中にしまっておきました。
あなたはその二元性のうちのひとつでも見ることが出来ますか?P, 344 ANDI