ガルーダプラーナは、性交渉はよい子を授かるための行為であって、性的な楽しみのためでは無いと忠告しています。
性交渉は、良い魂を家族に迎え入れるための聖なる行為として捉えなければならないということなのです。ガルーダプラーナP29
ポニョ:いよいよ大晦日ですね。皆さん如何お過ごしでしょうか?昨日、ロシアの外交官35名を含む96名のロシア人を国外へ追放したが、ロシア政府は対抗措置をとらない事にした事件がありましたね。これまでアメリカ政府はロシアをハッキング、選挙への介入、偽報道などを行っていると非難してきたけれど、いずれも根拠や証拠は示していないんや。今回の外交官追放もそうやけれど、トランプが大統領に就任しないうちにできるだけアメリカとロシアとの関係を悪化させようとしているんやぜよ。でも、ロシアのプーチン大統領はオバマ政権の挑発を無視してるんや。
ヨシオ:プーチンは現代の名将やってポニョが言ってたけれど本当にその通りやな。でもなんでオバマはそんな事をするんや。
ポニョ:それはアメリカを乗っ取っている欧州貴族がロシアや中国も属国化させようとして失敗したから、戦争を起こして決着をつけようと躍起になっているんやぜよ。だから反ロシアキャンペーンを始めたんや。まあ言えばロシアと中国は彼らの作ろうとしている人間羊の世界、新世界秩序の大きな障害なんだわさ。そしてその両国に繋がるリビア、イラク、ソマリア、シリア、イラン、レバノン、イエメン、スーダン、ベネズエラなどの小国も次々と侵略して政権を潰したり、潰そうとして来たんや。
ヨシオ:地球のガン細胞みたいな事をやっているんやな。
ポニョ:でも我らがプーチンがその画策をぶっ壊したんや。それに彼らが予想もしなかったカジノで金を稼ぎ、彼らの束縛から自由なトランプが大統領になりもうパニックになっているんや。だからトランプの大統領就任を阻止するか、その頃に世界経済恐慌を起こそうと画策しているんや。
ヨシオ:それは良い事やな。サイババさんが再降臨されるのが近くなるやないか。
ポニョ:まあ、そういう事やけれど、でもとても大きな生みの苦しみが待っているんやぜよ。サイババさんは身体を離れる数年前に、お講話でhardship ahead と言われたんや。つまり艱難な時が近づいているって。だからおいら達はこのブログを立ち上げて読者の皆さんに心の準備をしてもらおうとしたんや。
ヨシオ:そうやったな。そろそろクライマックスですか。このブログもあと一年持たないやろな。サイババさんが出て来られるまでやからもうすぐや。
ポニョ:というわけで今年一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。と昨日と同じ挨拶をしてしまいましたが、本題に入ります。先日、お母さんの愛ってとても大切やという話をしたよな。特に幼児の時ってお母さんが全てやのに、そのお母さんから体罰を受けたりすれば、脳の発達にとても大きな影響があるんやて。
ヨシオ:そうやろな。もちろんそうなると分かって生まれて来ているんやろうけれど。カルマの法則ってすごいよな。過去生の行為が、今世でそのまま自分に降りかかって来るもんな。
ポニョ:でも人は自分が肉体やと思い込んでいる限り、こういう輪廻転生の歯車から逃げ出すことが出来ないんやな。
ヨシオ:人は肉体ではなく、その肉体が追い求めている欲望やその対象でもなく、もちろん心でもなく、知性でもないんや。人はそれらを超えたアートマなんや。そのアートマは真、善、美としてこの世に現れているんや。だから人がこの世界で見る全ての美しいものは、アートマで、それが実は本当の自分自身なんや。
私たちの行う行為は全て跳ね返ってきます。
良い行いをすれば幸せを得ることができ、悪い行いをすれば不幸せになります。
あなたの内には真の幸せがあり、神聖甘露の光の海が広がっているのです。
あなたは自分自身のうちにそれを見つけ出し、感じ、解き放ちなさい。
あなたの真の自己はそれなのです。
それは、身体でも、心でも、知性や頭脳でもありません。
それはまた、欲望でも無く、それを抱く事でもなく無く、また、欲望の対象でもありません。
あなたはこれらを全て超越した所にいるのです。
これらは、単なる現れにすぎません。
あなたは、優しく咲く花々、キラキラと瞬く星々なのです。
それらを通じてこの世界にあなたは現れるのです。
これらすべての素晴らしいものがあなた自身であるというのに、あなたは何かまだ、この世界に欲しいものがあるというのですか。
ゴールにたどり着けるのは純粋なハートの持ち主だけです。
あなたのハートに従いなさい。
純粋なハートは知性を超越して探求します。
純粋なハートは、神から直接インスピレーションを得ることが出来るのです。PD26
ポニョ:この世にある全ての美は、実は自分だという発想は面白いよな。何か自分が肉体ではなくもっと素晴らしいものだと思えるような気になってきたぜよ。脳の話になるけれど、前頭前野という脳のある部分は鍛えればどんどん動きが活発になって育って行くんやで。
ヨシオ:へえ〜そうなんや。
ポニョ:その人の持っているカルマで、あんたのように環境が悪いところで生まれ育ったとか、また両親から充分な愛を受ける事なく育った子供でも、今から紹介する事をすれば、後天的に脳を育てる事が出来るんや。それはとても簡単な事で、本を音読する事なんや。音読って、目で本の字を追い、その字を脳が認識して、舌や口に信号を出して筋肉を動かし、息を調整したりして、声帯を通じて空気を音に変換するというプロセスやけれど、これが前頭前野にとても良いんや。また簡単な足し算や掛け算を速く解いていくという作業もとても有効なんや。
ヨシオ:なんで簡単な計算の方が難しい計算よりええんやろうか。
ポニョ:それは難しい計算は脳の左側、つまり、左脳しか使わないんや。その点、簡単な計算は両方の脳をバランス良く使うので脳にとてもええんや。特に速く計算すると、人間にとって、数字を使うことが、とてもレベルの高い大切な作業のために、考えたり判断する為に使われる前頭前野がよく動くのではないかと言われているんや。
ヨシオ:ふーんそうやったんか。俺は以前紹介した、フラッシュ暗算をやっているけれど、難しい計算の方が脳に良いと思って頭をひねって3桁の掛け算にトライしてたんやけれど、今度からもっと易しい計算を速くするように心がけようかな。その方が簡単やし、プレッシャーもないからええな。
ポニョ:逆に、テレビを見たり、コンピューターゲームをしても、脳のほんの一部しか使っていない事が分かっているんや。
ヨシオ:シュタイナースクールでは、テレビやコンピューターゲームは禁止になっているけれど、それって充分な理由があったんやな。
ポニョ:シュタイナーってそういう事を知っているってすごく霊的に優れた人やったんやろな。実はこの前頭葉というところが発達しているのは、人間だけなんや。つまり、人間の持っている理性、想像力、運動能力は前頭葉が発達しているから出来るんや。スポーツをしたり、手を使って何か高等な作業をしたり、物事を整理をしたり、論理的に考えたり、人助けや社会貢献をする高次元の欲求などは前頭葉によってなされるんや。だから人が自分の良心を裏切って同胞である同じ人間を平気で殺せたり、虐殺出来るのは、神さんが人に前頭葉という大きな脳を与えたからなのじゃないかなって思うんや。
ヨシオ:つまり前頭葉が発達している事によって、自分の理性が自分を律する事が出来たり、逆に自分が思い込んでいる信念によって人を殺したり出来るようになるってことやな。
ポニョ:この前頭葉は動物的な本能でさえコントロール出来るんや。動物って普通、発情期があってそういう時期になると、本能が働いてお互い繁殖のために交尾をするやろ。でも人は発情期がなくいつでも準備完了やんか。それって脳の前頭葉が異常に発達したせいじゃないかと言われているんや。というのもその前頭葉が肥大したことにより、本能にも影響し、さっき言った前頭前野が特に発達しているから、異性と出会っても、理性を働かす事が出来て性的な衝動を抑え、性的交渉の場や雰囲気や相手を選ぶことが出来るようになったんや。
ヨシオ:それって面白い説やな。前頭葉の発達が人には発情期が無いっていう理由なんやな。
ポニョ:もちろん他にも理由があって、例えば脳が大きくなった事により、妊娠期間中にお腹の中の赤ちゃんの脳が大きく育つのに時間がかかるようになり、産まれてもお母さんがずっと見守らないと育たないくらい脆弱な状態で産まれるやろ。
ヨシオ:他の動物やったら、すぐに立ち上がって歩き始めるもんな。
ポニョ:だから人の繁殖という意味で、発情期があったら繁殖能力が低くなってしまうので発情期が無くなったという学者もいるんや。
ヨシオ:どっちでもええ事を学者って研究してるんやな。
ポニョ:どっちでもええ事って言い過ぎやぜよ。自分たちが属しているヒト科の研究なんやから大事やないか。今日は人類学のお話をしているんだってばよ。
ヨシオ:勝手にテーマを変えるなっちゅうに。人はヒト科って言ってるけれど違うやないか。人はヒト科どうかではなく、神様なんや。アートマなんや。それを知るためにヒトの身体を取って生まれて来たんやないか。
ポニョ:ダジャレを言いたいのか何を言いたいのかさっぱり分からないやないか。あんたの話を聞いていたら頭が痛くなって来たぜよ。実は人に飼われている牛には発情期は無いんやけれど、野生の牛にはあるんや。それは充分な餌があるから発情期がなくなるのではないかと言われているんや。つまり人に発情期が無くなったのは充分な食料があるからという説なんや。
ヨシオ:でも昔は飢饉なんかもあったし、食料が足りなかったので口減しの為に姨捨山もあったし、常に食料が豊富にあった状態でなかったのにも関わらず、人に発情期が無くなったんやろか。
ポニョ:うーん、どうなんかな。どうして人間は、生殖目的でない交尾をするのかという疑問は残るぜよ。
ヨシオ:そんな事を疑問に思ってどうするんや。それより自分の性的な欲望を、神への希求に変える方が大切やないか。
ポニョ:もうあんたと話してたら、いつもそっちの方に行くから話がややこしくなるんや。おいらがさっきから言っているのは、人類学的な話なんや。実はアフリカのコンゴにボノボという木の上に住んでいる類人猿がいるんや。サルの中で一番人間に近いと言われているんやで。顔の表情もそっくりやし。
ヨシオ:ほんまや。俺の知り合いと一緒の顔をしてるな。
ポニョ:そうやろ。この猿はおいらの従兄弟に似てるぜよ。
ヨシオ:人類学を研究していたカスツーリさんが、ババさんに、人類になる一歩手前の類人猿ってどんな感じでしたかと聞かれた事があったんや。ババはその質問に答える代わりに、手からその類人猿の模型を物質化されてカスツーリさんにプレゼントされたんや。そしてヒトの一つ前の類人猿は、木の上に住んでいたと言われたんや。
ポニョ:確か霊性ミュージアムにあったよぜよ。その小さな模型。という事は、おいら達の先祖はこのボノボという類人猿みたいやったんやろな。このボノボはヒトと同じく発情期が無いんやで。そもそも発情期というのはメスだけのもので、オスはあんたのようにいつも発情してるんや。でないと子供が五人も出来ないもんな。このボノボのメスも発情期がなくいつでもOKやから、オスが周りに寄って来るんや。それでボノボの社会は、ブータンやチベットのような母系社会になってるんやて。
ヨシオ:あのな俺が発情してるかどうかは今日の話しに関係ないやろ。日本も昔、夜這いという習慣があって母系社会やったよな。でも猿に発情期が無くなったら母系社会になるって面白いよな。普通サルってボスがいて、ボス同士の争いや縄張りの取り合いやメスの取り合いで喧嘩ばかりしているけれど、ボノボの社会は母系社会やから様子が違っているんやろな。
ポニョ:違うも違う全然違うんや。とにかく平和で生殖活動の為に交尾をするのではなく、生活を楽しむ為やサルのコミュニティを円滑にする為に交尾をするから発情期を忘れた猿って呼ばれているんや。もちろん食料が豊富にあるところに生息してるんやけれど。
ヨシオ:へ〜面白いな。そんなサルがいてたんやな。ボノボっていうんか。俺は昔、ボルボという車に乗ってたけどな。ところでその猿は人のように性的な欲望に溺れながら、毎日寝て遊んで争わず働かずまるでヒッピーのグループみたいな感じでピースマークを出しながら生きているんやろな。まさか長髪でマリファナを一日中吸って乱行パーティーをしているわけじゃないよな。
ポニョ:そんなアホな。今日は申年の最後の日という事で、お猿さんの話題で動乱の年を締めくくりたいと思います。それでは読者の皆様、来年こそ酉年やから、空高く舞い上がりサイババ様が大空に現れる平安な年になる事をお祈りましょう。それでは来年もどうぞよろしく。
ヨシオ:酉年と言ってもニワトリやから空高く飛べないやないか。
精子の中に理知の鞘として存在する魂の想念が、両親の想念と似通っていればそれに影響される。
良い性格を持っている人は、その性格の特性を理知の鞘の中に宿していて、それを次の世にまでに引き継いでいくことが出来る。
それは、悪い性格を持っている人にも同じ事が言える。
これはよく似た思いを持っている人同士が、お互い引き寄せられることで知られている。
もし両親が強い正義感をもっていれば、理知の鞘の中に存在している魂もそのような想念に惹かれて、自分もそのような特質をもっている子宮の中に宿りたいと思うのだ。
それゆえ、自分の息子や娘が良い性格になるかどうかは、両親がどれほど正しい生き方をして幸せかどうかに係っており、それがまた将来生まれ来る子孫の人生に影響を与えていくのである。
正しい想念をもって性的交渉を為すというアドバイスは、将来にわたって正義に基づいた生活を送れる家族を作れるかどうかを決定していくので、とても重要なことなのである。ガルーダプラーナP30
https://m.youtube.com/watch?v=GnVFbK6XlaA
性交渉は、良い魂を家族に迎え入れるための聖なる行為として捉えなければならないということなのです。ガルーダプラーナP29
ポニョ:いよいよ大晦日ですね。皆さん如何お過ごしでしょうか?昨日、ロシアの外交官35名を含む96名のロシア人を国外へ追放したが、ロシア政府は対抗措置をとらない事にした事件がありましたね。これまでアメリカ政府はロシアをハッキング、選挙への介入、偽報道などを行っていると非難してきたけれど、いずれも根拠や証拠は示していないんや。今回の外交官追放もそうやけれど、トランプが大統領に就任しないうちにできるだけアメリカとロシアとの関係を悪化させようとしているんやぜよ。でも、ロシアのプーチン大統領はオバマ政権の挑発を無視してるんや。
ヨシオ:プーチンは現代の名将やってポニョが言ってたけれど本当にその通りやな。でもなんでオバマはそんな事をするんや。
ポニョ:それはアメリカを乗っ取っている欧州貴族がロシアや中国も属国化させようとして失敗したから、戦争を起こして決着をつけようと躍起になっているんやぜよ。だから反ロシアキャンペーンを始めたんや。まあ言えばロシアと中国は彼らの作ろうとしている人間羊の世界、新世界秩序の大きな障害なんだわさ。そしてその両国に繋がるリビア、イラク、ソマリア、シリア、イラン、レバノン、イエメン、スーダン、ベネズエラなどの小国も次々と侵略して政権を潰したり、潰そうとして来たんや。
ヨシオ:地球のガン細胞みたいな事をやっているんやな。
ポニョ:でも我らがプーチンがその画策をぶっ壊したんや。それに彼らが予想もしなかったカジノで金を稼ぎ、彼らの束縛から自由なトランプが大統領になりもうパニックになっているんや。だからトランプの大統領就任を阻止するか、その頃に世界経済恐慌を起こそうと画策しているんや。
ヨシオ:それは良い事やな。サイババさんが再降臨されるのが近くなるやないか。
ポニョ:まあ、そういう事やけれど、でもとても大きな生みの苦しみが待っているんやぜよ。サイババさんは身体を離れる数年前に、お講話でhardship ahead と言われたんや。つまり艱難な時が近づいているって。だからおいら達はこのブログを立ち上げて読者の皆さんに心の準備をしてもらおうとしたんや。
ヨシオ:そうやったな。そろそろクライマックスですか。このブログもあと一年持たないやろな。サイババさんが出て来られるまでやからもうすぐや。
ポニョ:というわけで今年一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。と昨日と同じ挨拶をしてしまいましたが、本題に入ります。先日、お母さんの愛ってとても大切やという話をしたよな。特に幼児の時ってお母さんが全てやのに、そのお母さんから体罰を受けたりすれば、脳の発達にとても大きな影響があるんやて。
ヨシオ:そうやろな。もちろんそうなると分かって生まれて来ているんやろうけれど。カルマの法則ってすごいよな。過去生の行為が、今世でそのまま自分に降りかかって来るもんな。
ポニョ:でも人は自分が肉体やと思い込んでいる限り、こういう輪廻転生の歯車から逃げ出すことが出来ないんやな。
ヨシオ:人は肉体ではなく、その肉体が追い求めている欲望やその対象でもなく、もちろん心でもなく、知性でもないんや。人はそれらを超えたアートマなんや。そのアートマは真、善、美としてこの世に現れているんや。だから人がこの世界で見る全ての美しいものは、アートマで、それが実は本当の自分自身なんや。
私たちの行う行為は全て跳ね返ってきます。
良い行いをすれば幸せを得ることができ、悪い行いをすれば不幸せになります。
あなたの内には真の幸せがあり、神聖甘露の光の海が広がっているのです。
あなたは自分自身のうちにそれを見つけ出し、感じ、解き放ちなさい。
あなたの真の自己はそれなのです。
それは、身体でも、心でも、知性や頭脳でもありません。
それはまた、欲望でも無く、それを抱く事でもなく無く、また、欲望の対象でもありません。
あなたはこれらを全て超越した所にいるのです。
これらは、単なる現れにすぎません。
あなたは、優しく咲く花々、キラキラと瞬く星々なのです。
それらを通じてこの世界にあなたは現れるのです。
これらすべての素晴らしいものがあなた自身であるというのに、あなたは何かまだ、この世界に欲しいものがあるというのですか。
ゴールにたどり着けるのは純粋なハートの持ち主だけです。
あなたのハートに従いなさい。
純粋なハートは知性を超越して探求します。
純粋なハートは、神から直接インスピレーションを得ることが出来るのです。PD26
ポニョ:この世にある全ての美は、実は自分だという発想は面白いよな。何か自分が肉体ではなくもっと素晴らしいものだと思えるような気になってきたぜよ。脳の話になるけれど、前頭前野という脳のある部分は鍛えればどんどん動きが活発になって育って行くんやで。
ヨシオ:へえ〜そうなんや。
ポニョ:その人の持っているカルマで、あんたのように環境が悪いところで生まれ育ったとか、また両親から充分な愛を受ける事なく育った子供でも、今から紹介する事をすれば、後天的に脳を育てる事が出来るんや。それはとても簡単な事で、本を音読する事なんや。音読って、目で本の字を追い、その字を脳が認識して、舌や口に信号を出して筋肉を動かし、息を調整したりして、声帯を通じて空気を音に変換するというプロセスやけれど、これが前頭前野にとても良いんや。また簡単な足し算や掛け算を速く解いていくという作業もとても有効なんや。
ヨシオ:なんで簡単な計算の方が難しい計算よりええんやろうか。
ポニョ:それは難しい計算は脳の左側、つまり、左脳しか使わないんや。その点、簡単な計算は両方の脳をバランス良く使うので脳にとてもええんや。特に速く計算すると、人間にとって、数字を使うことが、とてもレベルの高い大切な作業のために、考えたり判断する為に使われる前頭前野がよく動くのではないかと言われているんや。
ヨシオ:ふーんそうやったんか。俺は以前紹介した、フラッシュ暗算をやっているけれど、難しい計算の方が脳に良いと思って頭をひねって3桁の掛け算にトライしてたんやけれど、今度からもっと易しい計算を速くするように心がけようかな。その方が簡単やし、プレッシャーもないからええな。
ポニョ:逆に、テレビを見たり、コンピューターゲームをしても、脳のほんの一部しか使っていない事が分かっているんや。
ヨシオ:シュタイナースクールでは、テレビやコンピューターゲームは禁止になっているけれど、それって充分な理由があったんやな。
ポニョ:シュタイナーってそういう事を知っているってすごく霊的に優れた人やったんやろな。実はこの前頭葉というところが発達しているのは、人間だけなんや。つまり、人間の持っている理性、想像力、運動能力は前頭葉が発達しているから出来るんや。スポーツをしたり、手を使って何か高等な作業をしたり、物事を整理をしたり、論理的に考えたり、人助けや社会貢献をする高次元の欲求などは前頭葉によってなされるんや。だから人が自分の良心を裏切って同胞である同じ人間を平気で殺せたり、虐殺出来るのは、神さんが人に前頭葉という大きな脳を与えたからなのじゃないかなって思うんや。
ヨシオ:つまり前頭葉が発達している事によって、自分の理性が自分を律する事が出来たり、逆に自分が思い込んでいる信念によって人を殺したり出来るようになるってことやな。
ポニョ:この前頭葉は動物的な本能でさえコントロール出来るんや。動物って普通、発情期があってそういう時期になると、本能が働いてお互い繁殖のために交尾をするやろ。でも人は発情期がなくいつでも準備完了やんか。それって脳の前頭葉が異常に発達したせいじゃないかと言われているんや。というのもその前頭葉が肥大したことにより、本能にも影響し、さっき言った前頭前野が特に発達しているから、異性と出会っても、理性を働かす事が出来て性的な衝動を抑え、性的交渉の場や雰囲気や相手を選ぶことが出来るようになったんや。
ヨシオ:それって面白い説やな。前頭葉の発達が人には発情期が無いっていう理由なんやな。
ポニョ:もちろん他にも理由があって、例えば脳が大きくなった事により、妊娠期間中にお腹の中の赤ちゃんの脳が大きく育つのに時間がかかるようになり、産まれてもお母さんがずっと見守らないと育たないくらい脆弱な状態で産まれるやろ。
ヨシオ:他の動物やったら、すぐに立ち上がって歩き始めるもんな。
ポニョ:だから人の繁殖という意味で、発情期があったら繁殖能力が低くなってしまうので発情期が無くなったという学者もいるんや。
ヨシオ:どっちでもええ事を学者って研究してるんやな。
ポニョ:どっちでもええ事って言い過ぎやぜよ。自分たちが属しているヒト科の研究なんやから大事やないか。今日は人類学のお話をしているんだってばよ。
ヨシオ:勝手にテーマを変えるなっちゅうに。人はヒト科って言ってるけれど違うやないか。人はヒト科どうかではなく、神様なんや。アートマなんや。それを知るためにヒトの身体を取って生まれて来たんやないか。
ポニョ:ダジャレを言いたいのか何を言いたいのかさっぱり分からないやないか。あんたの話を聞いていたら頭が痛くなって来たぜよ。実は人に飼われている牛には発情期は無いんやけれど、野生の牛にはあるんや。それは充分な餌があるから発情期がなくなるのではないかと言われているんや。つまり人に発情期が無くなったのは充分な食料があるからという説なんや。
ヨシオ:でも昔は飢饉なんかもあったし、食料が足りなかったので口減しの為に姨捨山もあったし、常に食料が豊富にあった状態でなかったのにも関わらず、人に発情期が無くなったんやろか。
ポニョ:うーん、どうなんかな。どうして人間は、生殖目的でない交尾をするのかという疑問は残るぜよ。
ヨシオ:そんな事を疑問に思ってどうするんや。それより自分の性的な欲望を、神への希求に変える方が大切やないか。
ポニョ:もうあんたと話してたら、いつもそっちの方に行くから話がややこしくなるんや。おいらがさっきから言っているのは、人類学的な話なんや。実はアフリカのコンゴにボノボという木の上に住んでいる類人猿がいるんや。サルの中で一番人間に近いと言われているんやで。顔の表情もそっくりやし。
ヨシオ:ほんまや。俺の知り合いと一緒の顔をしてるな。
ポニョ:そうやろ。この猿はおいらの従兄弟に似てるぜよ。
ヨシオ:人類学を研究していたカスツーリさんが、ババさんに、人類になる一歩手前の類人猿ってどんな感じでしたかと聞かれた事があったんや。ババはその質問に答える代わりに、手からその類人猿の模型を物質化されてカスツーリさんにプレゼントされたんや。そしてヒトの一つ前の類人猿は、木の上に住んでいたと言われたんや。
ポニョ:確か霊性ミュージアムにあったよぜよ。その小さな模型。という事は、おいら達の先祖はこのボノボという類人猿みたいやったんやろな。このボノボはヒトと同じく発情期が無いんやで。そもそも発情期というのはメスだけのもので、オスはあんたのようにいつも発情してるんや。でないと子供が五人も出来ないもんな。このボノボのメスも発情期がなくいつでもOKやから、オスが周りに寄って来るんや。それでボノボの社会は、ブータンやチベットのような母系社会になってるんやて。
ヨシオ:あのな俺が発情してるかどうかは今日の話しに関係ないやろ。日本も昔、夜這いという習慣があって母系社会やったよな。でも猿に発情期が無くなったら母系社会になるって面白いよな。普通サルってボスがいて、ボス同士の争いや縄張りの取り合いやメスの取り合いで喧嘩ばかりしているけれど、ボノボの社会は母系社会やから様子が違っているんやろな。
ポニョ:違うも違う全然違うんや。とにかく平和で生殖活動の為に交尾をするのではなく、生活を楽しむ為やサルのコミュニティを円滑にする為に交尾をするから発情期を忘れた猿って呼ばれているんや。もちろん食料が豊富にあるところに生息してるんやけれど。
ヨシオ:へ〜面白いな。そんなサルがいてたんやな。ボノボっていうんか。俺は昔、ボルボという車に乗ってたけどな。ところでその猿は人のように性的な欲望に溺れながら、毎日寝て遊んで争わず働かずまるでヒッピーのグループみたいな感じでピースマークを出しながら生きているんやろな。まさか長髪でマリファナを一日中吸って乱行パーティーをしているわけじゃないよな。
ポニョ:そんなアホな。今日は申年の最後の日という事で、お猿さんの話題で動乱の年を締めくくりたいと思います。それでは読者の皆様、来年こそ酉年やから、空高く舞い上がりサイババ様が大空に現れる平安な年になる事をお祈りましょう。それでは来年もどうぞよろしく。
ヨシオ:酉年と言ってもニワトリやから空高く飛べないやないか。
精子の中に理知の鞘として存在する魂の想念が、両親の想念と似通っていればそれに影響される。
良い性格を持っている人は、その性格の特性を理知の鞘の中に宿していて、それを次の世にまでに引き継いでいくことが出来る。
それは、悪い性格を持っている人にも同じ事が言える。
これはよく似た思いを持っている人同士が、お互い引き寄せられることで知られている。
もし両親が強い正義感をもっていれば、理知の鞘の中に存在している魂もそのような想念に惹かれて、自分もそのような特質をもっている子宮の中に宿りたいと思うのだ。
それゆえ、自分の息子や娘が良い性格になるかどうかは、両親がどれほど正しい生き方をして幸せかどうかに係っており、それがまた将来生まれ来る子孫の人生に影響を与えていくのである。
正しい想念をもって性的交渉を為すというアドバイスは、将来にわたって正義に基づいた生活を送れる家族を作れるかどうかを決定していくので、とても重要なことなのである。ガルーダプラーナP30
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