5月末の35度前後の猛暑に続き、6月5日(木)の梅雨入り後は毎日かなりの雨が
続き、当ブログもしばらく休眠状態が続きました。
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2014年6月8日(日)
梅雨入りから4日間、連日雨だったが、カントリーウオークグループの第214回例
会のこの日も一日中雨の予報。集合地のJR八高線(はちこうせん)明覚(みょうかく)
駅のあるときがわ町は、この日の朝6時までに関東で最多、平年の6月、7月の2か月
分を越える385㎜の降雨が記録されていた。
その雨のためか参加者は少な目の10人なので、いつものようなグループ分けはせず、
「関東の駅百選」に選定された駅舎を背に記念撮影をして、10時20分に出発した。
== ときがわ花菖蒲園から雀川沿いを ==
線路際を進んで県道172号に出て、八高線のガードをくぐって東へ。「ときがわカ
ヌー工房」の先で北側の細道に入って都幾川右岸段丘の住宅地を回り、町役場の西にあ
る「ときがわ花菖蒲園」を訪ねる。
今日は「第12回ときがわ花菖蒲まつり」の日。地元農産物や飲食物を販売するテン
トが並び、あいにくの雨にもかかわらずかなりの人が訪れていた。
休耕田を活用した菖蒲田には約8,200株のショウブがあり、木道で回遊できる。
花はまだ3~4分咲きくらいだが、来訪者はショウブやショウブ娘にカメラを向け、
木道を巡っていた。
そばを流れる都幾川はかなりの水量である。
下流の橋を渡り、玉川小そばの十字路を右折し、県道171号と交差する次の交差点
際にある「ふれあいの里たまがわ」に寄り、20分ほどの買い物タイムに。
「地元産の安心・安全な農産物や地域加工品を提供する地域おこしの拠点施設」の一
つとか。
野菜や果物、麺類や地元の加工食品、花などを求めて、マイカーで来た多くの人で賑
わっていた。私も、地元の方手作りのそぼくな弁当を求める。
北に少しで都幾川の支流、雀川の橋を渡る。橋のそばに「木の町ときがわ」らしい、
木材を簡単に加工した手作り作品が並ぶ。
川沿いから根際集落の山すそに回って龍福寺へ。
東側道路際に古い地蔵菩薩像などが並び、本堂の左手、やや荒れた阿弥陀堂に県指定
有形文化財の阿弥陀如来座像が安置されている。
鎌倉前期の12世紀末~13世紀初頭の制作と考えられるようだが、堂内は暗くて全
体像は認識しにくい。お堂の前のボダイジュが、目立たぬ花をいっぱい付けていた。
墓地の前を西進するとすぐ、うっそうとした広葉樹に覆われた斜面に春日神社がある。
春日神社の森はスダジイ、アラカシ、タブノキ、ヤブツバキ、サカキなどが多数繁茂し
ていて、県の「ふるさとの森」に指定されている。
ゴウゴウと激しく岩をうがって流れる雀川を渡り、ウグイスさえずる根際の小集落を
西に抜ける。
植えて間もない水田や雨に煙る集落などを眺めながら進み、次の集落のところで雀川
左岸の草付きの道へ。草がかなり伸びたところもあり、足もとが少し濡れる。
「基盤整備事業完成記念碑」横の橋を渡り、舗装された右岸沿いに回る。植えたばか
りなのか濁った水田や、これから田植えのために代(しろ)かきしている田んぼもある。
一時小降りになった雨脚がまた少し強まってきた。雀川がJR八高線の南に回るとこ
ろで線路沿いの車道へ。
次の踏切を渡って再度雀川左岸沿いに進み、12時5分に昼食地の「ホタルの里公園」
に着き、東屋(あずまや)に入って昼食とする。
== 本郷を抜けて体育センターへ ==
昼食後にミーティングを済ませ、12時50分に出発した。咲き残る公園のツツジを
背にもう一度記念撮影して、500mほどは往路を戻る。
線路の向こうにキジがいて、そばに近づき立ち止まっても逃げない。線路があるので
安心と分かっているのだろうか…。
花の咲くズッキーニ畑があり、線路沿いを500mほど進んで踏切を渡り、中の原集
落へ。「村制百年記念 平成の碑」があり、旧玉川村が平成元年(1989)に村制百
年を迎えたことが記され、記念に植えたという傍らのクスノキが、かなり大きくなって
いた。
近くの四差路際の十王堂には、奇怪な形の自然石に刻まれた庚申塔などが並んでいる。
愛宕山(160m)西麓の小さい峠に向かって緩やかに上がる。下り始めた辺りには
咲き出したアジサイが雨に濡れ、下った本郷のビール麦畑は麦秋で色づいていた。
Y字路際に「木の駅ときがわ」の看板が下がる木工品直売所があった。中に入り大小
様々な木の加工品や原木などを見せてもらう。
ご主人が、誰も分からないだろうと木の香をかがせてくれたのは、白檀(びゃくだん)
の厚板。確かに、かいだことの無い芳香だった。
建物の横から無住の観音寺の境内を抜け、雨に濡れる水田の間を進んで都幾川の橋を
渡る。
緩やかな斜面を上がって田中集落に入り、「せせらぎホール」と呼ぶ大きな体育セン
ターの広場に入った。
県道172号に面した北側広場は「せせらぎセンターバスターミナル」で、町内や近
隣の武蔵嵐山駅、小川町駅、越生駅などへのバスがある。
14時に着き、待合所そばの武蔵嵐山駅行きバス時刻を見たら9分後にある。雨は止
みそうに無いので予定の明覚駅まで戻るのは止め、今日はここをゴールとしてバスに乗
る。14時39分に東武東上線武蔵嵐山駅に着き、間もなくの上り電車で帰途についた。
(参加 10人、天気 雨、距離 8㎞、地図(1/2.5万) 武蔵小川、歩行地
ときがわ町、歩数 14,500)
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2014年6月8日(日)
梅雨入りから4日間、連日雨だったが、カントリーウオークグループの第214回例
会のこの日も一日中雨の予報。集合地のJR八高線(はちこうせん)明覚(みょうかく)
駅のあるときがわ町は、この日の朝6時までに関東で最多、平年の6月、7月の2か月
分を越える385㎜の降雨が記録されていた。
その雨のためか参加者は少な目の10人なので、いつものようなグループ分けはせず、
「関東の駅百選」に選定された駅舎を背に記念撮影をして、10時20分に出発した。
== ときがわ花菖蒲園から雀川沿いを ==
線路際を進んで県道172号に出て、八高線のガードをくぐって東へ。「ときがわカ
ヌー工房」の先で北側の細道に入って都幾川右岸段丘の住宅地を回り、町役場の西にあ
る「ときがわ花菖蒲園」を訪ねる。
今日は「第12回ときがわ花菖蒲まつり」の日。地元農産物や飲食物を販売するテン
トが並び、あいにくの雨にもかかわらずかなりの人が訪れていた。
休耕田を活用した菖蒲田には約8,200株のショウブがあり、木道で回遊できる。
花はまだ3~4分咲きくらいだが、来訪者はショウブやショウブ娘にカメラを向け、
木道を巡っていた。
そばを流れる都幾川はかなりの水量である。
下流の橋を渡り、玉川小そばの十字路を右折し、県道171号と交差する次の交差点
際にある「ふれあいの里たまがわ」に寄り、20分ほどの買い物タイムに。
「地元産の安心・安全な農産物や地域加工品を提供する地域おこしの拠点施設」の一
つとか。
野菜や果物、麺類や地元の加工食品、花などを求めて、マイカーで来た多くの人で賑
わっていた。私も、地元の方手作りのそぼくな弁当を求める。
北に少しで都幾川の支流、雀川の橋を渡る。橋のそばに「木の町ときがわ」らしい、
木材を簡単に加工した手作り作品が並ぶ。
川沿いから根際集落の山すそに回って龍福寺へ。
東側道路際に古い地蔵菩薩像などが並び、本堂の左手、やや荒れた阿弥陀堂に県指定
有形文化財の阿弥陀如来座像が安置されている。
鎌倉前期の12世紀末~13世紀初頭の制作と考えられるようだが、堂内は暗くて全
体像は認識しにくい。お堂の前のボダイジュが、目立たぬ花をいっぱい付けていた。
墓地の前を西進するとすぐ、うっそうとした広葉樹に覆われた斜面に春日神社がある。
春日神社の森はスダジイ、アラカシ、タブノキ、ヤブツバキ、サカキなどが多数繁茂し
ていて、県の「ふるさとの森」に指定されている。
ゴウゴウと激しく岩をうがって流れる雀川を渡り、ウグイスさえずる根際の小集落を
西に抜ける。
植えて間もない水田や雨に煙る集落などを眺めながら進み、次の集落のところで雀川
左岸の草付きの道へ。草がかなり伸びたところもあり、足もとが少し濡れる。
「基盤整備事業完成記念碑」横の橋を渡り、舗装された右岸沿いに回る。植えたばか
りなのか濁った水田や、これから田植えのために代(しろ)かきしている田んぼもある。
一時小降りになった雨脚がまた少し強まってきた。雀川がJR八高線の南に回るとこ
ろで線路沿いの車道へ。
次の踏切を渡って再度雀川左岸沿いに進み、12時5分に昼食地の「ホタルの里公園」
に着き、東屋(あずまや)に入って昼食とする。
== 本郷を抜けて体育センターへ ==
昼食後にミーティングを済ませ、12時50分に出発した。咲き残る公園のツツジを
背にもう一度記念撮影して、500mほどは往路を戻る。
線路の向こうにキジがいて、そばに近づき立ち止まっても逃げない。線路があるので
安心と分かっているのだろうか…。
花の咲くズッキーニ畑があり、線路沿いを500mほど進んで踏切を渡り、中の原集
落へ。「村制百年記念 平成の碑」があり、旧玉川村が平成元年(1989)に村制百
年を迎えたことが記され、記念に植えたという傍らのクスノキが、かなり大きくなって
いた。
近くの四差路際の十王堂には、奇怪な形の自然石に刻まれた庚申塔などが並んでいる。
愛宕山(160m)西麓の小さい峠に向かって緩やかに上がる。下り始めた辺りには
咲き出したアジサイが雨に濡れ、下った本郷のビール麦畑は麦秋で色づいていた。
Y字路際に「木の駅ときがわ」の看板が下がる木工品直売所があった。中に入り大小
様々な木の加工品や原木などを見せてもらう。
ご主人が、誰も分からないだろうと木の香をかがせてくれたのは、白檀(びゃくだん)
の厚板。確かに、かいだことの無い芳香だった。
建物の横から無住の観音寺の境内を抜け、雨に濡れる水田の間を進んで都幾川の橋を
渡る。
緩やかな斜面を上がって田中集落に入り、「せせらぎホール」と呼ぶ大きな体育セン
ターの広場に入った。
県道172号に面した北側広場は「せせらぎセンターバスターミナル」で、町内や近
隣の武蔵嵐山駅、小川町駅、越生駅などへのバスがある。
14時に着き、待合所そばの武蔵嵐山駅行きバス時刻を見たら9分後にある。雨は止
みそうに無いので予定の明覚駅まで戻るのは止め、今日はここをゴールとしてバスに乗
る。14時39分に東武東上線武蔵嵐山駅に着き、間もなくの上り電車で帰途についた。
(参加 10人、天気 雨、距離 8㎞、地図(1/2.5万) 武蔵小川、歩行地
ときがわ町、歩数 14,500)
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