のんびり主婦のPCライフ

黒柴「ころたん」の平凡な暮らしと、
散歩と読書の記録です。

2015 通院納め

2015-12-27 | 黒柴ころたん


今日は、ころたんの2015年最後の通院日。
まずは、途中の公園で散歩して…



風は冷たいけれど、空が青くて気持ちがいいね。



最近、ころたんの歩く姿勢が変わったように思います。



少し前までは、うな垂れてばかりだったのに、
首を上げている時間が増えたような?
調子が良いからだといいな~



だんだん、こうなってしまいますが、
まあ良しとしましょう。



『あーぁ、またコレだよ…』



いつも通り、関節のための注射を2本。
お薬をもらって終了です。

数えてみたら、今年の通院日数は、28日!
(来年の動物保険の保険料が上がっちゃうなぁ)
病院は、悲喜こもごもだけれど、
うまく付き合っていきたいものです。


蘇生 / 五十嵐貴久

2015-12-27 | 読書
 PHP研究所 2015/09/25

福島の海沿いの町で暮らしていた小学校5年生の仲良し6人組は、東日本大震災で家族を失い、それぞれを受け入れてくれる場所へと引越していった。中学3年生になったある日、葉月という明るく元気だった女子が自殺したという知らせを受ける。真面目なセータ、サッカー少年タクト、お笑い系のヤッシーの男子3人、しっかり者の真帆と子供っぽかった結菜は、担任のチャコ先生と待ち合わせ、葉月が身を投げた北海道の田舎町へと向かう。その帰り道、先生の運転する車が渡っていた橋が崩れ、川に落ちてしまった。意識のない先生を残し、町まで助けを呼びに行きたいが、人通りのない国道を行くと150キロ、原生林を突っ切れば40キロという状況の中、5人は森を選択して進む。原生林を彷徨いながら、それぞれが震災後に体験してきた秘密を告白することになる。

原生林を選んだことや、アクシデント時の判断によって、命の危険を実感することになる5人。そんな極限状態での告白が悲しいです。自分の思いを吐き出した子供たちは、生きることを改めて強く願います。実際に、震災の被害を受けた子供たちの苦悩を想像すると、やりきれない気持ちになりました。年月が過ぎると思い出すことが少なくなりますが、忘れてはいけませんね。(2015/12読了)


我が家のヒミツ / 奥田英朗

2015-12-27 | 読書
 集英社 2015/09/30

『虫歯とピアニスト』  敦美が働く歯科医院に、ピアニストの大西文雄が、治療に訪れた。敦美は大西の大ファンで親しくなり、悩みを打ち明ける。返ってきた答えは…
『正雄の秋』  53歳で同期のライバル河島との昇進レースに敗れた正雄は、相手に「おめでとう」と、どうしても言えない。
『アンナの十二月』  16歳になったアンナは、自分には実の父親がいることを教えられる。母から居場所を聞いて会いに行くと、実父は裕福な著名人だった。
『手紙に乗せて』  母が急逝し、実家に戻った亨。妹とともに、憔悴しきった父を心配する。そんな時、父と同じ年の職場の上司が、自分と同じだと相談に乗ってくれた。
『妊婦と隣人』  出産間近の葉子は、産休で家にいるようになったが、隣に越してきた男女が気になって仕方がない。昼間は一切外出せず、夜中に動き出す隣人の正体は?
『妻と選挙』  ロハスやマラソンにはまった経験がある妻が、今度は市議会議員選挙に立候補すると言い出した。夫の大塚は作家で、最近仕事が減っている。妻の苦しい選挙戦を見て、応援演説を始めると…
「家日和」「我が家の問題」に続く、家族を描いた短編集。

どこの家庭にも何かしらの問題や秘密がありますが、それを乗り越えていく家族が素敵です。「プランAしかない人生は苦しいと思う。プランBやCを楽しく生きればいい。そう思いませんか?」「もう五十をすぎたんだから、いろんなことを許そうよ」「大人はいいなと思った。みんな支え合って生きている」など、すーっと心に入ってくる言葉も多く、気持ちが軽くなりました。(2015/12読了)