のんびり主婦のPCライフ

黒柴「ころたん」の平凡な暮らしと、
散歩と読書の記録です。

本日は大安なり / 辻村深月

2011-05-25 | 読書
 角川書店 2011/02/25

大安の日に、人気の結婚式場で行われる4組の結婚式に集まった人々を描く群像劇。
美人双子姉妹の結婚式での姉妹の無謀なたくらみ、大好きな叔母の結婚の裏である心配する小学生の甥の取った行動、わがままな新婦からのクレームに頭を悩ましていたウエディングプランナー、浮気相手に事実を告げられず結婚式をすることになってしまった男の4組のカップルの一日とは…

結婚式の当事者はバタバタしていて、十分な打ち合わせをしていても慌てることが多く、それぞれのカップルにはそれぞれの事情も思いもあり、複雑な一日なのでしょう。だからこそ結婚する人たち皆が幸せになって欲しい…。秋に娘の結婚式を控えているので、いつのまにか主人公ではなく親の立場で読んでいました。(2011/05読了)


完全なる首長竜の日 / 乾 緑郎

2011-05-12 | 読書
 宝島社 2011/01/22

人気漫画家の和淳美は、自殺未遂により意識不明となっている弟と、SCインターフェースという装置を通じて、意思の疎通を定期的に行っている。その中で、自殺未遂の原因を尋ねるが、弟はなかなか答えてはくれない。波長が合うふたりは、幼い頃に南の島で暮らしていた頃の記憶を共有し、そこで起きた出来事をたびたび思い出す。淳美の連載漫画の打ち切りが決まり、時間に余裕が出来た頃、ある女性から連絡があり弟に会わせい欲しいと懇願される。その後、淳美の夢の中や現実の生活の中に、弟の姿が現れるようになる。
『このミステリーがすごい!』大賞第9回(2011年)大賞受賞作。

『このミステリーがすごい!』には興味があるので、大賞受賞作なので読んでみました。近未来がどんなふうになるのかも興味深いですが、夢と現実を行き来し、過去と現在が交錯するので、私にとっては難しい内容でした。頭が柔軟でないと、ミステリーを十分に楽しめないのかも知れません。(2011/05読了)


普通の日

2011-05-06 | 黒柴ころたん


GWの狭間の普通の日。
ころたんの日常はこうした平日だから、車が置いていない庭で、のんびりと…
寝転んでみたり、お隣を覗いたり、マイペースです。



散歩も普通に、写真を撮るのも普通に…(横向き) 普通が好きなころたんです。


漂流家族 / 池永 陽

2011-05-06 | 読書
 双葉社 2011/03/20

『父の遺産』 父の再婚に対して決意をする嫁いだ娘の心情。
『いやな鏡』 同居する親が宝くじを当てたことから起こる人間の欲。
『若い愛人』 コスプレ好きの若い女性と付き合う中年男。交際は順調だが…
『紅の記憶』 痴呆の母には、金木犀の香りとともに知られざる思い出があった。
『不鈴』 社内で不倫を続ける男女。家庭を持つ男はそろそろ別れたいのだが…
『十年愛』 10年前に、17歳の高校生と37歳の未亡人が交わした約束は叶うのか。
『薄いカツレツ』 借金苦から失踪した夫に代わり食堂を切り盛りする妻は、夫と従業員の仲を疑う。
『バツイチ』 再婚を望む子連れの女は、交際相手から子供の存在を理由に結婚を引き伸ばされている。
さまざまな家族の赤裸々な人間模様が描かれた短編集。

人間の弱さや狡さや憎しみの感情が描かれていて、後味の悪い作品のような気もします。しかし、この家族たちの行動や心情は、残念ながら現実なのでしょう。自分に置き換えてみて、反面教師にすることにします。(2011/04読了)


強風で…

2011-05-02 | 黒柴ころたん
 強風で、また林の木が倒れてしまいました。
 結構、太い木なんですが…
 小道を塞いだ形で倒れているので、
 ここは、くぐりまーす。
 あ、ころたんは関係ないね。
 そのままでOKだわ。








 GWに入った途端に風邪をひいてしまったらしく、どうも調子が出ません。
 頭が重いし、喉が痛いし、ビールが不味いから、これはもう体調悪い証拠。ちーん!