我輩は凛太郎である/そしてその母紗夢猫(しゃむねこ)である+ワン!

凛太郎♂(18歳)ミニチュアダックスとハク♂(13歳)和犬雑種+その飼い主ニンゲンの皮を被ったネコ婆♀が繰り広げる日常

ハクのヒトリゴト

2013-02-18 23:04:37 | +ワン! ハクやし

 

ハクです。

今ボクが手を置いているのは、母ちゃんが自分の場所と主張する座布団2枚重ねの場所。

さっきまで、顎をのせていたのだけれど、母ちゃんが手をついた時にボクの下唇を踏んでくれたので、ボクは「キャン」。

あやうく母ちゃんに歯をあてるところだったよ。

すると凛太郎アニイが

潜っていた場所から出てきてくれて、ボクの顔を舐めてくれた。

凛太郎アニイは、こたつ布団の端に潜って、よく母ちゃんに踏まれている。そのたんびに母ちゃんは「ゴメン凛太郎、痛なかったか、ほんまにごめん」と謝っているけれど、イタイに決まってるし!

ボクは母ちゃんも凛太郎アニイも学習能力がないなーといつも見ている。でも凛太郎アニイのように舐めにいく気遣いを見せたことがない。今日、初めてボクが踏まれて(正確には座布団と母ちゃんの手の間にぼくの唇がはさまった)、キャンというた瞬間に凛兄が吠えて出てきてくれたことに、ボクは正直感動しちゃったよ。

いつも小うるさいと思っていたし、スグ吠えるし、怒るし、ボクの側には時々しか寄ってきれくれへんから、嫌われてるんかなと思っていたけど、母ちゃんが悲鳴をあげた時でもすぐに駆けつけるのはいつも凛兄で、ボクはあとから「いっといた方がええのかな」くらいにしか思っていなかった。仲間に異変が起きたら傍に行くということを、兄ちゃんは、小さいカラダでフツーにやっているから、ちょっと尊敬してしまったよ。

ボクは母ちゃんが「母ちゃんの前歩いたらアカン、アブナイ、傍にきたらアカン、踏む」とよく言われる。台所で母ちゃんが用事をしてる時に傍に行くと「母ちゃんがこけて怪我したら散歩に行かれんようになるし、傍に来たらアカン。母ちゃんはよう包丁も落とすからアブナイ。あんたが怪我したらイヤやから」とかしょっちゅう言われているけど、どういうことかあんまりわからなかった。
母ちゃんの動く方向に一緒に動いてしまうボクを避けようとして母ちゃんがよろけたりしているのがどういうことかもわからなかった。ただ怒られると思って、適当にやめていただけだったけど、今日痛い目にあって、ちょっとだけわかった。

凛兄も小さい時はしょっちゅう母ちゃんの傍にいたらしいけど、アニイの場合は上から包丁とか落ちてきた時もあったそうだ。たまたま傍にいなかった時は母ちゃんの足に刺さったこともあったとか。凛太郎アニイに言わせると母ちゃんは「アブナイヒト」なんだそうだ。
でも、そういう時は、「ああ良かった、あんたに当たらんで。」とアニイをいつも抱いたそうだ。そこまではいいのだけど、抱きながら「そやから母ちゃんの傍にいたらアブナイいうてるやろ」と逆切れ的に怒られたこともあったらしい。

いろいろ聞いてはいたけれど、自分が痛い目に合わなければ、言ってくれていることがわからなかった。

まあ、そういうことはニンゲンにもよくあることらしいと凛太郎アニイは言っている。これからはちゃんとココロに止めて聞く耳を持つことにする。

by 白賢者(ハクケンジャ)

ではまた明日

ご精読ありがとうございました。

 

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