業務&ITコンサルタントのひとり言

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能登復興に向けた私案(4回目):  3.崩壊、または住み続ける事が出来ない家屋の対応や、家財道具の保管方法

2024年05月10日 17時15分42秒 | 社会全般
家屋が崩壊した場合や瓦礫の処理については、過去の経験を全く学習していない様である。未だに崩壊した家屋の撤去は後回しにされ、最近の事例から推測するに、半年から1年程放置される模様である。

家屋が完全崩壊していなくても、家に住み続ける事が出来なければ、家を解体して立て直す必要がある。その際、家具などの家財道具を一時的に保管する必要があるのだが、その場所の確保が個人任せになっている様である。

撤去する際の課題として、この様に家財道具を保管する場所を確保する必要があるのだが、この対策を行っている様子はない。使える家財道具を安全な場所に保管できなければ、家屋を解体出来ないし、瓦礫の撤去が進まなければ、新しい建物も立てる事は出来ない。その為、取り出せる家財道具を保管する場所の確保は仮説住宅を立てる事と同様に必要であろう。その家財道具を確保する場所として、コンテナーやプレハブ小屋(物置)などを使えば、比較的簡単に設置できる。何故今までこの様な発想は無かったのだろうか?

敷地に余裕が有る家庭では、敷地の隅にでもプレハブ小屋または物置を立てて、そこに移動する事で、防犯にもなる。値段は20~200万円程度のモノを、国家または地方自治体が提供すべきであろう。

崩壊した家屋の処理の順序は多分、次の様にする必要があるだろう。必要とする時間は災害の規模にもよるが、今回の能登での地震の場合を前提として想定したい。
①コンテナーなどの家財道具を保管する場所場所(または施設)の設置:災害発生後、1週間以内に設置開始し、1ヵ月以内にほぼ完了
②ボランティアの支援による、家財道具の移動と、廃棄処理活動:3か月以内に完了
③瓦礫の撤去:専門の業者、またはボランティアによる撤去作業で、費用は全面的に国家が負担

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