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エジプト旅行記 - 仕方噺 4日目 アビドス その4

2008年11月8日 アビドス(Abydos)観光 その3

セティ1世葬祭殿の内部は、入り口を入ると第1列柱室、続いて第2列柱室があり何本もの太い柱が天井を支えている。そして、向かって右からホルス神、イシス神、オシリス神、アメン・ラー神、ラー・ホルアクティ神、プタハ神、そして神格化されたセティ1世の7つの至聖所が並んでいる。
エジプトではひとりの神を祀っている神殿が多いので、セティ1世葬祭殿はめずらしい構成をしている。
オシリスの礼拝堂の奥にはオシリスの間があり、右側には、イシスの礼拝堂、オシリスの礼拝堂、ホルスの礼拝堂が並んでいる。中でも、真ん中のオシリスの礼拝堂は、エジプト屈指のスピリチュアルパワーを得られるところとして、その目的で訪れる人が多いという。
第2列柱室から左には、王名表のある通路があり、そのまま神殿後ろのオシレイオンに続いている。
「転生」の見取り図を参考にさせていただきました
圧巻の柱
何処を向いてもレリーフが
中にはこういった遺跡もある
第2列柱室に入る一筋の光
スケッチしているおじいさん
アビドスは、オシリス信仰の聖地として古代エジプト人にとっての巡礼地、例えるとイスラム教で言うところメッカ(マッカ)に当たる最大の聖地である。一生に一度、アビドスに巡礼する事はオシリス神を信仰する人の願いであり、巡礼した人は、今でも自分の家の壁にその様子をペイントしている。
至聖所へ近づくに従い、レリーフの色が鮮やかに残っている。全体的に象牙のような質感と言ったらいいのだろうか、陶磁器や鍾乳石のような乳白色がとても美しい。
色の無いレリーフも美しい
各至聖所入口の間の壁には、全て四角いくぼみが掘ってあり、がん(龕:仏像などを安置する場所)みたいな感じだ。その中は、側面や天井まで、ちゃんとレリーフが描かれている。
次は至聖所に入る。
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