幸せについての考察 【桐棺三寸】

桐鳳柳雨が贈る、幸せについての考察。
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ゴッドファーザー

2005-04-01 | 価値観の基(もと)
ゴッドファーザー

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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映画を観劇し終わった後の感想には、いろいろなものがあるかと思います。
面白かった、つまらなかった、楽しかった、興奮した、悲しかった、感激した、怖かった、きれいだった、カッコよかった、等々…。

この映画の場合、それらのどれにもあてはまらない、一種の「衝撃」がありました。
何だか「善悪」について、深く考えさせられるような…。

例えば、一般的に考えて明らかに「悪」であると思われる「殺人」についてさえ、その全てが果たして「純粋・完全な悪」と言えるのか…。
(もちろん、私は「殺人」を肯定する気は全くありませんが)
本当に全くの「悪」とは、「善」とは、この世にいったい如何ほどあるというのだろうか…。

この世に潜在する全ての「悪」を、白日の下に晒(さら)し撲滅することが、本当に「善」といえるのだろうか?
全てが「善」のみに満たされさえすれば、この宇宙は「完全」なものとなるのだろうか?

と、いう以前に、天地開闢(てんちかいびゃく)から終末に到るまでの間、完全な「善」のみに支配される瞬間などあり得るのだろうか。
で、あるならば、「善悪」即ち「表裏一体」、「悪」の在るも是れ必定?

…大袈裟ですが、そんなことにまで想いを巡らせてしまうような感覚でした。

以下、余談ですが、私は体型が小柄なほうです。
特に、小・中学生時分は殊更(ことさら)背が低く、そのため「背が低いから女の子にはモテない」という思い込みがずっとありました。

ところがこの映画で、マイケル・コルレオーネを演じるアル・パチーノを見てから、その意識がガラっと変化しました。
髪型まで早速「オールバック」にしたほど影響を受けまして…。

その他にも、外人にしては小柄なほうだと思われる、ハンフリー・ボガートや、ポール・ニューマン、更には、マイケル・J・フォックスなど…。

背の低いことがいいことだとは言いませんが、充分に「対処可能な懸案」だとの認識に至ることができるキッカケになった映画とも言えると思います。


 (←いま何位?)

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最後までお目通しいただき、ありがとうございます。
あなたに、良いことがいっぱいありますよう…
明日もまた、お会いできたら嬉しく思います。

コメント (2)
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