幸せについての考察 【桐棺三寸】

桐鳳柳雨が贈る、幸せについての考察。
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JR西の事故から2年

2007-04-30 | 日記 Ⅰ
全く同じ経路、同じ料金のA社、B社2つの電車があったとします。
そして毎朝、通勤・通学のため、そのどちらかを利用する必要があるとします。

A社は、安全第一。慎重にも慎重を重ね、絶対にミスは起こさないという厳しい姿勢で運営されています。
しかしそのためか、B社より目的地までの所要時間が多くかかり、本数も少ない。
一方のB社は、もちろん安全には配慮しているが、A社ほどではない。
ちょうど、事故を起こした当時のJR西くらいと考えて下さい。
そのかわり、A社よりも目的地に早く到着し、本数も多い。

この、A・B両社の選択、それぞれどのくらいの割合になるのでしょうか。

私の場合、本来は「A」と模範的な回答をすべきでしょうが、B社の電車を利用すると答えるでしょう。
事故といっても毎日起こるわけではないし、遭う確率も極めて少ない。だったら、利便性を重視するかと思います。

しかしその僅かな確率でも、万一事故が発生してしまった時には大惨事となってしまうわけです。
たくさんの人たちが不幸になってしまうことになります。

JR西の事故から2年とのことで、「安全を最優先する企業風土の構築」ということが言われているようです。
しかし、それを言うならむしろ、「社会全体」が安全を最優先する風土となる必要があるのではないでしょうか。
つまり、私のような人間の考え方や価値観を変える必要があるということです。

社会全体が、「より便利に・よりラクに・より利益を」ということを追い求め過ぎているように感じます。


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銃を入手したいという方へ

2007-04-18 | 日記 Ⅰ
奇しくも日本とアメリカそれぞれで、銃による悲劇が起こってしまいました。

犯罪以外の目的で、人はなぜ銃を手にしたいと思うのでしょう。
「護身」か「趣味」のどちらかと答える人が大半を占めるのではないでしょうか。

もしもアメリカのように一般人が銃を入手できるような環境にあるとしたならば、確かにそうした願望を持つ人の要求は満たされることでしょう。
しかし、それはすなわち、他の誰もが手にできるということにもなるかと思います。

皆が皆、護身や趣味で手にするのならまだよいでしょうが、犯罪目的の人や暴力で自分の意見を通したいと思っている人、或いは精神的に危険な状態にある人などまでもが、銃を入手できてしまうことになるかもしれません。

また、今現在は護身・趣味目的の人でも、いつどのように心情が変化するかわかりません。

銃を手にするという権利を主張するのであるならば、それによって撃たれるかもしれないというリスクも背負うことになります。

一般人が銃を購入する際には、身分証明他、様々な手続き等があるのだと想像します。
ついでに、「私は、銃により被害を受けることになっても構いません」という意味の誓約書でも書かせたらよいのではなどと思ったりもしてしまいます。


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